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  • ★生活環境の変化(前編)

    現在の地に自宅を構えて40年。ホタルを追いかけたり、キジの鳴き声を聞いて、外に飛び出した子供たちも巣立って久しい。我が家の南と西側は畑、東側は駐車場だったので、風通しが良く、採光面でも恵まれていたが、昨年、すべて宅地化され、12軒の住宅が建った。境界を接するように家が建ったので、昼間でも居間の電灯をつけないと暗く、風通しも悪くなった。しかし、高齢者が多い町内にあって、若い世代の家族が多くなり、幼子の元気な声に元気づけられる。同時に、生活スタイルの違いもこれありで、適応するのに戸惑いを感じている。★生活環境の変化(前編)

  • ★旅は「一期一会」

    「一期一会」は、茶道に由来することわざだが、その機会は二度とめぐってこないと心得て、出会いを大切にする表現として引用されることが多い。しかし、人と人との出会いに限らず、世の中のありとあらゆる事象に対して臨む心構えとしても有意義だと、この年齢になってしみじみと噛みしめている。若い頃、仕事の納期を守る責任感で、時間の有限性を感じたが、今は、命のカウントダウンの現実性に変わった。今年は、昨年以上に体力の衰えを実感しているので、あたら無為に時間を浪費することが出来ない。「一期一会」を求めて、また旅に出たい。★屋久島紀行②運を呼ぶ6月17~20日の旅行期間中、台風・噴火・地震・豪雨が重なった悪条件をかいくぐって予定通りに旅行できたことを、私は、偶然の所産ではなく、運を呼び込んだと思うことにした。過去......>続きを読...★旅は「一期一会」

  • ★似非お一人様生活(後編)

    私は、小学一年生の時に父と死別し、かぎっ子生活を余儀なくされたので、自分の食事を作ることは苦痛ではない。また、二回の単身赴任時は、週末に寮の食事がなくても、外食や自炊が仕事のストレス解消になった。しかし、今回、外食を止めて自炊しようとしたら、後片付けから生ごみの分別処理まで、毎日のルーティン・ワークにかなりの体力を要すると実感した。さて、我が家の食事に関する分担は、私が朝カフェと昼食を担当し、朝・夕食は妻の役割になっている。その他、諸事を加えて、総体的には、7対3くらいの比率だと思っていたが、質の重さを考慮すると8対2で妻に荷重がかかりすぎているようだ。老々介護を避けて通れない年齢域に達したので、親子より長い年月を共にする伴侶に対する考え方を見つめ直すべきだと、軽い自己嫌悪に陥っている。★似非お一人様生活(後編)

  • ★似非お一人様生活(前編)

    妻の母は、病知らずで元気だが、それでも90を過ぎてから、週3回、デイケアのお世話になっている。「親孝行したいときには、、」と後悔しなくてよいように、毎年、様子を見に行くように勧めても、私の下心を見透かすように、一向に乗ってこなかった。しかし、先日、妹からの電話に触発されたのか、自分から行ってよいかと訊くので、勿論、顔には出さなかったが、内心「しめしめ」と思った。妻が、何年かに一度、実家へ帰るとき以外、一人で過ごすことが殆どない生活を窮屈に感じるので、留守番役は願ってもない機会だった。しかし、短期間のお一人さまは気楽だが、現実になるのは、やはり遅い方が好ましいと痛感する事態に、、。"(-""-)"★似非お一人様生活(前編)

  • ★鬼の居ぬ間に

    今朝、実家へ帰る妻を駅まで送った時、警察官の姿がやたらめについた。コインロッカーやごみ箱等の利用規制も始まり、物々しい警戒態勢を見ると、否応なしに大阪サミットが近づいたと感じるが、世捨て人には無縁な世界だ。さて、今日から三日間、のんびり気ままに過ごせると思うだけで、心浮き立つ思いに包まれる。やりたいことが多すぎると、何から手を付けて良いか迷ってしまい、結局、無為に過ごすので、優先順位をつけてみる。ところが、日頃、惰性で動くことに慣れきっているので、思うよにはかどらない。何をどうしようと、監視の目が無いのに、何もできないなんて実に悲しい。にわか”おひとり様”生活は、予想以上に窮屈で退屈する。その愚痴が、一番、ぜいたくなことと反省し、ま部屋の片づけから(^_-)-☆。★鬼の居ぬ間に

  • ★懲りない頑固ジジィ

    突発的な災害や事故に遭遇すると不運だが、事前に予見可能な場合、「不運」ではなく、「無謀」というべきで、決して褒められるものではない。個人旅行は、自己責任の最たるもので、周囲に迷惑をかけないようにと自戒しながらも、未知の魔力に負けてしまう。たとえ、最悪のケースを想定して決行しても、悔やんでも悔やみきれない事態を招来する危険がある。一年前の屋久島旅行を思い出しながら、性懲りもなく、7月の旅行計画にいそしむ老夫婦の合言葉は、「元気なうちに」に尽きる。★屋久島紀行①無謀な出発災害情報を入手しても、そのまま旅行に出て、途中で災害に遭遇すれば、軽率のそしりを免れないリスクを承知で、6月17日から指宿・屋久島旅行に出かけ、20日、無事、帰宅した。出発......>続きを読む★懲りない頑固ジジィ

  • ★安倍総理の消せぬ汚点

    マスコミが、疑惑追及を放棄し、いまでは国民にもすっかり忘れ去られた加計学園疑惑。学園の現状をチェックしてみたら、文科省が、今年、改善を指摘した私立106校のなかに、岡山理科大学獣医学部が入っていた。振り返ると、安倍首相は、国家戦略特区として52年ぶりとなる獣医学部新設を認める正当性は、「四国の獣医師不足解消するため」と説明した。岡山理科大学の「四国枠入試特待生ガイド」によれば、卒業後、4県で「獣医師」として働くことを希望する学生に対し、最大6年間、年間100万円の授業料の支払いを猶予する制度で、募集人数は20人。ところが、今年の合格者は、1人だけ。この一事をもってしても、加計学園の設置が如何に欠いていたかを窺い知ることが出来る。★和敬清寂ジムの定休日に、源泉かけ流しの露天風呂を備えた温泉に行くのを楽しみにしてい...★安倍総理の消せぬ汚点

  • ★高齢ランナーの勲章?

    ランニング雑誌の2018年版「全国マラソンの一歳刻みランキング」75歳の部で、240位にランクされたが、完走者が僅か248人しかいないので、ビリから数えた方が早い。また、6時間39分38秒では、自慢できるタイムでもない。しかし、「まだ走れる」との自信を持つことができたことを最高の勲章だと思えば愉快になる。金沢マラソンを最終戦と決めていたので、これからは旅行を主体として、付録として5km・10㎞のレースを欲張ばれば、楽しみが倍増する。夏場は、レースを控え、9月に塩尻(10㎞)、10月須坂(5㎞)、11月小豆島(10㎞)を予定している。走る元気が無くなれば、行動範囲が狭くなり、その分、生活費も少なくなると思えば、老後資産に悩むなんぞは、愚かしく思える。★第4回金沢マラソンの出場権獲得!10月28日に開催される「第4...★高齢ランナーの勲章?

  • ★官民ファンドの罪

    安倍政権の新成長戦略の柱として、2012年以降、12もの官民ファンドを作ったが、そのうち8つが、2017年度末で赤字になっている。最も規模が大きいファンドのINCJ(旧産業革新機構)は、政府が3,060億円、民間企業26社が140億円を拠出したもので、政府保証枠で最大約2兆円規模の投資が可能だ。そのINCJが、わが国のパネル産業の威信をかけて、2,000億円を出資したジャパンディスプレーが、5期連続赤字を計上し、自力再建不能に陥り、石川県の白山工場は、休止に追い込まれた。また、農林漁業成長産業化支援機構は、今年3月末で累積損失が約92億円になっているにも拘らず、今年、過去6年間に匹敵する額を追加投入しようとしている。野党は、財務省のあげ足取りよりも、『国民の税金』を投入し、無駄遣いしている官民ファンドの赤字責任...★官民ファンドの罪

  • ★老後資産→老後遺産

    今や、国民の最大の関心事は、老後の金融資産問題みたいになっているが、安倍政権が進める政策自体に目を向ける必要を感じる。私は、金融庁試算値には一理あると考えており、2,000万円のストックの是非ではなく、貯めようにも貯められない雇用制度に問題があると思っている。アベノミクスの成果とされる雇用創出は、6年間で約450万人増えたが、退職金なし・年収200万円以下の非正規社員が多数を占めれば、老後の生活が圧迫されるのが当然の帰結だ。昨年は、「記憶にない、記録にない、廃棄してない」。今年は、一歩進んで「スタンスが合わない」「受け取らない」の「無いない尽くし」の安倍政権。100年長寿時代が到来して、「税金を払えない」国民が増えた時、安倍総理は、「もういない」"(-""-)"。★老後資産→老後遺産

  • ★火に油を注ぐ

    1年前の今頃、日本政府は、米朝首脳会談の結論を受けて、非核化に必要な200兆円の費用の内、「応分の負担をする」との見解を出した。と同時に、安倍総理は、「これからは日本が当事者能力を発揮して」と宣言。さらに今年に入って「前提条件無しで、、、」と積極姿勢を打ち出した。しかし、その後は無策のままで、傍観していたら、中国の習近平主席が今日から北朝鮮を訪問する。一方、安倍総理は、イランを訪問し、アメリカとの仲介役を買って出たら、その最中にホルムズ海峡でタンカーが襲撃された。総理は、イランが好日的だと思い込んでいたようだが、「中立は無害」だっただけのことで、アメリカのメッセンジャーになれば、敵視される。映像の真偽の議論もあるが、安倍総理が、G20前の手柄を焦った結果、「火に油を注いだ」印象を拭えず、偶発的ではなく警告と受け...★火に油を注ぐ

  • ★強運に感謝

    今朝のニュースで、昨夜、新潟県村上市で震度6強の地震があったと知り、愕然とした。4月の新潟マラソンの際、村上まで足を延ばし、2週間前には鶴岡・酒田方面を旅していた。いずれも今回の地震で被害を受けたところばかりだ。くしくも、昨年の6月18日に大阪北部地震が発生した際、屋久島旅行の帰りで、延泊を覚悟したが、交通機関の遅延だけで済んだ。いずれも直接の難を免れ、強運に感謝しているが、改めて地震大国だと痛感する。ついては、8月に予定していた秋田竿灯まつりの計画を急遽、中止することとし、災害時の備えについて、改めて妻と話し合ったが、「座して待つ」以外の妙案が浮かばなかった。★強運に感謝

  • ★食堂車が懐かしい

    6月5日、酒田から新潟まで乗った特急「いなほ」では、車内販売のコーヒーを注文した。西日本管轄の特急「サンダーバード」と「しらさぎ」の車内販売は、かなり前に廃止されていたので、意外だったが、コーヒー党には有難い。私は、車内販売の弁当は冷めていてまずい気がして買わないが、かつて、食堂車がついていた頃が懐かしく思い出された。列車の揺れを気にしながら、テーブルを押さえて食べたカレーの味は、ささやかな贅沢で格別だった。今では、豪華さが売り物のイベント列車に様変わりし、私には無縁になった。時の移ろいは、色々なところに変化を及ぼすが、流れに身をゆだねるしかない。★食堂車が懐かしい

  • ★行き帰りの旅⑦酒田→金沢

    6月5日、酒田から金沢までの移動は、急ぐ必要が無いので、酒田駅で乗車券の変更手続きをした時、ちょっとしたトラブルに遭遇した。担当者が、精算方法を間違えたらしく、ホームに入ろうとしていたら、追いかけて来て「料金をお返しすべきところを追徴してしまった」と謝った。発車時刻が迫っていたので、「そのままで構いません」と断り、列車に飛び乗ったが、駅員は気が済まないらしく、改札口で見送ってくれた。都会なら、雑踏に紛れて見失うところだが、田舎の駅の良い所かなと、感慨にふけったが、冷静に考えれば、新幹線から在来線特急に変更すれば、安くなるのが当たり前。どこかから「ボーっと生きてるんじゃねぇよ!」と罵声を浴びそうだ。まあ、税金ではないので、「晋三様には及びもせぬが、せめてやりたい無駄遣い」で結びたい。★行き帰りの旅⑦酒田→金沢

  • ★行き帰りの旅⑥山居倉庫

    6月5日朝、海運業で栄えた酒田の象徴的な建造物をゆっくり見たくて、午前5時前にホテルを出た。山居倉庫まで、約2㎞の道のりだったが、すがすがしい空気を吸いながらの散歩になった。観光ポスターでお馴染みのケヤキ並木と12棟の倉庫群の間の石畳を歩いてみたが、インスタ映えしても、往時の活気が伝わってこなかった。川に面した正面側に回ると、ずっしりと重量感のある屋並みの景色に惹きつけられ、人気のない倉庫内を窓ガラス越しにのぞき込み、内部構造を観察した。土蔵と屋根の間に空間を設ける二重屋根構造は、風通しをよくするためと分かったが、屋根から数mほど伸びている下屋を支える柱が無い謎が解けなかった。雪が積もればつぶれる心配がないのかを専門家に訊きたかったが、厳しい風雪に耐えて、長い年月を経た木造の倉庫は、素朴で力強く、私好みの趣があ...★行き帰りの旅⑥山居倉庫

  • ★行き帰りの旅⑤:本間家旧本邸

    本間美術館から約1.6km離れた本間家旧本邸へは、道標に沿って歩けば迷うことは無い。明和5年(1768年)、本間家三代当主が、幕府巡検使を迎える藩主のために建てた屋敷で、旗本二千石の格式を備えた長屋門構えの武家造りと商家造りがつながれた珍しい建築様式になっている。長屋門側の部屋は、巡検使用としてケヤキ材を用いて贅を尽くし、本間家が居住する部屋は、杉材の質素な作りになっている。また、長屋門と薬医門の二つの門を設けたが、本間家は、「くぐり戸」を使用した。見学を終え、屋敷から出る時、「くぐり戸」を通ったら、意識せずとも自然にこうべが垂れた。名字帯刀を許されていても、身分をわきまえた本間家の暮らしぶりに、財を成した秘密を垣間見た。★行き帰りの旅⑤:本間家旧本邸

  • ★行き帰りの旅④鶴舞園こぼれ話

    「鶴舞園」と「清遠閣」は、本間家四代当主の時代に作られたもので、鶴舞園は、松の木に鶴が舞い降りたことから、藩主が命名したとされる。鳥海山を見ようと展望できる場所を探していたら、中年男性が「そこの燈籠の隙間から覗くと良いよ」と、声をかけて来た。石燈籠の火袋にあたる所を覗き込むと、周囲の建物が視界から消え、山容がフォーカスされて、くっきり浮かびあがった。彼の話によると、近くにカラオケ店が出来て、鳥海山の眺望が悪くなったと苦情が出た時、ビルの持ち主が、「酒田で生まれ育った人間として、申し訳ないことをした」と改修工事を施して、看板を低くしたので、また見えるようになったそうだ。本間家が酒田市民にとって、如何に愛されているかを物語るエピソードの一つだなと感じ入った。★行き帰りの旅④鶴舞園こぼれ話

  • ★行き帰りの旅③本間美術館

    酒田は、かつて、「西の堺、東の酒田」と言われるほどの港町として繁栄し、その中核を成したのが本間家だった。本間家は、庄内砂丘の植林や庄内酒井家、米沢上杉家の財政を援助したり、幕府の巡検使を迎えるための武家屋敷を新築・献上したりと、そのスケールの大きさは他に類を見ない。幕末には、3万石の年貢を納める日本一の大地主となった本間家の別邸は、JR酒田駅から徒歩5分ほどの所にあり、昭和22年に美術館になった。館内には、本間家が収集した美術品のほか、領主から拝領した品々が陳列されており、功績の偉大さを物語る。美術館に隣接する「鶴舞園」は、鳥海山を借景とした池泉回遊式庭園で、領主の休憩所に供された「清遠閣」とともに、訪れる人を優しく迎えてくれる。兼六園を見慣れているせいか、園内を歩いてみたら、大小色々な石が無造作に敷き詰められ...★行き帰りの旅③本間美術館

  • ★行き帰りの旅②鶴岡→酒田

    6月4日、午前9時にホテルの車で羽黒山の麓にある隋神門まで送ってもらい、参拝を終えた後、バスで鶴岡駅に戻り、次の目的地酒田に向かった。鶴岡・酒田間は、特急で11分と近く、午後3時前に酒田駅に着いた。徒歩観光には不向きな暑さだったので、ホテルに荷物を預け、本間美術館と本間家旧本邸を見学することとし、山居倉庫を翌日に回した。今までに何度も山形を訪れていながら、実現しなかった酒田の町めぐりがようやく叶った。さて、北前船で栄えた酒田の第一印象は、「本間様には及びもせぬがせめてなりたや殿様に」と謡われるほど、本間家の遺徳が町のいたる所に浸透していることだった。日本一の大地主として名高い豪商本間家だが、初代の哲学「弱者救済・地域貢献」の精神が、代々、受け継がれている歴史に触れ、酒田の町の人が、本間家を敬い慕うわけを知ること...★行き帰りの旅②鶴岡→酒田

  • ★行き帰りの旅①金沢→鶴岡

    羽黒山参拝で、「生き返りの旅」を終えたので、現実界に戻り「行き帰りの旅」に移ると、遡って6月3日、金沢から鶴岡の休暇村「庄内羽黒」までの行程は、遠いので気ぜわしかった。新潟へは、金沢9:21発の新幹線「はくたか558号」に乗り、上越妙高で新潟行き特急「しらゆき3号」に乗り継げば、12:30に着く。しかし、新潟12:32発の秋田行き特急「いなほ5号」に乗り継ぐ時間がなく、次の特急まで2時間25分の待ち時間が生じる。しかも、新潟から鶴岡まで、特急で2時間かかるので、鶴岡14:30発のバスに乗れない。やむなく、「しらゆき3号」を長岡で途中下車し、上越新幹線「とき315号」で新潟に向かうことにした。これで、8分間の乗り換え時間が確保でき、「いなほ5号」に間に合い、14:20に鶴岡に着いた。冷や汗ものの乗り換えを経験して...★行き帰りの旅①金沢→鶴岡

  • ★生き返りの旅④参拝の御利益

    隋神門から山頂の合祭殿まで、何カ所かの神社でお参りしたが、お賽銭の額をすべて「108円」にした。出羽三山の参拝を「生まれ変わりの旅」と決めていたので、煩悩を全て洗い流すつもりの語呂合わせに過ぎなくても、本人は大まじめだった。山頂に着き、合祭殿で合掌し、秘仏羽黒三所大権現を拝観後、おみくじを引いたら「小吉」だった。「平凡なことを静かに続けて、運を天にまかせておく雰囲気です。派手さが無く、地味で平凡な繰り返しは詰まらぬように思えますが、今は内面的な充実をひたすら図るとき、(中略)同じリズムの繰り返しと努力が、次の幸運を呼び寄せるカギとなります。(後略)」とあり、神の啓示に思えた。運勢の言葉が、今の私の生きざまにぴったり合ったので、心強く、参拝の御利益だと嬉しかった。今後の生きるよすがにしたいと思い、護符とおみくじを...★生き返りの旅④参拝の御利益

  • ★生き返りの旅③羽黒山合祭殿への道

    石段が多く、きついと言われる四国の金刀比羅宮は、奥社まで1,368段、山寺(立石寺)は、奥の院まで1,015段なので、羽黒山の2,446段の凄さは桁違いだ。事前に覚悟をしていたが、当日の気温が真夏日になったことと、石段の作りが段差と奥行きにバラツキがあって、歩きにくく、スタミナを消耗した。ある所では、段差が数㎝かと思うと、20㎝の所があり、奥行きが10数㎝だったり50㎝だったりするので、一定のペースを維持できない。仮に雨が降っていれば、滑落の危険があるので、登坂を断念しただろう。しかし、生き返りを成就するためには、何としても山頂まで行かねばならぬとの思いが執念となって、後押ししてくれた。有難かったのは、先行する妻が、時々、立ち止まって適度な差に調整してくれたおかげで、脱落せずに登りきることが出来たと感謝している...★生き返りの旅③羽黒山合祭殿への道

  • ★生き返りの旅②国宝「羽黒山五重塔」

    随心門をくぐると、羽黒山の聖域になり、参道の両側に杉の巨木が生い茂り、修験の山だと実感する。羽黒山は、今でも「峰入り」と称する山伏修行の場となっており、「夏の峰入り」には、一般人も参加できる。山中で、偶然、水業をしている一団に出会い、身が引き締まる霊験を味わった。さて、隋神門から300mほど入ると、樹齢1000年の「爺杉」と並んで、国宝の羽黒山五重塔がある。姿・形は、法隆寺や東寺のような流麗さに欠けるが、素木造り、柿葺、三間五層で、山岳信仰の修行の場の象徴のように、ずっしりとした重量感に溢れ、うっそうとした杉木立の中に佇んでいる。圧巻は、五重塔の内部の構造を期間限定(11月20日まで)で公開していることで、見逃せない。受付でお祓いをして貰った後、パイプの仮設櫓に腹ばいになって、開口部から内部を覗くと、心柱を中心...★生き返りの旅②国宝「羽黒山五重塔」

  • ★出羽三山参拝

    出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山の総称で、古くから精霊の山として崇められ、西の伊勢神宮を「陽」とし、東の出羽三山を「陰」と見立て、一生に一度は参拝したい人生儀礼の一つとされてきた。羽黒山の山頂には、月山と湯殿山とを合わせた三神合祭殿があり、一度に3社にお参りできることと、今年、合祭殿再建200年記念なので、参拝者が絶えない。山頂まで、バスや車を利用すれば手軽に行けるが、私は、麓にある隋神門から1.7kmほどの参道を歩いてのぼることをお勧めする。2,446段の石段は、高齢者にはきついが、樹齢300~500年ともいわれる杉の巨木を見ながら、浮世の雑念を洗い流す時間だと思えば、清々しい気分になる。また、隋神門から300m位の所に「国宝五重塔」があり、是非、立ち寄りたい。近くには樹齢1000年の巨杉「爺杉」があり、パワ...★出羽三山参拝

  • ★生まれ変わりの旅:序章

    財政再建を放棄した政権くらい年寄りに有難いことはなく、消費税が10%になっても、ポイント還元や軽減税を導入してくれるので、まさに極楽だ。さすがに、このままでは国家破産を予見したのか、金融庁が、100年長寿時代の資産形成の指針を示したが、金融庁の出る幕ではない。我が家では、とっくに、政府を当てにしない生活を送っているので、少しも驚かないが、困ったことに私のライフプランは、80歳までになっている。つまり、それ以上長生きすると、社会に迷惑をかけることが、現在の最大の課題だ。そこで、区切りをつけるために、6月3日から5日まで、”生まれ変わりの旅”として、羽黒山の三神合祭殿参拝に出かけた。★日豪政府の違い娘家族が、かさばらないお土産を残して、オーストラリアへと旅立った。彼らを通して、政策や国民性の違いをまざまざと知ること...★生まれ変わりの旅:序章

  • ★ゴマすり指南番(後編)

    実像を知ってファンになった芸能人として、植木等と高田純次を挙げたが、虚像との落差が大きければ大きいほど、意外性が増し、印象に残るものだ。一方、政治家の世界でゴマすり指南番を挙げるとすれば、安倍総理以外に思い当たらない。国民で一番偉く、ごまをする必要が無い人がやると、度肝を抜くスケールになる。ついては、トランプ米大統領を国賓待遇で迎え、ゴルフ・大相撲観戦・天皇陛下拝謁・宮中晩さん会と贅を尽くしたが、6月のG20前に訪日を持ちかけた点に、ごますりの真骨頂が垣間見える。いまや各国首脳から「安倍もうで」の熱い視線が送られ、もてもて。安倍総理を通して、トランプ大統領の顔色を窺うという算段で、莫大な税金を使った忖度の成果物といえよう。「実れば実るほど、、」なのか、拉致問題では、前提条件なしで金正恩と対峙すると嘯く、ごますり...★ゴマすり指南番(後編)

  • ★ゴマすり指南番(前編)

    映画”無責任シリーズ”で活躍し、ごますり男の元祖的存在になった植木等の実像は、役柄とかけ離れた生真面目で物静かな気配り屋だったようだ。かつて、植木の付き人兼運転手を務め、今なおオヤジと慕う小松政夫によると、語りつくせない程、数多くの心打つエピソードがあるそうだ。私の記憶に残るセリフは、「分かっちゃいるけどやめられない!」で、若い頃、無茶な行動に走った自分を納得させていた。今思えば、親鸞聖人の教えに通じていると感じる。晩年、山田昌と夫婦役を演じた「名古屋嫁入り物語」で、流ちょうな名古屋弁に聞きほれ、演技に厚みが増したと感じたものだ。人の器量とは、実れば実るほどこうべを垂れるもの。同じ苦労人で”適当男”で売る高田純次の素顔も画面の印象とは違うようだが、交通事故の事後処理を誤ったことが悔やまれる。★ゴマすり指南番(前編)

  • ★消えたⅬightが灯をともす

    四国松山市の道後温泉にあるコンビニの看板の頭文字「Ⅼ」が故障で消えたままになっていることが話題を呼んでいる。一年前の5月に、修理しようとしたら、文字のくびれた個所に、つばめが巣を作り、ヒナを育てていたのを発見した店長。育児放棄を平気でする人間社会と違い、ヒナのために、せっせとエサを運ぶ親鳥の姿に心打たれ、電気修理を見送ったエピソードに心嬉しくなった。うわさが広がり、そのコンビニでは、ツバメ見たさに来店者が増えている。24時間営業の是非で騒がしいコンビニ業界にあって、消えたライトが人の心に灯をともした。★消えたⅬightが灯をともす

  • ★呆れた老々介護

    毎日、買い物のついでに立ち寄るラウンジは、色んな話題が飛び交う情報交流の場になっている。昨日のこと。おばさん達の会話を聞いていたら、自宅へ来るヘルパーの手が遅く、「私がやった方が速い」とこぼす愚痴が不愉快だった。介護を必要とする夫をヘルパーに任せて、自分は、買い物や友人とのおしゃべりに夢中になれる位なら、「それなら自分でやれば」と言いたくなった。介護現場が常態的に人手不足で、虐待行為が起きる一因は、何でもヘルパー任せの側にもあると思う。利用実態の一部を知り、介護保険制度が発足した2000年から、高い保険料を払い続けている身として「本人負担を増額すべきだ」と言いたくなった。★呆れた老々介護

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