日本の旧石器時代は4万年前から12000年前までの38000年間、縄文時代は12000年前から紀元前300年前までの11700年間、そして弥生時代は紀元前300年から紀元後300年までの600年間と言われています。そしてその後は古墳時代を経て大和朝廷の時代へと続くわけです。しかしこの時代区分は全く便宜的なもので九州では弥生時代が何十年も続いているのに、東北や北海道は相変わらず縄文時代の生活をしていたと考えるのが自然です。すなはち長く南北に伸びる日本列島では地方、地方によって旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代の各時代へ変わる年号はまちまちだったと考えられます。時代区分が明瞭に意味を持って来るのは大和朝廷が全国を統一してからです。しかし奈良時代になっても稲作の出来ない山間部では縄文時代とあまり変わらない...「縄文と弥生時代は併存し、地方豪族の跋扈の時代」