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因幡屋ぶろぐ https://blog.goo.ne.jp/inabaya2005kiyoko05

因幡屋の劇評ブログです。 舞台は人生の宝。その印象をより的確により豊かに記せますように。

大部分は劇評ですが、ツイッターでは映画やテレビドラマのこともつぶやいております。 https://twitter.com/inabaya_kiyoko 2年前からはじめた俳句も一生懸命!

因幡屋
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中原区
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柳井市
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2014/11/08

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  • 【覚書】尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露 團菊祭五月大歌舞伎

    *公式サイトはこちら歌舞伎座27日終了松竹創立130年、そして尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎、尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露の大興行が始まった。やはり襲名披露は特別なもので、劇場に清々しい風が吹き抜けるよう。以下覚書です。【昼の部】☆「寿式三番叟」・・・襲名披露の舞台へ観客を導く厳かな1幕。☆歌舞伎十八番の内「勧進帳」・・・「勧進帳」観劇の記録はこちらのblog記事→NHKEテレ「にっぽんの芸能」より「百花繚乱徹底解剖!勧進帳」その2十三代目市川團十郎が武蔵坊弁慶を勤める「勧進帳」を観るのはこれが初めてか?同世代として幼い頃からともに歩んできた八代目尾上菊五郎への祝福と、これからの希望が滲み出るような弁慶であった。八代目菊五郎の富樫左衛門は端正で美しく、弁慶はじめ家来の献身に心打たれ、涙をこらえる...【覚書】尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露團菊祭五月大歌舞伎

  • 朱の会Vo.l 8『夜叉ヶ池』

    *泉鏡花作夢乃玉堂翻案・脚色神由紀子演出公式サイトはこちら中野スタジオあくとれ(1,2,2',3,4,5,5',6,7,8,9,10,11,12)6月1日終了文学作品の「朗読」公演を継続してきた朱の会が、このたび初めて「芝居」の公演を行った。配役の一部をダブルキャストに、風組と星組の2つの座組が披露され、4日間7回の公演は予約完売の盛況だ。朱の会の歩みが着実に実を結んでいることがわかる。改めて、朗読公演の楽しみとは何だろう?目で読んだ文学作品が、俳優の肉声で読まれることによって変容する様相を聴き、観ることだ。小説の地の文や戯曲のト書きが読まれると、さらに複雑で微妙な広がり、深まりが生まれる。俳優は、役の人物の言葉を発するが、それは本式の舞台での演技と同じではなく、何かしらの距離がある。「〇〇の言葉を発して...朱の会Vo.l8『夜叉ヶ池』

  • 因幡屋通信78号完成

    おかげさまで因幡屋通信最新号の78号が完成し、設置先各劇場への発送がほぼ終わりました。このたびも「ピンク」です。今年1月から4月までの舞台、映画のトピックほか、「今回の一推し」を記しました。お楽しみいただけましたら幸いです。リンクは観劇直後のblog記事です。ご参考までに。【冬から春のトピック】☆1月☆*橋爪功と仲間たち朗読の宴50席ニ満タナイ劇空間ニ広ガル朗読ノ小宇宙筒井康隆作『関節話法』@三鷹スタジオ円からだの関節を鳴らす癖のある主人公が、関節を鳴らして会話する国へ大使として派遣される。文字通りの「関節話法」が引き起こす騒動を描いた物語だ。作家のワンアイディアに主人公が七転八倒する様相に後半から爆笑続きだが、パタンと扉を閉じるような終幕には寂寥感が漂う。橋爪は造形の準備の手つきを感じさせず、自然に見せ...因幡屋通信78号完成

  • 劇団民藝創立75年『煮えきらない幽霊たち‒蘭学事始浮説』

    *吉永仁郎作丹野郁弓演出公式サイトはこちら紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA19日まで吉永仁郎は、民藝75年の歴史のなかで最多の13作品の上演があるとのこと。そのうち自分の観劇記録はこちら→『集金旅行』(井伏鱒二原作/2013年9月)、『大正の肖像画』(2015年10月)、『新正午浅草荷風小伝』(2019年4月)、『どん底-1947・東京-』(2021年4月)、『集金旅行』(2021年11月)半数近い作品に出会えたことは幸運であった。本作は1987年に発表、翌1988年、文学座の加藤武の演出で初演されている(未見)。時は江戸時代の半ば過ぎ、18世紀の後半だ。さまざまな肩書きを持ち、縦横無尽の活動を展開する平賀源内(千葉茂則)、親友の医師・杉田玄白(塩田泰久)、蘭学者の前野良沢(横島亘)、若手医師...劇団民藝創立75年『煮えきらない幽霊たち‒蘭学事始浮説』

  • 文学座公演『肝っ玉おっ母とその子供たち』

    *ベルトルト・ブレヒト作岩淵達治訳西本由香上演台本・演出公式サイトはこちら信濃町/文学座アトリエ18日までその後兵庫県/ピッコロシアター公演ありタイトルの「おっ母」は「おっかあ」と発語する。ブレヒト劇は『ガリレイの生涯』を80年代に東京演劇アンサンブル、1999年の柄本明主演版(えびす組劇場見聞録創刊号)、2012年の演劇集団円公演、2013年の文学座公演、『セツアンの善人』を同じく80年代の東京演劇アンサンブル、俳優座の栗原小巻主演版、1999年の松たか子主演版(えびす組劇場見聞録第2号)といくつか観劇しているが、『肝っ玉おっ母~』は俳優座の中村たつ、無名塾の仲代達矢がおっ母役として荷車を引くチラシの印象が強いものの、実際の観劇は今回が初めてとなった。おっ母のアンナ・フィアリングを演じるのは、寺田路恵で...文学座公演『肝っ玉おっ母とその子供たち』

  • 劇団唐組 第75回公演『紙芝居の絵の町で』

    *唐十郎作久保井研+唐十郎演出公式サイトはこちら(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18)唐十郎が旅立って早や1年、今年も唐組の春公演が始まった。神戸は湊川公園で開幕、続く岡山は旭川河畔・京橋河川敷公演を経て新宿・花園神社へ。「唐十郎作品を古典にしない」という久保井の決意をしかと見届けたい。関連記事(一部有料記事)→ステージナタリー、朝日新聞(りれーおぴにおん)、SUUMOジャーナル(劇団員福原由香里文)、毎日新聞、SPACE本作は2006年初演、2014年に再演されたが、自分はこのたびが初見となった。使い捨てコンタクトレンズのセールスマン・牧村真吾(長橋遼也)が肌身離さず持ち歩く『紙芝居集成』には「題名不詳・作者・作画不詳」という謎の1枚が掲載されている...劇団唐組第75回公演『紙芝居の絵の町で』

  • 2025年5月観劇と俳句の予定

    天候不安定ながら新緑が眩しい季節、光を浴びながら劇場の闇へと向かいます。中旬には因幡屋通信最新号の発行を予定しております。観劇の予定は以下の通り。*劇団唐組第75回公演唐十郎作久保井研+唐十郎演出『紙芝居の絵の町で』公式サイトはこちら唐十郎が旅立って早や1年、今年も唐組の春公演が始まった。神戸は湊川公園で開幕、続く岡山は旭川河畔・京橋河川敷公演を経て新宿・花園神社へ。「唐十郎作品を古典にしない」という久保井の決意をしかと見届けたい。関連記事(一部有料記事)→ステージナタリー、朝日新聞(りれーおぴにおん)、SUUMOジャーナル(劇団員福原由香里文。胸を打たれた)、毎日新聞、SPACE*劇団民藝創立75年吉永仁郎作丹野郁弓演出『煮え切らない幽霊たち』公式サイトはこちら紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAY...2025年5月観劇と俳句の予定

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