ワタシの本棚の一部をご紹介するブログです。 取り上げる本は新旧(古い方が多い)・ジャンルにまとまりがありません。 ただ、紹介したい本を選んでいます。
各作家1作品として、時代劇(戦国時代・江戸時代)を舞台とした、お気に入り作品をあげています。 自分勝手にランキング…といっても、好きな時代劇を10点に絞って、さらに順位までつけるなんて、けっこう無茶でした。なにしろ、好きな作品が多すぎる。池波正太郎や隆慶一郎だけでランキングをつけるとか、やりたくなってしまいましたね。。。 お気に入り時代劇 定番のトップ5(何度でも読みたい!) トップ5は私の中で長く不動です。もちろん、これらを超えるものがあれば、いつでも入れ替えますが……。 1位 堂々1位は、読み返し度No.1作品。短篇中心なので、電車の移動中など、予備本(読み途中の本が家に帰り着く前に読み終…
シャネルと言えば、女性の憧れのブランド。マリリン・モンローで有名な香水「シャネルNo.5」は、永遠の定番。近頃は可愛らしいトワレもいろいろ出ているし、口紅やスカーフぐらいなら、私もいくつか持っています。 しかし、残念ながら、シャネルのスーツは持っていません。正直言えば、あまり好きではないし、似合うとも思えない。そして、シャネルという人物にも、さほどに興味を持っていたわけではありません。 私の持っているシャネルの印象は・・・ キャリアウーマンの先駆け、モードの女王、パリのホテルリッツ。 いずれも、華やかで、縁遠い世界でした。凄すぎて、憧れもありません。 この本を手に取ったときも、1.筆者を知って…
今日はサッカーマンガです。 それも、世界的にも有名らしい、誰もが知る少年マンガではなくて、最近の人気マンガでもなく、ちょっと古い、少女マンガのコメディ。 これは当時それなりにヒットしたと思うけど、別にアニメ化とかしてないし、同世代でも雑誌の『LaLa』を愛読していないと知らないかもしれませんね。 かわみなみ 『シャンペン・シャワー』白泉社文庫 全3巻 シャンペン・シャワー コミックセット (白泉社文庫) [マーケットプレイスセット] 作者:なみ, かわみ 白泉社 Amazon 上記は古本になってしまいますが、電子版(kindle版)もあります。 かわみなみ 『シャンペン・シャワー』 Kindl…
思い出を掘り起こす「もの」があります。 大抵は音楽だったり、映画であったり、贈られた品だったり……。 そして、私の場合は、もう一つ加えなければなりません。「本」です。 こんなことを言い出したのも、急に秋の気配が強まった今日の空気と、大人が誕生日に抱くアンニュイな気分がそうさせているのです。 さて、こんな日には、思い出深い本を書いてみましょう。 ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』です。 出会いは高校生の時。 ちょっと腰が引けながらも進入した大学図書室(当時、母校付属の短大)で見つけ、おそるおそる貸出可能か聞いたのです。 大きくて、立派な装幀。絡み合う2匹の蛇が刻印された本を、宝物のように持ち…
祖母や母の着物を今は私が着ています。 古いものも結構ありますが、中でもお気に入りは、黒地に大柄な花が描かれている着物。 私は勝手に大正浪漫な着物と呼んでいます。 買おうと思っても今では買えないデザインで、しかもアンティークでいてかっこいい柄です。素材は安物ですけどね。いかにも普段着だから。それも大正っぽい。 さて、私の中で大正浪漫というのは、イメージばかりが先行しています。 着物の意匠や竹下夢二、それにロマンティシズムな文学作品など、短い期間で、江戸の封建時代を残した明治からようやく脱し、新しい風潮を謳歌した時代。 そして昭和初期の暗い時代へと突入する前の、華やかな時代。 ……まぁ、私のイメー…
この数年、どんどん私の周りから本屋が消えています。本屋の減少は、近頃では全国区のニュースになっていますが、本当に実感です。 この5月には、ついに最寄り駅前の本屋もなくなりました。 ……私50代、はじめて自宅の徒歩圏内に本屋がなくなったわけですね。 そして、一つ隣の大きな駅にも、昔は駅前に4~5軒あった本屋がどんどん無くなっていき、この秋にはついに1軒になるようです。大きな書店がなくなって、残った1軒は小さいチェーン店。ちょっと、本を探したい時には向かないレベル(雑誌や新刊を買いに行くにはいいけどさ)。 でも、今度閉店する大型書店に関して言えば、閉店の兆しは随分前から感じていました。 本棚の表示…
私は一年中、京都か奈良に行きたい人間です。 いっそ、住んでしまおうかと思ったこともありますが、思いとどまっています。 なぜなら、あそこは旅するところだから。 やはり、私にとっては、日常にはしたくない、特別な土地であって欲しいのです。 ……もっとも、この数年はちょっと足が遠のいています。 コロナと、近頃のインバウンドで、なんか、ね。 そんな私ですが、春と秋の初めは、さらに「そうだ、京都に!」という思いが強くなる時期。 ・・・理由は、特別なことではありません。 ただ、美しい季節だから。 それに、盆地の京都や奈良は、とてもじゃないけど、真夏と真冬はきついよね。最近は夜も涼しくならないし。 さて、それ…
急に思い立って、オードリー・ヘップバーンの『おしゃれ泥棒』を見ました。 大好きな映画なんですよね。お気楽に見られて、タイトル通りにヘップバーンがすごく素敵。もちろん、相手役のピーター・オトゥールが超絶にカッコイイ!!! ヘップバーンは大好きで、定期的に見たくなるのですが、これもその1本。展示中のビーナス像を相棒と共に盗みだそうというロマンティック・コメディです。 美術品の泥棒の話は人気があるし、私も好きな映画がたくさんあるのですが、でも、リアルなニュースも後を絶たなくて、そちらは憂鬱な気分にさせられますよね。ドラマの中のルパンやピンクパンサーの怪盗ファントムのように、気障で格好良くて、自意識過…
日本のマンガって、本当に凄いと思う。 ジャンルのバラエティも豊かだし、プロットもしっかりしていて、絵もきれい…。 昨今では、小説よりマンガのほうが売れるというのも、仕方がないかな~と言わざるを得ない。日本の漫画は面白いんですもの。 しっかりしたプロットがあって、それを表現する画力があり、ドラマや映画より豊かな描写。 そんな一例がコレ。 浦沢直樹 『MONSTER 完全版』 ものすごく、本格ミステリー。 無茶苦茶面白いし、読むのを止められない。 しかも、完全版という弁当箱サイズでも、全9巻というボリューム。しかし、きちんとラストに向かって、物語が進行しているのが実感できて、心地良く没頭できます。…
私的に、面白い大河小説というのは、多くの共通点(私にとっての面白い条件)があります。 1.じっくり読ませて(複数巻が必要)、飽きさせない。 2.物語に関係のない描写、つまり時代背景や歴史、街や人々の説明文が、最小限で、テンポ良く読ませること。 ・・・これが異様に長い小説は多々ありますが、筆者は読者の無知を確信しているのか、自分の筆に酔っているのかと、疑問を呈しておきたい。 3.2に関係して、時代背景等が、エピソードの中で盛り込まれ、読み進むうちにその時代を理解し、引き込まれていくこと。 4.波瀾万丈でいて、説得力のある事件(事柄)や、その時代にふさわしい人物像が描写されること。 ・・・無駄にド…
はてなブログ(有料)でさくらインターネットで取得の独自サブドメインを設定する方法
ちょっと脱線というか、覚え書き。 当ブログは、さくらインターネットで取得した独自ドメインにサブドメインを追加して、それをはてなブログ(有料)に設定しています。 その開設するまでの苦労を書いておこうと思います。 私が探した限り、ネットで書いている人が見つからなかったので(だから、私は解決まで、とても時間がかかりました)。 まぁ、そもそも、レンタルサーバーを契約しているのに、なぜわざわざ有料のはてなブログを使うのか?と思う方もいると思いますし、私は少数派かもしれませんね。 実際、わたしはwordpressでサイトをいくつか作っていますし(現在はいろいろつぶして、続いているのは1個だけど)。 で、今…
この1年、個人的にハードで、ちょっと大きな病気なんかもしちゃったりして、「とにかく本は楽しく」というモードです。 重めの本、“ためになる”本は、ちょっと身体が受け付けないというか……。入院中のベッドとか、病院の待合室では、濃厚な本なんて、ホント向かない。 ということで、ライトノベルやハッピーエンドが約束されているハーレクインロマンスなんかを、バカみたいに読んでいます。 こういうジャンルを馬鹿にする人もいるかもしれませんが、玉石混淆でしてね。あるんですよ、読んでて止まらないやつ、2度読みしたくなるような本も。 それになにより、売れているラノベって、間違いなくエンタメとして面白い。楽しいジャンルの…
『銀河鉄道の夜』を読んだのは、比較的大きくなってからでした。確か高校生ぐらい。。。 中学生には芥川龍之介やら、夏目漱石、ハイネにディケンズなどなど、結構いろいろ読みあさっていましたが、なんとなく、宮沢賢治に触れることがなかったのです。 今思えば、小中学生の時に読んでおくべきだったなと思います。その後何度も再読していますが、読後感が変化し続けているからです。 初めてのときは、そのストーリーを理解し、隠された意図を必死で探ろうとしました。大人になってからは、一つ一つの美しい描写に感動しました。そして現在、宮沢賢治が亡くなった年齢を越え、登場人物たちの言葉に胸が締め付けられるような、それでいて心が穏…
10代の終わりから20代前半ぐらいの、一番元気で、輝かしい頃の記憶を呼び戻す歌や映画、そして本は、誰しも一つや二つあるはずです。それを口にすると、おおよその年齢が想像できますし、共感した時は同世代として、話題が盛りあがったりするものですね。 私の大学生時代には、青春の通過点としてなくてはならない本がありました。 少なくとも、私の周りには、大なり小なり影響を受けた人間が少なくありません。 まさに、青春の一冊といってもいいでしょう。 沢木耕太郎の『深夜特急』(新潮文庫)全6巻。若きルポライターのユーラシア放浪記です。 ある朝、眼を覚ました時、これはもうぐずぐずしてはいられない、と思ってしまったのだ…
いつの世にも悪は絶えない・・・この言葉にうなずくアホな自分がいます。 ご存じの人も多いでしょうが、中村吉右衛門ドラマ版『鬼平犯科帳』はこの台詞から。そして、ばったばったと切っていく鬼平の身のこなしが実に決まっていて、いやなことがあった日などに見ると最高。単純な私としては、ささやかなストレス解消です。 このドラマはたくさんのシリーズが作られ、人気も高かったのですが、それは原作の世界に忠実に、さらには役者陣の見事さに他なりません。そして、エンディングの映像の美しさと、一見ミスマッチとも思えるジプシーキングスの音楽とのコラボレーション。 このエンディングの美しさは、原作である池波正太郎の『鬼平犯科帳…
はじめの一冊は、高校生の時に衝撃を受けた本、そして今も時にふれて読んでいる本がふさわしいと思います。 それは、トールキンの『指輪物語』です。最近では、原題の『ロード・オブ・ザ・リングス』の方が有名かもしれません。このタイトルの、ハリウッドの大作映画は、ご存じの人も多いでしょう。 もちろん、その映画も見ました。DVDも持っています。しかし、私の中では、依然として『指輪物語』のほうがしっくりくるのです。 『指輪物語』は、作者トールキンが創作した世界と歴史・文化を舞台とした壮大なファンタジーです。正直言うと、この本に出会うまでは、ファンタジーは子供向けの楽しい物語でしかなかったのですが、この本は新し…
ワタシの本棚の一部をご紹介するブログです。 リアルな本棚は、壁一面にずらっと並んでいますが、ジャンルはいろいろ、新刊から古書まで溢れ、床にこぼれております。 その中から、ランダムに抜き出し、ご紹介していきます。 ジャンルも発刊時期もバラバラです。 ・・・どちらかというと、古書のほうが多いかも。 でも、良書にかぎって絶版の憂き目にあうことも珍しくありませんので、そこはご了承ください。 まぁ、新刊を探すなら、このブログはまったくもって、不向きです。 ワタシのセレクトは 「一度は読んでほしい! どうしても書いておきたい!」が基準です。 でも、あくまでもワタシの思いであって、万人受けするものではありま…
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