中国研究が専門の米テキサスA&M大学ブッシュ行政・公共サービス大学院のウィリアム・ノリス准教授は14日、東京都内で開かれたシンポジウムで、現在の輸出主導の中国経済について、「持続可能ではない」との考えを示した。ノリス氏は中国経済の現状について、高齢化や地方債務の増加、インフレ圧力、エネルギー需要、若者の失業問題などの課題が山積し、「逆風に直面している」と指摘した。その上で、「中国が輸出主導の成長モデルから国内消費主導の成長モデルへの移行を成功させるかどうかに注目している」と語った。ノリス氏は、中国は1978年の改革開放政策への転換以降、約30年にわたり、「国際経済システムに関与し、その中に組み入れられることを望んだ」と強調。「だからこそ中国は豊かになり、国家として成長を遂げた」と分析した。ところが、リーマ...「中国経済は持続不可能」米テキサスA&M大のノリス准教授、輸出主導の限界指摘