「嗚呼、懐かしい昭和時代」、その5「蟻の町のマリア(北原怜子)、松居桃楼、ゼノ神父」
今日は「蟻の町のマリア」と呼ばれている北原玲子さん、松居桃楼さん、ゼノ神父のことをご紹介したいと思います。戦後の1950年頃、東京の隅田川の言問橋のたもとに、貧しい日雇労働者の集団居住地がありました。まじめな労働者だけでなく犯罪者も多く住んでいたので警察も手が出ない恐ろしい町でした。そこで「蟻の会」を組織し指導していたのが仏教信者の松居桃楼さんでした。法華経の観音菩薩様の助けで蟻の町の貧民を救いたいと思ったのです。そしてポーランド出身のゼノ神父様も松居さんへ協力していました。ゼノ神父の勧めでカトリック信者であった北原玲子さんが蟻の町に住み着いて日雇い労働者や犯罪人を優しく世話したのです。彼女は蟻の町のマリアと皆に慕われていました。北原玲子さんの父は大学教授でした。彼女は蟻の町に住む人々全員の生年月日から本...「嗚呼、懐かしい昭和時代」、その5「蟻の町のマリア(北原怜子)、松居桃楼、ゼノ神父」
2023/11/29 09:04