ポルトガルの野の花約300種の写真、説明。
画家の夫と1990年よりポルトガルに住み、ポルトガル全国をスケッチ旅行のかたわら野の花をデジカメに収めています。その野の花を同定し、紹介しています。
ハリミウム・ハリミフォリウム Halimium halimifolium
ハンニチバナ科、Cistaceae、ハリミウム属、西地中海沿岸地域原産、学名:Halimiumhalimifolium、和名:ロックローズ、英名:Rockrose、YellowSunRose、葡名:Sargaça-das-areias、2011年6月、2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年6月21日、2017年6月16日、コスタ・アズール地方で、2016年7月13日、ベイラ地方で撮影、ハリミウム・ハリミフォリウムHalimiumhalimifoliumの花。ハンニチバナ科のほとんどは亜低木または背の低い灌木。花の直径は4cmほど。日当たりの良い草むらや岩場、道端に自生。fハンニチバナ科が地中海性の生息場所の多くで繁栄しているのは、二つの重要な生態学的特徴、菌根性であることと、山火事から...ハリミウム・ハリミフォリウムHalimiumhalimifolium
クリノポディウム・ヴルガレ Clinopodium vulgare
シソ科、Lamiaceae、トウバナ属、ヨーロッパ原産、アジア・アメリカに分布、多年草、学名:clinopodiumvulgare、別名:Calaminthavulgaris、和名:セイヨウヤセイバジル(西洋野生バジル)、英名:WildBasil、葡名:Clinopódio、Zópiro、2009年6月21日、2015年6月13日、2016年6月16日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で、2011年3月、コスタ・アズール地方で撮影、道端や空き地に咲く。草丈10~20cmほど。花の直径は5mmほど。クリノポディウム(トウバナ)属は世界に約150種あり、北半球の暖帯から温帯に分布。日本にも5-6種ある。トウバナ属の多くは小型の多年草。葉は対生し、縁に鋸歯がある。花は偽輪生で、茎先および葉腋に密に多数つく...クリノポディウム・ヴルガレClinopodiumvulgare
アブラナ科、Brassicaceae、ヤマハタザオ属、ヨーロッパ原産、学名:Arabishirsuta、和名:ヤマハタザオ(山旗竿)、英名:HairyRockcress、2011年3月10日、ポルトガルコスタ・アズール地方で、2015年6月13日、ベイラ地方で撮影、世界に広く分布する。越年草であり、ロゼットで冬を越し、花期にもロゼットは残る。茎葉は長さ2~7㎝、茎を抱き、根生葉及び茎葉ともに波状縁。葉の両面に分岐毛及び短毛がある。花茎の先に長い花柄をもつ白色の花を総状につける。花弁4個、へら状で長さ5~6㎜。雄しべ6個。萼片4個。角果は長さ2~6㎝の線形、種子が1列ずつ2室に入り、花序軸に沿って上向きにつく。種子には狭い翼があるが、未熟な果実では不明瞭。©2022MUZVIT(GKZ植物事典より)和名は、山野に...アラビス・ヒルスタArabishirsuta
ヘリクリスム・ストエカス Helichrysum stoechas
キク科、Asteraceae、ムギワラギク(ヘリクリスム)属、南ヨーロッパから北アフリカにかけての地中海沿岸地域原産、多年草、学名:Helichrysumstoechas、和名:ヘリクリスム・ストエカス、カレープラント、英名:CurryPlant、仏名:Immortellecommune、Immortelledesdunes、葡名:Perpetuas-das-areias、Marcenilha、Perpetua-de-flores-encarreiradas、2011年6月、2014年5月30日、6月21日、7月7日、2017年6月16日、2018年5月25日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、アレンテージョ地方で、2015年5月6日、7日、6月13日、2016年7月13日、ベイラ地方で撮影、日当たりの良い乾燥...ヘリクリスム・ストエカスHelichrysumstoechas
マメ科、Fabaceae、シャジクソウ(ソラマメ)属、ヨーロッパ地中海沿岸地方、西アジア、北アフリカ原産、半蔓性1年草、学名:Vicialutea、和名:キバナカラスノエンドウ(黄花烏豌豆)、オニカラスノエンドウ(鬼烏豌豆)、イエローベッチ、英名:YellowVetch、SmoothYellowVetch、葡名:Ervilhaca-amarela、Ervilhaca-de-flor-amarela、Ervilhaca-do-sul、2011年3月10日、2014年4月20日、2018年5月26日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影、ヴィキア・ルテアVicialuteaの花。田舎道の沿道に、10mほどに渡って群生している。葉は羽状複葉で先端が巻きひげになる。葉腋に黄...ヴィキア・ルテアVicialutea
へディキウム・ガルドゥネリアヌム Hedychium gardnerianum
ショウガ科、Zingiberaceae、ショウガ(ヘディキウム)属、インド、ヒマラヤ地方、ネパール、ブータン原産の多年草、学名:Hedychiumgardnerianum、和名:カヒリジンジャー、キバナシュクシャ(黄花縮砂)、へディキウム、ジンジャーリリー、英名:KahiliGinger、GingerLily、KahilaGrand-lily、Ker-Gawl、YellowGingerLily、葡名:Jarroca、Rocca、Cana-rocca、Gengibre-selvagem、2014年9月25日、2016年9月25日、ポルトガル、バイラーダ地方で撮影、草丈は80cm~3m、主な開花期は8月~10月、温帯・熱帯アジア、マダガスカルにおよそ50種が分布する球根植物。香味野菜として使うショウガ(Zingib...へディキウム・ガルドゥネリアヌムHedychiumgardnerianum
トリフォリウム・ヒブリドゥム Trifolium hybridum
マメ科、Fabaceae、シャジクソウ属、ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産の多年草、学名:Trifoliumhybridum、和名:タチオランダゲンゲ(立和蘭蓮華)、英名:AlsikeClover、SwedishClover、葡名:Trevo-hibrido、2010年4月29日、2014年4月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、トリフォリウム・ヒブリドゥムTrifoliumhybridumの花。表示名は学名の音読み。草丈30~50cm。茎は直立または斜上し、若いときは軟毛がある。葉は3小葉からなり、小葉は倒卵形~楕円形で、長さ1~4cm、幅0,5~2cm。花は球形の花序となり、白色後に淡紅色になり、径1,5~3cm。萼裂片は針形~狭卵形でほぼ同長。一日に数本しか列車が通らない線路と田舎道の交わ...トリフォリウム・ヒブリドゥムTrifoliumhybridum
マンチサルカ・サルマンティカ Mantisalca salmantica
キク科、Asteraceae、キダチキツネアザミ(マンチサルカ)属、地中海沿岸地域原産、学名:Mantisalcasalmantica、和名:キダチキツネアザミ(木立狐薊)、英名:DaggerFlower、葡名:Mantissaica-de-salamanca、2015年5月5日、2017年6月11日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、23日、アレンテージョ地方で撮影、マンチサルカ・サルマンティカMantisalcasalmanticaの花。表示名は学名の音読み。萼片の先に刺がある。頭花はピンク色、大きさ15~20mm、枝先に1個つく。後ろの岩はモンサラスのアンタ(古墳)。草丈は50cm~1mほど。茎葉は少なく、線形で鋸歯がある。(デジタル植物園より)パルメラの城を背景に。マンチサルカ・サルマンティカMant...マンチサルカ・サルマンティカMantisalcasalmantica
ミカン科、Rutaceae、ヘンルーダ(ルタ)(芸香)属、地中海沿岸地域原産の常緑多年草、学名:Rutachalapensis、又は:Rutagraveolens、和名:コヘンルーダ、ネコヨラズ(猫不寄)、生薬名:ウンコウ(芸香)、英名:FringedRue、葡名:Arruda、Arruda-dos-calcarios、Erva-da-inveja、2011年3月10日、2018年5月10日、2020年2月27日、2021年3月17日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、ルタ・シャラペンシスRutachalapensisの花。花の直径は1センチほど。4~5弁からなる花は縮れている。草丈は50cm~1mほど。葉は対生し、二回羽状複葉で、淡い緑灰色。サンショウを少し甘くした様な香が強く、ローマ時代からサソリや毒...ルタ・シャラペンシスRutachalapensis
アリウム・トリクエトルム Allium triquetrum
ヒガンバナ科、Amaryllidaceae、ネギ属、地中海沿岸地域原産、球根植物多年生、学名:Alliumtriquetrum、和名:アリウム・トリクエトルム、ミツカドネギ(三角葱)、英名:Three-corneredLeek、Three-coneredGarlic、StinkingOnion、OnionWeed、葡名:Alho-bravo、Alho-triangular-branco、2010年4月29日、2011年3月10日、2021年3月18日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、アリウム・トリクエトルムAlliumtriquetrumの花。花の直径は1cmほど。花は茎頂に3~15個つき、長さ10~18㎜の鐘形。草丈は50cmほど。茎は3稜形。葉は扁平、2~3個、根生し、茎とほぼ同長。葉や球根は食べら...アリウム・トリクエトルムAlliumtriquetrum
ユーフォルビア・ボエチカ Euphorbia boetica
トウダイグサ科、トウダイグサ属、地中海沿岸地域原産の1~2年草、学名:Euphoebiaboetica、和名:ユーフォルビア・ボエチカ、2011年2月27日、2014年7月30日、31日、2015年2月5日、2016年10月15日、2018年9月16日、2020年6月9日、19日、コスタ・アズール地方で撮影、ユーフォルビア・ボエチカの花。表示名は学名の音読み。背丈約10cmほど。奇妙な果実がつく。全体が灰緑色。葉は対生し線形。散形花序に黄緑色の目立たない花がつく。ユーフォルビア・ボエチカEuphorbiaboeticaでした。©2022MUZVIT(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。属名は、ローマ時代のモーリタニアの医師Euphorbusの名に因んでいる。種小名は「小さい、か弱い」の意。ユーフォルビ...ユーフォルビア・ボエチカEuphorbiaboetica
ゲラニウム・コロンビヌム Geranium columbinum
フウロソウ科、Geraniaceae、フウロソウ(風露草)属、ユーラシア・北米各地の熱帯から山地にまで分布する多年草、学名:Geraniumcolumbinum、和名:ロングストーク・クレーンズビル、英名:Long-stalkedGeranium、Long-stalkedCrane's-bill、LongstalkCranesbill、葡名:Bico-de-pomba、Bico-de-pomba-maior、2015年2月5日、11日、2016年2月1日、20日、2018年5月12日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、ゲラニウム・コロンビヌムGeraniumcolumbinumの花。フウロソウ属には420種以上が確認されている。フウロソウ属の学名はGeraniumだが、日本で園芸用に栽培される品種などで「...ゲラニウム・コロンビヌムGeraniumcolumbinum
コトネアステル・フリギドゥス Cotoneaster frigidus
バラ科、Rosaceae、シャリントウ(コトネアステル)属、インド北部、チベット原産の落葉小低木又は常緑低木、学名:Cotoneasterfrigidus、和名:コトネアスター、ヒマラヤ・シャリントウ(ヒマラヤ車輪桃)、英名:TreeCotoneaster、2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年4月27日、コスタ・アズール地方で撮影、落葉小低木。初夏、5弁の白い小さな花が群がって咲き、後に永続性の小球状明赤色の果実が房になる。cotoneはマルメロの古いラテン語表記、-asterは「-に似ているもの」であり、属名は「マルメロに似ているもの」という意味を持つ。サンザシ属と類似しているが、葉の部分に鋸歯がない、枝に棘が生えないなどの差異がある。50種近くの品種があるが、多くはインド北部、...コトネアステル・フリギドゥスCotoneasterfrigidus
アナガリス・アルヴェンシス・フォエミナ Anagallis arvensis_ssp.foemina
サクラソウ科、Primulaceae、ルリハコベ(アナガリス)属、地中海沿岸地域原産、学名:Anagallisarvensisssp.foemina、和名:アナガリス・フォェミナ、英名:BluePimpernel、葡名:Marrião-azul、2014年4月25日、2015年2月5日、11日、4月27日、29日、5月5日、6日、7日、2016年2月7日、20日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影、青色のアナガリス・モネリとそっくりだが、花の大きさがとても小さい。花付きも疎でモネリに比べると弱々しい。最初見た時は、モネリの育ちが悪い状態かと思ったが、調べてみると、アカバナアルベンシスに近い種類で、独立した花だと判った。2月に撮影。この時、初めて発見。4月末に日本から...アナガリス・アルヴェンシス・フォエミナAnagallisarvensis_ssp.foemina
アカバナ科、Onagraceae、マツヨイグサ属、南北アメリカ大陸原産の一年草または多年草、学名:Oenotheraodorata、和名:マツヨイグサ(待宵草)、英名:EveningPrimrose、Suncups、Sundrops、FragrantEveninPrimrse、ScentedEveninPrimrse、2015年4月29日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、マツヨイグサ属にはおよそ125の種が含まれており、14節が構成される。どの種も南北アメリカ大陸原産であり他地域には産しない。日本も例外ではなく、野生のものは帰化植物か、逸出した園芸植物のいずれかである。原産地では種により海辺や平野から高山に至るまで幅広く分布するが、パイオニア植物なので、自然状態では平地では河原、砂浜や砂漠、山ではガレ場...オエノテラ・オドラタOenotheraodorata
マメ科、Fabaceae、ウマゴヤシ属、地中海沿岸地域原産、多年草、学名:Medicagomarina、和名:マリーナ・ウマゴヤシ、英名:CoastalMedick、SeaMedick、葡名:Couve-marinha、Soldanela、2011年3月、ポルトガル、アルガルベ地方で、2020年9月28日、コスタ・アズール地方で撮影、メディカゴ・マリナMedicagomarinaの黄色い花。花の直径は8ミリほど。草丈は20cmほど。葉は濃い灰緑色で綿毛がある。海水浴場などの砂浜に地を這って広がっている。メディカゴ・マリナMedicagomarinaでした。©2022MUZVIT(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名はmedicus(=薬)とagere(=用いる)の合成語で、この属の植物を薬用として用...メディカゴ・マリナMedicagomarina
オロバンケ・フォエティダ Orobanche foetida
ハマウツボ科、Orobanchaceae、ヤセ属、地中海西部沿岸地域原産、多年生寄生草本、学名:Orobanchefoetida、英名:Foetid、葡名:Erva-toira-denegrida、2009年5月、2010年4月22日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年12月24日、アルガルヴェ地方で、2014年5月17日、エストレマドーラ地方で撮影、オロバンケ・フォエティダOrobanchefoetidaの花。表示名は学名の音読み。花房の長さは15cmほど。1cmほどの舌型花を50ほどもつけ、下から順に開花。鮮やかな赤が遠くからも目立つ。葉はなく花茎が土から直接生えている。オロバンケ・ラモサなどに比べるとかなり大きい。腐生植物のオロバンケの仲間のなかでは大型。オロバンケ・ラモサなどは半日陰地でよく見...オロバンケ・フォエティダOrobanchefoetida
マメ科、Fabaceae、ハウチワマメ(ルピナス)属、ヨーロッパ南部、地中海沿岸地方原産、半耐寒性1年草、学名:Lupinusluteus、和名:キバナルピナス、キバナノハウチワマメ(黄花葉団扇豆)、ノボリフジ(昇り藤)、英名:YellowLupine、EuropeanYellowLupine、AnnualYellowLupin、Lupin、葡名:Tremocilha、Tremoceiro-amarelo、Tremocilha-amarelo、Tremoço-amarelo、2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2018年5月1日、コスタ・アズール地方で撮影、ルピナス・ルテウスLupinusluteusの花。花穂の長さは20センチほど。草丈は60センチほど。種小名のluteusは「黄色の」の意。茎は...ルピナス・ルテウスLupinusluteus
ラン科、Orchidaceae、アナカンプティス属、ユーラシア大陸西部に分布、学名:Anacamptismorio又はOrchismorio、和名:アナカンプティス・モリオ、英名:Green-wingedOrchid、Green-veinedOrchid、FoolAnacamptis、葡名:Erva-do-sapelo、Tesiticulo-de-cào、2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、アナカンプティス・モリオAnacamptismorioの花。花の直径は1センチほど。草丈は25センチほど。日当たりの良い草原などに自生。あまり多くは見かけない。英名のWingedは翼のあるの意、またVeinは葉脈の意。左右顎片は翼の様に広がり、緑褐色の葉脈が入っているのが特徴。アナカンプティス属には13種が...アナカンプティス・モリオAnacamptismorio
シソ科、Lamiaceae、イヌゴマ(スタキス)属、西アジア~ヨーロッパ~北アフリカ原産の1年草、学名:Stachysarvensis、和名:ヤブチョロギ(薮長老喜)、ヤブイヌゴマ(薮犬胡麻)、英名:FieldWoundwort、Staggerweed、CornWoundwort、葡名:Robo-de-raposa、2011年2月、2015年1月13日、24日、2016年2月15日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、スタキス・アルヴェンシスStachysarvensisの花。花の直径は5ミリほど。草丈は15センチほど。茎の断面は4角で、基部で分岐する。葉は対生で、卵形~楕円形で鋸歯をもつ。和名のヤブチョロギは地下茎が正月料理に使われるチョロギに似ていることから付いた名前だが、これは食用にはならない。群生し...スタキス・アルヴェンシスStachysarvensis
ケラスティウム・フォンタヌム Cerastium fontanum
ナデシコ科、Caryophyllaceae、ミミナグサ属、ヨーロッパ原産の多年草学名:Cerastiumfontanum、和名:ミミナグサ(耳菜草)、ホトケノミミ(仏の耳)、英名:Mouse-earChickweed、CommonMouse-ear、Starweed、葡名:Orelha-de-rato-vulgar、2009年6月21日、2016年6月17日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、ケラスティウム・フォンタヌムCerastiumfontanumの花。表示名は学名の音読み。花の直径は2ミリほど。草丈は10センチほど。茎は細く,暗紫色を帯び,株の根もとから分枝して群生する。毛を密生,上部には腺毛が混ざる。葉は卵形ないし長楕円形。鈍頭で両面に毛があり対生する。ミミナグサ属には約100種があり、世界中に分布する。...ケラスティウム・フォンタヌムCerastiumfontanum
キク科、Asteraceae、キオン属、ヨーロッパ原産の越年草又は1年草学名:Seneciovulgaris、和名:ノボロギク(野襤褸菊)、英名:CommonGroundsel、葡名:Tasneirinha、Cardo-morto、2011年2月7日、2015年2月12日、2018年1月25日、ポルトガルコスタ・アズール地方で撮影、セネキオ・ヴルガリスseneciovulgarisの花。花の直径は5ミリ、長さは1~2cmほど。草丈は30センチほど。和名は「野に生えるボロギク」の意で、ボロギクとはサワギクのこと。オキュウクサ、タイショウクサともいう。茎は中空で、高さ20から40cmに直立、多数に分枝して株を形成する。色はうす緑色-赤紫色。子葉は長楕円形で、葉先はややとがる。成葉は互生し、不規則に羽状の切れ込みがあ...セネキオ・ヴルガリス seneciovulgaris
アブラナ科、Brassicaceae、ヤマガラシ属、ヨーロッパ原産、2年~多年草、学名:Barbareavulgaris、和名:ハルザキヤマガラシ(春咲山辛子)、フユガラシ(冬辛子)、英名:BitterCress、HerbBarbara、Rocketcress,、YellowRocketcress、WinterRocket、WoundRocket、葡名:Barbareavulgaris、Barbareaarcuata、Barbareastricta、Sisymbriumbarbarea、Campebarbarea、Cruciferaarcuata、Cruciferabarbarea、Cruciferastricta、Agrião-da-terra、Erva-de-são-julião、Erva-dos-carp...バルバレア・ヴルガリス Barbareavulgaris
ヴィオラ・ライヘンバッキアナ Viola reichenbachiana
スミレ(菫菜)科、Violaceae、スミレ属、ヨーロッパ原産の多年草、学名:Violareichenbachiana、異名:Violasilvestris、和名:アーリー・ドッグ・バイオレット、英名:EarlyDog-violet、WoodDogViolet、HedgeViolet、PaleWoodViolet、SlenderWoodViolet、2011年2月、ポルトガル、アルガルヴェ地方で、2014年9月25日、2016年9月25日、バイラーダ地方で撮影、ヴィオラ・ライヘンバッキアナViolareichenbachianaの花。表示名は学名の音読み。花の直径は1センチほど。草丈は6センチほど。葉は幅広のハート型で鋸歯がある。花は茎の葉腋から単生し、菫色。スミレ科には、約16~23属、約800~850種があ...ヴィオラ・ライヘンバッキアナ Violareichenbachiana
マメ科、Fabaceae、ヒトツバエニシダ(ゲニスタ)属、西イベリア半島原産、学名:Genistahirsuta、和名:ゲニスタ・ヒルスタ、西名:Aulaga、Tojoalfiletero、2011年3月、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、ゲニスタ・ヒルスタGenistahirsutaの花。花房、総状花序の長さは30センチほど。草丈は1メートルほど。日当りの良い、山の斜面などに群生している。種小名のhirsutaは「剛毛のある」の意。属名のゲニスタから日本語になりエニシダ(金雀児)と訛ったといわれている。エニシダ属はArgyrocytisus(ギンヨウエニシダ属)、Genista(ヒトツバエニシダ属)、Spartium(レタマ属)など、25属約200種でエニシダ節(Genisteae)を構成しており、これらをま...ゲニスタ・ヒルスタGenistahirsuta
アヤメ科、Iridaceae、アイリス属、サウジアラビア~イエメン原産の多年草、学名:Irisalbicans、和名:イリス・アルビカンス、英名:CemeteryIris、WhiteCemeteryIris、WhiteFlagIris、葡名:Lirio-branco、Lirio-de-Florença、Lirio-florentinoLirio-silvestre、2011年2月、ポルトガル、アルガルベ地方で、2014年3月24日、コスタ・アズール地方で撮影、イリス・アルビカンスIrisalbicansの花。花の大きさは7センチほど。草丈は30センチほど。ポルトガルでは12月下旬から咲き始める。種小名のalbicansは白いの意。英名のCemeteryIrisは墓地に植えられたことから。irisとは,ギリシア神...イリス・アルビカンスIrisalbicans
リナリア・アメジステア Linaria amethystea
ゴマノハグサ科、Scrophulariaceae、ホソバウンラン(リナリア)属、ヨーロッパ地中海沿岸地域原産の半耐寒性1年草、学名:Linariaamethystea、和名:ヒメウンラン?、英名:AmethustToadflax、葡名:Esporao、Linaria-de-cor-de-ametista、2009年2月、2011年2月、ポルトガル、アルガルヴェ地方で撮影、リナリア・アメジステアLinariaamethysteaの花。花の直径は5ミリほど。草丈は5~10cmほど。田舎道の沿道や草原に自生。茎先に1~4輪ほどの総状花を付ける。花冠は舌形で長い距がある。距は濃い紫色、花冠は白色に斑点。種小名のAmethysteaはアメジスト(紫水晶)色のという意。花冠の頂点に黄色い斑点が可愛い。リナリア・アメジステア...リナリア・アメジステア Linariaamethystea
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