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2014/12/08

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  • 妻5度目の入所後の容態(37)

    最近の妻の病状一昨日は妻との面会予定日とあって、15時前に入所先であるケアホームを訪れる。いつものように5階エレベーターホールで妻と会い、まずは個人カード更新申請用の妻の写真を撮った後、テーブルを挟んで妻と相対した。幸い、妻は我々のことを認識してくれたほか、約束のミーちゃんをリュックから取り出すと、妻は破顔一笑。童謡を数曲歌わせると手を叩いて喜んでいた。更には今日は何日?に対し5月25日、日曜日と即答し、年齢は?と聴くと4歳と答えたので、妻はびっくりしていた。15分間の面会時間中、写真とミーちゃん対応に相当の時間を費やしてしまったが、かつて住んでいたW台のことを聞くと、ほとんど覚えていないとのことだったが、具体的に角のO家のご主人が最近亡くなったことを話すと、Uさんが居たところ?と言うではないか。私はすっ...妻5度目の入所後の容態(37)

  • スマホ機能復活!

    先日、「スマホが壊れた!」と題して一文を寄せたが、その日の午後、ドコモから「ケータイ復旧サービス」のお知らせメールが入っていた。覚悟していたよりも早くでき、不自由する期間が短くて済んだのはありがたい。アルバムのほか、電話帳が復活したので、連携していたラインの名簿も元通りになった。残念ながら履歴は消えていたが、ラインそのものはドコモのサービスではないので、致し方ないところ。当初は失敗を恐れ、遠隔操作サービスの指導を受けながらデータ復旧アプリをダウンロードし以降の操作をしようとしたが、一向に繋がらないので、業を煮やし、独力でアタックを試みたところ、案外簡単に復旧できた。というわけで、この件一件落着。それにしても故障に備え、ケータイ保障サービスに入っていてよかった。おかげで、代替機の機器代金は8250円で済み、...スマホ機能復活!

  • 📱スマホが壊れた!

    先週の火曜日(5/6)、ズボンのポケットからスマホを取り出し、使用しようとしたところ、なんと、画面には「arrow」という製品名が点滅しており、とりあえず、再起動しようとしたが、電源ボタンが全く作動せず、どうしようもなかった。この端末、もう10年余も使っており、超重くなってきていたのは感じていたものの、だましだまし使い続けていたもので、ついに臨終の時が来たのは当然の帰結といえる。。スマホを重宝に使ってる身にとっては、これがないと全く情報が遮断され、家族を初め、親類縁者の類まで連絡が取りようがない。電話番号もメールアドレスもすべてはスマホの中にあるので、手足をもがれたも等しい。足が不自由なので、すぐドコモショップへというわけにはいかない。予約そのものは10日の土曜日10時にとれたが、そこまで行く手段を考えて...📱スマホが壊れた!

  • 春の花2種

    老齢によるフレイル状態にあり、かつ週3日の透析による身体への負担から、外出もままならず、したがって世間一般の花見など望むべくもない身にとって、ごく身近で見られる花は貴重なもので、とかく沈みがちな心を癒してくれる。わが家のフェンス越しには木香蘭が、近くの街道沿いにはツツジが今が盛りと咲き誇っていた。見るだけでは勿体ないので、写真に収めた。春の花2種

  • 妻5度目の入所後の容態(36)

    最近の妻の病状4月の面会日にあたる今日(4/22)、14時過ぎに義妹とともに妻の入所先を訪れる。介護士さんに伴われて現れた妻は、おやつの直後だったと見え、満足そうだった。我々に会うや開口一番「ミーちゃん連れてきてくれた?」と聞いてきた。前回約束したことを覚えていたようだ。そう言えば、先月の桜祭りでは今風の歌ばかりで、面白くなかったことを覚えていたし、いい傾向である。待望のミーちゃんと対面し、童謡を数曲歌わせると、手をたたいて喜んでいた。あいにく、途中で電池が残り少なくなったと見え、「もう少しで電池がなくなりますよ」と繰り返すようになったので、うち切らざるを得なかったが、ちょうど面会時間も時間切れになり、介護士さんが迎えに見えたので、本日は、ミーちゃんデー終始した結果となった。試しに、ミーちゃんをお部屋に置...妻5度目の入所後の容態(36)

  • 今日は何の日?

    今日は何の日といっても、1日経ってしまったので、昨日の4月19日のことである。この日は私がN社に臨時作業員として初出勤した日である。それ以外は何もないと思っていたら、この日は江戸時代にかの日本地図を作製した伊能忠敬が、第1回目の測量に出発した日であると朝日新聞の朝刊を通じて知る。旧暦と新暦の違いはあるものの、そういう由緒ある日と一致していることは誇らしい限り。この日、55歳の忠敬は従者ら5人とともに江戸を発ち、奥州街道を経て今の北海道別海町まで往復3200キロを180日で歩いたというからその健脚ぶりには驚くばかりである。測量器具など満足にない時代、伊能は歩幅を69センチとほぼ一定に保ち、その積み上げで距離を測ったとか。それでいて完成した日本全図の精密さは現在のものとほとんど変わらないとのこと。その苦労はい...今日は何の日?

  • 中古パソコン

    パソコンについては、3月末の稿で不具合が生じたため、新規に買うべく検討中であることを述べてきたが、調べてみると新品価格がすごく高くなっていることが分かり、ではと当初は考えてもみなかった中古品に目を付け、いろいろと物色するうちに、お客様満足度97%という中古品を専門に扱う店が目に留まり、その中で、メーカーは違うもののこれまでと同じ型のものがあったので、価格も新品の30%程度だったので、これに決め、発注したところ、届いた商品は、使用感のないまったく新品同様のものでした。メーカーが違うため、若干の煩わしさはありますが、慣れるに従い、快適に使えるようになりました。若いころならいざ知らず、老齢末期の自分にとっては、中古品がふさわしく、いい買い物ができたと喜んでいる次第です。以上中古パソコン

  • 春祭り

  • 賞味期限

    賞味期限と言っても食品の話ではない。私がこれまで愛用してきたパソコンとスマホに関しててある。パソコン(東芝のKIRAUltrabook)でのメールはOutLookを使用してきたが、先日急に送受信ができなくなり、これまでの履歴もすべて消えてしまった。ま、これはOCNメールに切り替えることにより、以後の送受信は可能となったが、アドレス帳なども消えてしまったので、不自由この上ない。それにこれまで使用してきたWindows10が、この8月からは修理対応せずと言うので、W11へのアップデートを試みたものの、現在の機種では不可能ということで、重い動作と相まって、まさに賞味期限が切れたことに等しく、現在買い替えを検討中であるが、それを使用する私自身が、賞味期限どころか、消費期限も近い状態にある中で、買うべきか、諦めるべ...賞味期限

  • 貸り切りと借り切り

    ある企業や団体などがバスや車両、部屋などを独占して使う際、一般的にこれは貸し切りバスとか貸し切り車両といわれる。これは提供する方から見た言葉であるので、利用者がらから見れば、本来は借り切りバスとか、借り切り車両と呼ぶべきものである。ところが、これを利用者側でも、ほとんどがバスを貸し切っていますとか、部屋を貸し切っています、などと言って、借り切っています、とは言わない。思うに、提供者側は貸し切り部屋、貸し切りバス、貸し切り部屋、貸し切り風呂などと名付けて提示するので、利用者側もその言葉を単純に受け入れてしまうのであろうが、なんとも違和感を感じるのは私だけだろうか?貸り切りと借り切り

  • どん底

    歳をとってくると、将来への希望が無くなるためか、懐古への情が深くなってくるものだ。特に青春時代前期の思い出は、苦い思いもあったが、振り返ってみると珠玉の時代でもあった。中でも一番の思い出は演劇で、高三のときに学業の傍ら演劇部の仲間と演じたゴーリキーの大作「どん底」は、出演者総勢17名、上演時間3時間に及ぶ大規模のもので、これをまとめ上げた、もはや故人となった先輩の演出者の苦労は並大抵のものでなかったに違いない。私も重要な役の一人として出演したが、達成感は一入であった。以下は当時の私の心境を記したものである。『最後の幕が下りた途端、”成し遂げた”喜びで異常な興奮を抑えることができなかった。握手する者、ハグして喜ぶ者、涙を流している者、一つの困難な大仕事をともかくも成功裏に終わらせることができた。この瞬間の歓...どん底

  • 命日

    今日は、かつて愛して止まなかった最初の妻の亡くなった日である。享年わずか29歳の若さであった。この画像は、亡くなった年に名古屋に家族を連れて赴任していた時のもので、偶々その年に愛知県知事の選挙があり、その時に投票所前で母とのツーショットで撮ったものである。この12日後に男の子を生み、一家を上げて喜んでいたところ、更にその22日後にあの世に旅立ってしまった。まさに天国から地獄に突き落とされた悲劇であった。妻の亡くなった経緯は、すでに別稿で紹介済みなので、ここでは省略するが、この画像が生前最後の外出姿となったものだけにやるせない思いを禁じ得ない。以上命日

  • 妻5度目の入所後の容態(35)

    最近の妻の病状今日は3月から私の透析日が火木土から月水金に変わった関係で、日曜日になってしまったが、午後3時の予約時間に合わせ、次男の車で妻の面会に行く。これまで4回に亘り、我々のことを認識してくれていたので、今回もと期待したが、最初はキョトンとしてすぐには反応がなかったが、頭文字のヒントを出すと、あぁ、H君ねとフルネームで答えてくれた。そうなると私のこともT夫さん、とスムーズに出た。おやつは何食べたの?と問うと、名前は分からないけど全部食べた、と満足そう。お昼はまだ食べてない、とは恒例の答え。そんなはずはないが敢えて逆らわず、夕食のことと理解する。ほら、梅の花が満開だよ、と息子が我が家の庭で撮った写真を見せるも、梅の木があることは既に忘却の彼方。私が妻の写真を撮り、すぐ開いて見せると、あ,同じだ、と言っ...妻5度目の入所後の容態(35)

  • 妻5度目の入所後の容態(34)

    最近の妻の病状(280)今日(3/26)の午後、義妹と共に妻の許を訪れる。過去3か月にわたり、我々を認識し、話が噛み合ってきていたので、今回もそれが保たれてるか、はたまたそれが途切れてだんまりを決め込まれてしまうか、不安はあったが、今回もちゃんと我々の名前を憶えており、以後、会話は他愛ないものであったが、淀みなく続いた。卓上カレンダーを見ながら、あと2日で3月よね、と言ったかと思うと、寝ることとお風呂に入ること、食べること、体操することで毎日が楽しいと満足気。特にお風呂は自分は何もしなくても全部洗ってくれると嬉しそう。ご飯やおやつもいつも美味しく、言うことないようだ。義妹がスマホから写真を取り出し家族の写真を見せたところ、10年以上前のことなので、なかなか誰だと当てかねているようだったが、説明すると、芋ず...妻5度目の入所後の容態(34)

  • 妻5度目の入所後の容態(33)

    最近の妻の病状(279)一昨日の午後、予約してあった妻との面会時に次男と共に入所先の施設を訪れる。ここ2回ほどは我々のことを認識してくれていたものの、これか3回も続いた例はないので、今回はどうだろうと期待半分、不安半分で臨んだが、結果は、すぐHくん、T夫さんと名前を呼んでくれたので、思わず拍手してしまう。会話自体はいつもの通りとりとめのないものだったが、一つ意外だったのは、食事に関してのもので、本人曰く「食べなきゃ長生きできないもの」という発言であった。食事の重要性をちゃんとわかっていらっしゃる。83歳にして生へのあくなき希求には頼もしくさえ感じる。入浴日を尋ねると「月曜日と木曜日」と淀みなく答え、楽しみにしていることが窺える。考えてみると、入所者の普段やることは、食事、入浴、睡眠に限られ、あとの時間はた...妻5度目の入所後の容態(33)

  • 人生の転機

    人生、振り返れば、運もあれば不運にも遭遇するものだが、私の場合、自分の意志に関係なく人生を左右する大運とも呼ぶべき出来事が三つあった。①実母のもとに戻されたこと昭和20年8月15日の終戦の日、神田の橋本小学校の3~4年生は埼玉県秩父のお寺に集団疎開していたが、その後次々と親が引き取りに来、私はどうなるのかと思っていたところ、母が富山の義姉(私より15歳上)とともに現れ、義姉が私を引き取りたいと言う。母は内縁であり、父は既に亡くなっていたが、元の妻が健在で、財力もあり、そちらの子になった方が実母も身軽になるし、お互いに得策との判断かららしい。幼い私は事情はよく呑み込めないまま、1日も早くお寺を抜け出したい一心から、ついうんと言ってしまった。富山の家も空襲で被災していたので、姉とその母は千里駅から6キロもある...人生の転機

  • 言葉の綾

    戦前、まだ私が子供だった頃、楠木正成を称える歌が流行っていた。出だしは「寄せ来る敵軍砦は千早守るは楠木一千余人‐‐‐」であったと記憶しているが、まだ余という言葉を知らない私は、これをてっきり4人と思い込み、どうして当時そんなに細かい人数まで数えられたのかと子供心にも不思議に感じていた頃があった。翻って現代の話。最近テレビで知ったのだが、若いタレントが、10m弱を10mとプラス少しと捉えたり、10時15分前を10時15分より少し前と解釈してたことを知り、愕然とした。言葉の乱れは話し言葉にも表れている。例えばすごいと言う言葉、これはれっきとした副詞であり、本来は形容詞を修飾するものである。とこがである。現代の若者はこれを凄い綺麗な、凄い美味しい、凄い楽しい、などと形容詞的に使っていおり今やそれが主流になりつつ...言葉の綾

  • これって失語症?

    元旦の昼下がり、急に言葉が出なくなった。その日は息子二人に姪が加わり、新年の食事会をファミレスで行ったときのことである。会話に加わろうとして、一生懸命話そうとするのだが、気ばかり焦って言葉が出てこない。コロナとかスマホという簡単な単語ですら出てこない。皆、聞き耳を立てて何を喋りたいか判別しようとしているのに適切な言葉が出てこない。これって失語症?これまでは多少呂律が回らないときや単語がすぐ出てこない時があったが、これほどまで喋れなくなったのは初めである。おまけに相手の質問すら理解できず、戸惑うばかり。伏線は大晦日から元旦にかけての睡眠にあった。夕食に一杯やったためいつも飲んでる睡眠薬をあえて飲まずにに寝たところ、一晩中目が冴え、とうとう明け方まで眠れなかった。それでも午前中は息子らの来訪に備え洗濯などして...これって失語症?

  • 年の瀬に思う

    今日は大晦日、私にとっては88回目である。週3回の透析を始めてからも、早くも10回目となった。当初は透析患者の平均余命は健康な人比べ約半分であると医師から告げられていたので、せいぜいもって5~6年かと覚悟していたが、なんとここまで生き延びているのには複雑な思いがある。私より若く体格のいい人が、次々と鬼籍に入り、なんで自分のような虚弱体質の者が生き永らえているのか?透析後はぐったりしていまい、何もできない自分にとっては、生きていることがかえって苦痛と感じてしまう思いさえある。足腰の衰えが甚だしい。椅子からの立ち上がりに苦労し、ソファなど鋭角に腰かけてる場合は特に大変である。正座、胡坐はもちろんできず、ズボンや靴下の着脱にも不自由している。当然に歩行も家の中や病院内などは何とかできるものの、もはや外出は困難で...年の瀬に思う

  • 妻5度目の入所後の容態(32)

    最近の妻の病状(278)先週の金曜日、妻の入所先の施設長(医師)から電話が入り、妻が発熱(39.1度)し、点滴治療中である旨の報告を受けていたので、果たして今日の面会は可能かとどうか、と昨日ケアマネジャーを通じて尋ねたところ、すでに回復しており、問題ないとの回答を得て今日の面会となった。今回は次男と一緒の男ばかりで、果たして認識してもらえるかどうか不安であったが、いきなり敏夫さん、英利さんと指差しで声を発したではないか!おや、これは期待持てるぞ、と以後話は弾んだ。今日は何日かと尋ねたところ、12月18日水曜日と正確に答えた。「どこかに書いてあるんだね」と質問すると「そうよ、それを見なきゃわかるはずないじゃない」と。ちゃんと会話は成り立っている。先月来義妹と姪のことも覚えていて、これで2か月連続な状態が続い...妻5度目の入所後の容態(32)

  • 8回目のコロナワクチン接種

    去る12月14日土曜日、透析終了後、新型コロナの予防接種を受けた。実に8回目である。しかも今回は先月2日にコロナに罹患し、10日間の入院隔離が明け、まだ1か月しか経っていない段階でである。コロナに実際罹患した以上、抗体が出来てもはや予防注射は不要と考えていただけにこれは意外であった。ま、病院側としては、基礎疾患のある我々には念には念を入れる必要があるとの判断であろう。ただ、今回は副反応に悩まされた。まず当日の夜、不眠に悩まされ、かつ接種した腕がこわばり動かせず、注射跡も痛い。午後になるとおまけに体温が37.9まで上がり、脱力感に苛まされた。これ以上上がったら、救急外来に行かねばならないか、と危惧したが、念のため解熱剤を飲んで様子を見たところ、数時間後に平熱に戻り、気力も回復してきたので、ホッとした次第であ...8回目のコロナワクチン接種

  • 入院(治療)かQOL優先か?

    とかく医師は悪いところがあると入院して治療を勧めるが、私はたとえ治療を受けないために寿命が縮まっても入院は避けたい。例えば入院すればあと10年は生きられる、治療しなければ1年しか生きられないとしても、私は後者を選ぶ。理由は、入院すると言うことはQOL(QualityofLife)が奪われてしまうためである。長期に入院するよりも短期でもいいから、自由を謳歌し、出来る範囲で好きなことをする、そこに生きる意味があると思う。若ければ、しっかり治療し退院後捲土重来を計ることも可能であるが、この歳(88歳)では、ただ命を永らえるだけで、病室に閉じ込められ何もできないことは、相当なストレスで、何のために生きているのか、悶々とする余生になりかねない。その間、病院側のスタッフや家族に迷惑をかけることになる。願わくば、夜ベッ...入院(治療)かQOL優先か?

  • 新聞のない生活

    一昔前までは新聞は安定した貴重な情報源として利用されてきたが、今や情報はテレビやSNSでリアルタイムで得られることから、情報源としての新聞の価値は低下している。したがって若者の新聞離れは当然と言える。夕刊はやめ朝刊だけという人も増えてきているとか。私はこれまで新聞を取るのは当然と半ば惰性で契約してきたが、今回コロナに罹患し、入院したのを機に購読をストップし、退院後も体調が優れず、いつ再入院するかわからないので、2週間ほど新聞のない生活を体験した。別に情報源としては困らないが、長年の習慣で、手元に新聞がないとどうも寂しい。ということで、12/1から購読を再開したが、案の定、ニュースは知ってる事柄ばかりで読む対象がない。かつて長期間旅行に出る時はその間の新聞は保管してもらい、帰宅後にまとめて配達を頼み読んだも...新聞のない生活

  • 妻5度目の入所後の容態(31)

    最近の妻の病状(277)去る11/27は、施設に入っている妻との面会予約日であった。これまでは保護者として私は必ず同行していたが、今回は退院後で体調が悪いので、義妹と姪の二人に託すことにした。二人は戻るなり、興奮冷めやらぬ様子で、いかに妻の機嫌がよかったかを語ってくれた。妻は終始笑顔で、話は細部に至るまで弾んだとのこと。例えば、隣家だったIさんの娘が老齢の母親を虐待しているのが可哀想だったとか、姪がしているネックレスを褒めたので、今度同じものを持ってきてあげる、と言うと「ううん、私は外に出ることないから要らないわ」などと至極まともな受け答えだった由。2桁の計算もバッチリだったようで、今すぐにでも主婦に戻れるのではないか、と錯覚するくらいの風情であったらしい。写真を撮ろうとするとポーズまで作ったとは!これま...妻5度目の入所後の容態(31)

  • 仮釈放

    去る11月2日、不覚にもコロナに罹患した。当日は透析日とあって赤外線体温計では37.0℃とクリアしたものの、ベッドに入った際、どうも熱っぽいので、正規の体温計で測って貰ったところ、38.3℃もあった。こうなると直ちに透析という訳にはいかず、別室に移され、インフルエンザとコロナの検査を受けた。結果はコロナが陽性と出て、10日間の隔離を申し付けられ、即入院、コロナ患者用の個室での生活が始まった。熱は一時39度台まで行ったらしいが、順次下がり、抗生剤の点滴を受けながら、10日間の隔離明けを楽しみにしていたが、微熱が下がりきらず、酸素濃度も元に戻らず、危惧していたところ、これはうっ血性心不全と持病である膀胱炎を併発したためと判明した。本来なら、11/12に退院できるところ、前記事情で一般病棟に移され、点滴を続けた...仮釈放

  • 妻5度目の入所後の容態(30)

    最近の妻の病状(276)一昨日(10/16)の午後、次男と共に妻のに入所先に面会のため訪れる。恒例の月1回、15分間の対面で、5階のエレベーターホールにてアクリル板越しに相対した。先に着いて対面テーブルに腰かけて待っていると、やがて介護士さんに連れられて現れた妻は我々と目を合わせようともせず、仕方なさそうに言われるがまま相方に腰を下ろした。果たして我々が名乗っても、首を振って知らないと言うばかり。自分の名前さえ忘れてしまっている。おやつを食べたばかりとみえ、美味しかったと言っていた。しかし何を食べたのかと訊くと、毎日食べるので何だかわからないとのこと。なんか顔色が冴えないように見えたが、これは外に出たことがないからであろう。本人もそれは自覚していた。計算能力を試そうと簡単な足し算を出してみたが、これはハナ...妻5度目の入所後の容態(30)

  • 遅刻坂会開催通知

    数日前、遅刻坂会の開催案内が郵送されてきた。遅刻坂会とは高校の手前に急坂があり、それを通って登校していたため、それをもじってクラス会の名称としたものである。普通この種の案内はワープロ(パソコン)で打たれた印字で作成されるものだが、今回はA4用紙一杯に手書きで書かれたものであった。考えてみると、卒業後68年、ほとんどの会員が米寿を迎えている今日においては皆アナログに染まり切っており、今更デジタル化を要求するのは酷かもしれない。むしろ手書きの手数も厭わず、この案内を作成してくれた幹事さんの労苦に感謝すべきであろう。その労苦に応えるべく参加したいのは山々であるが、足腰の弱っている私にはとても無理で、会の成功を祈るばかりである。以上遅刻坂会開催通知

  • 妻5度目の入所後の容態(29)

    最近の妻の病状(275)今日の午後、14時半に予約してあった妻との面会のため義妹の車で入所先を訪れる。エレベーターホールでアクリル板越しに向き合った。果たして妻が我々のことを認識できるか期待したものの、全然知らないと首を振られてしまった。しかし他人同士の会話そのものは弾んだ。髪がカットしたばかりらしく綺麗に整えられていたので義妹が褒めると、「あなたの髪も格好いいわよ」と褒め返すなどまさに普通の人と変わらない。相変わらず、おやつは美味しかったと言ったが、昼食は食べていないという。昼食は直前のおやつに上書きされて記憶から消されてしまったのであろう。歌の話になり、昔の歌手の名前が出てきたのは意外だった。美空ひばり、島倉千代子、氷川きよしなどの歌を覚えていたし、小声で頭出しまで口荒んでいたのには驚いた。好きなこと...妻5度目の入所後の容態(29)

  • 祝大の里優勝

    大相撲九月場所での大の里の優勝は見事であった。入幕たった5場所目での大関昇進はあの大横綱大鵬でさえ6場所を上まわり、まさに怪物である。恵まれた体格に加えスピードもあり、すぐにでも横綱になるのではないか?その活躍ぶりは大リーガーの大谷選手を彷彿させる。二人とも怪力とスピードを併せ持ち、受け答えも謙虚であり、日本人の誇りといえよう。能登での洪水被害や中国での日本男児殺傷事件など痛ましいことが続く今日、大の里の優勝で明るい日差しをみた思いである。以上祝大の里優勝

  • 詐欺?

    先日の昼下がり、ソファで横になっていたところ、固定電話が鳴ったので、重い身体をやっとの思いで立ち上がり受話器を取ったところ「あぁ、よかった!」と若い男の声。これは呼び出し音か10回目くらいで出たので、その反動であろう。そして名乗ることもなくいきなり「あのさぁ梨を沢山もらったんだけどさ、食べる?」ときた。息子や孫にはこんな話かたをする者はいないので、「そんな詐欺話は通用しないよ」と言って電話を切ったが、後で考えるともう少し引き伸ばしして、どんな騙しかたに発展させるの確かめたほうがよかったのではないか?以上詐欺?

  • お祝い

    先日、自治会の役員から長寿祝いとして1通の封筒を頂いた。その1週間前に回覧で百寿、白寿、米寿の会員を対象に祝い品が届けられることは承知していたので、有難く受け取ったが、その内容を見て驚いた。白封筒に「御祝」の文字と自治会名が記されてたのはいいとして、問題は、その中身で、2枚の新千円札が封もされず、かつ金額表示など何らのコメントも添えられていなかった。この種の贈り物に当たっては、金額表示のうえ、会長などの責任者による祝辞を添え、かつ封をして渡すのが常識であろう。これでは、そんなことはないとは信じつつも、間に入った方がいくらか猫糞することも可能であり、なんとも杜撰なやり方に有難みも半減といったところである。以上お祝い

  • これは何でしょう?

    下の可愛らしい球形、何だと思いますか?大きさは直径6cm、高さ約5cmしかありません。それでもれっきとした電気製品なのです。これは卓上クリーナーなのです。小さいながら埃や小粒のゴミをよく吸い取ってくれます。軽くて持ちやすいのも気に入っています。これを利用してテーブルや棚などをどんどん綺麗にしていくぞ、とは思ったものの、事前に上の物を片付けねばならず、ましてや老齢による身体の不自由さに加え生来の怠け癖にもあってただ眺めて過ごしている今日である。これは何でしょう?

  • ミニキーボード

    このほど珍しいものを入手した。スマホに接続可能な小さなキーボードである。かねてから短文ならスマホでも入力は可能であったが、長文になると不便を感じていたので、スマホ用のキーボードはないものかとネットで探したところ、あった!早速購入し、試したところ、Bluetooth接続なので当初いささか迷ったもののなんとか使えそうなので、筆卸したのがこのブログである。あまり知られてない物だけにここに紹介する次第である。以上ミニキーボード

  • 妻5度目の入所後の容態(28)

    最近の妻の病状(274)一昨日(8/21)の午後、月1回恒例の妻との面会に入居先の施設を次男と共に訪れる。面会前、ケアマネジャーの方から説明あり、8/2に高熱を出したが、コロナ検査では異常なく、3日間の抗菌薬の点滴ですっかり収まった由。またいつもの尿路感染の類であろうとのこと。現在はすっかり回復し、食欲も旺盛とのこと、まずは安心する。先月、義妹と姪と来た時は、我々との関係までは認識しないもの、名前を呼びあい、会話が弾んだので、今回もと期待したが、その思いはものの見事に打っ棄られた。前回、リハビリの先生に見本があれば漢字も書けますよ、と聞いていたので、試しに本人の名前を見本を示して書かせようとしたが、分からない、出来ないの1点張りで、リハビリって何?と言い出したほど。しかし面談では機嫌がよく、こちらの質問に...妻5度目の入所後の容態(28)

  • 処方薬について

    昨日(12/14)の木曜日は私にとって薬4週間分の処方日であった。私の場合、薬は多岐にわたっており、胃酸の分泌を抑える薬、かゆみを抑える薬、骨量を増やす薬、しびれや鼻炎を抑える薬、腸の働きを整える薬、血液中のリンを減らす薬、胃腸の働きをよく薬などなど11種類、1日3回のもあれば、朝夕2回のもの、夕食後1回だけのものもあるが、4週間分ともなればその量は半端でなく、薬を飲むというより食べると言った方が適切かもしれない。透析後、処方箋をW薬局にファクスで送り、翌日受け取りに行くのがいつもの例であり、あらかじめ、今回も義妹に車を頼んでおいてあった。そこに来ての今回の台風7号情報である。予報通りなら金曜日は大荒れでとても車を走らせるどころではないので、悩んでいた。というのは、処方箋の有効期間は発行日を含めて4日間で...処方薬について

  • 妻5度目の入所後の容態(27)

    最近の妻の病状(273)7月31日の午後、猛暑の中、かねてより北本に居る姪が叔母さんに会いたいと願っていたので、義妹の車で久方に3人で妻との面会に赴く。姪にはあらかじめ期待しないでと言ってあったので、当人もそのつもりでいたらしいがーーー結果は、嬉しいハプニングであった。①妻は直前までテレビを見ていたようなので、何見てたの?と問うと、オリンピックと答え、どこでやってるか知ってる?に対しては、今フランスでやってるのよね。②次いで、姪を指して、E子さんね。と言うではないか?住んでるところは北本駅前の5階建てのマンションで、1階にパン屋さんがあることまで覚えていたのには姪もびっくり。次いで義妹と私の名もそれぞれT子さん、T夫さんと言い当て、義妹の夫であるSさんについても今も山に行ってるの?③足し算をやらしたところ...妻5度目の入所後の容態(27)

  • つんどく

    一般的につんどくと言えば、本を買っても積んだままにして読まない、いわゆる積読を指すが、私の場合、加齢・病気による気力体力の著しい低下、いわゆるフレイル状態にあるため、つんどくは本に限らず気になるペーパー類を必要になるかもしれないとの思いからランダムに机やテーブルの上に積んでおくことである。早い段階で整理すればどうということはないのだが、つんどく物は日々増えるため、書類の山となってしまう。それも一山でなく、三山、四山と増えるため、いざその内の一つが必要となった場合、どこにそれがあるのか、探すのに苦労し、時間を空費してしまう。ただでさえ、余命いくばくもないのに、馬鹿馬鹿しい話だが、山崩ししようにもどこから手を付ければいいか、そこでも迷ってしまう。大体、整理整頓はマイナスイメージの仕事であり、自分としてはむしろ...つんどく

  • 十年前の同期会

    先日、堪っていた資料を整理していたら、1枚の集合写真が出てきた。日付を見ると、2014/5/17とある。ちょうど10年前の中学同期会の写真である。男子8名に対し女子は14名と圧倒している。場所はこの年は銀座アスター本店で、私はあまり参加しなかったが、毎年場所を変えて開かれていたようだ。10年前というと、皆77歳か、78歳ということになる。中学3年の間に毎年組替えが行われたので殆ど知らぬ人はなく、たまに顔を出してもすぐ打ち解けることができた。その後はコロナによる規制や老齢化、更には常任幹事をしてくれていたI君が不幸にして他界してしまったため、今では幹事のやり手がなく、自然解消に至っているようである。これら級友のうち、誰が未だ健在なのか知る由もないのが残念である。亡くなった人も居ようし、私のように延命措置を受...十年前の同期会

  • 米寿を迎えて

    本日、米寿の日を迎えた。もともとは数え年で88歳を米寿としていたらしいが、最近は喜寿や傘寿を含め満年齢で該当日とするのが習わしのようである。流山市長からはサイン入りのメッセージを戴いたし、一昨日には義妹と姪が午餐の祝膳を設けてくれたし、本日は改めて息子らや義妹、かつての職場の仲間や近畿の親友らから祝いのメッセージが届いた。そのほか、かつて38年間勤務した会社や流山市からも金品送付の予告があり、有難いことである。ただし、これで健康であれば言うことなしであるが、末期心不全の身とあって、週3回の透析は欠かせず、そのたびに体力の消耗は如何ともしがたく、最近は眩暈も頻発するようになり、昨日などは病院から帰宅後、ベッドに直行し2時間ほど休んでしまったほどである。その間、電話が鳴っていたが、起きるに起きられず、すっぽか...米寿を迎えて

  • 屋根補修工事等顛末記

    米寿を間近に控えた去る5月初旬のこと。隣家の新築工事で屋根の下請けをしている職人と称する30代も半ばと思われる人から、お宅の屋根の一部が剥がれかかっていると、今にも雨漏りがしそうな危険な状態にあると告げられ、隣家の元請けは名の知れたI工務店であり、その下請けの職人が実際に見てのことだったので、うっかり信用してしまった。その人物が好感度抜群で日ごろから性善説を信奉している私としては自然の流れだったのかもしれない。本来はここで立ち止まって考えるべきだったのだがーーー自分に任せていただければ、安くやってくれる友人がいるのでと、その場でその友人に電話し、自分の実家をやってくれた時のように安くやってもらえるかな?と言って、明日その友人が我が家にやってくるとの段取りをつけてしまった。話がトントン拍子で出来すぎていると...屋根補修工事等顛末記

  • 妻5度目の入所後の容態(26)

    最近の妻の病状(272)一昨日(6/19)、予約してあった面会時間(14.30~45)に次男と共に妻の許を訪れる。先月、義妹と訪ねたときは、一切口を利かなかったし、今回はまして高熱が収まった直後でもあり、不安の気持ちを抱えての面会であった。ところが今回は、他人扱いは相変わらずであったが、口はそこそこ利いた。容貌もとても高熱が出た後とは見えず元気そのもので、熱が出たことなどもはや忘却の彼方で、病気なんかしていないという。前回と違い、美味しいおやつを食べた直後で機嫌がよかったのであろう。おやつは毎日変わるから楽しい!と、あくなき食へのこだわりが元気のもとなのかもしれない。変な質問をしてきた。次男に、ここへは何で来たの?時間はどのくらいかかるの?いくらお金かかるの?等々、脈絡のない話題で面食らったものだ。自分の...妻5度目の入所後の容態(26)

  • 妻5度目の入所後の容態(25)

    最近の妻の病状(271)今日(6/14)午前中、妻の入所先のI施設長から電話があった。入所先からの電話はあまり良いことの例はないので一抹の不安を覚えたが、聴くところによると、6/11に妻は高熱を出し、一時は9度6分にまで昇ったという。本人はその割には元気だったが、持病の尿路感染の疑いがあり、抗生物質の点滴と注射を続けたところ、昨日には7度台に、今朝は6度台まで下がっているとのこと。食事は経口で摂れているし、入院の必要はないと思うが、引き続き経過観察を行っていく由、承った次第である。次回の面会日(6/19)までには直っていることを願いたい。以上妻5度目の入所後の容態(25)

  • リモコンがない!

    6月に入り、ときおり真夏を思わせるような暑い日もあるが、まだエアコンを点ける前の方策として我が家では例の羽根なし扇風機を使用している。柔らかい風で数段階の強弱のほか首振りもできるのでとても気に入っているが、2日ほど前に使用しようとしたところ、ない!リモコンがないのだ、この機種は本体には何もスイッチがなく、すべてリモコン操作で動くようになっているので、その肝心のリモコンがなくては宝の持ち腐れである。1Fには別の機種があり、この機種の使用は2Fの寝室か、内干し用の部屋か、書斎の3室に限られるのだが、どこを探しても見つからない。どこかにあるはずなのだが、何回も何回も探しても出てこない。物忘れも実害のないものであれば笑って済まされるが、今回ばかりは実害もいいところである。どうしても見つからなければメーカーに連絡し...リモコンがない!

  • 妻5度目の入所後の容態(24)

    最近の妻の病状(270)ショックもショック、大ショックであった。一昨日、義妹と共に月1の妻との面会に訪れたが、いくら話しかけても妻は一言も喋らず、口を真一文字に結び、目はつぶったままでこちらを観ようともしなかった。事前にケアマネージャーの方から5/10前後に発熱があり、一時は8.8度にまで昇ったとのこと。検査の結果、尿路炎症の疑いがあり、個室に移し、抗生剤の投与を続けたところ、現在は回復している由。まずは安心した。不機嫌は病後のせいか、それとも昼寝中に起こされたためか、判然としないが、介護士さんとは受け答えしているところを見ると、どこの馬の骨ともわからない我々の訪問を不快に思ったに違いない。これまでは、我々を認識しないとはいえ、内容は頓珍漢ながらもともかく受け答えはしていたので、このように終始だんまりなの...妻5度目の入所後の容態(24)

  • 心を鬼にして‐‐‐‐

    今回は人に迷惑をかけてまで決断した例を披露したい。先に「4月19日」の稿で書いたとおり、最初の職場の給仕を辞め、しばし文化祭に向けて鋭意準備していたが、それも終わったので、次の職場を探し始めていたところ、夜学の同級生から、参議院で今若い人を募集しているが、トライしてみないかと話があり、聴けばその人の父親が院内で写真店を営んでいるので紹介すると言う。参議院なら夜学に近く、聞こえもいいし、働き甲斐があるなと思い、職種も聴かず、お願いしたところ、履歴書と簡単な面接を経て、後日採用の通知を貰ったので、指定された日に勇躍出勤した。その日はオリエンテーションのみだったが、配属先を告げられる。なんとエレベーターボーイであった。今でこそエレベーターはオペレーターが付くのは稀でほとんどがボタンタッチのみで、行きたい階に行け...心を鬼にして‐‐‐‐

  • 所変われば‐‐‐

    もう30年近く前のことであるが、食に関して驚いたことを2点ほどご披露したい。山形方面を旅行中、喜多方に立ち寄ったとき、昼食に独特の味で有名なラーメンを食べようと思い、折角だから少し贅沢しようとチャーシュー麺を注文したところ、ややあって出てきた器の中を見て驚いた。なんとそこにはチャーシューでぎっしりと麺が見えないくらい埋め尽くされていた。東京周辺でチャーシュー麺と言えば、申し訳程度にチャーシュウが数枚載っているだけで、こちらもそのつもりでいただけにビックリしたわけである。嬉しい誤算であった。喜多方では普通のラーメンが、東京周辺のチャーシュー麺に当たるらしい。次に松島へ義弟夫妻と旅行した時のこと。観光前に昼食のため、五大堂近くの蕎麦屋に立ち寄り、義弟と共に笊の大盛りを注文したところ、周りにいた地元の客が驚いた...所変われば‐‐‐

  • 4月19日

    4月19日は、私がN社に就職した初日である。危うく忘れかけていたが、その日から38年間勤めあげることになろうとは考えず、当初はもっといいところがあれば辞めようと思っていたものだ。部署は都心のM電報局で、仕事は電報の配達であつた。実は前年にもそこの内勤をしていた中学時代の友人の計らいでその局長の紹介という形で、同様の面接試験を受けており、試験官は栄養失調で青白い顔をしている私の容貌から、体力を必要とする配達の仕事はとても無理だろうとの判断され、落とされた経緯があり、2度目の挑戦であったわけである。偶々試験官が同じ方で、私を見るなり、「あれ!私、あなたとどっかで会いましたよ」と言われたので、前回も受けましたと言うと、「そうですか、でも配達の仕事は雨の日も風の日も自転車に乗って出かけなければならず、あなたにそれ...4月19日

  • 妻5度目の入所後の容態(23)

    最近の妻の病状(269)今日も同じだった。月1の妻との面会日。今月は次男と施設を訪れたが、前回と同じく、我々のことを認識しないばかりか自分の名前すら言えず、簡単な計算も全くできなかった。相変わらず、おやつはさっき美味しく食べたが、昼食はまだ食べていないと言う。私もここに入りたいな、と水を向けたところ、ここは満床だから入れないわよ、とすげなく軽くいなされた。ここで一番楽しいことは?に対しては「食べることと寝ること」とのこと。いわゆる「食っちゃ寝」が健康の源になっているようだ。ともかく共通の話題を見つけるのは難しいので、今回も尻取りをやって場を持たせた。あまり規則通りに1回言った言葉はNGにしてしまうと精神的に追い詰めてしまう恐れがあるので、妻には何回同じ単語を使ってもよいことにしたところスムーズに進み、迎え...妻5度目の入所後の容態(23)

  • めまい

    昨日(4/14)の10.50頃、日曜日で非透析日とあって、書斎でパソコンに向かっていたとき、何となく目頭を左手で抑えたところ、突然、身体が揺れ出し、制御不能に陥り、危うく椅子から転げ落ちそうになった。必死に椅子の手摺にしがみつき、何とか耐えた結果、10秒ほどで元の状態に復したが、これが階段昇降中のことだったらーーーと思うとぞっとした。原因は、急に気温が上昇したためか、あるいは老化が進み、貧血が更にひどくなったためであろうか?これまでも視界が一瞬消えるという小さな眩暈はあったものの、それによって身体のコントロールが効かなくなるようなことはなく、それもしばらくは起きていなかったので安心していたが、これからは常に臨死状態にあることを肝に銘じ用心せねばなるまい。以上めまい

  • 花見

    桜満開のの季節である。昔は桜を求めて都内の千鳥ヶ淵や靖国神社の境内はおろか遠く青森の弘前城や大阪の造幣局の通り抜けなど名所を巡ったものだが、まもなく米寿を迎える今日にあっては、とても外出・旅行どころではなく、近所を散策することさえ困難をきたしている。そこでやむを得ず、家から50mほどの所に咲いている桜を見ることで花見とした。それぞれにそれなりの見ごたえはあるものの、やはり群生したところに比し、迫力に欠けるのは否めない。51年前に現在地に居を構えた時、庭に桜の木を植えようと考えたこともあるが、妻が毛虫が付くからと嫌がったため桜は断念し、梅と木蓮の木を植えた経緯があり、ちょうど木蓮も桜と時を合わせるように満開で目を楽しませてくれている。以上花見

  • 呆れた自民党の裏金対応

    昨今、自民党は裏金問題に関係した議員の処罰を巡って揺れているが、全く国民の視点を無視した愚策と言わざるを得ない。いま国民が一番知りたいことは裏金作りの意図とその経緯の真相である。誰がいつどのような方法で決定し実行に至ったかである。ところが現状は臭いもの(真相)には蓋をし、外観だけを何とか見栄えのいいよう(処罰)にしているとしか見えない。そもそも、裏金問題が明るみに出た際、吉川議員が上部の人間から「何もしゃべるな!」と言われたことが明らかなのに、それを指示した人が誰だったのか、その後一切明らかにされていない。吉川議員本人もその後沈黙を守っている。言えばその人に迷惑がかかると思っているのか?それとも党内で干されてしまう恐れがあるからであろうか?裏金が最も多かった二階議員に至っては、次期衆院選に出馬しないことを...呆れた自民党の裏金対応

  • 父のこと

    これまで母のことに関しては記述してきたので、父についても紹介したい。父は、富山県の風の盆で名高い八尾の造り酒屋の四男坊として生まれたため、成人後、I家の婿養子に出されたと聞いている。I家の生業については聞かずじまいであるが、本人は銀行勤めで、その巧みな弁術と押し出しの良さでF銀行の支店長にまで昇任したとか。しかし博打にはまり込んだため、銀行からも妻からも絶縁を言い渡され、逃げるように上京し、私の母のもとに転がり込んだというのが、当たらずとも遠からぬ経緯である。母には前夫の遺した10軒ほどの家作収入があったため、父はその管理をすることで特に定職に就くこともなく、私が知る限りいつも家にいたように思う。当時は暮らしには月200円はかかる、と言っていた父を思い出す。なんと物価が安かったものよ。父は、私のことを可愛...父のこと

  • 妻5度目の入所後の容態(22)

    最近の妻の病状(268)危惧していた時がついに来た!今日も予約してあった時間に義妹と共に妻の許を訪れたが、能面のように表情を変えず、むしろ迷惑そうな態度で対面した。全く我々をのことを認識しないばかりか、スマホで妻の写真を見せても自分ではないと言い張る。これまでは答えられていた今日は何日かも知らないという。しかも得意としてきた足し算も、最も簡単な1+1でさえ首を振る。おやつも食べたばかりのはずなのに食べてないと言うし、昼食もまだ食べてないと主張して止まない。これまでは我々のことを認識するか、しないか、交互に繰り返してきた感じだが、ついには元に戻らず、認知症の度合いはだいぶ進んでしまったようである。それでも本人は血色もよく顔もふっくらしていて健康そうなので、そのことを褒めると、有難うございますとこの時ばかりは...妻5度目の入所後の容態(22)

  • 家族

    昨今、夫婦別姓論が声高に広がっているが、私にしてみれば、少年時代、祖父母や両親のみならず子供に至るまで全員が同一姓を名乗っている家族が羨ましく、我が家族の変異な構成を嘆いたものだ。というのは、父母は内縁関係にあったため、当然別姓であり、最初の夫との間に生まれた長兄は母と同じM姓、2番目の夫の子である次兄は親戚筋の名跡を継ぎN姓を、私は父方の姓であるI姓を名乗っていた。かように兄弟3人がすべて父を異にする複雑な家族であったため、単一姓の家族が羨ましかったわけである。写真は私の小学校(当時は国民学校)入学を記念して撮ったもので、長兄は戦地に赴いていたのでここには写ってはいない。(父52歳、母47歳、兄19歳)第2次世界大戦直後にもともと身体に支障のあった父と次兄は相次いで亡くなり、母がN姓を継ぐことになったた...家族

  • 東京大空襲の日に思う

    今日(3/9)は69年前(1945年)の東京大空襲の日に当たる。公式には3/10がその日とされているが、実際には、空襲は前日の夜半前から始まったので、被災者は3/9をもってその日と認識している人が多い。多いと言いながらも、大半の人はすでに鬼籍に入っており、一方2011年3月11日に発生した東日本大震災が人々の記憶に真新しいことから、東京大空襲のことは既に負のレガシィとして歴史上に名を残すのみと言った感があり、当時の被災者の一人として内心忸怩たる思いを禁じ得ない。当時の歴史を紐解くと、その夜は米国機B29が300機も来襲し、焼夷弾を下町中心に無差別に投下し、およそ10万人が犠牲になったと言われています。神田の東地区に住んでいた私たち家族は、幸いにも近くに映画館撤去あとの地下室を防空壕として近所の人と共に利用...東京大空襲の日に思う

  • 妻5度目の入所後の容態(21)

    最近の妻の病状(267)今回もまた他人と認識されてしまった。月一回の妻との面談、一縷の希望をもって次男と臨んだが、またも空振りに終わった。ま、元気そうだったし、本人も一番楽しいことは「ご飯とおやつ」と言うくらいだから、まず身体の方は心配あるまい。昔のことは何も覚えていないらしく、趣味だった西洋刺繍やグランドゴルフのこともやったことはないと言う。他人に口の中をいじられるのが厭らしく、隔週の歯医者の検診も受けてないようだ。本人曰く、今日も歯医者さん来てるみたいだけど私は嫌、とはっきり言いきっていた。ともかく内容のある会話はできないので、次男の提案で早めに尻取り遊びに切り替え、間を摂ることにした。本人は初めは知らないと言っていたが、すぐに慣れ、やや詰まる場面もあったが、どうにか進み、「ま」の場面で、「マッターホ...妻5度目の入所後の容態(21)

  • 幻の金婚式

    昨日は2月15日、最初の妻が生きていれば、結婚し、ちょうど50年、本来なら子や孫たちに囲まれ、金婚式を祝ってもらえる日になる筈であった。7年後、一子をもうけて喜びに包まれた直後、私の至らなさから、非業の死を遂げたこと、それ以来、心の闇となって久しい。今や祝ってもらうどころか、この日が金婚の日に当たるとは息子を始め、親戚の人らも誰一人覚えていまい。実に寂しい限りである。尤も息子はまだ生まれてなかったし育ててくれたのは継母であるので、この特別の日を知る由もないがーーーかくて一人、50年前の白黒写真を探し出し、新婚当時の思い出に耽る今日この頃である。幻の金婚式

  • 妻5度目の入所後の容態(20)

    最近の妻の病状(266)本日は本年最初の妻との面会日であり、昨年末は義妹同行にもかかわらず、他人同士の会話に終始したので、今回は捲土重来を期し、再び義妹に同行してもらい、入所先を訪れる。結果は残念ながら、散散なものだった。認知の症状は前回より進んでおり、何を聴いても頓珍漢な答えしか返ってこない。自分の年齢はおろか名前さえ知らないとのこと。それでも黙り込むことはなく一応反応があるのが救いである。写真を見せて子供や孫の話をしても、私結婚したことがないからそんな人居るわけがないと一蹴されてしまう。これまでかかわってきた地名の話をしても、そこは火事で焼けてしまったとか、地震で壊れてしまったなど、非現実的な答えしか返ってこない。唯一正確に答えられたのは「今日は1月31日、水曜日」であった。日付についてはいつもホール...妻5度目の入所後の容態(20)

  • 妻5度目の入所後の容態(19)

    最近の妻の病状(265)期待はものの如く打ち砕かれた。一昨日(12/27)は月一回の妻との面会日であり、必勝を期して義妹と訪れたのだったがーーーこれまでは次男と一緒の時は認識されずに終始していたが、義妹と来た時はいつも他愛無いながらも会話が弾んでいたので、今回も本年最後のお喋りができるものと臨んだだけに落胆度大であった。何を聴いても「知らない」「分からない」の一点張りで、私に対しては「知らない、初めて会う人」と宣う始末。妻にしてみれば、どこの馬の骨ともわからない二人がなぜ来たのだろうと思ってるやに想像できるほどだ。自分の誕生日はおろか名前まで知らない、今日の日付までも知らないというに至っては、取り付く島もない。場が持てないので、仕方なく尻取りゲームをしたが、こちらは幾分詰まりながらも、語彙は結構あるように...妻5度目の入所後の容態(19)

  • 筆仕舞い

    中学生時代から続けてきた年賀状ですが、来年は私にとって米寿に当たる節目の年であり、透析生活も10年目を迎え、気力体力の衰退は如何ともしがたく、今回をもって賀状の筆仕舞いをすることにしました。思えば、現役時はアナログ時代でもあり、一時500通を超える年もありましたが、退職後は徐々に減少に努め、最近は100通を切るまでに至っていました。しかしどうしても先輩なり、後輩でも毎年必ず元旦に届いている方々にはこちらでも欠かさず礼を返しておりました。しかし、一人暮らしで日々生きていくのがやっとという今日にあっては、遺憾ながらこの度最後の57人宛をもって筆仕舞いを決心した次第です。これらの方々とはこれからは可能な限り、SNS上でお付き合い願えればと思っています。もっとも日々衰えていく身にあっては、思い通りに行くかどうか怪...筆仕舞い

  • 妻5度目の入所後の容態(18)

    最近の妻の病状(264)一昨日(11/15)は妻との面会日。月に一回15分と限られている。ここ2か月は義妹と来てかなり会話が弾んだので、今回3か月ぶりとなる次男も期待大であったが、ものの見事に打ち砕かれた。全然我々のことを認識してくれず、知らないの1点張り。しかも先月あれほど意気投合した義妹のことも覚えていないという。自分が誰であるか?ここの人は全員自分の名前を知らないという。誕生日はおろか自分が何歳であるか?ここの人全員と同様、知らないという。ただ、今日は何日かは、なぜか正確に答え、「肌の色が白くなったね」と言うと、「全然外に出ないから」と至極もっともな答えが返ってきた。好きな食べ物は?に対しては「全部美味しい」。身体でどこか悪いところある?との質問には、「どこも悪いところない」と至極健康的な答え。掛け...妻5度目の入所後の容態(18)

  • 妻5度目の入所後の容態(17)

    最近の妻の病状(263)恒例となった月1回の妻との面会。今回は順番では次男と来る予定だったが、次男が僕よりもT叔母さんの方が母の機嫌がよいからと辞退したので、前回に続き義妹の出番となった。美味しいおやつのあとだったせいか、妻はご機嫌そのもの。座るや否やピンポン玉のように会話が弾み、期待通りの15分間であった。おやつに何を食べたか、昼食は何を食べたまで覚えていたし、嫌いなものはなく、全部美味しいとまで言い切った。自宅そのものは覚えていなかったが、隣の家のことは覚えていて、奥さんがきつい人で、ご主人のことを「パパ、パパ!」と呼んでは仕事をさせていたこと、その他、近所の2、3人の奥さん連についても思い出していた。こんなことまで思い出したのはかつてないことであり、驚いた次第である。誕生日も7月20日と口にしたし、...妻5度目の入所後の容態(17)

  • 松戸入院紀行

    透析生活も9年目に入り、左腕シャント付近の血管が盛り上がり大きな瘤となってしまったのでその手術を受けるため松戸のTK病院へ10月18日に入院することとなった。本来なら今通っているT病院で手術を受けられればいいのだが、あいにく当病院には血管専門医がいないため、やむを得ずの行程である。10時までに入院してほしいとことで、一泊分の必要アイテムをリュックに詰め、息子の車で行くこと30分余。入院手続き後、息子はそのまま帰し、まずは各種検査へ。PCR検査、血液検査、心電図、X腺検査とこなした後、3階の病棟に案内される。ところが、案内されたのは個室。あれ?おかしいな、個室など希望してないのだがーーー4人部屋は空いてないのか?と訊いたら、4人部屋をご希望ですか?と来た。手違いもいいところだ。改めてベッドごと移動し、4人部...松戸入院紀行

  • 今日は何の日?

    今日は10月22日、かつて私が愛して止まなかった前妻の生誕日である。生きていれば、今日で満82歳に当たる。きっと好々爺ならぬ好々婆になっていたに違いない。29歳というあまりに短い人生であった。決して超美人ではなかったが、私にとっては人生で最高のパートナー、最も魅力的な女性であった。昭和43年2月ころ、新橋の英会話スクールで出会い、クラスが違うので授業中に会うことはなかったが、偶々ある先生の肝いりで、希望者は残って合同の交流会をすることになり、そこでの自己紹介を通じて知り合ったわけである。数回の交流を経て、互いに連絡先電話番号を交換し合い、交際が始まったが、それが彼女にとって良かったことなのかどうか、別の男性と結ばれていれば、早世することもなかったのではないか?これ以後のことについては、先にこのブログで「結...今日は何の日?

  • 妻5度目の入所後の容態(16)

    最近の妻の病状(262)今日、9月29日、ようやく妻の入所先の新型コロナウイルス感染症も終息し、偶々予約してあった今日から面会可能となったことから、義妹とともに訪れる。ただ、接触管理は、アクリル板は以前より大きくなっており、それを越えての写真撮影や身を乗り出すことは厳禁とするなど一段と厳しくなっており、妻も当初は「聞こえない」と言ったほど。本人は素顔ながら我々はこれまで同様マスクのみならずフェースシールドまで着用を義務付けられており、担当のスタッフの方も極力我々と本人を接触させまいとしているのが窺われた。15時になり、スタッフの方に促されて所定の場所に行くと妻はすでに着席していた。アクリル板越しに「こんにちは」と言うと「こんにちは」と返ってきたが、にこりともせず、だれだろうと訝っているかのようであった。前...妻5度目の入所後の容態(16)

  • 母のこと

    去る8月27日は母の祥月命日であった。亡くなったのは今から遡ること43年、86歳と2か月であった。内縁を含め3度、夫に先立たれ、大正12年の関東大震災、昭和20年の東京大空襲と2度の大災害に遭遇するなどまさに波乱万丈の一生だったと言える。関東大震災では上野の山に避難したと聞いているが、詳しいことは聞きそびれたまま逝かれてしまった。家族状況も複雑で、最初の夫との間には5年間で2人の男の子を設けたが、二人目は僅か3歳で夭折したと聞いている。当時は数え年だったから、実際には満2歳前後であったと思われる。最初の夫に先立たれた後、次の夫とは男子1名を設けたが、若くして肺結核を患い、こちらも終戦を待たずに22歳で死に、残ったのは20歳も年上の長兄と、3度目の夫との間に生まれた私のみとなった。兄は高等小学校しか出てなか...母のこと

  • 妻5度目の入所後の容態(15)

    最近の妻の病状(261)8月16日、猛暑の中、予約してあった14.30からの妻との面会に次男と共に入居先に訪れる。前月、義妹と来た時は低レベルながら会話が弾んだので、今回も、と勇んで面会に臨んだが、いきなり我々のことは「知らない」と突き放されてしまった。ミーちゃんのことは、やはり「ここに書いてある」とMi-chanの刺繍を指さし、誇らしげ。前回あれほど和気藹々とやり取りした義妹の存在すら「覚えていない」という。今日の日付や年齢についても「知らない」の一点張り。ミーちゃんに歌を歌わせると、一応「上手だね」と反応は示すものの、こちらから促さない限り、自分から積極的に話しかけることはなかった。何が一番好きか?と問うたところ、「おやつ」と言う。ちょうどこれからがおやつタイムだと承知していて、期待を込めて言ったので...妻5度目の入所後の容態(15)

  • 妻5度目の入所後の容態(14)

    最近の妻の病状(260)今日(6/26)は新面会制度になって4度目。59日も間が空いてしまったので、いくら相性のいい義妹が一緒でも、果たして認識してくれるだろうか?との不安を胸に14時30分からの面会に妻の入所先に向かう。義妹の提案で、以前連れて行くと妻が喜んだミーちゃん(喋る人形)を覚えているかどうか、これも認識材料の一つとしてリュックに入れて出かける。結果は杞憂であった。我々の顔を見るなり、「T子さんにT夫さん!」と嬉しそうに叫ぶではないか。もちろん、ミーちゃんのことも覚えていて、早速話しかけていたが、家で冬眠中のものをそのまま持ってきたので、電池切れで反応なし。。今度は電池入れて持ってきてね。と言われてしまった。義妹が「よくミーちゃんだってわかっわね、と言うと、そこに書いてある、と切り返さてしまった...妻5度目の入所後の容態(14)

  • 再びのェアコン修理

    猛暑続きで辟易しているこの時期、2年前に続き、又もや居間のエアコンがダウンし一向に冷えなくなった。2年前は辛うじて10年の保障期間内であったので事無きを得たが、今回は完全に保障期間外なので、余程買い替えようかとも思いつつ、自分の年齢を考えると、やはり直るものなら有償でも直してもらおうとメーカーの修理部門にお願いして来てもらった次第である。原因は主に室外機のガス漏れであった。補充するとすぐ直ったが、部品も取り換えておいた方がよいだろうと、5日後にまた来てやってくれた。作業員はどこか見覚えがあると思っていたが、2年前に来た同一人であった。朴訥ながら、仕事は丁寧で確実、信頼度の高い人だった。おかげで今は外は酷暑であろうが、居間で快適に寛いでいる。以上再びのェアコン修理

  • 87回目の誕生日に思う

    去る6月28日は87回目の誕生日であった。すぐにもその日に感想を書くべきであるのに、ここのところの気力体力の衰えは如何ともしがたく、本日に至った次第である。この間、息子らを始め、SNS仲間から数通のお祝いメッセージをいただいた。こればかりは幾つになっても嬉しいものである。ただそれらに対し返礼メールを作成するのも大変であったがーーー兵庫の友人から87歳は、75歳の後期高齢者の時から数えてちょうど干支一巡したことになるとの指摘を戴いたが、なるほどそういう考え方もあるかなと感心する。さしづめこれからは末期高齢者ということになろうか?かつては数え年88歳をもって米寿のお祝いがなされたものだが、現在は古希も喜寿も傘寿などもすべて満年齢をもって対象年としているようである。あと1年、頑張れるかどうか?最近は透析疲れに加...87回目の誕生日に思う

  • 妻5度目の入所後の容態(13)

    最近の妻の病状(259)本日は新面会制度になって3度目。次男と共に指定された2時45分から15分間の妻との面談のためCホームを訪れる。妻にはこの病気の特性として明と暗があり、前々回の面会では全くの他人扱いだったで暗、前回は初めから我々のことを認識し会話も弾んだので明であったが、果たして今回は?と期待と不安交じりで臨んだが、結果は明と暗の中間であった。我々の名前はちょっとしたヒントで認識してくれたが、本人としては必ずしも納得はしてないようだった。面会コーナーへ連れてきてくれたスタッフの方が、ほら、旦那さんと息子さんよ、と促したが、妻はいつものように「私、結婚したことないから、旦那や息子がいるわけがない」と主張して譲らない。自分の名前、憶えている?と問うと「の〇〇き〇〇」と先生がつけてくれたの」と、まるでそれ...妻5度目の入所後の容態(13)

  • 妻5度目の入所後の容態(12)

    最近の妻の病状(258)昨日(5/10)15時前、かねて面会予約してあったKホームへ義妹とともに訪れる。前回(4/19)次男と来たときは、全く我々のことを認識せず、知らない人同士の会話に終始したので、果たして今回はどうかと、期待半分、不安半分で入場したが、妻は義妹の顔を見た途端、顔を綻ばしたので「誰だかわかる?」と問うと、「T子さんに、そちらはT夫さん!」と認識したではないか!やはり波があるようで、前回来たときは谷で今回は山と言ったところか?いつも山であってほしいと思うのは我々の欲か?今回は会話も淀みなく進んだが、家族のことは全然覚えておらず、前回次男と尋ねたことすら記憶の彼方である一方、義妹の夫について、「Sさん今も山に行ってるの?」と尋ねるなど記憶にちぐはぐな面があった。自分が81歳なのは認めず、もっ...妻5度目の入所後の容態(12)

  • 再び少子化問題について

    少子化問題について少子化が今や差し迫った危機として認識されている。岸田内閣は異次元の対策と称して各種の手当の増額・新設を図っているようであるが、私にはどうも「仏作って魂入れず」のような気がしてならない。そもそも現在の若者は結婚するかしないかは個人の自由、子供を産むか産まないかも自由、と主張して止まない。しかしちょっと待っていただきたい。これはあなた自身の存在を否定することにならないか?あなたが今この世にあるのは両親が結婚し産んでくれたおかげではないか?その両親もまた幾世代にもわたって綿々と続いてきた生命の連鎖があったからこその存在であり、子供を産まないことはこれを断ち切ることに繋がる。自由は確かに基本的人権の重要な要素である。第2次世界大戦が終結して今年で78年を迎えるが、この間、社会では個人の自由の範囲...再び少子化問題について

  • 妻5度目の入所後の容態(11)

    最近の妻の病状(257)今日は待ちに待った妻との予約してあった面会日である。新型コロナの影響で、最後に会ったのが昨年の11カツであるから、もはや1年半近くになる。前回は、明るく元気で、相当程度の理解力で会話できたので、今回もそれを期待していたが、物の見事にひっくり返された。面会はコロナ禍以前によくトランプに興じた面会コーナーで行われたが、ここでカード遊びしたことのほか、何を聴いても「知らない、覚えていない」の1点張りで、私と次男のことはおろか、自分の写真を見せても、「知らない」と言う。「ほら、あなたの旦那さんと息子さんよ」とスタッフの方の助言があっても「私、結婚したことないからそんなはずはない」と、すっかりかつての谷底状態に戻ってしまった。「幸せかい?」と訊いても、幸せの意味が分からないとまで宣う。この間...妻5度目の入所後の容態(11)

  • 大山鳴動するも-----

    今日は去る3/24に精密検査を受けた結果を聴きに柏の慈恵医大病院へ行く日である。例によって朝、次男が勤めの間隙を縫て迎えに来てくれ、車で出かけた。結果は、右肺に見られた影はほとんど消えており、何ら心配ないとのこと。私の家系には癌患者は出ていないとはいえ、経過観察くらいにはなることは覚悟していたが、一転無罪放免であった。「泰山鳴動鼠一匹」と言う諺があるが、今回は一匹もいなかったことになる。実際には先月の入院中に受けた抗菌薬の点滴が功を奏したのであろう。退院時にもう一度肺のX腺検査を受けていれば精密検査の必要性はなかったのではないか?かように次男に会社を休ませてまで受けた検査ではあったが、結果的に無駄足であったことを考えると、内心軸地たるものを禁じ得ないが、次男は「これで心配ないことが分かったからいいじゃない...大山鳴動するも-----

  • 桜の許での爽やかな会話

    今日はどうしても処方薬を取りに薬局まで行く必要があったので、10時少し前によろよろと出かけたところ、家の近くの階段ぎわに一本の桜が今を盛りと咲き誇っていた。晴天に映え、実に美しかったので、スマホを取り出し撮ろうとしていたところ、犬を連れて散歩中の見知らぬ中年の男性と目が合い、お互いに「きれいですね」と声を掛け合った後、「お父さん、どうです?折角だから桜をバックに私が撮ってあげますよ」と、申し出られた。断ったが、再度勧められたので、「いや、私が入ると客観性がなくなるので」と言ったところ、「なるほど、客観性ですか」と納得してくれた。こちらも折角の親切な申し出を断ってしまい、内心忸怩たるものを感じたので、「ご親切にありがとうございました」と丁重に礼を言って別れたが、この世知辛い世の中で一服の薫風を得た思いであっ...桜の許での爽やかな会話

  • 精密検査待ち

    尿路感染症が収まり、もはや発熱とも解放され、3/11に退院できたものの、主治医から慈恵医大病院呼吸器外来で精密検査を受けるよう指示があり、3/22(水)に息子に付き添われて同病院を訪れた。しかし、呼吸器外科の診療日は木・金のみということで、その日は空振りとなり、改めて3/24(金)9.30tからの予約を取り、仕切り直すことになったが、総合病院であるだけに毎日やっているものと思い込んでいたのはまこと不覚であった。私はともかく、折角休みを取って付き添ってくれた息子は気の毒であった。さて、検査当日である。担当医は30代と思しき非常に歯切れのいい方で、画面で示しながら、てきぱきと説明してくれた。ブラインドタッチの素早い端末操作にも目を見張った。診断は、検査を経ないと何とも言えないが、確かに異物が存在しており、癌の...精密検査待ち

  • 入院顛末

    去る3月2日から10日間入院した。顛末は以下の通りである。当日は木曜日、透析日であった。昼頃から体が震えだし悪寒を覚えたが、終了次第帰ろうと思っていたところ、最後に触診で担当看護師に気づかれ、測熱したところ何と38.7度もあり、これでは帰すわけにはいかないと、師長さんに伴われてまずは発熱外来へ。抗原検査は陰性だっし、次いで受診した緊急外来でPCR検査でも陰性であったので、まずは新型コロナに感染したわけではないことが判明した。しかし、X腺検査の結果、右肺の一部に影が見つかり、恐らくはこれが発熱の原因ではないか、とのこと。入院する必要があるが、軽度なので1週間程度の抗菌薬の点滴で治ると思う、と直ちに点滴の開始と共に入院する運びとなった。ところがである。38度以上の高熱は1日で収まり、その後2~3日は微熱が続く...入院顛末

  • 妻5度目の入所後の容態(10)

    最近の妻の病状(256)介護老人保健施設入所中の妻とはこの7月に面会して以来、再び感染者が出たということで、再び面会禁止となってもう4か月も経過しており、いくら「便りのないのは良い知らせ」とは思っていても、不安は禁じえず、やきもきしていたところ、施設側もそれを察してくれたようで、このほど施設長から入所者の現在の健康状態を説明する形で、本人とも面会できる場を設けてくださり、11月21日3時半からの予約が取れ、義妹と共に施設に向かった。まず最初にエレベーターホールにてウクレル板越しに医師(施設長)から健康診断結果を基に説明があり、極めて健康であること、次いで同席した担当看護師からも、時に不穏状態に陥ることはあるものの概ね問題ないことを伺いホッとする。さて、問題はしばらく会っていないので、妻がどんな反応を示すか...妻5度目の入所後の容態(10)

  • 朗報!「妻5度目の入所後の容態(9)」

    最近の妻の病状(255)久方に朗報である。と言うのは、妻の入所先ではコロナ感染予防のため、これまで面会厳禁となっていたが、6月20日から条件付き面会が可能となり、今日、それが実現したわけである。条件というのは、曜日が火・金・土の14時30分から16時までのうち15分以内と限られ、しかも予約制である。私自身は非透析日の金曜日しか行けず、しかも足を確保する必要がある、調整の結果、義妹が同伴してくれることになり、面会前に体温や健康状態、ワクチン接種・検査状況など「面会チェック表」を記入・提出のうえ、面会場所の5階に向かった。予約時間は14時30から15分間である。どんな形で面会するのだろうと思っていたら、5階エレベーターホールのテーブル上にパーティションが設えており、対面で話せるようになっていた。今年は、コロナ...朗報!「妻5度目の入所後の容態(9)」

  • 「自由」について

    第2次世界大戦が終結して今年で77年を迎えるが、この間、社会では個人の自由の範囲が拡大し、今や自由を放縦とはき違えている若者を多く見かける。個人の自由は、自らの自由のほか、他者の自由を尊重すべきことに他ならない。他人や社会に迷惑をかけてまで好き勝手に行動することは、自己中心主義であって、本来の個人主義とは異なるはずである。最近論議が盛んなGenderFree問題についても然りである。自由である以上、同性婚も認められるべきと主張して止まない人々がいるが、ちょっと待っていただきたい。同性同士のカップルでは当然ながら子供は産めない。ということは幾世代にもわたって綿々と続いてきた命の連鎖を断ち切ることになる。ということは、自らの存在を否定することにならないか?これは日本人全体の少子化にも繋がり、やがては国そのもの...「自由」について

  • ソファ病

    人工透析を始めて過日7年が過ぎた。お陰様で平均寿命を優に超えるまで生き永らえてはいるが、週3日、4時間にわたって血液をダイアライザーという機械に通して純化するわけであるから、当然身体への負担は相当なもので、体力は徐々に落ちてきており、昨日までできていたものが今日はできないという具合に活動範囲もガクンと狭まってきている。私の透析日は、毎週、火・木・土であるので、ほぼ1日おきで日・月のみ連休(?)がある。旅行好きの私はかつて旅行するなら最低2泊以上とその非日常性を楽しんできたが、透析になってから、もはやそれは適わず、日帰りや1泊2泊の旅行が精々となった。それも透析を始めてからは日帰りや1泊旅行が楽しめたのは当初の3年弱で、加齢と透析が相俟って次第に体力の低下と共に旅する気力も萎え、もっぱら家でソファに座って休...ソファ病

  • 4回目のワクチン接種

    昨日、透析直後に4回目の新型コロナのワクチン接種を受けた。過去3回はすべてファイザー製だったが、今回初めてモデルナ製であった。ファイザー製だと後日になるということなので、迷わず即応可能な方を選んだわけである。ワクチンは副反応が怖いからと1回も打たない人が同じブース内にもいるが、これまで私は副反応など出たことなく、怠くても、それは透析後の怠さに吸収されてか、何ら副反応らしき現象はなかった。しかし今回は違った。注射そのものは分量がファイザーの半分だからか、蚊に刺された程度であっという間に終わったが、帰宅後に猛烈な怠さに襲われた。6/28の誕生日には透析と酷暑が重なり、ぐったりしてしまったが、今回はそれ以上に酷い状態で、比較的涼しい日であったことが不幸中の幸いで、これに酷暑が加われば恐らくまともに帰宅出来なかっ...4回目のワクチン接種

  • 同性婚論議

    最近は同性婚は憲法違反か否かの論議が盛んである。確かに憲法では「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなけれはならない」とあり、同性婚支持派は、これをもって男性同士、女性同士の婚姻もまた可能で、これを否定することは憲法違反であるというのが論拠のようである。これに対し、これを婚姻と認めない反対派は、憲法の記述は、旧法では男女の婚姻に関し、戸主の承認が必要であったが、新法では当該男女の合意のみで成立することを定めたもので、男性同士、女性同士の婚姻は想定されていないという見解てある。私は、後者を支持する。そもそも同性同士では子を産めないではないか?あなた自身の存在を考えてみてほしい。あなたがこの世に存在するのは両親があなたを生んでくれたおかげ...同性婚論議

  • 86歳の誕生日を迎えて

    月が変わって7月になってしまったが、去る6月28日は私の86回目の誕生日であった。あいにく当日は火曜日で透析に行く日に当たり、痩身の身にはそれだけでも苦痛であるのに、運悪く猛暑日が重なり、ぐったり感は筆舌に尽くせぬくらい壮絶なもので、帰宅後はソファに倒れこんだまま4時間近くも起きられないという最悪の誕生日になってしまった。それでも前日には火曜日が透析日であることを知る関西の友人から電話があり、SNSでもFBやLINEで、それぞれ祝いと励ましのメッセージが10通ほど寄せられ、心が和んだが、とても返信する気力はなく、翌日に持ち越した次第である。透析に猛暑追い打つ誕生日ブログ更新は実に4か月ぶりですが、せいぜいこれを機にもっと頻繁にアップしたいと念じる今日この頃です。以上86歳の誕生日を迎えて

  • また命日がやってきた

    今日3月13日は、最初の妻の命日である。早いもので29歳の若さで早世してから51年も経つ。誰も私を責めないが、死因が私の重大な過失にあったことは否めようもない。(忘れ得ぬ面影参照)この51年間、一日として亡妻のことを思い出さない日はない。毎年命日には仏前に花を供え、般若心経を唱え、更なる冥福を祈っている。一粒種の息子が何かと末期腎不全で闘病中の私の面倒をみてくれてはいるが、息子自身は実母の面影すら知らず、哀れである。私としては今後とも十字架を背負っての余生を送ることになるが、あの世での妻との再会を信じ、ひたすら妻との思い出に浸って生きていくばかりである。今年は、亡妻の命日に合わせるかのように我が家の庭の梅の花が咲き、私の心を慰めてくれた。以上また命日がやってきた

  • 漢字抜け熟語

    ここのところすっかりブログ離れしてしまった。コロナ禍で出かけられないせいもあるが、その主たる原因は老齢による気力の低下に帰するところ大であり、何事も億劫で前に進めない。身体が動かなくなったのもこれに拍車をかけている。新聞を門扉まで取りに出るのも億劫で、よく一日遅れで読む始末である。今日も昨日の新聞に目を通していると、土曜日版とあって「beパズル」がついており、その中に「漢字抜けパズル」なるものがあった。しかも難易度が四つ星で、いつもの三ツ星より高い。これは脳トレに格好とチャレンジしてみたが、どっこいなかなか進まない。この「漢字抜けパズル」は、21個の4文字熟語があり、84文字中そこに散りばめられた、それぞれ0~2の合計25の単語をヒントに空欄の59に適切と思われる漢字を当てはめていくもので結構やり甲斐がある。し...漢字抜け熟語

  • 手帳談義

    手帳はこれまで「10年日記」を書き続け、昨年で3冊目が満期となり、さて、今年の分も購入しようか、と昨年末に迷ったが、さすがに85歳という年齢を考えると、あと10年も続けられる気力は期待できないので、昨年限りとし、今年は100円ショップで買ったA5サイズの簡単なものに切り替えることにした。昨年まではこのほか1年ごとの高橋の手帳にも書き込みをし、更にはスマホに「マイ日記」のアプリを使って記録していたが、これらも止め、上記の百均の手帳一本に絞ることにした。これも終活の一環であろう。新年になって早や10日になるが、特に不便さを感じてないので、よい決断であったと思う。その空いた時間で、ブログの更新を増やせればいいのだが、恐らくはのんびりする時間が増えるだけになってしまうだけかもしれない。心せねばーーー以上手帳談義

  • 手帳談義

    手帳はこれまで「10年日記」を書き続け、昨年で3冊目が満期となり、さて、今年の分も購入しようか、と昨年末に迷ったが、さすがに85歳という年齢を考えると、あと10年も続けられる気力は期待できないので、昨年限りとし、今年は100円ショップで買ったA5サイズの簡単なものに切り替えることにした。昨年まではこのほか1年ごとの高橋の手帳にも書き込みをし、更にはスマホに「マイ日記」のアプリを使って記録していたが、これらも止め、上記の百均の手帳一本に絞ることにした。これも終活の一環であろう。新年になって早や10日になるが、特に不便さを感じてないので、よい決断であったと思う。その空いた時間で、ブログの更新を増やせればいいのだが、恐らくはのんびりする時間が増えるだけになってしまうだけかもしれない。手帳談義

  • 妻5度目の入所後の容態(8)

    最近の妻の病状(254)昨日の大晦日、2年ぶりに長男を妻と対面させるべく次男の車で妻の入所先を訪ねた。今回はガラス戸2枚越しではなく、1枚のみの対面になっており、それだけ近くで互いの顔が見えるので、面会者としては有り難いことであるが、ただ、2名までと限られているので、次男は別室で待機し、長男と私が備えられた2脚の椅子に座っての会話となった。これまで、我々を認識できたことはなかったが、今回は「あぁ~ら、Kくんね!」と言ってくれることを期待したものの、残念ながら、いつもと同じ、誰だか分らないとの反応であった。長男は、共にトランプに興じた経験しかないだけに、母親の変貌ぶりには、覚悟はしていたものの、これほどまでとは思っていなかったようだ。何を聴いても「知らない」「わからない」の一点張りでまともな会話ににならなかったが...妻5度目の入所後の容態(8)

  • 妻5度目の入所後の容態

    最近の妻の病状(253)今日(11/10)は、先月来予約してあった妻との面会日である。面会と言っても、ガラス戸越しに互いに送受話器を通しての間接的なものだが、これでもコロナ禍緩和により従来のスマホによるリモート面会より一歩前進したことになる。最後にリモート面会したのが、7月7日なので、妻の姿を見るのは実に4か月ぶりである。その前、3月に息子の機転で我孫子の病院への送り迎えの際、自宅に寄ってくれたが、その時の対応では我々のことをしっかり認識し、簡単な会話ができたので、今回も期待しての面会であった。しかし、期待はものの見事に打ち砕かれた。最初こそ、我々の姿を認めて笑顔で手を振ってくれるなど、おやっ、大丈夫だと思わせたが、これは介添えの介護士さんの指示に従ったものらしく、すぐ、知らない人扱いになってしまった。これまで...妻5度目の入所後の容態

  • 妻5度目の入所後の容態

    最近の妻の病状妻5度目の入所後の容態

  • 妻5度目の入所後の容態(6)

    最近の妻の病状(252)一昨日、3週間ぶりに次男が来てくれたので、前月分利用料の支払いや妻のインフルエンザワクチン予診票の提出などを兼ね、昼前に妻の入所先を訪れる。実はこれまで新コロナ禍で入所者とのコンタクトはオンライン面会に限られていたが、緊急事態宣言の解除を受けて11月から窓越し面会を再開することになったため、その日時を予約するのがメインの目的であった。(次男の都合から11/10、15.00~10分間ということになった)その他、ケアマネジャーのSさんから最近の妻の状態を聴いたところ、従来と特に変わったことはないが、時折、介護抵抗など不穏な態度が見られるとのこと。しかし各種行事には積極的に参加し、食欲も旺盛とのことで、まずはここでの生活に満足している様子である由。11月10日の窓越し面会の際、果たしてこちらを...妻5度目の入所後の容態(6)

  • 母の命日

    今日は8月28日、私の母の命日である。それは1986年(平成23年)、今から35年前のことであり、享年86歳であった。晩年はボケの症状が現れてきていたが、当時はまだ認知症という言葉はなく、介護保険制度も確立していない状態だったので、母の面倒はすべて妻の手に委ねられ、今思えば、その苦労は並大抵のものでなかったはずである。おかげで私は後顧の憂いなく勤務に専念でき、改めて現在の妻に感謝する次第である。その妻は10年近く前から認知症を発生し、現在は認知症専門の施設に入所中なのは、何とも皮肉な話である。母の生まれたのは現在の川越市小仙波で1894年(明治27年)6月の事であったとか。家は農家ではあったが、母の父は提灯屋を営み、結構、村では頼られる存在であったようだ。ちょうど日清戦争中の事であった。母の一生を振り返ると、大...母の命日

  • すわっ!コロナ感染した!?

    いつまでも収まりそうもない新型コロナ。流山市でも新規感染者数が2000人を超えた。これは市の全人口の0.1パーセント以上にあたり、いつ自分の身に降りかかってもおかしくない。最近、そんなことが常に頭を離れないせいか、念のため抗体検査を受けたところ、結果はなんと陽性!えっなぜ?ワクチンんはすでに2度の接種を完了しているのに。日ごろの怠さもコロナのせいであったか?さて今後の措置だが、今やっている外来透析からは追い出され、あるいはこの病院から他の病院への転院を余儀なくされるかもしれない。ともかくも主治医に連絡をと思いつつ頭の中が真っ白になった状態で、焦っていたところ、ハッと目が覚めた。最近このようなナイトメアーを見ることが屡々あり、絶体絶命の状態で夢から脱出し、現実世界に戻ることで救われているが、本件もその例の一つでそ...すわっ!コロナ感染した!?

  • 妻5度目の入所後の容態(5)

    最近の妻の病状(251)今日の午後、約1か月ぶりに妻とリモート面会をした。いつもはさっぱり私のことを認識してくれないので、今回は秘密兵器として妻のお気に入りの「ミーちゃん」を抱いての面会であったが、残念ながら、不発に終わり、こちらから何を聴いても、目を合わそうとせず、知らない人に無理に会わされているという感じで、「私、結婚したことないから旦那なんていないもの」と涙顔で介添えのスタッフの方に訴えていた。ワクチン接種のことを訊いても、反応はなかったが、スタッフの方の話によると、もう2回とも済んでいる由。顔色もいいことだし、まずは一安心。状況を確認できただけでも良しせねばなるまい。また8月になったら、リモート面会を申し込んでみよう。恐らく今回と同様不発だろうが、一縷の望みに縋りつきたい。以上妻5度目の入所後の容態(5)

  • 誕生日

    今日は私の誕生日である。しかも85回目である。四捨五入すれば90歳ということになる。思えばずいぶんと遠くに来たものだ。同年代の半数以上はすでに鬼籍に入っていることを思えば、自分もいつ彼岸から迎えに来てもおかしくない。透析を受けているうえ、物忘れもひどくなり、確実に認知症に向かっている。一人暮らしがいつまで続けられるものか?このブログにしても、いつまで続けられるか怪しくなってきたので、誕生以来今日に至るまでの波乱万丈の自分史の概要をまとめてみたので、今日の誕生日を機にご披露することとしたい。自分生活史出生・幼少時昭和11年6月、東京の神田に生まれる。両親は、父(47歳)は金沢、母(42歳)は川越の出身、いずれも再婚で、家には年の離れた二人の異父兄(19歳と13歳)がいた。父は無職だったが、母名義で家作を10軒ほど...誕生日

  • エアコン修理

    ここのところ暑さが続いていたので、居間の冷房を扇風機からエアコンに切り替えようと過日冷房運転のスイッチを入れたところ、タイマーランプが点滅するばかりでさっぱり作動しない。マニュアルで調べた結果、どうやら故障間違いなしと断定し、先週の金曜日にメーカーのコールセンターに電話したところ、意外に早く日曜日(昨日)に来てくれることになった。自分としては、すでに10年前後経過しているので、保証期間は過ぎていると思い込んでいたため、直接メーカーに連絡したもので、相当額の出費は覚悟していたが、よくよく考えてみると製品は確かK店で買ったもので、メーカー保証は1年であるが、その店では10万円以上の指定製品には10年の長期保証がついていたことを思い出し、念のためK店に電話したところ、調べてくれて、購入後まだ9年であるので。保証の対象...エアコン修理

  • 妻5度目の入所後の容態(4)

    最近の妻の病状(250)また元に戻ってしまった。妻の姿を見たのは去る3/30、息子が病院帰りの妻を連れ、途中我が家に立ち寄って以来のことで、その時は吾々のことも認識し上機嫌であったが、昨日(5/1)予約してあったリモート面会を試みたところ、全くの別人になっていた。妻にとっても私のことを別人と思ったらしく、私が「誰だかわかる?」と訊いても、端から「ごめんなさい、分からない」を連発するのみで、1か月前に我が家に立ち寄ったことなどもはや記憶の彼方に行ってしまっているようであった。「今、歳はいくつだっけ?」の問いには、しばらく考えている風であったが、やがて「昭和16年生まれだから60歳!」のかつてのセリフが飛び出す始末。しかし、「今日は何日?」の問いには「5月1日、水曜日!」と正確に答えたから不思議である。もっともこれ...妻5度目の入所後の容態(4)

  • 思わぬ訪問者(妻5度目の入所後の容態(3))

    最近の妻の病状(249)今日(3/30)は1545ごろ予期せぬ来客(?)があった。居間でテレビを見ながら寛いでいると、チャイムが鳴ったので、あらかじめ予定していた息子が着いたのであろうと玄関に出てみると、そこには息子のほかなんと妻の姿があった。実は今日は妻の術後の経過を診るため、息子が妻の入所先の施設に迎えに行き、我孫子の病院で診断を受けた後、また施設に送り返してから私の家に掃除に来てくれる手はずになっていたので、その前に経路的に大迂回となる我が家に寄るとは夢想だにしていただけに驚いたわけである。息子の気遣いに感謝である。妻がこの家を去ったのは、2013年の11月に一時的昏睡状態に陥って救急車で病院に搬送された時であるから、実に7年4か月ぶりの帰宅(?)ということになる。妻は玄関に入ってくるなり「T夫さん!」と...思わぬ訪問者(妻5度目の入所後の容態(3))

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