明智光秀が謀反を起こした『本能寺の変(1582年)』に倒れた織田信長の後継者を誰にするのかを決めるため、織田家の家老と重臣たちが大挙して清洲城に集結して『清須会議』と呼ばれることになる評定を開くことになった。 圧倒的なカリスマと専制権力で織田軍を強力に指揮していた信長の想定外の死、更に信長に続いて明智との戦いに散った長男・織田信忠(中村勘九郎)の死によって、織田家の跡目を継ぐ資格のある子息は…
主人公恵美子と洋が仲良くこちらに歩いてくる。二人は一緒に暮らしていて、恵美子は熊をみたいという。こうして幕を開けるこの作品、非常に繊細な心の動きを描き切れていないのか、あるいは、感じ取れなかったのか、淡々と進む物語に何のテンポも感じられない。 海辺に住む恵美子は高校時代、部室で洋にキスされる。ただ、女の子の体に興味があっただけだという洋に、なぜか体も与えてしまう恵美子。二人の高校時代、そ…
在りし日の大物アクション俳優たちを同窓会的にゴッチャ煮出演させるムチャ振りお馬鹿騒ぎ映画もいよいよ三作目。海外でのレビューがイマイチ芳しくなかったが、鑑賞してみると、確かにその通りであった。 駄作であるというよりは、(ファンの)期待に応えきれた内容ではなかったことからくる失望感が大きい。内容的には保守的なアクション映画を踏襲しているし、地上波でロングラン放送できる安定したクオリティであ…
クリストファー・ノーラン監督はデビュー作「フォロウィング」(98年)以来、「メメント」(00年)から、超大作であるバットマン三部作に至るまで凝りに凝った──ひらたくいえば少々ややこしい作風を続けている映画監督である。製作費170億円クラスの「インターステラー」にしても、それは変わらないのだから凄いことだ。 未来の地球では、かつての肥沃なアメリカ大陸でさえ、食糧難と環境破壊で居住環境が著しく低下…
傑作漫画として有名な『寄生獣』の実写化映画は、監督が日本を代表するヒットメーカーでありながら『ALWAYS』、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、『永遠のゼロ』など批評的にはパッとしない山崎貴ということで、期待と不安で言えばやはり不安の方が大きいというのが一般的ではないだろうか。特に近年の漫画原作の実写化大作映画は『るろうに剣心』の成功を除けば、ほぼ壊滅状態。「原作レイプ」という過激な表現が多用さえる…
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