罰を与えない罰則
「きまりと罰」7月24日『ノーマスクノー注意』という見出しの記事が掲載されました。『オリンピックの開会式で、一部の国の選手団が入場行進時に規則に従わずマスクを着用しなかったことについて、大会組織委員会は個別に注意しないことを明らかにした』ことを報じる記事です。とても考えさせられる記事です。この内容には、指導監督的な立場にある者が、心掛けなければならない、きまりと罰についての教訓が詰まっていると思われるからです。私は教員になりたての頃、子供をきまりや約束事とそれを破ったときの罰によって管理しようと考える未熟な教員でした。そうした発想そのものが教員として望ましいものではないのは当然ですが、それだけではなく、きまりと罰の難しさをよく理解していなかったことが未熟だったと言いたいのです。きまりと罰を定めた以上、それはきち...罰を与えない罰則
2021/07/31 08:38