授業をシンプルに楽しく。教育をシンプルに楽しく。 「課題ボード」は学力向上のための板書ツールです。
3年間で校内の平均点を7点上げた校内研修の中心になったのが「課題ボード」です。学力向上に効果的なこの板書ツールは授業をシンプルにし、自由度が高く楽しく力のつく実践へと導いてくれます。授業だけでなく、教育の仕事、教師の仕事もシンプルに捉えることで無駄をなくし、要所を押さえて、楽に進めることができます。Simple is BESTで教育を楽しくしたいサイトです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー きゅうすは、だれからだれに投げられたのだろう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 子供たちがグループで話し合った意見はおおむね きゅうすは聴衆から警察官に投げられた。 弁士が言いたいことは、国会を開いて、憲法を定めろということ。 警察官は、弁士の言論を押さえつけようとしている。 というものだった。 今日の課題に対する一応の答えは出た。 さて、この「理解」をより確かなものにするために、私はどうしたか。 『課題ボーダー』である私は、授業の目的を達成するためには手段は選ばない。 NHK『歴史にドキリ!』を見せた。 板垣退助・大隈重信〜明治…
拙著学習課題の見える化で学力アップ! 驚異の板書ツール「課題ボード」入門 では、学習課題の一つの分類として、「知識・理解型」「思考・判断型」「表現型」「技能型」を挙げ、それぞれに典型となる表現を例示した。 知理「〜を知ろう。」 思判「〜について考えよう。」 表現「〜にまとめよう。」 技能「〜ができるようになろう。」 などである。 これらの学習課題は教師が分かりやすくゴールを示し、教師と子供たちが目標を共有するものだが、これらとは別に子供たちにはゴールを見せない「発問型」がある。 例えば自由民権運動のこの絵を提示して、どのような学習課題を設定するか。 今回、この授業を実践する機会があったので拙著…
「やまなし」の「本の紹介カード」を書く時間が全く取れていなかったので、不本意ではあるが1時間追加してカードを書いた。 今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「やまなし」の本の紹介カードを書こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書く内容はすでにノートに書いてあるので、基本的に写すだけなのであるが、文書が多い場合は削らなければならない。 それから「作者の紹介」などは、できるだけ今の自分の考えで書くように言った。 1時間追加してよかったことがある。 それは机間指導で、一人一人、全員をほめることができたことである。 実際、子供たちはよくこの短時間で「やまなし」の主題や表現のすば…
この時間は、研究授業である。 「やまなし」5時間目。最後の授業となる。その後は3時間で宮沢賢治の他の童話の「紹介カード」を書く学習に移る。 残念ながらここまでで0.5時間×2の延長があり、全8時間で「やまなし」「イーハトーヴの夢」を教え切るという目標は達成できなかった。 今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分にとっての「最も魅力的な場面」を決めて、引用文と解説をカードに書こう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〈解説〉に書く内容が難しいと思われたので説明した。 ・どんな様子が表されているか。 ・ど…
4時間目の最後に子供たちがノートに書いた「十二月」を通して賢治が伝えたかったこと。 「生き物や食べ物、どんなものにも命のつながりがあり、続いていることを伝えたかったのだと思う。」 「賢治は命のつながりを伝えたかった。」 「やまなしは自分から食べられようとする。自分だけで命のつながりをして、自分のために命のつながりをしている。」 「やまなしは食べられてもまた新しい命が生まれて、また食べられて命が生まれるのくりかえしだ。」 「生き物は、他の生き物の命を殺さないと生きていけないけど、命をうばうことでまたつながりがあるということ。」 「かにの親子のあたたかさから生まれる愛情や、勇気。いつも三人なかよく…
今日の課題 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「十二月」の場面を通して、賢治が伝えたかったことを考えよう。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「十二月」を一読後 前時の振り返りをする。 『「五月」の学習では「かわせみ」を通して、命、死、弱肉強食、つながりなどが表現されていることに気づきました。表面的な物語の流れとは別の裏側の意味があることが分かったと思います。』 『それでは、今日は「十二月」の中で表現されていることを考えてください。』 「いきなり!?」 『はい。ノーヒントでどうぞ。』 5分経過し3人がノートに書いた。 指名し発表してもらう…
「五月」が45分で終わらなかったので、延長を20分認めていただきたい。 まず前の時間に子どもたちがグループで書いたかにの子供たちがこわがっている理由を掲示した。 「かわせみのスピードに驚いた」 「こわいところに自分も連れて行かれると思った」 「食べられた魚のように自分も食べられると思った」 「弱肉強食の弱い方に自分もいると分かった」 どれもすばらしい回答である。 実は私の目論見としては「死ぬことに対する恐怖」という言葉が出てきて、「かわせみ=死」と強引にまとめたかったのであるが、子供たちの回答には「死」はなかった。 『「かわせみ」というのは、弱肉強食の世界の中で、食べられたら「こわいところ」と…
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