ニュージーランドでは、昨年の6月8日に「新型コロナ一掃」宣言が出された。「102日連続ゼロ」が続いたので、首相が決断したのだが、その後、オークランドで、4人の「経路不明者」が出たら、即刻、ロックダウンを断行した。この徹底的な対策が功を奏し、2020年10月22日にすべての規制が解除された。感染者数累計は、2021年4月25日現在で、2,601人に過ぎない。オーストラリアでも、ニュージーランドには及ばないが、平常の社会・経済活動に戻っている。【新型コロナ感染者数の日豪比較】2020年3月2020年4月2021年4月日本約1,400人約12,400人約570,000人豪州約4,000人約6,300人約30,000人わすか1カ月の間で、感染者数が逆転した原因は明白で、日本政府は、私権侵害の亡霊と決別すべきだ。★日豪の感染者数比較
NZLとAUS間のトラベルバブルが始まった翌日の4月20日、オークランド国際空港で働く清掃員が、新型コロナウイルスに感染したが、アーダーン首相は、「トラベルバブル」には影響しないと明言した。清掃員が感染リスクの高い「レッドゾーン」の国々から到着する飛行機の担当だったからで、想定内のケースとして、トラベルバブルを中止せずに対処可能だと説明した。ニュージーランドでは、感染者が1人でも、濃厚接触者や感染経路を徹底的に調査し、拡大リスクがあれば、即刻、ロックダウンを断行する。しかし、感染を封じ込める可能性があれば、冷静に対処するシステムが定着している。目標と手段が明確なので、国民も全幅の信頼を寄せる。私には、日本政府が、どうしてメリハリの利いた対策が実行出来ないのかが解せない。★トラベルバブル(番外編)
「トラベルバブル」とは、ニュージーランドのアーダーン首相がロックダウンに踏み切った際、国民に対して、”Stayinyourbubble”と説明したことに由来しているようだ。東京都知事が使う”Stayhome”は、同じ意味でも孤独感があるが、バブルだと「ふわふわした泡の中で家族一緒に過ごす」ぬくもりを感じ、安心できる。その発展形が「トラベルバブル」で、ニュージーランドとオーストラリアが、同じ泡の中で、共同体として進むことを表現しており、日本の「gotoトラベル」とは、全く異質だ。忘れてならないのは、トラベルバブルが実現した背景には、両国政府の徹底的なコロナ対策がある。日本のような対策を続ける限り、普通に海外旅行が出来るようになる日は、程遠い。"(-""-)"★トラベルバブル(後編)
4月22日、パースに住む娘から届いたメールによると、4月19日からオーストラリアとニュージーランド間の旅行が、隔離なしの相互一般渡航を認める「トラベルバブル」が実現した。ニュージーランド政府が、オーストラリア国内の新規感染状況をみて、「一時停止」や「中止」の措置をとるとの条件付きだが、娘は、夫君の実家ダニーデンへの旅行が可能になったと喜んでいた。メールが届いた3日後、インド発の変異株に対する措置で、「トラベルバブル」が一時中止になりそうなので、旅行をとりやめたと電話をかけてきた。日本政府の新型コロナ対策が、批判される原因の一つに、あいまいさとスピード不足が挙げられるが、日豪の違いを再認識させられる。新型コロナの緊急事態宣言の都度、問題になる「私権の制限」問題について、政府も国民も真剣に議論すべき時期に来ていると...★トラベルバブル(前編)
「都会を出て暮らそうよ」や「ポツンと一軒家」等々、田舎暮らしの良さを取り上げたTV番組が高視聴率を上げているそうだが、背景に、新型コロナからの逃避行が垣間見え、侘しい。若い世代に人気のグランピングやベランピングは、手軽にアウトドア気分を満喫する点が売りだが、最近、リモートワークやワーケーションの発展形として、ニッチなビジネスが誕生している。スキームは、運営会社が、全国各地の空き家や別荘を所有者から借り上げ、リフォームして提供するもので、別荘やホテルをシェアする会員制のリゾートクラブよりも安価な点が魅力となっている。自然環境に恵まれた施設で過ごせるので、注目を浴びているようだが、キャンプ場や野営地でのごみや騒音問題などと同様で、利用者の良識を求めたい。★流浪ビジネス
今日から5月11日まで、4都府県に3度目の緊急事態宣言が発令された。「仏の顔も三度」と言うが、巷間では、「もういい加減にせぃ!」とのぼやき・嘆き節が蔓延している。ここへきて、東京オリ・パラ大会の雲行きが怪しくなってきたが、1年前にも同じ議論があった。当時の安倍総理は、1年or2年延期を決定するにあたって、「大丈夫、ワクチンはできます。日本の技術力は落ちていない」と言って、1年延期を選択した。しかし、ワクチンの内製化どころか、輸入調達すら滞っている。菅総理が、先般の訪米の際、ファイザー社のトップと電話会談して、9月末までに接種対象者の全員分を確保できるめどがついたありさまだ。安倍元総理が、何を根拠に発言したかを知りたいが、政権を放り出した。少なくとも、現在のコロナ対策に、「私なら、こうする」と、批判めいた意見を言...★仏の顔も三度まで
流行歌や演歌の表現がしっくりくる私には、J-POPのリズムやメロディーが騒音に聞こえるが、若者にとっては、演歌がお経に聞こえるに違いない。「歌は世につれ世は歌につれ」と言われるのは、その時代の世相を反映する歌とともに喜びがあり、涙があるからだろう。新型コロナ一色の閉そく感に覆われていると、昭和の演歌を懐かしく思い出す。私が好きな俳優の一人天地茂の「昭和ブルース」(1973年のヒット曲)を知る人は、かなりの少数派だと思う。旗本水野十郎左衛門の子孫で、芸名は、ドラゴンズの監督天地俊一と名投手杉下茂が示すように、根っからの名古屋人。ニヒルで個性的な役が似合ったが、渋い声と深みのある演技が魅力的だった。「生まれた時が悪いのかそれとも俺が悪いのか何もしないで生きてゆくならそれはたやすいことだけど」とは逆に、沢山の仕事をし...★昭和ブルース
医療従事者向けのワクチン接種が始まった2月17日から2カ月たっても、まだ全体の25%も終わらないのに、高齢者を対象とした接種が始まった。石川県内でも、珠洲市や加賀市、川北町などで高齢者のワクチン接種が始まった。高齢者を優先する理由は、重症化率が高いからだが、なぜ、感染者ゼロの珠洲市を最初にしたのだろうか?まさか、今までに感染者を出していない市民へのご褒美でもあるまい。さて、接種の順位付けは、難しい問題があるにせよ、全世代を通じて、高齢者は、外出をコントロールしやすく、感染リスクをある程度、抑制出来る。ワクチンの数量に限りがある以上、コロナと真っ向から向き合う宿命にある医療従事者を最優先することに異論がないはず。邪魔者扱いされていると、すぐひがむ高齢者を忘れていませんよと、時間稼ぎするようなやり方は、不公平感を助...★ワクチン接種順位
金沢市から届いた高齢者を対象としたワクチン接種のお知らせが、混乱を招き、市長が謝罪会見を開くお粗末な出来事になった。原因は、接種予約開始日の記載が無く、コールセンターや保健所の窓口に約1,300件の問い合わせが殺到したもの。私も一読したが、行政文書らしい冗長で紛らわしい表現が多く、誤解を与えかねないと思った。「事前の予約が無いと接種できない」と強調すれば、「予約開始日」に関心が集中しても不思議ではない。私は、市のHPで予約開始日を検索・確認したら、「準備が整い次第、お知らせする」とあった。お知らせを発出する段階での配慮を欠いた不始末で、余計な仕事を増やしてしまった。"(-""-)"★ワクチン接種騒動
兵庫県知事から、会食中に飛沫が飛ばないようにと、飲食店に32万枚のうちわを配って、「うちわ会食」を推奨する案が飛び出した。しかし、「飛沫防止効果があるのか検証が不十分だ」との指摘を受けて、中止になった。以前、高級な公用車に乗っていると批判された時、「安全性・性能の面で適切なのはセンチュリーしかない。乗ってみたら分かる」と釈明したが、快適な車内だと、アッと驚くアイディアを思いつくようだ。うちわで扇げば、もっと飛沫が拡散し、会食どころではなくなる。せめて、上品に扇子と言えばよいものを、センスの無い内輪もめで笑いものになった。センチュリーの車内で、随行者と「うちわ会食」(≠内輪怪食)効果を検証してみれば良いものを。次回は、4月22日更新の予定。★扇子≠うちわ会食
私は、29歳でゴルフを始めた当時、青木や尾崎の全盛時で、夢中になったが、「練習嫌いでコース好き」の横着ゴルファーで、一向に上達しなかった。その後、東京へ転勤した時、バッグを持って、満員電車に乗るのが苦痛で、38歳の時、ゴルフに見切りをつけた。代わりに、箱根や伊豆等へ家族で出かけたので、父親としての株が上がった。私は、自然環境豊かなコースに身を置くことで、仕事を忘れてストレスを発散出来ることを楽しいと感じたが、プレー自体ではなかった。その後、54歳でランニングを始めた時、友人は、「単調で苦しいのに」と笑った。6歳で父を失い、孤独な家庭環境に育ったため、「いつでも・どこでも・一人でできる」運動が性に合っており、今でもレース中、集団の中の孤独を楽しいと感じる。★松山の快挙が語るもの(後編)
松山のマスターズ優勝のニュースは、ゴルフ・ファンのみならず、興奮と感動を与えた。東北福祉大時の恩師は、松山がプロになるとき、「日本と米ツアーを行ったり来たりするようなプロにはなるな。行ったら最低10年は帰ってくるなよ。」と檄を飛ばしたと語った。過去、青木や尾崎、中島・倉本・丸山等々、多くのプロが挑戦し、厚い壁に跳ね返され続けて来た。勝利者インタビューで涙を見せなかった青木や中島、丸山が、感涙にむせぶ映像が印象深かった。さて、松山は愛媛県出身だが、東北福祉大在学中の2011年、東日本大震災が勃発し出場を躊躇したが、周囲の応援の声に後押しされて、史上最年少のチャレンジャーとなり、ローアマに輝いた。10年目に宿願の日本人プロ初の栄冠を獲得したが、まだ29歳なので、まだまだ記録を更新する可能性を秘めており、今後の活躍が...★松山の快挙が語るもの(前編)
日本サウナ総研の「日本のサウナ実態調査2020」によると、約2761万人に達し、サウナの第三次ブームが到来したと分析している。第一次ブームは、東京五輪が開催された1960年代、第二次ブームは、スーパー銭湯が全国各地に登場した1990年代だが、バブル崩壊とともに、一時、下火になっていた。ところが、ここへ来て終息が見えないコロナ禍で、孤独感やストレスを癒すため、サウナで過ごす人が増え、第三次ブームと招来した。以前は、フィンランド式が主流だったが、今では、スチーム、ミスト、塩、ロウリュ、遠赤外線等々、多種類にわたり、目的に合わせて楽しめる。前回の東京オリンピックが、第一次サウナブームの契機になったが、今回は、一過性ではなく、新生活様式として定着する可能性を示唆している気がする。★今なぜ?サウナ・ブーム
東京都知事が、「まん延防止等重点措置」の対象エリアを「23区と武蔵野・立川・八王子・府中・調布・町田の6市に絞ったことに驚いている。人流を抑制する目的なら、東京は地域の境界が不明なほど密集しており、ナンセンスな決定だ。報道によると、三鷹市では、JR三鷹駅には出口が二つあり、北側の武蔵野市は規制対象で、南側の三鷹市は対象外になる。南北に店を構える飲食店主は、「午後8時を境に、お客さんに北から南の店に移動してもらおうか」と、戸惑いを隠せない。"(-""-)"管轄官公署や学区等々、境界線による不便さと異なり、人の流れは、止められないことを聖火リレーでも見せつけられた。「まんぼう」がダンスの「マンボ」のように響き、リズミカルな人流を創出する気がしてならない。★「まんぼう」は人流促進策?
昨日、三重県内を繋いだ、聖火リレーは、「人間とは、自ら納得しない限り行動しない動物だ」ということをまざまざと見せつけた。事前に「密」対策をこうじても、瀬古や吉田と言った人気者が登場すると、タレントの追っかけさながらの様相を呈し、規制出来ない混雑に陥った。見に行くかどうかの問いに対する巷間の声は、「個人の選択」だとする冷めた反応が多いが、コロナ規制と同根で、決め手がない。私が事務局なら、沿道に「感染したい人は、ここで観戦して下さい」の看板やポスターを並べると、頭痛を抱えながら、悪ふざけにふけっている。★聖火リレー哀歌
体に異変があると気が滅入り、物事に対する好奇心や関心が失せがちになる。頭痛程度で大げさだが、通常の活動に支障が出て、思考回路がマイナス・スパイラルに陥るので、深刻だ。白血病を克服して、東京オリンピックの代表選手の座を獲得した衝撃的なニュースも、わが身の痛みを和らげてくれない。処方してもらった薬が切れたので、昨日、主治医の診断を仰いだら、「薬をかえてみようか?」と打診されたが、門外漢が、代替薬を指定出来る筈がない。体全体の自覚症状を詳しく説明したら、触診で「肩こりがひどい」と言われ、筋肉を柔らかくする薬を追加し、一週間様子を見る所見が下された。薬嫌いが、毎食後の痛み止めを飲むのを待ちわびる図式が滑稽で、自嘲気味になっている。"(-""-)"★病は気から(続編)
先週の土曜日に頭痛薬を飲み始めて3日目になるが、依然として完治しない状態が続いている。激痛が幾分緩和されたが、それでも動くと、ズキンと頭に響くので何もする気になれない。さて、CTスキャンを撮ってもらった病院は、くしくも私の大学時代の旧友が脳腫瘍で入院していた病院なので、否応なしに過去の記憶が蘇った。彼は、治療の甲斐なく、65歳の若さで私より先に逝った。看病していた奥さんもその1年後、彼を追うようにして亡くなった。「病は気から」と言うが、待合室でCTスキャンの結果を待っていたら、彼が”こっちへ来い”、”こっちへ来い”と手招きしている妄想に襲われた。★病は気から
先週、片頭痛が数日間続いたが、花粉症の影響だろうとたかをくくっていたら、一昨日の晩、激痛で一睡もできない状態に陥ってしまった。土曜日だったが、予約なしで「かかりつけ医」に診察をお願いしたら、「CTスキャンを撮らないと判断できない」と言って、「医療機器の共用制度」を利用して、近くの病院を紹介して頂いた。CTスキャンの結果を待って、再度、主治医の診断を受けた。12年前、MRIで腫瘍のかけらが見つかったあとが、残っているだけで、医師が心配した「脳内出血」がなく、3日分の痛み止め薬で経過を見ることになった。58歳で大病を患った時、某総合病院の担当医が、独立開業した時、「私のところに来るか」と打診されて、従って以来20年になるが、改めて「かかりつけ医」の有難みをかみしめている。★かかりつけ医の有難み
ある情報筋によると、菅総理大臣は、新型コロナの第4波で緊急事態宣言を出す事態に備えて、今までの延長線上ではなく、もっと踏み込んだ対策を検討するように指示したそうだ。新規感染者数が、再び増加傾向に転じ、ウイルスの変異種の感染力が強いことに危機感を持ったらしい。また、首都圏や関西圏における新規感染者は、20~30才代が多くを占めており、卒業旅行等で、全国へ拡散している現実も危機感を増幅した。さて、新たな対策の内容だが、菅総理は、厚労省のほかにも、飲食自粛の禁を破る事例が起きたことに腹を据えかねたらしく、「飲食店側だけでなく、利用客にもペナルティを科せないか」と言ったとか。一部の不心得者が社会全体に迷惑をかけているので、私は大賛成だが、根強い人権問題と対峙する覚悟が必要だ。総理には、「まず隗より始めよ」の譬えが、ブー...★1日遅れのエイプリルフール
今日は、4月1日。新年度がスタートし、誰もが心機一転を期す。厚労省の職員は、業務に追われ、時間外労働を強いられて大変だろうと、「功労賞」を贈りたいと思っていたら、ちゃんと息抜きの方法を心得ていた。一般人が、夜間外出を控えて、眠りにつく頃を見計らって、大勢で酒の宴を催せば、日ごろのストレスも吹っ飛ぶに違いない。かつて、一世を風靡した植木等の無責任シリーズの「ドント節」を思い出した。「公務員は気楽な稼業ときたもんだぁ二日酔いでも寝ぼけていても机に向かって動画を見てりゃどうにかカッコがつくもんだ(^^♪)チョッコラチョイとパアにはなりゃしねェアッソレドンと行こうぜドントねハドンガラッタドントドント行きましょう」(^_-)-☆アーァ"(-""-)"今日は、4月1日。★4月1日
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