僕は左利きだ。だからボールを蹴るときも左足で蹴る。 「何で左足でそんな上手に蹴れるんですか?」 と聞かれたら、「左利きなので」と答えるだろう。 でも、これは半…
杉原学のブログです。エッセイなどを書いています。専門は哲学。
大学中退後、4年間のフリーター生活を経てコピーライターに。広告会社への入社を機に上京。2008年よりフリーランス。2009年に大学院に入学、自殺論、時間論について研究。現在は執筆、研究活動のほか、シンガーソングライターとしても活動。代表曲は「腹筋20回」「卵かけごはん讃歌」(日本たまごかけごはんシンポジウム特別賞受賞)など。社会デザイン学会、日本時間学会会員。発見研究所設立メンバー。哲学専攻。
「あくなきシステム化への抵抗」(保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』を読んで)
小説の「作法」以前に、「小説とは何か」を問う。その問い自体が、小説を書くプロセスには欠かせないのだ、と著者は言う。小説を書くことは人生そのものであり、彼にとっ…
イベント「弔いとは何か、コロナ禍に問う死者とのつながり」に参加して
このブログでもご紹介していたイベント、「内山節先生の寺子屋 『土葬の村』高橋繁行さんを迎えて ー弔いとは何か、コロナ禍に問う死者とのつながりー」が、きのう10…
具体的労働と具体的時間を回復するために(内山節『労働過程論ノート』を読んで)
資本主義的生産様式を「生産ー労働過程」として捉える視点は、さまざまな問題を整理する上で非常に役立つものだと思った。 「生産過程」と「労働過程」の分離・二重化。…
混迷の時代の原点回帰(10/16イベント「弔いとは何か、コロナ禍に問う死者とのつながり」によせて
「混迷の時代」とか、「先が見えない」と言われる時代。 新型コロナウイルスの登場で、これほど世界が一変してしまうことを、一体誰が想像し得ただろう。 もちろんそれ…
最近メールの調子がおかしくて、一部の文章のフォントが勝手に大きくなっている、という事象が発生している。 文章を書いている時には同じ大きさなのだが、送信した後に…
うれしいことを考えている間は、悲しいことを考えることができない
「杉原さん、トイレの水は流しましたか?」まさか齢四十を過ぎて、こんなことを聞かれるとは思わなかった。その日、ぼくはあるイベントに登壇することになり、早めに会場…
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僕は左利きだ。だからボールを蹴るときも左足で蹴る。 「何で左足でそんな上手に蹴れるんですか?」 と聞かれたら、「左利きなので」と答えるだろう。 でも、これは半…
去年(2023年)の秋ごろに拾ったどんぐり。 二つのプランターに植えてみたけど、いっこうに芽が出ない。 「やっぱりそううまくはいかんよなあ」と、そのまますっか…
「ここまで来れば、もう逃げ切れるだろう」と、知らず知らずのうちに油断していたのかもしれない。 ついにコロナに捕まった。 せっかくなので、コロナに感染してから回…
2023年の個人的No.1ヒットとなった『BLUE GIANT』(石塚真一著)。幼い頃に母親を亡くした宮本大が、世界一のジャズプレーヤーを目指して成長していく…
東京都北区十条の住宅街にあるコミュニティスペース「しかのいえ」。ここで開催されている「小説作法ゼミナール」が、第3期生を募集しています。 講師は、数々の名作小…
下北沢のお寺で、古着、カフェ、雑貨、本、心のワーク(?)を楽しめる、ゆる〜いイベントを開催します。 会場となる永正寺は、下北沢駅から徒歩7分ほどの住宅地にたた…
5月20日の土曜日、湯島でサロンをやることになりました! 「みんなの習慣や日課を出し合ってみませんか」というテーマのゆるい会です(笑)。サロンを主宰されている…
2023年3月25日。 五代目・江戸家猫八さんの襲名披露興行に行ってきました! 会場は上野鈴本演芸場。 五代目猫八さんとは大学院時代の学友で、雑誌『かがり火』…
Amazonで本を探していたら、関連書籍としてこんな本が表示された。 『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』。 102歳、一人暮…
1回目の鑑賞ですっかりハマってしまい、すぐに原作漫画を収集。映画化されているパートを読破し、今回の2度目の鑑賞に臨みました。 1回目の時はトイレを我慢できず、…
前回の記事にも書いた映画『ブルージャイアント』。あれからずっと、劇中のジャズのメロディーが脳内で鳴り続けている。 映画のサウンドトラックがYouTubeでも公…
ジャズをやっている友人に教えてもらって観に行ったアニメ映画『ブルージャイアント』。 心を揺さぶられて、すぐさま原作漫画『ブルージャイアント』を中古&新刊で買い…
すっかりごぶさたにしていたこのブログですが、春の気分に誘われて、またぼちぼちリハビリ的に再開していこうかなと思っています。 僕は自分で「文章を書くのが好き」だ…
「水色ともちゃん」は、涙の粒から生まれた。 涙は悲しみの表現でもあるけれど、それを癒す力も持っている。 この漫画は統合失調症の大変さを描いているのに、なぜか…
こういう変わった視点を持つ人がいること自体がなんだか心強い。 何より印象的だったのは、都築さんが「好きなこと」をやっているうちに、「なりゆき」で編集者になった…
カズレーザーと結成した「メイプル超合金」で知られる安藤なつさん。実はヘルパー2級の資格を持ち、20年以上も介護職に携わってきたという。 本書では、介護・暮らし…
この『火花』という小説のタイトルは、よく「花火」と間違えられる。そう言う僕も最初は勘違いしていたし、実は作者の母も間違えていたらしい(又吉談)。 だがそれもゆ…
新年明けましておめでとうございます。 昨年はブログの更新をほぼ完全にサボっておりましたが、そんなこととは関係なく西暦は着実に更新され、僕もみなさんと共に202…
子育ては誰にとっても手探りである。それが「障がい児の子育て」ともなればなおさらだろう。 知らない場所を旅するときにはガイドブックが頼りになるように、「障がい児…
『地域人』で取材させていただいた「しかのいえ」さんが、ベテラン編集者・大久保雄策さんを招いて貴重な講演会を開催されるそうです!題して「人生の大航海に小説(コン…
Amazonで本を探していたら、関連書籍としてこんな本が表示された。 『102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』。 102歳、一人暮…
1回目の鑑賞ですっかりハマってしまい、すぐに原作漫画を収集。映画化されているパートを読破し、今回の2度目の鑑賞に臨みました。 1回目の時はトイレを我慢できず、…
前回の記事にも書いた映画『ブルージャイアント』。あれからずっと、劇中のジャズのメロディーが脳内で鳴り続けている。 映画のサウンドトラックがYouTubeでも公…
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「水色ともちゃん」は、涙の粒から生まれた。 涙は悲しみの表現でもあるけれど、それを癒す力も持っている。 この漫画は統合失調症の大変さを描いているのに、なぜか…
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