一年を振り返ってみると、私は、「大過なく」過ごせたことが何よりの喜びだが、社会的には、漢字一文字の「禍」で表現したい。新型コロナ対策が、「病床使用率」や「重症化率・致死率」の次元で決められるのは、いたし方ないが、個人にとっては、些細な出来事が、大事になる。ついては、四国お遍路旅で目にする傘に書かれた「同行二人」は、弘法大師と一緒に巡礼している意味。為政者には、在野の「地の塩」の味を感じとり、一緒に歩む姿勢を求めたい。私は、それほど信心深くはないが、88番札所で新型コロナの終息を祈ってきたい。次回更新は、12月5日の予定。★行く年来る年(番外編):同行二人
2021年の干支「丑」(=牛)は、昔から、食料や農作業に欠かせず、身近で縁起の良い動物として、親しまれてきた。丑年生まれの人の性格は、誠実で、努力家・マイペース型などと評されるのも、「牛」がもつイメージに通じるからだろう。さて、初詣時には、大混雑が予想されるので、11月20日に善光寺に参拝し、新型コロナウイルス・パンデミック終息を祈った。「牛に引かれて善光寺参り」と言われるように、2021年は、きっと良い方へ導かると期待している。懸念するのは、菅総理の干支「子」。神が、十二支の動物を決める際の逸話では、ネズミは、牛を出し抜き、干支の一番に躍り出た。権力の中枢にある為政者は、政策で国民を牛耳ることが無いように、切に願っている。★行く年来る年(後編):2021年
苦しい思いをした2020年も、あと1か月もすれば終わりを告げる。新年を迎えても、今の生活環境が変わることが無いが、心の区切りをつける契機にしたい。今年は、マラソン大会が全て中止になり、生活の軸を形成する「マラソン&観光」の一方の軸を失った。旅行回数では、昨年以上になる予定だが、満足感に欠ける原因は、レースの緊張感と達成感を伴わないからだと振り返っている。とはいえ、大過なく喜寿を迎えたので、謝意を込めて、12月2日に大窪寺に参拝する。四国お遍路では、うるう年は「逆打ち年」に当たるので、昨年の霊山寺と合わせて、「中抜きお遍路旅」が完成する。来年、金婚式を迎えれば、めでたく結願するので、もう思い残すことが無くなる。★行く年来る年(前編):2020年
民主主義の基本原則は、対立する立場の意見を許容することにあり、このことは、他人の意見を傾聴する真摯さを求める。しかし、今の日本の政治を見ていると、「未成熟」としか言いようがない状況ばかりが目に付く。都知事に至っては、「短期集中」のスローガンを掲げるが、第1波・2波で学んだ教訓が全く生かされず、モグラたたきの対策としか思えない。安倍政権から、数を頼った政策で、強引な政権運用を続けた結果、「忖度」などと理不尽な行為が常態化した。現政権に移り、刷新への期待感が高支持率に現れたかと思ったのは錯覚だった。民主主義とは多数決だと妄信している限り、日本の未来は暗いと危惧する。★未成熟な民主主義
GoToキャンペーンの度重なる方針変更に「もういい加減にしてくれ!」との悲鳴が聞こえそうな事態に陥っている。大阪・札幌を対象外にすると決まったが、最も影響力が大きい東京については、中途半端のままで、先送りになった。菅総理が、官房長官時代に、「圧倒的に東京問題」と言い放って以来、深刻の度を増した犬猿の仲が、そう簡単に修復されるはずがなく、振り回される周囲が迷惑する。日本のトップ・ツーが、権力をメンツや政争の具に利用したのでは、作業環境や労働負荷に支障をきたす医療関係従事者の我慢も極限に達する。自分の意思で行動できない位、心理的ストレスが溜まることはない。私は、どちらにも属さない気楽な立場であることを、有り難く思っている。★キャンペーンまで政争の具?
GoToトラベルを利用してみて、「地域共通クーポン」の有効性を実感した。旅行期間中に使用しなければいけないので、直接、地域経済に貢献し、しかも、おつりが出ないので、プラスαの消費を喚起する。しかし、宿泊費の補助率は下げるべきで、10~20%のリターンがあれば、文句を言える筋合いではない。一方、gotoイートの場合、政府推奨の「マスク&イート・ドリンク」は、非現実的で、実践できない。また、人数制限は、キャパと環境で決めるべきで、営業時間の短縮は、逆に「密」を招きかねない。むしろ、通常営業を認め、「入店予約・在店時間制限」+「感染対策掲示」を義務付ければ、店側は、死活を賭けて感染対策を講じる。客は、公開情報を見て安全な店を選択できるので、感染は、自己責任(=マナー)の次元になる。★GoToのあり方(番外編):見直し案
キャンペーン見直しに追い込まれた政府の対応を、私は冷めた目で見ている。11月21日、上越妙高から金沢までの北陸新幹線の指定席は、満席で、その80%位を若い人が占めており、3連休初日らしい活気があった。20日、金沢から長野までの新幹線の乗車率は、20~30%で、三セクの「北しなの鉄道」や「妙高はねうまライン」にいたっては、ガラガラだったので、首都圏からの入り込み客の多さを実感した。しかし、私たちの指定座席のリクライニングとヘッドレストは、使いっぱなしのうえ、駅弁の箱が残されており、不快な思いで片付けた。通路を挟み、右側の若い男女は、マスクを外したまま、スマホゲームに熱中していたし、マスクをせずに通路を行き来する若者もいた。新型コロナの感染リスクは、gotoトラベルやイートの施策ではなく、利用する人のマナーに起因す...★GoToのあり方(3/3):元凶はマナー
GoToトラベルは、キャンペーンに登録した旅行会社主催のツアーに参加する場合を除き、旅行形態によって、損得が発生する奇妙なカラクリになっている。個人旅行の場合、交通機関を使う人もいれば、マイカーで行く人もいる。また、宿泊先をネットで予約したり、宿へ、直接、電話する人もいるし、旅行代理店に依頼する人もいる。先般、宿泊施設をネット予約した後、JTBに交通機関の手配を依頼したら、宿泊施設とセットでないとgotoトラベルの扱いが出来ないと言われ、ネット予約を取り消し、一切を任せたら、「手配手数料」まで補助の対象になり、クーポン券も想定より多かった。自分で手配する方が安いと思っていたが、利用方法の組み合わせを考えないと、損をする可能性がある制度設計になっていることに、矛盾を感じた。★GoToのあり方(2/3):制度の矛盾点
11月20~21日の日程で、善光寺参りに出かけたが、行く先々で、土産物店の前に「gotoトラベル」の文字が溢れ、クーポン券を手にした人で混んでいた。一部の都市では、「プレミアム商品券」を買い求める人で長蛇の列ができ、販売を中止したり、救急搬送される人が出たりと大混乱を招いている。また、gotoイートについては、営業時間の短縮や、4人以下に制限する動きがあるが、その効果のほどについては、客観性が無い。「アクセルとブレーキの調整が難しい」として、見直しの声が上がるなかで、政府に現方針を変える考えはなく、「オリンピックまで期間延長」との声すら上がっている。経済効果を認めたうえでも、やはり、「GoToキャンペーン」の制度設計を見直すべき時期だと思う。★GoToのあり方(1/3):現実分析を
新型コロナの感染者数が急増傾向に転じ、世論調査で「GoTo」キャンペーンの中止を求める意見が多く、政府や与党の見解と正反対になっている。これから、クリスマスや忘年会・新年会と大勢で会食する機会が増えるに従い、感染リスクが高まるのは必至の情勢だ。個人的には、「GoToイート中止、GoToトラベル一部修正」が好ましいと思っている。しかし、政府が、GoToキャンペーンの継続に執着するなら、制度設計の見直しが必要だ。政府も国民に、「3密を避けろ」と強いる一方で、「3密を密造」するジレンマを抱えているはずで、この奇々怪々な政策をとらざるを得ないところに、新型コロナのしたたかさがある★旅好きなら(完):GoTo見直しを
JR西日本のシニア対象の会員制度は、4種類あるので、旅のスタイルに合わせて、検討してみたい。大別すると、「おとなび」と「ジパング倶楽部」の2種類で、J-WESTカードを持てば、カード会員になるので、合計4種類になる。「おとなび」と「ジパング倶楽部」の大きな違いは、まず、入会の年齢条件で、「おとなび」は、男女とも50歳以上、「ジパング倶楽部」は、男性65歳以上、女性60歳以上となる。次に、「おとなび」は、会費が無料で、J-WESTネット会員に登録するだけでよい。一方、「ジパング倶楽部」は、個人の場合3,840円、夫婦の場合6,410円の年会費を収める必要がある。大きく違うのは、適用範囲で、「ジパング倶楽部」は、全国6社共通だが、「おとなび」は、西日本エリア限定になる。それぞれの旅行スタイルに応じて選択すれば、旅の...★旅好きなら⑤シニア会員制度
旅の楽しみは、出発からではなく、事前の計画段階から始まるので、運賃体系の概要を知ったうえで、「お得な切符」を探すのも楽しい時間になる。JRのホームページでは、色々な「とくとく切符」を紹介しているので必見だ。西日本の場合、「おでかけネット」だが、個社ごとにお得情報も異なる。ニュース・リリースも含め、特定期間限定の商品情報をゲットすれば、通常よりも格安になる。よく利用する対地や旅行先があるなら、お気に入りマークをしておきたい。先般、JR西日本の期間限定商品の「どこでもドア」を利用したら、GoToと併用出来たので、半額以下になり、もう一回、旅行する費用が捻出できた。次回、紹介するが、シニア向けの会員制度もあり、旅好きなら、一考の価値がある。★旅好きなら④お得な制度
JRの運賃体系は、1987年4月、国鉄の民営化で6つに分社化し、個社ごとの体系になったので、ややこしいが、基本ルールを知っておきたい。共通事項は、全社とも、キロ当りの単価(賃率)に、乗車区間の営業キロを乗じて運賃を算出する「対キロ制」で、遠距離ほど賃率が低くなっている。しかし、本州3社と他の3社とでは、距離区分や適用賃率が異なっている。JR西日本の幹線の場合、営業距離を3区分し、「1-300㎞:16.2円、301-600㎞:12.85円、601㎞以上:7.05円」だ。これが、JR四国では、1-100㎞:18.21円、101-300㎞:16.2円とし、北海道の場合、1-200㎞:19.70円、201-300㎞:16.20円といった具合だ。この「遠距離逓減制運賃」制度を知っておくと、迂回ルートの工夫次第で、旅の幅が...★旅好きなら③運賃体系
JR西日本の「早得」切符制度をご存じの方も多いと思うが、北陸新幹線で、「eチケット早得21」の設定区間に金沢・長野が追加された。期間は、2020年11月1日から2021年3月10日までで、「はくたか」限定だが、時間の調整が出来る人なら、随分、安くなる。また、ジパングは、「みどりの窓口」に行く必要があるが、「早得」なら「J-WESTネット会員(登録無料)であれば、予約しておき、出発当日、駅の端末で購入できる。ちなみに、金沢・長野間の片道料金(普通指定席)は、通常8,920円のところ、ジパングなら6,370円で、「早得1」なら8,020円、「早得14」なら6,230円、「早得21」なら4,450円になる。10月から予約可能の情報を得たのが遅く、二人で5,000円近以上の無駄をしてしまった。"(-""-)"★旅好きなら②:恥の上塗り
週末に、善光寺に参拝した帰路、妙高高原に移動し、関温泉で一泊して金沢へ戻る旅程で、JRの「みどりの窓口」で切符を買おうとして、不勉強を露呈してしまった。ジパング倶楽部の会員手帳を差し出すと、「上越妙高から金沢までは、距離不足なので、割引対象にならない」と、指摘された。金沢・上越妙高間の営業距離は、168.6㎞。割引条件は、「片道の場合、201㎞以上」で、「往復であれば、片道が100.1㎞以上」となっている。駅員から、「金沢から遠くなるが、粟津駅までの乗車券にすれば、201㎞以上になる」と教えられた。何度も金沢・上越妙高間を往復している「慣れ」で、緊張感を欠き、制約条件を失念していたのを反省し、運賃体系を勉強し直すことにした。★旅好きなら①恥の実例
11月8日、新大阪から金沢へ戻る「サンダーバード」の車中で、4人の学生風の若者が、「サイコー!gotoが無ければ、グリーンもカニもなかったなぁ」と、声高にはしゃぐ声が聞こえて来た。私たちは、長時間移動による疲労軽減と新型コロナ対策(密回避)のために、グリーン車を利用しているので、「今どきの若者は、豊かなのか、贅沢になったのか」と、自問自答した。耳障りだったが、芦原温泉駅で降りたので、静かになった。ところが、空き缶やごみを片付けず、座席のシートも倒したままで、車掌さんが後片付けしているのを見て、愕然とした。グリーン車がステータスだった頃は、マナーが伴っていたように思うが、時代が変わったのか?それとも、GoToの功罪か?「今どきの若いもんは、、」と、ため息が出た。★GoToの功罪?
備中松山城見物を終えて、ふいご峠から迎えのタクシーで高梁駅に着いた時、再び雨が降り始めた。高梁14:03発の特急「やくも」で、岡山に14:23に着き、駅から徒歩1分のホテルにチェックインし、大浴場で冷えた体を温め、ベッドで仮眠をとった。夕方には、雨が上がっていたが、湯冷めしないようにと思い、フロントで、ホテルに近くて、境港直送の鮮魚を提供する居酒屋を教えて貰った。「マスク・検温・消毒」+「個室制」で、注文もポータブル端末でする店だったので、感染の不安を感じなかった。また、看板に偽り無しで、新鮮な魚介類と大山地鶏などの地元食材を使った料理は、どれも美味しく、地酒がいっそう味を引き立てた。使い方に悩んでいた13,000円分の地域振興券は、一晩で使い切った。GoToトラベルの地域振興の魔力を思い知るとともに、楽しい旅...★旅の〆は岡山グルメ
備中松山城は、岐阜の岩村城、奈良の高取城と共に日本三大山城で、国指定の重要文化財になっている。天守は、標高430mの臥牛山小松山にあり、江戸時代以前から現存する12天守の中で、“唯一の山城”だ。さて、備中松山城の始まりは、承久の乱(1240年)後だが、現在の天守は、1683年に大改修されたもので、300年以上、厳しい風雨に耐えた風格を感じる。また、大手門跡に残る石垣群を見上げると、天然の岩盤の上に石垣を築いて土塀を建てており、堅牢な山城の風情が漂う。NHKの大河ドラマ「真田丸」のロケに使われたのも頷ける。なお、歴代城主は、16家にのぼるが、1642年から城主だった「水谷家」が、1693年に無嗣断絶となり、播州赤穂の浅野内匠頭が摂取し、大石内蔵助が、1年間、城代を勤めた意外な史実に触れた。3年前、忠臣蔵の原点を見...★備中松山城②山城の天守
11月7日朝、ホテルの部屋の窓を打つ雨音で目を覚ました。朝食時に、妻と備中松山城見物を中止するかどうかを話し合ったが、結論が出ず、備中高梁駅まで行って判断することにした。雨を気にしつつ、米子駅9:22発の特急「やくも10号」に乗ったが、中国山脈の分水嶺(鳥取県と岡山県の県境トンネル)を過ぎる頃から、雨が小降りとなり、高梁駅に着いた11:05には、傘が不要だった。城へ行くには、「ふいご峠」まで、乗り合いタクシーが便利だが、定時運行の往復予約制で、前日17時までに申し込む必要がある。予約していなかったので、観光案内所で相談したら、幸運にも11:20分発(帰り13:10)のタクシーに空きがあった。駅前から、約15分で「ふいご峠」(5合目)に着いたが、天守(8合目)まで、標高差45mほどを不揃いな石段と土道約700mに...★備中松山城①米子から備中高梁へ
庭園の評価が高い足立美術館だが、所蔵美術品に関しても、横山大観や竹内栖鳳、川合玉堂、富岡鉄斎、榊原紫峰、上村松園などの近代日本画のほか、北大路魯山人の陶芸作品、林義雄、武井武雄らの童画等々、約2,000点の作品を所蔵している。6年前に訪れた時、富士山をモチーフとした横山大観の多くの作品に魅せられたし、魯山人と河井寛次郎、棟方志功等の迫力に圧倒された。しかし、審美眼に欠ける私には、作品の芸術的・文化的価値よりも、作者の生い立ちや生きざまの方に関心が強く、島根県出身の河井寛次郎の力強い作風と言葉を紹介するコーナーに惹きつけられた。とりわけ、「私は習慣から身をねじるまだ見ぬ私を見たいから」と「旅は帰る処が目的地」のツー・フレーズは、私のモットーと相通じ、印象深かった。★足立美術館③所蔵作品
足立美術館は、17年連続で庭園ランキング日本一に選ばれているように、所蔵する美術作品よりも庭園の評価の方が高い印象を受ける。国内外から、年間50万人以上の観光客が訪れるが、5万坪に及ぶ広大な庭園鑑賞を目当ての人が圧倒的に多く、見物スポットで写真を撮る人が絶えず、相変わらずの混雑ぶりだった。創設者の足立全康の「庭園も一幅の絵画である」とのポリシーが、「枯山水庭」や「白砂青松庭」など6つの構成に行き届いている。また、庭園を絵画のように眺めるため、「生の額絵」や「生の掛軸」の仕掛けも意匠を凝らし、芸術作品にし上げている。作庭技術も見事だが、この庭園を、一層、引き立てているのは、「借景」で、山の稜線を縁取る雑木が整然と剪定され、一部の隙も見当たらない。この借景が無ければ、まったく引けを取らない素晴らしい庭園は、日本国内...★足立美術館②庭園の美
金沢から安来までは、長時間の移動なので、かなりきつく感じた。11月6日、家を出たのが午前6時。金沢駅7:15発の特急「サンダーバード」で、新大阪で「のぞみ」に乗り継ぎ、岡山からは特急「やくも」で、安来に着いたのが13時25分。駅前から、シャトルバスで約15分で足立美術館に着く。宿泊は、安来駅から一駅の米子駅前のホテルにしたので、閉館までゆっくり見学した。6年前に訪れた時、もう二度と機会に恵まれないと思っていたが、新型コロナのおかげで実現した。と言うのも、世界一美しい庭園を見物に来る外国人観光客が多く、背伸びして見る混雑ぶりだった。今年は、日本人のツアー客が、次々に到着したが、館内の喫茶室で、これが見納めだと思いつつ、ゆったり気分で庭園を眺めることが出来た。★足立美術館①コロナのおかげ?
明日から、2泊3日の日程で、足立美術館と備中松山城を訪ねる。GoToトラベルを初めて利用するが、JTBに手配を依頼した時、代金があまりにも安くて驚いた。ついては、JR西日本が期間限定で実施している「どこでもドア」切符を利用すると、GoToと併用ができたので、破格の料金になった。正規の旅行代金は、全てグリーン車を利用すると、二人で約15万円(交通費11万+宿泊費4万)だが、「どこでもドア」切符を使うと、交通費が4.6万。これに、GoTo(35%割引+15%の地域共通クーポン券)が適用されるのだから、嬉しさと驚きが相半ばした。次回更新は、8日の予定。★初のGoTo体験
11月3日は、国民の祝日に関する法律では、「文化の日」だが、「いいおっさんの日」でもあるそうな。祝日の趣旨は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とあるので、アニメ文化を享受する若い世代が、「いいおっさんの日」と呼ぶのも自由かも知れない。むしろ、新型コロナに怯えることなく、自由奔放に生活できればそれに越したことはない。「文化の日」は、明治天皇の誕生日にあたるが、明治は遠くなりにけりで、「いいおっさんの日」と置き換えても眉をしかめる必要がなさそうだ。貧困にあえぐ国では、暴動や略奪が起き、世情が不安定なので、政治に関心が強くなる。政治に無関心で生活できるのは、社会が安定し、社会活動が好転している証左でもあろうと、「いいおっさん」?(^_-)-☆★「文化の日」=「いいおっさんの日」
GoToキャンペーンのスキームは、アベノミクスの最初の「3本の矢」の公共事業の促進と同じで、短期的な景気刺激の効果は期待できる。しかし、あくまでも、消費を刺激する起爆剤であって、本来の正常な経済活動ではないので、終期を見極めておかないと、副作用が怖い。菅総理が、オリンピック開催の決意を述べたので、それなら五輪開催時まで期間延長しても反対しない。新型コロナ対策を徹底し、選手も観客も安心して参加できれば、自ずと経済再生の前途が拓ける。政府が、「総合的・俯瞰的」な観点と称して、余計な指示をしないで、実行を民間に任せれば、点と点を結び、線にするだけではなく、線をこよりにする知恵を持っている。政策の軸さえぶれなければ、ハードルが高くても、日本人のポテンシャルは高い。★GoTo連鎖症候群(完):軸不動で
河野行革担当大臣が、「救急車の高速道路利用料を往復とも無料にする」方針を打ち出したが、明らかに行革の範囲を逸脱している。消防車が出動する際は、往復とも高速道路を無料で利用できるのに対して、救急車は救急活動中は無料だが、消防署に戻る際は、料金がかかる地域もあり、対応を統一するのが趣旨のようだ。しかし、諸外国では、救急車は有料で、数万円を徴収するのが一般的だ。私が、20年前、ブタペストで緊急搬送された時、ユーロしか持ち合わせていなかった妻が、現地通貨(フォリント)を調達するまで、発車してくれなかった。日本では、救急車をタクシー代わりに利用する実態もあり、行革まで、goto連鎖症候群に罹るようでは、コスト高を招くだけで、焦点が狂う気がする。★GoTo連鎖症候群④行革までも
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