第156話:特別な夏 -- 大物「SEP判決」ラッシュ。Unwired Planet v. Huawei 英最高裁判決下される。その前にSisvel v. Haier 独最高裁判決も。<補足あり>
今年の夏はまさに「特別」... SEP・FRANDの世界においても。2020年8月26日、第1審である英高等法院(High Court)バース判事の判決で有名になった注目の Unwired Planet v. Huawei事件の英最高裁判決が下されました(Unwired Planet v. Huawei and Conversant v. Huawei and ZT
速報!! SEPライセンシングをめぐるFTC v. クアルコムの反トラスト法訴訟、控訴審でクアルコムが逆転勝訴
注目のFTC v. クアルコム 反トラスト法訴訟の最新動向です。2019年5月に第一審・カリフォルニア北部地区連邦地裁のルーシー・コー判事から完全敗訴の厳しい判決を受けたクアルコムですが、2020年8月11日、連邦第9巡回区控訴裁判所から逆転勝訴の判決を受けました。(FTC v. Qu
第155話:米司法省反トラスト局がアバンシによる5G必須特許ライセンス・プラットフォームの競争促進効果を認める
前話(第154話)に続き「SEPもの」です。前話のCAFC判決(2020.8.4)からちょうど1週間前に遡ります。2020年7月28日、米司法省反トラスト局はアバンシ(Avanci, LLC)*が昨年末に提出していたビジネスレビュー申請に回答し、アバンシが計画している自動車業界向け5G必須特許ライセ
第154話:SEP訴訟をめぐる最新CAFC判決 - 「必須性」は裁判官が判断すべきクレーム解釈問題ではなく、陪審による侵害分析の一部
久々にSEP(標準必須特許 standard essential patent)のトピックをとりあげます。かなり新しいCAFC判決です。いま(8/7になったところ)から3日前に出たばかり。(Godo Kaisha IP Bridge 1 v. TCL Communication Technology, Fed. Cir., 8/4/2020)標題の通り、標準必須特許の「必
第153話(後編): ユニリーバ研究者の職務発明対価訴訟。英最高裁が "Too Big To Pay”ルールにとらわれない柔軟なアプローチを採用
第153話後編は職務発明の対価をめぐる2019年のイギリス最高裁判決です。前編で触れた本庶教授と小野薬品の訴訟に関する報道のいくつかが、医薬メーカーの職務発明対価について書いており、これを読んでいるうちにユニリーバ判決のことを思い出しました。こんな内容です。Shan
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