いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで ~宮沢賢治の世界を読み返す
数日前にBOOKOFFへいったら、こんな本が置いてあった。「宮沢賢治の真実修羅を生きた詩人」今野勉(新潮文庫)なるほど、そうでしたか、知らなかったけど、文庫になったのが令和2年。中古好きのわたしが知らなくてあたりまえだなあ(笑)。どちらかといえば、童話より詩の方が好きである。大学時代に「夜行列車」という詩の同人誌をやっていたころ、友人たちはほとんど全員宮沢賢治を、緻密によく読んでいた。萩原朔太郎のファンは、わたしだけだった・・・と思う。宮沢賢治は10年ほどのサイクルのあいだに、2回か3回、読みたいという波がやってくる。つまり約3年のサイクルがある。彼は“あの世”があることを、強く願っていたし、またほとんど信じていた。それが気になって、ときおり取り出しては読み返す。数週間まえから、また“読みたい波”がやって...いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで~宮沢賢治の世界を読み返す
2024/03/31 14:22