40代半ばにして再婚 妊活のおかげでベビーを授かりました。 ベビー誕生まで・日常・野球・読書など
40代半ばにして再婚 妊活のおかげでベビーを授かりました。 ベビー誕生まで・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。
(内容)重い腎臓病を抱え、命懸けで将棋を指す弟子のために、師匠は彼のパンツをも洗った。弟子の名前は村山聖。享年29。将棋界の最高峰A級に在籍したままの逝去だった。名人への夢半ばで倒れた“怪童”の一生を、師弟愛、家族愛、ライバルたちとの友情を通して描く感動ノンフィクション。第13回新潮学芸賞受賞作。たまたまだけどノンフィクションものが2作続いた。こちらは将棋界で名を残した村山聖の話。将棋のことは詳しくはないが、昨今の将棋プームによって色んな情報を知り得ることが出来るようになった。学年は私の2歳下なので時代的には同世代になる。病を抱えながら戦う姿は読んでいるだけで壮絶さを感じることが出来る。限られた命の中で真面目に一生懸命に将棋に取り組む純粋さを感じ取ることが出来る。死とは何か?生きるということは何か?を考えさせら...聖の青春
(内容)「甲子園なんてこなければよかった」-。球史に刻まれた一戦、1992年夏、星稜vs明徳義塾。松井との勝負を避けた明徳は非難を受け、試合をきっかけに両校ナインには大きな葛藤が生まれた。あれから15年、自らの人生を歩みだした監督・元球児たちが語る、封印された記憶。高校野球の聖地で、彼らは何を思い、何が行われたのか。球児たちの軌跡を丹念に追ったノンフィクション。今日の甲子園行きのお供に昨夜ブックオフで購入したセール品。今や語り尽くされた感もある松井の5打席連続敬遠。1992年のことやったんやーとまずは懐かしむ。松井のスケールの大きさは既に話題になってたし、甲子園で何本ホームランを打つのかを楽しみにしていた。当時の明徳義塾はまだそれほど有名ではなかったが、この敬遠以降ヒール校としてかなり苦労したと思う。オールドフ...甲子園が割れた日
(内容)なんてことのない夏の一日。でもこの日、人生の意味が、確かに変わる。教室の片隅で、密かに小説を書き続けているクラスメイト。事故で失明した妹と、彼女を気遣う姉。音大入試に失敗して目的を見失い、実家の喫茶店を手伝う姉と、彼女との会話を拒む妹。年上の彼女。暴力の気配をまとい、執拗に何者かを追う男。繋がるはずのない縁が繋がったとき、最悪の事態は避けられないところまで来ていたー。「姫川シリーズ」や「武士道シリーズ」のシリーズものを結構読んでる誉田哲也作品。単独ものはまだ少なめでこれから読んで行こうと思っている。3つの別々のストーリーが少しずつ絡み合って最後に一つになるという内容。なんとなく伊坂幸太郎の作品を思い起こさせられた。暗い作品かと思いきやそれほどでもなく、若い女性たちが活躍するわりと明るめの作品。途中までは...ボーダーレス
(内容)大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展していくー。知念実希人の作品はこれが4作目。追いかけてる作家という訳ではないが、本屋大賞にノミネートされたので読んでみた。大学病院で心臓外科医として働く一人の男の物語。研修医の担当を任されたりや怪文書騒動の調査をさせられたり。便利屋として使われるが、実直で真面目な姿に周囲が見方を変えるという流れ。ありがちな設定やけどなかなか面白くて...ひとつむぎの手
(内容)この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。――府中三億円事件を計画、実行したのは私です。今なお語り継がれる未解決事件、完全犯罪として成立している事件の全貌を、みなさんにお話しいたします。1968年12月10日に東京都府中市で起きた『三億円事件』。「その犯人は、私です。」今年8月、突如インターネットサイトに投稿された小説によって、日本中が話題騒然となった。あの日、何があったのか――。昭和を代表する迷宮入り事件。奇しくもちょうど50年目を迎える節目の今年、「小説家になろう」に投稿され、ネット騒然!ランキング1位!800万PV突破の話題作、緊急発売!!私が生まれた年に起こった三億円事件。今までいくつもの小説やドラマでも再現されてるからかなり内容については理解している。その事件の犯人が筆者として告白して...府中三億円事件を計画・実行したのは私です。
(内容)高さ10メートルから時速60キロで飛び込み、技の正確さと美しさを競うダイビング。赤字経営のクラブ存続の条件はなんとオリンピック出場だった。少年たちの長く熱い夏が始まる。小学館児童出版文化賞受賞作運命のオリンピック選考会を前に少年たちに襲いかかるプレッシャーや故障。自分の内定が大人達の都合だと知った要一は、辞退して実力で枠を勝ち取ると言いだしたのだが…。感動のラストへ向けて、勢いは止まらない!上下巻からなる飛び込みを題材にした青春スポーツ小説。色んなスポーツ小説を読んで来たが、球技やリレー、駅伝などの団体競技が多い中、個人競技は珍しい。知季、要一、飛沫のいいライバル関係、コーチたちの温かさと厳しさ、見守る家族たちの優しさ、色んなものがてんこ盛りに盛り込まれていて、読んでいてとても清々しくてめちゃくちゃ楽し...DIVE!!
(内容)死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いを寄せる、売れない作家道尾。三人のもとに、傷ついた心を持った人たちが訪れる。友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。自分のせいで孫を亡くした老人…。彼らには誰にも打ち明けられない秘密があったー。人生の光と影を集めた、心騒ぐ五篇。ブックオフのセール品。真備霊現象探求所シリーズもこれで完読となる。そのシリーズ初の短編集。「背の眼」や「骸の爪」の長編にあったホラー感が全くなく軽く感じられる。やはりこのシリーズは長編で読みたい。真備の鋭い洞察力や道尾秀介ののほほんとした感じは相変わらずだが、凛があんまり表に出て来てなくて残念。短編の中では表題作が一番好きかな?道尾秀介作品もこれで19作品目。これからももっと読んでいきたいと思う。★...花と流れ星
(内容)骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。しかし、それは記事の発掘場所とは明らかに異なっていた。同時に、ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱いた豊は、今は都内で広告代理店に勤務する哲平に会いに行く。最初は訝しがっていた哲平も、ふと、記憶の底に淀んでいたあることを口にする。リーダー的存在だった骨格標本埋葬の発案者・真実子の消息はわからないまま、謎は思いも寄らぬ方向に傾斜していく。初読みの作家。なかなか面白かった。タイトルからホラーかグロ系かと思い込んでいたが、全然違っていた。仲間が大人になって辛い現状を過ごしている部分は暗くて切ない。しかし、その仲間の告白が少しずつ点から線とな...骨を弔う
(内容)中学受験失敗から不登校になってしまった光司は、ライターの田村章に連れられ、被災地を回る旅に出た。宮古、陸前高田、釜石、大船渡、仙台、石巻、気仙沼、南三陸、いわき、南相馬、飯舘…。破壊された風景を目にし、絶望せずに前を向く人と出会った光司の心に徐徐に変化が起こるー。被災地への徹底取材により紡がれた渾身のドキュメントノベル。今日で東日本大震災から8年になる。妻が仙台出身ということもあり、身近に感じる出来事である。ライターと不登校の中学生が一緒に被災地各所を訪れて少しずつ心の変化を感じるという内容。個人的にはなぜあえてフィクションにしたのか?という疑問が残る。取材した内容そのままをノンフィクションとして刊行した方が密度も濃く、いい内容のものが作れたのではないかと思う。取材の内容もページ数にしても大したことがな...希望の地図
(内容)「野村ノート」の原点がここにある。結果を出す人の「気づき」を「実行」に昇華させる技術。知将・野村克也が、すべての人に贈る人生の指南書。野球本というよりはかなりビジネス書に近い。メモの重要性を野球に例えて色々な観点から書かれている。さすがにサラリーマン歴約30年になる私にとってはだいたい思った通りのことだったし、新たな発見はなかった。ノムさんがここまで考えて野球に取り組んでいたことには正直驚かされる。阪神タイガースの矢野新監督にはかなり期待しているみたい。阪神ファンとしては長い目で矢野阪神を応援したいと思う。新庄剛志は本当の宇宙人やったんだなと納得させられた。一時期体調を壊して心配していたが元気になった様子のノムさん。本当に元気になってよかった。★★★☆☆野村メモ
(内容)助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。最後まで読んだらもう一度読み返したくなる傑作心理サスペンス!芦沢央作品は本屋大賞にノミネートされた「火のないところに煙は」に次いで2作品目となる。「火のないところに…」がホラー小説だったのに対し、本作はイヤミスである。描写や設定がなんとなく湊かなえを思い起こさせられる。インタピユー調で進む形式になっている。こういうパターンもあんまり好きではない。終盤にどんでん返し的展開が...悪いものが、来ませんように
(内容)医師の父、美しい母、高貴なまでの美貌を振りまく双子・梨花と結花。非の打ち所のない雨宮家で家政婦として働く幸子は、彼らを取り巻く人間に降りかかる呪われた運命に疑念を抱く。そして、ある「真相」にたどり着いた幸子は、留守番電話に悲痛なメッセージを残すが……。最恐のストーカー・リカ誕生までの、血塗られたグロテスクな物語。リカシリーズの第3弾。前作でリカは死んだ筈なのに続編?と思って読み始めたら、殺人鬼リカ誕生の物語だった。雨宮家で家政婦として働く幸子が神父に宛てた手紙がずっと好き続く。この作品のように手紙だけで物語が続く小説をたまに読むことがあるが、なんとなく単調で疲れるのであんまり好きではない。殺人鬼リカの生い立ちのことがジワリジワリとわかる感じは不気味で気持ち悪いし、やっぱり怖い。でも、最初に読んだ「リカ」...リバース
(内容)あれから六年、大学を卒業した早苗は結婚。就職が決まらぬ香織は、道場での指導の日々を送っていたが、玄明先生が倒れ、道場に後継者問題が…。香織と早苗それぞれの方法で道場を守ろうと奮闘する姿を描く「武士道」サーガ第四弾。はたして、この勝負、如何にー。番外編の「美酒道コンペティション」と書店員座談会も特別収録。昨年の夏から読み始めた「武士道」シリーズもラスト。少し時間が掛かってしまったのは読みたい本が多過ぎるせいである。早苗と香織のその後が描かれている。早苗は冒頭で結婚してしまい二人のライバル関係には終止符が打たれてしまう。その後道場の後継者問題やアメリカからの訪問者など色々あるが、なんとなく予想通りに展開が進むのは少し残念かな?それと、早苗とジェフがお互いの歴史観を語る辺りは本当に必要なのか?と思ってしまった...武士道ジェネレーション
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