フィンランドに学ぶ(4)
本シリーズの最終稿として、私がこの学びを、コンサルタントとしてどのように活用しているかをお話ししたいと思います。従業員教育は、従来の講師が知識を教えるという形は極力避け、皆でディスカッションしながら「なぜ」を従業員全員で追及する形をメインとしました。具体的には①全員を1チーム3~5人の小グループに分ける。(全員が意見を言える機会を確保するため、人数は抑え、半年ごとにメンバーの組み変えを行う)②当初は経営上の課題(品質事故の防止、社員の定着率向上等)を講師が提示するが、レベルが向上すれば、課題自体も従業員が討議して決めるようにする。③頻度は週一で、講師5分、討議15分を原則とする。(時間を取れない事業所は、従業員の了解のもとに昼休みに行う)④月一の頻度で「現在のマイブーム」「私の好物」等のくだけたテーマで”...フィンランドに学ぶ(4)
2024/07/01 06:25