連載小説「幸福の木」 435話 透明の回廊?
はいはいはいはーい、おまたせ、飛騨の小路小湧水でーす、いよいよさくらが満開でーす、とたんに花冷えで長持ちしそー、ウチの先生も畑へ行って懸命に種芋を植えてます、丸い新種みたいです。はい、原稿が届きましたので小説に参ります、はい、開幕開幕ー!435透明の回廊?木花咲姫のハナ達への話が終わった。早速、長老が言い出した。「ああ、全くその通りじゃ、いちいち納得じゃ、確かに、種から育てれば草や花の心もまちがいなく分かるじゃろう。失敗すれば、それも学びになる。そうなんじゃ、要は実際にする事が大切なんじゃ」長老は、姫様の話にわが意を得たりといちいちうなづきながら感動していて、ハナ達に聞かれもしないのに解説した。すると修験者も、つられたように言い出した。「そうじゃ、わしも若い頃は、失敗ばかりして学んじゃもんじゃ、昔、わし一...連載小説「幸福の木」435話透明の回廊?
2025/03/30 15:52