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2014/07/25

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  • 恋する惑星

    あなたがわたしを見つめるとき ほんとうのわたしが目を覚ます ほんとうのわたしは わたしの内に あなたの内の ほんとうのあなたを 宿す

  • ときは 波紋のレベルへ

    大流が小流をのみこみ 海となった やがて 水として わたしたちは 波紋になる いちばんやさしい ひと触れ いちばん速やかに 広がる 地の果て 銀河の彼方まで どこまでも わずかに妨害しあうこともない ...

  • 星の旅人

    街灯りのない 広漠な闇が 足元をすくった日 虚ろなたましいの 彷徨いでる 依り場なくした 悲しみを嘆きながら 地に着くは 誰かへの想い この地への想い すべての生への想い この星への想い… 想いはひと...

  • 夏 火の鳥たちへ

    ひとつ ふたつ 松林のひかりのなか よぎる 陰 陰は意志をもって わたしをいざなう 崖のふちに出で とおく 天と海の混じる青...

  • ひとつのいのち

    それは どこにある?     まちにひとと交り いのちのうた 読みさがし   野山めぐり 海の果てへ もとめ 焦がれて     ただ 砂のようにすりぬけてゆく 血の気ない現実...

  • 地の鳴る夜に

    真っ黒な阿蘇の山並みに   大魔神の足音のような大音が ドンドンと 響き渡る   青白い電光が夜空に一瞬浮かぶが先か   衝撃波が地を伝い 轟き 長く余韻を残した     ...

  • 春の宴

  • 太陽とともに

    わたしのもうひとつの目は     太陽の 目     それは わたしたちの 目         草木のいしきは     太陽の ...

  • とおい未来もまた この世界にうつされて 生きている

        風を受け、一面の笹が金に波打った   山が鳴る   呼んでいる       何万年とくりかえし地を生き、 地を成し、 見つづける   ...

  • ひとのゆめみのちからともりしとき

      いつだったかはるかむかしのこと。ひとの、星々の民とこのそらをともにしていたときのこと。   世の混じり乱れたときも終わり、しずかなしずかな時代の明けようとしていた。   ...

  • 2016 北京にて

    上空から   やわらかく成層圏の青になじんだ雲の峰を見下ろし、空と水の守りの大きさと強さをみる。   この星は大丈夫だ。   惑星自体が死滅することがないだろうことを悟ると、胸につまっていたものがふっととれたよう...

  • 星おくり

    今日をともに 明日をうたい わたしの想い ここにいきる うみを 愛し ...

  • うみ と ひと

    昼すぎの陽を照りかえし ぼんやり白く輝く海は   太陽によって仮のいのちを与えられた この星のもっとも柔和な生命   陽の傾きに 己を変幻させてゆく       太陽と交わり 黒々とした闇に沈みこんでしまうと ...

  • はじめに 人生をみた日

    どこまでも 行ってみたかった 目的もなく ただじぶんで 操縦してみたかっただけ 朝の月 あおい 山並 ころがる 地に みどりの 波間を まちの灯 とおく おどる 蝶 の 夢 ...

  • ひかり 泳ぐ さかな

    駅 雑踏 を 目の前 行き交うひとびとは ゆらめく 影のよう そっと ほんとうに そっと ふれるその波の熱さに 胸を熱くする そっと ほんとうに そっと 波に...

  • A day you are yourself

    きえゆく哀しみはいとしさの ふりかえる瞳のおく 今もいきつづける A day you are yourself

  • 水辺にて

  • うたたねうた

    はしる点に 疲弊して ゆだね うたた寝る かさなる みどりの 波のなか とけこみ 揺られる 子守唄 月のひかり とおい ささやき 知っている あなたのことば いつだったか ...

  • 青いやまへの旅

    や ま それは 間 にやどるもの 木と木のあいだにそよぐ風 葉にはしるひかり...

  • on the road

    涙たたえた雲が  まちを覆いつくしても 乾いた風に 声なき叫び かき消されても あなたが籠めた こころのぶんだけ 世界は照らされ いま ここにある ちいさな灯し火 涙の雨も 太陽の輝...

  • 流転へ ふたたび

    森という夢にて 夢という森をみる             それは     瞳の奥 なつかしさ秘めるものたち求めては     生まれかわる   無限を旅する 名もなきたましいの     無...

  • 星のこえ聞くもの

    しつらえられた つまづきで どんなに遠くとも やさしく あまい約束に すべてを曇らせても あなたのむねの奥 星のこえを忘れることはない あなたの足は いつか かならず そこへ向かう 世に闇がおりて永く たましい果てる...

  • Light of isle

    photos of Scotland - London   Light of isle

  • 渡り

    虚にたたずむ   すべてのたましい 上空からのまなざしに   ちからし この星を愛するちからにかえる 最果てのポイントにあり 終わり散る   最後の 世界への花 あなたに与えられた   あなた    という最大のおくりものを いま   与...

  • みずの旅

    はじめに   ひかりから旅立って みず が生まれた       海 として 静と動をめぐり   あるとき旅立って 膜という 輪郭を持った   殖え 放ち 集まり 世を織った      海を旅立って 世を織った ...

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