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温泉逍遥 https://blog.goo.ne.jp/onsen_shouyou

思いつきで巡った各地の温泉を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

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2013/12/12

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  • ブログを引っ越します

    2025年11月18日のgooブログサービス終了に伴い、拙ブログ「温泉逍遥」は新たなURLへ引っ越します。引っ越し先は以下の通りです。ブログ名は変更ございません。2025年4月27日投稿の記事より、以下の移行先にてアップロード致します(gooブログでの更新は停止致します)。またそれ以前の過去記事につきましても全て移行先にてご覧いただけます。温泉逍遥URLはhttps://onsenshouyou.net/です。拙ブログへリンクを張って下さっている方がいらっしゃいましたら、大変お手数ですが上記URLへ修正をお願い致します。引っ越しに当たり、このたび独自ドメインを取得し、WordPressで再作成しました。既に全記事の移行を完了しております。ただし移行の過程で一部記事が重複して登録されているため、この重複分に...ブログを引っ越します

  • 韓国 金浦市 薬岩観光ホテル

    (2023年11月訪問)これまで拙ブログで取り上げた韓国の温泉はほとんどが無色透明であり、温泉趣味的には正直なところ面白みに欠けるのですが、ご当地では珍しい赤く濁る温泉がソウル近郊の金浦市にあるらしいので実際に行ってみることにしました。その温泉がある場所は、金浦市といっても空港からかなり離れた江華島の手前です。まずはソウル中心部から空港鉄道(A'REX)の各停に乗って金浦空港で降り、金浦都市鉄道(ゴールドライン)に乗り換えて・・・終点1つ手前の九来(クレ)駅まで乗車します。九来駅前は多くの商店や立派な高層マンション等が建ち並んでおり、人通りも多く、新興の郊外ニュータウンといった街並みが広がっています。事前の調査によれば、駅前の大通りにあるバス停から「60-3」番の路線バスに乗って「薬岩ホテル」という停留所...韓国金浦市薬岩観光ホテル

  • 韓国 温陽温泉 温陽大温泉堂

    (2023年11月訪問)前回記事に引き続き韓国の温陽温泉を巡ります。次に訪ねたのは、温陽温泉駅の至近にある比較的大きな施設「温陽大温泉堂」です。駐車場の奥には温泉のお湯汲み場と思しき一角があるのですが、私の訪問時は水栓を開けてもお湯が出てくることはありませんでした。以前はちゃんと使えたのかしら…。駐車場右手にある玄関から館内に入ると番台がありますので、おばちゃんに湯銭6000ウォンを支払うと・・・このような券を受け取ります。女湯は番台と同じ1階、男湯は階段で2階へ。こちらが男湯の入口です。ここから先は混雑のため画像はございません。あしからず。外観やこの入口ドアの画像を見てくると、いかにも渋そうな雰囲気の施設に思えますが、このドアを開けた先には、確かに古めかしいものの、意外にも広くて明るい更衣スペースが広が...韓国温陽温泉温陽大温泉堂

  • 韓国 温陽温泉 龍門湯

    (2023年11月訪問)話の流れとしては前回記事の続編です。大田広域市の儒城温泉でひとっ風呂浴びてさっぱりした私は、ついつい欲が出て更に湯めぐりしたくなったので、大田からソウルへ向かう前に天安牙山駅でKTXを途中下車し、首都圏電鉄1号線に乗り換えて温陽温泉でも軽く湯めぐりすることにしました。温陽温泉には駅から徒歩圏内に日帰り入浴できる施設がたくさんありますが、今回は日本語サイトでまだ紹介されていないと思われる施設を1ヶ所と、駅至近にあって以前から訪問してみたかった大きな施設1ヶ所、合計2ヶ所をハシゴすることにしました。まず1軒目はこちらの施設です。線路と並行に東西へ伸びる駅前の大通りを西の方へ歩くと、100メートルも行かないうちにたどり着くのがこの建物。周囲の建物より若干引っ込んでおり、しかも地味な外観な...韓国温陽温泉龍門湯

  • 韓国 儒城温泉 鶏龍スパテル「大温泉」

    (2023年11月訪問)儒城温泉にある巨大な宿泊施設「鶏龍スパテル」。さてこの巨大ホテルの右手に、マーケットが併設された大衆浴場「大温泉」があります。今回はここで軽くひとっ風呂浴びます。中に入るとタッチパネル式の機械があり、これで料金を支払います。ちなみに機械の左側に写っているのは男湯の入口です。画面には5つのメニューが表示されていますが、一般客は中央の赤い四角を選択すればOK(上2つは現役軍人や予備役、下は未就学児など)。一般料金は7500ウオンで、決済が済むと券が出てきます。支払いに際しては韓国内で使えるバーコードやQRコード決済のほか、クレジットカードなども使えるので、私はクレジットカードで支払ったのですが、現金を投入する場所が見当たらなかったので、現金決済を希望する場合はどうするのかしら…。上述の...韓国儒城温泉鶏龍スパテル「大温泉」

  • 韓国 釜谷温泉から儒城温泉へ

    (2023年11月訪問)釜谷温泉に泊まった翌日は一気にソウルへ北上したのですが、せっかくですから、その途中で大田の儒城温泉へ立ち寄ることにしました。釜谷温泉から儒城温泉へ向かうルートとして、まず考えられるのが往路に乗ったバスで釜山へ戻り(南下し)、そこからKTX(高速鉄道)で大田まで乗る方法ですが、これですとかなり遠回りなので時間を浪費してしまいます。そこで、釜谷から北上して大邱へ出るルートを調べてみると、大邱の西部市外バスターミナルへ直通するバスがあるとわかったので、このバスを利用することにしました。閑散とした釜谷バスターミナル内に2台の自動券売機が設置されており、私は釜谷へ到着した日(つまり乗車日の前日)のうちに、その券売機でチケットを購入しておきました。ちなみの釜谷の自動券売機はタッチパネル式で日本...韓国釜谷温泉から儒城温泉へ

  • 韓国 釜谷温泉 オリオンホテル(入浴利用)

    (2023年11月訪問)引き続き韓国の釜谷温泉を巡ります。せっかくですので、宿泊したホテル以外でもお風呂に入ってみたかったのですが、この釜谷温泉にはどうやら公衆浴場に相当する施設が無いらしく、その代わりに一部のホテルで入浴のみの利用が可能となっています。ネット上にはメインストリートに面した立派なホテルで入浴した記録が散見されますが、温泉マニアとしては綺麗で立派な施設よりも、古くて草臥れている施設の方に心が惹かれますし、且つお湯が良い傾向にありますので、そうした条件に合う施設を探して裏路地をあてもなく散策していたところ、上画像のホテルに遭遇しました。その名は「オリオンホテル」。古い建物から漂う渋い佇まいに惹かれるものを感じ取った私は、入浴できるか確認すべくエントランスを入ったのでした。日本的に表現すれば「昭...韓国釜谷温泉オリオンホテル(入浴利用)

  • 韓国 釜谷温泉 ホテルレインボー

    (2023年11月訪問)田舎の山の中に鉄筋コンクリ造りのホテルが建ち並ぶ韓国の釜谷(プゴク)温泉。訪韓初日にこの釜谷温泉を訪ねた私は、可能な限りトラブルを排除してストレス無く旅を勧めたかったので、事前に宿泊予約サイトでホテルを手配しておきました。今回選んだのは温泉街のほぼ中央に位置する「ホテルレインボー」です。選択に際して特にこれと言った決め手はありませんが、予算や設備などひと通りの内容が無難であるように思われたので、こちらを予約しました。と申しますか、海外宿泊予約サイトの説明は抽象的すぎたり誇張表現だったりして、正確な情報を得られない場合が多く、説明を信じていざそのホテルへ行ってみると期待を裏切られることが往々にしてありますから、私が海外のホテルを予約するときには、複数の予約サイトやGooglemapの...韓国釜谷温泉ホテルレインボー

  • 韓国 釜山から釜谷温泉へ

    (2023年11月)某日に私はLCCで韓国へ渡り、半島を南から北へ上がる形で移動しながら温泉や観光を楽しみました。成田から搭乗した飛行機は定刻に釜山の金海国際空港へ到着。初日の目的地は釜山の北にある釜谷(プゴク)温泉です。まずは空港とほぼ直結している金海国際空港駅から金海軽電鉄に乗車し、釜谷行のバスが発着する金海バスターミナル最寄りの鳳凰(ポンファン)駅で下車します。上画像の右が鳳凰駅、左がバスターミナルを擁するショッピングモールです。両者はペデストリアンデッキでつながっていますので迷うことはありません。建物の1階手前(駅側)がバスターミナル、1階奥や2階以上はショッピングモールとなっており、2階の一角にはレストランゾーンがあるので、ここで軽く腹拵え。エスカレーターで1階ターミナルのホールへ下り・・・窓口...韓国釜山から釜谷温泉へ

  • 鎌田温泉 ちぎら旅館

    (2023年10月訪問)10月某日、私のパートナーと一緒に尾瀬をトレッキングすることになり、その前夜に泊まる宿として一晩お世話になったのが、群馬県片品村の中心部に位置する「鎌田温泉ちぎら旅館」です。国道120号に面しており、鎌田バスターミナルにも近いので、交通の便は良好。尾瀬のみならず丸沼高原や日光白根山方面などの観光にも利用できる立地です。チェックインを済ませて客室へ上がります。お部屋は和洋折衷な内装で、床はフローリングですが、小上がりが畳敷きになっており、そこにお布団が敷かれていました。入室時には既に敷かれていたので、チェックインしてすぐに横になることも可能ですね。室内には広いトイレが備え付けられ、wifiも飛んでいます。一方で室内に冷蔵庫は無いため、廊下に設置された共有の冷蔵庫を使うことになります。...鎌田温泉ちぎら旅館

  • 千葉県某所 川へ捨てられる温泉

    (2023年10月訪問)火山はおろか地熱資源にも縁遠い都道府県のひとつに千葉県が挙げられるでしょう。県内にはこれといった有名温泉地がないため、温泉ファンからはあまり見向きされないエリアですが、実は個性的な鉱泉の宝庫であり、一度その魅力にはまると抜け出せなくなります。私はそんな好事家の一人。この日は電車とバスを乗り継いで、上画像のポイントへ向かいました。ご覧の通り、橋の上から小さな川を写しています。一見すると何の変哲もない田舎の風景に過ぎませんが、この画像右側の土手っ縁には・・・(画像の一部を加工しています)堅牢な塀に囲われたこのような設備があり、固く閉ざされた門扉には「立入禁止」「火気厳禁」の看板が掲出されています。別アングルからこの施設を撮影してみました。言わずもがな日本は地下資源に乏しく、その多くを輸...千葉県某所川へ捨てられる温泉

  • 穴原温泉 いづみや

    (2023年9月訪問)旅は思い立ったが吉日。予め計画を立てることなく、風が吹くまま唐突に出かけたくなるのが旅好き人間の特徴でしょう。でも急な旅だと連休など旅館の繁忙期は宿の手配に困ることが多く、目的地から離れた場所に投宿せざるを得ないこともしばしばです。9月連休の某日にみちのくへ出かけた時にも私は宿選びに困ってしまい、東北道を北上する途中でパーキングエリアに車を停めては、スマホで宿泊予約アプリを開いて「この宿もあの宿も満室だ、こちらは空いているけど箆棒に高い、はぁどうしよう…」と途方に暮れていたのですが、そんな中で福島の奥座敷である飯坂温泉の更に奥に位置する穴原温泉「いづみや」が朝食付きでリーズナブルな価格が空いていたため、即座に「予約」を押してお宿へと向かったのでした。私がお宿に着いたのは夜の20時頃。...穴原温泉いづみや

  • 鳴子温泉 村本旅館

    (2023年9月訪問)鳴子温泉郷の中心である鳴子温泉地区は江合川の南側(右岸)に温泉街が形成されていますが、北側(左岸)にも僅かながら施設があり、その中のひとつが今回取り上げる「村本旅館」です。かつては近所に「福の湯」という施設もあって拙ブログでも取り上げたことがありますが、残念ながらこの「福の湯」は閉業してしまいましたので、「村本旅館」は川の北側で客を受け入れる貴重な存在です。なお今回は日帰り入浴での利用です。一見すると普通の民家と見まがいそうな母屋(上画像)の玄関で入浴したい旨を伝えますと、宿の方が一旦お風呂の状況を確認した上で利用を受け入れてくださいました。お風呂は別棟にあります。母屋の向かいにあるこちらが湯屋です。男女別のお風呂で出入口が分かれており、男湯は左側から入ります。こちらが浴室です。お風...鳴子温泉村本旅館

  • 象潟 さんねむ温泉(入浴利用)

    (2023年9月訪問)1ヶ月前に拙ブログで取り上げた「湯田川温泉理太夫旅館」の記事中で、鳥海山の山頂まで往復登山した後に湯田川温泉で一泊して疲れを癒したと書き綴ったのですが、その登山前夜は象潟駅付近のビジネスホテル「サンネムホテルイン象潟」で素泊まりし、暗いうちにチェックアウトして登山口まで向かったのでした。このビジネスホテルは、同じにかほ市内にある温泉旅館「さんねむ温泉」(旧称「サン・ねむの木」)が運営しており、宿泊客は(自分で移動することを前提に)「さんねむ温泉」の大浴場を無料で利用できるため、せっかくなのでその特典を使うことにしました。国道7号の沿道にある「道の駅象潟ねむの丘」付近で象潟の漁港方面へ向かう道に入り、ちょっと進むと間もなく「さんねむ温泉」に到着です。海を臨むロケーションに建つ、比較的新...象潟さんねむ温泉(入浴利用)

  • 某所 田んぼのぬるい鉱泉

    (2023年9月訪問)山形県内を移動中、ちょっと気になるところがあったので、立ち寄ってみました。実は以前にもこのエリアの温泉を1ヶ所だけ取り上げたことがあるのですが(当時の記事はこちら)、実は複数存在しているらしいので、今回は前回記事で取り上げていなかった箇所を訪ねることにします。集落を貫く県道を車で走っていると・・・田んぼの奥に小屋が見えますね。畦道を歩いて小屋の傍まで来ました。この小屋の脇には常時水が注がれている円筒形のコンクリ桝が設置されており・・・桝に注がれている水の温度を計測すると29.5℃でした。訪問した日がいくら暑い夏だとはいえ、沢の水がそんな高温なはずはなく、またどこか別の場所で人為的に加温されたり、あるいは日光に晒され続けて温かくなっているわけでもないでしょうから、おそらくこの水は汲み上...某所田んぼのぬるい鉱泉

  • 某所 療養目的に使われていた温泉

    (2023年9月訪問)(画像一部加工済)今回目指す温泉は諸々を勘案して匿名とさせていただきます。といっても、現地へ向かう道路沿いには・・・(画像一部加工済)こんな感じで温泉名を表示した案内標識が立っているんですけどね。道はやがて未舗装の林道となります。倒木などによりこの道は往々にして通行止になるそうですが、ひとまず行けるところまで行ってみましょう。凸凹路面ですので運転は慎重に。(画像一部加工済)荒れた山道を車で走ってゆくうち、このような広場に出ました。付近の山へ向かう登山口らしく、一角にはトレッキングコースの地図が掲出されています。登山する人はここに車を停めて山を登るわけですね。この先のロードコンディションがどうなっているかわかりませんので、私もこの広場に車を停め、ここからは歩いて奥へ進みます。(画像一部...某所療養目的に使われていた温泉

  • 金浦温泉 学校の栖

    (2023年9月訪問)過疎化や少子化に伴って廃校になった学校跡地を観光向け施設へ再活用した例は、近年全国各地で見られるようになりました。関東近県ですと、西伊豆の松崎にある祢宜畑温泉「やまびこ荘」がその好例になるかと思いますが、鳥海山の麓に位置する秋田県にかほ市にも同様の施設があり、そこでは特徴的なお湯に入れるそうなので、行ってみることにしました。私が訪ねた時期、辺りの水田ではちょうど稲刈りの真っ最中。黄金色の田んぼが青空に映え実に美しく、車を停めてうっとり眺めてしまいました。今回の目的地である金浦温泉「学校の栖(すみか)」に到着しました。こちらはかつて大竹小学校として昭和55年まで地域の子供たちが通っていた学び舎で、なんと開校は明治7年というから驚いちゃいます。そんな長い歴史とたくさんの子供たちの想い出を...金浦温泉学校の栖

  • 湯田川温泉 理太夫旅館

    (2023年9月訪問)1年半前の訪問記で申し訳ございません。山形県の庄内地方を代表する温泉地であり城下町鶴岡の奥座敷でもある湯田川温泉。拙ブログではこの湯田川温泉を何度か取り上げています。2023年9月某日、東北屈指の名峰である鳥海山を登頂した後、私は湯田川温泉の「理太夫旅館」で一晩過ごし、登山で疲れた体を癒したのでした。木造三階建ての館内に入りますと、玄関や帳場の周りにはたくさんの吊るし雛が飾られていました。鶴岡市内ではないものの、同じ庄内藩の港町である酒田は吊るし雛で有名なんですね。今回通された客室は3階の和室。綺麗に維持されているので、快適に過ごせます。なおトイレや洗面台は共用設備を使います。温泉街を見下ろす客室の窓からは、湯田川温泉のランドマークである「正面湯」が見えますね。この画像を撮った時は、...湯田川温泉理太夫旅館

  • 八甲田ホテル その3(温泉)

    前回記事の続きです。さて、お待ちかねのお風呂へと参りましょう。なお日帰り入浴は受け付けていないはずですので、こちらのお風呂に入れるのは宿泊客だけの特権と言えます(そのはず)。浴衣姿で通路を歩き、階下にある大浴場へ。男女別の浴室は夕・夜・朝いずれも固定されており、時間や日による暖簾替えは無いようです。さすがハイクラスのホテルだけあって更衣室は清潔で使い勝手も良好。各種アメニティが用意されている他、タオルは棚に積んであるものが使えるので、お部屋から持ってゆく必要ありません。洗面台付近には冷たい八甲田の伏流水が用意されており、湯上り後に飲んだら美味しいのはもちろん、入浴で失われてゆく水分を補うため、入浴前にも飲んでおきましょう。お風呂は内湯のみで、夜はライトアップされ、朝は日の光を受けて輝く八甲田の豪雪を窓ガラ...八甲田ホテルその3(温泉)

  • 八甲田ホテル その2(お食事)

    前回記事の続編です前回記事では豪雪の厳冬期にレンタカーで「八甲田ホテル」へアクセスするまでの過程と、ホテルの立派な造り、そしてお部屋の様子をご紹介しました。今回記事では夕食と朝食を取り上げます。人里から完全に隔絶された八甲田山中にある「八甲田ホテル」で宿泊する場合、自分で食糧を持ち込まない限り、素泊まりという選択肢はありえません。周囲に飲食店や商店はありませんし、特に冬期は21時から翌朝7時半まで、酸ヶ湯へアクセスする国道103号・国道394号ともに途中のゲートで閉鎖されるため、夕食のために人里へ降りてモタモタしているとホテルへ戻って来られなくなります。そもそもこのホテルに泊まるお客さんは素泊まりで済ませようなんてケチなことは言わないかと思いますが、せっかく宿泊するのですから、ホテルご自慢の料理に舌鼓を打...八甲田ホテルその2(お食事)

  • 八甲田ホテル その1(現地まで・お部屋)

    (2024年12月訪問)あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。さて、ここ数年の拙ブログでは1年以上前に訪ねた際の記録を週1回のペースで小出しに投稿しており、今後もしばらくは同様のペースで記事をアップしてゆくことになりそうですが、せめて新年一発目ぐらいは新しく且つちょっと豪華な感じの訪問記をご紹介することによって賑々しくスタートを切りたいので、今回記事では昨年末に一晩利用した青森県八甲田山中の「八甲田ホテル」について取り上げます。「八甲田ホテル」は泣く子も黙るほど有名な「酸ヶ湯温泉旅館」と同じ酸ヶ湯温泉株式会社が運営するホテルで、「酸ヶ湯温泉旅館」同様に年間営業です。八甲田の山中にある酸ヶ湯温泉といえば毎冬の記録的な積雪で全国ニュースに取り上げられますが、「八甲田ホテル」はその酸ヶ湯か...八甲田ホテルその1(現地まで・お部屋)

  • 島新田温泉 金城の里 2023年7月再訪

    (2023年7月訪問)今回ご紹介する「島新田温泉金城の里」は拙ブログで2010年に取り上げたことがあり、それ以来の13年ぶりの再訪となります。2010年に取り上げた際に、この温泉施設は「清掃工場建設に伴う地域住民対策のような意味合いで設けられたため、地元民以外の外来客に対してあからさまに宣伝していない」という旨を述べたのですが、その後この温泉を取り巻く環境が変わったらしく、寧ろ多くのお客さんに利用してもらおうというスタンスを取っているように見受けられ、ガイドブックやネットの観光案内など、いろんな媒体で紹介されるようになりました。こちらがその清掃工場。施設の目の前に位置しています。当然ながら温泉浴場はこの工場の余熱を利用しているのでしょう。券売機を入浴券で購入し、窓口に差し出して入館します。そして上画像の広...島新田温泉金城の里2023年7月再訪

  • 某所の保養施設的な温泉

    (2023年7月訪問)今回は諸事情により外観を写さずお風呂の画像だけを掲載いたしますが、このブログをご覧の一部のマニアな方なら一目見てすぐに場所を特定できるかと思います。地方には従業員の福利厚生や地域への貢献を目的として、企業や団体が自前の温泉浴場を設けて対象者に開放しているケースがあります。今回ご紹介する温泉浴場もまさにその典型例であり、従業員のみならずご近所の方に厚意で開放されています。こちらの温泉は以前からネット上にポツポツと情報が上がっており、だからという訳ではありませんが、私も某日に利用させていただきました。階段を上がった先にある浴場は、ご覧の通り、とても立派なお風呂。有料施設のお風呂だとしても違和感ありません。なおお風呂は1つしかないので貸切で使います。湯口から温泉がドバドバ惜しげなく注がれて...某所の保養施設的な温泉

  • 森上温泉

    (2023年7月訪問)前回記事に引き続き新潟県の温泉を巡ります。と言っても今回訪ねるのは入浴施設ではありません。新潟県道24号線を北上して旧山古志村から旧栃尾市方向へ車を走らせてゆくと、こんな場所に行き当たります。路傍に水色のコンテナ、そしてベンチが置かれていますね。道路の逆方向(北側)から見るとこんな感じ。周囲は山間の田園地帯で、観光施設はおそか、商店すらありません。道沿いに民家がぽつんぽつんとあるばかりです。青いコンテナには無色透明の水が引かれており、その傍らには「森上温泉」と書かれた看板が立っていますね。温泉マニアの間で有名な野良の温泉です。温泉と書かれているものの、黒いホースから出てくる水の温度は20℃前後でしょうか。温泉というより鉱泉と言った方が良いのかもしれませんね。黒いホースは茂みの奥の方か...森上温泉

  • 銀山平温泉 白銀の湯

    (2023年7月訪問)いつも1年以上前の古いネタで申し訳ございません。昨年(2023年)の夏、東京の猛暑から逃れるべく、私は登山で高いところを目指しました。7月の某日に登った山は新潟県の越後駒ケ岳。日の出より前に登り始めて、無事山頂に到達し、高地の冷涼な風を全身に受けて心身をリフレッシュさせたのでした。山頂付近には雪渓が残っており、この雪渓の上を吹き抜ける風の冷たさといったら、言葉には言い表せないほどの気持ち良さ。自分の足で山頂まで登った人にだけ許される爽快感ですね。私が登頂した同じ時間、下界の東京では地獄釜の如き酷暑に見舞われているわけです。百数十キロしか隔たっていないにもかかわらず、こんなに気温が違うとは。いつまでもこの山頂にいたい。でも下山しなきゃ。下山すると結局汗だらけになってしまい・・・山登りの...銀山平温泉白銀の湯

  • 草津温泉 奈良屋

    (2023年7月訪問)前回記事に引き続き、草津温泉の和風村「湯めぐり手形」(※)を使って、日帰り入浴で老舗旅館のお風呂を楽しみます。今回訪ねる旅館は湯畑からほど近い場所にあり、見るからに風格あるファサードが印象的な老舗旅館「奈良屋」です。私が玄関へ近づくと、すかさず中からスタッフの方が出てきて対応してくださいました。さすが老舗は対応が違いますね。(※)草津温泉の和風村「湯めぐり手形」は既に販売が終了しています。有効期限が残っているものは、まだ利用可能ですが、今後新たに購入することはできません。なおこちらのお宿では手形を使わず現金支払いによる日帰り入浴も可能です。玄関わきには「草津の名水」と称する飲用湧水の水場があります。話は前後しますが、お風呂上がりに私はこのお水を飲ませていただきました。とっても美味しい...草津温泉奈良屋

  • 草津温泉 松村屋旅館

    (2023年7月訪問)今回記事から天下の名湯、草津温泉を連続して取り上げます。つい最近まで草津温泉では「和風村」に加盟する老舗旅館に宿泊すると、加盟旅館のお風呂に700円で日帰り入浴できる「湯めぐり手形」を購入することができましたが、2023年7月28日を以てこの手形の販売が終了となってしまいました。手形を利用しないと日帰り入浴できない旅館もあったため、販売終了によって草津温泉で日帰り入浴できる選択肢が狭まってしまい、湯めぐりを趣味とする者としては非常に残念です。販売終了までに購入した手形は購入日から2年間有効ですので、今回はこの手形を利用して老舗旅館のお風呂を巡ってまいります。まずは湯畑の近く、「湯元館」の隣に位置する「松村屋」(屋号五郎平)から。格子の建物は老舗旅館の風情たっぷりですね。帳場に手形を出...草津温泉松村屋旅館

  • 『日帰りで登れる 温泉百名山』出版記念会に参加しました

    今回記事は趣向を変えて、新刊の温泉関連書籍をご紹介します。昨年(2023年)9月に拙ブログで2冊の温泉関連書籍を取り上げましたが、その中のひとつ『温泉百名山』の続編となる『日帰りで登れる温泉百名山』がこの度刊行されることになり、2024年11月2日に都内某所でその出版記念会が催されましたので、不肖者ながら私も参加させていただきました。『日帰りで登れる温泉百名山』飯出敏夫著集英社インターナショナルまずはこの新刊について。著者の飯出敏夫さんは、登山と温泉のエキスパートとしてこれまで多くの著書などを世に出しており、今年で喜寿を迎え、大病を克服しつつもまだなお精力的に活動していらっしゃいます。前著『温泉百名山』は、名山に名湯ありという発想のもとで、著者が独自の基準に基づき全国から名湯を擁する名山100箇所を選定し...『日帰りで登れる温泉百名山』出版記念会に参加しました

  • 仁賀保 かみの湯温泉

    (2023年6月訪問)さて私は羽後本荘駅から羽越本線の普通電車に乗って仁賀保駅へやってまいりました。仁賀保駅といえば駅の真裏にTDKの大きな工場がありますね。昭和世代の私は、学生時代にTDKのカセットテープやビデオテープをたくさん買って録音や録画を繰り返しましたので、青春時代の記憶にはTDKの存在が色濃く残っています。高校生の頃、青春18きっぷで東北を旅している際に、車窓から仁賀保駅裏手に広がるTDKの工場を目にした時には、遠い秋田の地と自分の毎日が知らぬ間に結びついていたことに気づいて驚いたものです。そんな旅の思い出がある仁賀保駅を出て、海の方へ向かって歩いてゆくと、やがて今回の目的地である「かみの湯温泉」に到着です。付近には平沢漁港があるためか、周辺は漁師町のような独特の雰囲気が漂っています。裏手には...仁賀保かみの湯温泉

  • 旧大内町(由利本荘市) かすみ温泉

    (2023年6月訪問)現在は由利本荘市に合併されてしまった秋田県旧山内町の山里に、浴感が魅力的な鉱泉があるらしいので、鉄道の旅の途中、レンタカーを借りて行ってみることにしました。由利本荘の市街地から芋川に沿って国道105号を東へ進み、早坂トンネルを潜る手前の十字路を右折。あとはひたすら道なりに長閑な田園地帯を進めば良いのですが、途中から人里を離れて山間部に入り、しかもどんどん坂を上がってゆくのです。「こんなところに本当にあるのか」と不安を覚えながら車を進めてゆくと、突如目の前に一軒の鉱泉宿が現れました。これが今回の目的地である「かすみ温泉」です。昭和30~40年代から時計の針が停まっているかのような外観で、営業しているのか心配になりますが、比較的新しい観光の幟が立っているところを見ると、今でもちゃんと営業...旧大内町(由利本荘市)かすみ温泉

  • 由利本荘市 安楽温泉

    (2023年6月訪問)由利本荘市の本荘城から望む鳥海山。その秀麗な姿に心を奪われてしまいました。ずっと眺めていても飽きません。今回の記事とは関係ありませんが、この時の景色が忘れられず、私はこの3ヶ月後に鳥海山に登って、頂上から麓の景色を見下ろしたのでした。さて今回は本荘の城下町に湧く温泉「安楽温泉」を訪ねます。市街地南部にある温泉一軒宿で、昭和一桁の頃から営業している老舗なんだとか。一時は源泉が枯れてしまったようですが、掘り直したら現在使用している源泉が湧いたそうです。駐車場は広いので停めやすいかと思います。県道に沿って建っている建物はレストランや宴会場のようで・・・お風呂がある旅館はその奥です。土足のままフロントの前へ上がって日帰り入浴したい旨を伝え、湯銭を支払います。スタッフの方から入浴のポイントカー...由利本荘市安楽温泉

  • 秋田市 天然温泉こまち(ホテルこまちに宿泊)

    (2023年6月訪問)趣味の乗り鉄を兼ねた初夏のみちのく一人旅で、私は秋田駅にて列車を下り、25年以上前から私が秋田へ寄るたびに利用する大好きな居酒屋「無限堂」で郷土の料理と稲庭うどんを食べ、ほろ酔いになったところで駅前からタクシーに乗り込んで、いざ向かったその晩の宿は「天然温泉こまち」の宿泊施設「ホテルこまち」です。遠くからでも目立つ大きな看板が目印のこの施設は、交通量が多い国道13号の沿道に位置しており、卸団地と呼ばれる周辺エリアには大きなロードサイド店舗が建ち並んでいるため、昼夜を問わず比較的にぎやかな立地と言えるでしょう。こちらがエントランス。頻繁にお客さんが出入りしており、人気に高さが窺えます。受付カウンター付近の様子。いわゆるスーパー銭湯ですので、こちらを利用するお客さんの多くは入浴目的ですが...秋田市天然温泉こまち(ホテルこまちに宿泊)

  • 女川温泉 ゆぽっぽ

    (2023年6月訪問)車で出かけることが多いとはいえ、たまには列車に揺られて旅をしながら長閑な車窓を眺めたくなるもの。そんな衝動に駆られた私は、某日みちのくへ出かけて、石巻線普通列車の窓枠に頬杖をつきながらのんびりとした旅時間を過ごしていました。列車は終点の女川駅に到着です。震災の被害を受けた女川駅は復興事業により場所が内陸へ200メートルほど移動すると共に、坂茂氏の設計により鉄骨造3階建に木造屋根を載せた形で建て替えられました。左右に広がる大きな屋根はウミネコが羽ばたく様子をイメージしているんだとか。今回はこの駅舎内にある温泉施設「ゆぽっぽ」を訪ねます。日本全国に駅前温泉は数あれど、駅ナカ温泉はかなり稀少ですよね。なお「ゆぽっぽ」は震災の前にもあり、当時は駅舎に隣接する形で営業していました。震災前に訪ね...女川温泉ゆぽっぽ

  • 川口市 スパロイヤル川口

    (2023年5月訪問)某日、私は温泉施設へ行くため埼玉高速鉄道線の南鳩ヶ谷駅で下車しました。埼玉高速鉄道はサッカー(特にJリーグ)に興味でもあれば乗る機会もあるのでしょうけど、サッカーにさっぱり無関心な私としてはまず利用機会が無く、南鳩ヶ谷という駅にも今回初めて降りたのでした。南鳩ヶ谷駅から国道122号線「岩槻街道」を南下します。そういえばこのエリア(川口や浦和方面)の方々って国道122号線を「ワンツーツー」って呼びますよね。私のような城西エリアの人間ですと国道246号を「にぃよんろく」というように数字を日本語読みしますが、英語読みすることを知った時にはその意外性に驚くとともに、ちょっと「ダセぇ」と思っちゃいました。でも実際のこの道を歩きながら「ワンツーツー」と口に出して発音してみると、「いちにぃにぃ」よ...川口市スパロイヤル川口

  • 南道後温泉 ていれぎの湯

    (2023年5月訪問)今回も愛媛県松山市の温泉を取り上げます。市街中心部から国道11号や県道40号を走り、松山市南部を東西に流れる信茂川を渡って県道23号へ左折すると、程なく上画像の大きな看板が見えてきます。この施設「南道後温泉ていれぎの湯」では完全かけ流しのお湯に入れるそうなので、実際に行ってみることにしました。朝6時から営業しているとのことで、6:30頃に行ってみたところ、広い駐車場には既に多くの車が停まっており、人気の程が窺えます。いわゆるスーパー銭湯であり、敷地も施設も広くて大きく、全体的にゆとりのある造りです。広い敷地内ではBBQ場やテントサウナなど、いかにも当世風なサービスが提供されています。さて入館しましょう。新しそうな施設なのに、下足箱は昔ながらの松竹錠で施錠するタイプ。これってレトロ感を...南道後温泉ていれぎの湯

  • 松山ニューグランドホテル 「天然温泉ゆるりん」

    (2023年5月訪問)前回記事の徳島県から、今回は愛媛県松山市へと移動してまいりました。松山の温泉と言えば道後温泉ですが、松山市街地の中心であり且つ随一の歓楽街でもある大街道エリアにも温泉浴場があるんです。しかもその温泉はビジネスホテルに併設されており、宿泊でも日帰りでも入浴が可能です。今回は一晩こちらの「松山ニューグランドホテル」でお世話になりつつ、併設する温泉浴場「天然温泉ゆるりん」で大街道に湧く温泉を楽しんでみることにします。客室はごくごく一般的なビジネスホテルそのものですが、快適に一晩を過ごせましたよ。さすが松山の中心部だけあって大街道エリアにはたくさんのホテルが営業していますが、そんな中でもこの「松山ニューグランドホテル」にしかないものがこれ。ホテル駐車場の隅には「これ温泉やけん触っとおみ~」と...松山ニューグランドホテル「天然温泉ゆるりん」

  • 三好市 松尾川温泉

    (2023年5月訪問)前回記事に引き続き四国の温泉を巡ります。今回は徳島県へやってきました。徳島県の名湯と言えば祖谷温泉ですが、私が訪ねた5月連休の某日は非常に多くのお客さんで大混雑しており、とてもゆったりできそうになかったため、目的地を変更して、祖谷峡から北へ伸びる県道32号を進んだ先にある「松尾川温泉」を目指すことにしました。途中で県道32号線から140号に逸れ、綺麗な渓谷に沿っていかにも四国の山間部らしい狭隘な道を東進し・・・対向車が来るか来ないかドキドキしながらクネクネと曲がる山道を走行してゆくと、やがて公営の無料駐車場が目の前に広がります。「松尾川温泉」に到着です。後述する「しらさぎ荘」の奥に建つこげ茶色で平屋の建物が今回利用する温浴施設です。こちらも訪問時はとても混んでおり、入場規制がかけられ...三好市松尾川温泉

  • 安芸市 こまどり温泉

    (2023年5月訪問)四国の山間部はどこも道が狭く険しい…。四国の僻地を運転していると、そのことを否応なく実感させられます。今回目指す安芸市の「こまどり温泉」も狭隘な山道をひたすら進んでいった先にあり、そこそこ車幅の大きな自分の愛車(SUV)で訪ねた私は、途中で不安に陥りながら目的地を目指したのでした。公式サイトによればアクセス方法は2つあり、初めて当地を訪ねる私は「比較的道路が広く、運転しやすい経路」と表現されている「伊尾木川側の県道208号から」向かうルートを選択しました。たしかに私の車でも通行できるのですが、それでも離合に苦労するような狭い区間が長く続き、しかも途中に集落が複数あるため行き違う車も少なくなく、往復共にバックしたり、ギリギリのところで擦れ違ったり…を繰り返しました。集落を抜けて山を登り...安芸市こまどり温泉

  • 香美市 温泉cafe湖畔遊

    (2023年5月訪問)拙ブログでは初めての登場となる高知県の温泉・鉱泉を取り上げます。今回訪ねる「温泉cafe湖畔遊」は、物部川のダム湖畔に位置するcafeレストラン併設の温泉宿泊施設です。日帰り入浴も受け付けているため、今回は入浴のみの利用です。このエリアはダム湖の対岸側にアンパンマンミュージアムがあったり、また国道195号線沿いには小洒落たカフェやレストランが点在していたりと、美しい自然環境を活かした観光業が盛んなエリアと言えましょう。なお「温泉cafe湖畔遊」は国道沿いではなく、途中から狭い道を入って進んだ集落の中にあり、そこそこ対向車も来るため、運転にはちょっと気を遣いました。目的地へ到達すると、道の左右両側に「湖畔遊」のものと思しき建物や看板が見え、初見の私はどちらへ行けばよいのか迷ってしまった...香美市温泉cafe湖畔遊

  • 新横浜フジビューホテル 日帰り入浴

    (2023年4月訪問)2023年3月に東急と相鉄の新横浜線が開通し、神奈川県東部の鉄道旅客の流れに変化がもたらされました。相鉄沿線と東急がつながることで、県央部から都心へのアクセスが飛躍的に向上するとともに、県内各部のみならず渋谷や目黒など東急沿線などから新横浜へのアクセスが良くなったため、状況によっては品川より新横浜から東海道新幹線へ乗り継いだ方が便利になるような状況も生まれています。私も一介の鉄ちゃんとして、開業フィーバーが落ち着き始めた1ヶ月後の4月に現地へ向かい、開通したばかりの駅や路線、旅客の状況を確認してまいりました。個人的な感想としては、開業して間もないのに結構利用客が多く、早くも県民の足として定着していることに驚きました。さて、東急新横浜駅の駅窓口で東急「のるるん」と相鉄「そうにゃん」のツ...新横浜フジビューホテル日帰り入浴

  • 世継のかなぼう

    (2023年5月訪問)全国的に地獄釜のような猛暑が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。暑い日に熱い風呂へ入るのも乙ですが、やはりこんな陽気が続けば清涼感が欲しくなるもの。そこで今回は滋賀県米原市の世継地区に湧く「かなぼう」と称される鉱泉群を取り上げます。米原市の琵琶湖沿岸に位置する世継地区には、随所で金気を含んだ冷鉱泉が湧出しており、各湧出ポイントには水場が設けられ、古くから地域の方々が野菜や農機具を洗う水として古くから使われています。「かなぼう」はあくまで農業や生活の水場として使われる鉱泉であり、入浴するためのものではありませんが、その清涼感や独特の知覚的特徴に惹かれたマニアがしばしば訪ねて、地域の生活に密着した鉱泉が湧く景色に心を潤しています。そこで私も世継の「かなぼう」を巡ることで、都会の...世継のかなぼう

  • 朝倉 卑弥呼ロマンの湯

    (2023年3月訪問)JRから第三セクターの甘木鉄道に乗り継いで、終点の甘木で下車。駅前ロータリーからまっすぐ伸びるその名も「駅前通り」を800メートルほどてくてく歩くと、やがて市民センター(文化会館)や図書館、警察署など公的機関が集まるエリアにたどり着きます。今回の目的地である「卑弥呼ロマンの湯」は市民センター(文化会館)に隣接しており、初見でもわかりやすい立地です。この画像の近くに入口があるのかと思いきや・・・敷地内を歩いた奥に位置するこちらが玄関です。靴を脱いで下足箱へ収め・・・下足箱のカギと券売機で発行された券を一緒に受付へ差し出すと、引き換えに更衣室のロッカーキーが手渡されます。受付から通路を進み、食事ができる座敷の前を通り過ぎます。こちらの施設はスタッフの皆さんがとても明るく接客してくださいま...朝倉卑弥呼ロマンの湯

  • 佐賀大和温泉 ホテルアマンディ(日帰り入浴)

    (2023年3月訪問)意外にも拙ブログ初登場となる佐賀県。県内には武雄温泉や嬉野温泉など有名な温泉地があるものの、他の九州各県と比べると温泉のイメージがあまりなく、それゆえ拙ブログでもこれまで取り上げる機会が無かったのかもしれません。今回ご紹介する「佐賀大和温泉ホテルアマンディ」は長崎道の佐賀大和インター近くに位置しており、佐賀駅から無料送迎バスで約20分ですので、比較的アクセスには恵まれた施設と言えるでしょう。このホテルは元々別名称だったようですが、数年前に現行の名称へ変更して再出発したそうです。なるほど、建物の外観はいかにも昭和といった佇まいです。私の訪問時、広い駐車場には多くの車が止まっていました。人気の程が窺えます。エントランスを入った先はひと昔前のリゾートホテルを思わせる吹き抜けのロビー。まず下...佐賀大和温泉ホテルアマンディ(日帰り入浴)

  • おすすめ温泉書籍 『さあ、海外旅行で温泉へ行こう』

    今年(2024年)6月26日に温泉関連の素晴らしい書籍が刊行されましたので、久しぶりに拙ブログでは本を紹介させていただきます。鈴木浩大さんのご著書『さあ、海外旅行で温泉へ行こう〜親切ガイド世界の名湯50選〜(ビジュアルガイド)』です。鈴木さんのご著書はこれまでも拙ブログで2冊取り上げており、1冊目は私が台湾の温泉を巡るきっかけにもなった私にとってのバイブル的存在である『湯けむり台湾紀行:名湯・秘湯ガイド』(まどか出版・絶版)、2冊目は昨年9月の記事でご紹介した『ほぼ本邦初紹介!世界の絶景温泉』(みらいパブリッシング)です。鈴木さんによる今回の新刊は前作と同じ版元から刊行され、海外の温泉を取り上げているという点でも同じなのですが、前作は知る人ぞ知る秘湯がメインだったのに対し、今作はできるだけ多くの皆さんへ実...おすすめ温泉書籍『さあ、海外旅行で温泉へ行こう』

  • 壱岐 いき湯川温泉

    (2023年3月訪問)前回記事までに取り上げた壱岐の温泉は全て島の西部に位置する湯本温泉郷でしたが、今回取り上げる「いき湯川温泉」は島南部の郷ノ浦地区に位置しています。郷ノ浦地区は島の玄関口であり、多くの商店のほか壱岐市の市庁舎も置かれている島の中心的な役割を担うエリアですが、この郷ノ浦地区のちょっと外れに今回訪ねる日帰り入浴施設「いき湯川温泉」があります。平屋の建物の真ん中に番台があり、そこで湯銭を支払います。私が訪問した時には券売機が故障していたため、窓口のスタッフさんに直接支払いました。壱岐島内にある他の温泉施設に比べると脱衣室は広い方かと思います。なお室内にはドライヤーが用意されている他、ロッカーは下足箱の左側に設置されています。お風呂は内湯のみで、大きな湯船と窓に貼られたスタンドグラス調の飾りが...壱岐いき湯川温泉

  • 壱岐 湯本温泉郷 国民宿舎壱岐島荘 (後編 お風呂)

    前回記事の続編です。お食事に舌鼓を打った後は、お宿自慢のお風呂に入りましょう。客室で浴衣に着替え、階段を下って浴場のあるフロアへ。なお施設内には家族風呂もありますが、今回は利用していないためこの記事ではご紹介できません。手前が女湯で、奥が男湯。なお私が宿泊した日は男女が固定されていました。どうやら暖簾替えは無いようですね。脱衣室はコンパクトながら綺麗で空調も完備されており使い勝手良好です。海を臨む浴場。内湯のみで露天風呂はありませんが、高台に位置しているので見晴らしが素晴らしく、窓の向こうに広がる海の景色が実に開放的なので、内湯だけでも十分に非日常感が楽しめます。窓に面した浴槽は大小2つに分かれており、大きな方は(目測で)幅4m×奥行2m。右奥の角に湯口があり、私が利用した時には間歇的にお湯が出ていました...壱岐湯本温泉郷国民宿舎壱岐島荘(後編お風呂)

  • 壱岐 湯本温泉郷 国民宿舎壱岐島荘 (前編 お部屋・食事)

    (2023年3月訪問)拙ブログでは連続して長崎県壱岐の湯本温泉郷を取り上げておりますが、この湯めぐり旅では「国民宿舎壱岐島荘」で一晩お世話になり、かけ流しの温泉とご当地の料理で壱岐の旅を満喫させていただきました。こちらのお宿は前回取り上げた「平山旅館」の向かいに当たり、ちょっと急な坂を登った上の、海を臨む高台に位置しています。玄関の横には昭和44年に当時の皇太子ご夫妻が宿泊なさったことを記念する石碑が建てられていました。現在の上皇ご夫妻ですね。スタッフの方は皆さん明るく丁寧。チェックインの時点で「この宿を選んで良かった」と安心しました。私は一人旅なのでコンパクトな客室が宛がわれましたが、綺麗にお手入れされており、必要な備品類も用意されているので快適に過ごせました。そして何よりも窓から眺める景色が素晴らしい...壱岐湯本温泉郷国民宿舎壱岐島荘(前編お部屋・食事)

  • 壱岐 湯本温泉郷 平山旅館

    (2023年3月訪問)前回に引き続き壱岐の湯本温泉郷を湯めぐりします。今回は日本秘湯を守る会の提灯宿である「平山旅館」を訪ねて日帰り入浴させていただきます。さすが立派な旅館だけあって、純和風のお宿はとっても綺麗ですし、スタッフの方の対応も実に丁寧。日帰り入浴をお願いするこちらまで、つい恭しくなってしまいました。スタッフの方がお風呂まで案内してくださいました。帳場向かいの階段で下のフロアへ降り、中庭をのぞむ通路を進むと左側に浴場があります。更衣室はまずまずの広さでお手入れが行き届いており、綺麗で気持ち良く使えます。内湯は正面と左手の二手に分かれており、更衣室からお風呂に入って正面の空間には、洗い場と(目測で)おおよそ1.2m✕2.4mの浴槽が設置されているほか・・・浴槽上に神話の絵が飾られています。神功皇后...壱岐湯本温泉郷平山旅館

  • 壱岐 湯本温泉郷 あづまや旅館

    (2023年3月訪問)前回に引き続き長崎県壱岐の湯本温泉郷を巡ります。今回訪ねる「あづまや旅館」も湯本地区の集落にあり、美しい朱色の格子窓が印象的です。路地向かいの駐車場には源泉井と思しきコンクリ桝があり、あたりは赤茶色に染まっていました。いまから入るお風呂のお湯はここで湧いているんですね。目にするだけでもワクワクします。玄関で日帰り入浴をお願いしますと、快く了承してくださいました。上がり框から真っ直ぐ進み、途中で左へ折れて狭い廊下を進んだ先にお風呂がありました。家庭のお風呂をひと回り大きくしたような民宿サイズのこぢんまりした浴室には、浴槽とシャワーがひとつずつ。コンパクトなつくりながら、浴槽の上に窓があるため、室内は明るくて気持ち良く入浴できます。周囲を白いタイルで囲まれた浴槽は、3人は入れそうな容量が...壱岐湯本温泉郷あづまや旅館

  • 壱岐 湯本温泉郷 旅館長山

    (2023年3月訪問)前回に引き続き長崎県壱岐の湯本温泉郷を巡ります。今回は湯本地区の集落の中にある「旅館長山」です。ご当地の観光協会によれば、こちらのお宿は3代・100年続く老舗なんだとか。なかなか年季が入った外観ですね。お昼過ぎに玄関を開けて日帰り入浴をお願いしたところ、まだ湯船が熱い状態だがそれでも良ければ構いませんよ、と優しくご対応くださいました。こちらのお風呂では70℃以上ある源泉を湯船に張って非加水で冷ますために時間がかかり、適温まで落ち着くのは午後2〜3時頃になるそうですが、今回は熱いのを承知で入らせていただきました。玄関を上がり、廊下を進んで男湯へ。お風呂へ向かう途中、廊下の窓からは源泉と思しきコンクリ枡が間近に見えました。湧出したての温泉に入れると思うだけでワクワクしますね。あぁ幸せだぁ...壱岐湯本温泉郷旅館長山

  • 壱岐 湯本温泉郷 山口温泉

    (2023年3月訪問)前回記事で取り上げた「すこやか温泉」の隣に位置している「山口温泉」。周辺の人口も観光客多いわけではないにもかかわらず、温泉街中心部から北へちょっと離れたこのエリアでは2軒の温泉施設が隣り合って営業しており、一見の他所者たる私は、その共存関係に不思議なものを感じます。さて、駐車場に車を停めて受付へ。敷地内には複数の棟があり、利用の際には、まず上画像の建物で受付を済ませます。隣に建つ緑色にペイントされた建物は家族風呂の棟。今回私が利用するのは大浴場、いわゆる公衆浴場です。受付や家族風呂がある棟の向かい側に建つ本棟へ入ります。内部にはお座敷(貸し部屋)が数室あり、有料で使用が可能。奥の引き戸を開けて・・・すのこ敷き通路の右が女湯で左が男湯です。それぞれの浴室に出入口のドアが2つずつあるので...壱岐湯本温泉郷山口温泉

  • 壱岐 湯本温泉郷 すこやか温泉

    (2023年3月訪問)今回から連続して長崎県の離島である壱岐に湧く温泉を取り上げます。島の北西岸に位置する湯本温泉郷には、多くの温泉施設が集まっており、いっぺんにたくさんの温泉をハシゴすることが可能です。私が訪問した2023年3月は、新型コロナウイルスがまだ感染症法上の2類だったため、一部の施設では日帰り利用を中止していましたが、それでも結構な数のお風呂をハシゴすることができました。まずは湯本温泉郷の北部に位置する「すこやか温泉」から取り上げます。温泉入浴の大きな目的は心身が健やかになることですから、その目的に合致したわかりやすい施設名で良いですね。さて、上画像に写っている建物の出入口には温泉名の扁額が掛かっていますが、こちらはどうやら家族風呂や宿泊のお部屋が入っている棟のようで、日帰り入浴する場合はその...壱岐湯本温泉郷すこやか温泉

  • 久留米市 あおき温泉

    (2023年3月訪問)前回記事の福岡県大川市「大川温泉」から車で数分の至近距離にある久留米市「あおき温泉」。久留米市の南端、国道385号線沿いに立地しています。私が訪問した時には第一駐車場が全て埋まっており、その奥にある第二駐車場も半分近くが埋まっていました。人気の施設なんですね。プレハブ構造をちょっと立派にしたような、比較的シンプルな造りの建物。下足箱や後述するロッカーでは10円玉を使いますので、事前に用意しておきましょう。なお下駄箱の鍵は10円リターン式です。券売機で料金を支払い、券を番台へ渡します。やはり館内は多くの人がいらっしゃり、皆さんお風呂上がりで火照った体を休めていました。館内ではお食事もいただけるので、ご飯を含めるとゆっくり滞在できますね。番台から奥に進んで男湯は手前側、女湯は奥です。この...久留米市あおき温泉

  • 福岡県 大川温泉 家族風呂

    (2023年3月訪問)今回記事から九州の温泉を連続して取り上げます。まずは箪笥の街として有名な福岡県大川市にある「大川温泉」です。ひたすら真っ平らで水路が縦横無尽に張り巡らされている筑後平野に位置しています。木造倉庫みたいな外観の建物が幾棟か並んでおり、その前にある駐車場に車を停めます。南国ムードを演出したいのか、敷地内にはヤシの木がたくさん植えられています。建物の内部は手作り感があふれており、ややB級感が強いように思われます。店員さんはみなアロハシャツを着ていらっしゃいます。やはりこの施設では南国ムードがテーマになっているのでしょうね。受付に設置されている券売機で料金を支払うのですが・・・受付のスタッフさんに家族風呂の空き状況を伺ったところ、6室ある家族風呂のうち半分が空いていたので、ひと部屋を私一人で...福岡県大川温泉家族風呂

  • シェアサイクルで巡る大阪市営の渡船 後編

    前回記事の続編です。今回の記事に温泉は登場しません。あしからず。今回の記事でも引き続き、シェアサイクルで大阪市営の渡船を巡った旅の記録を書き綴ります。前回記事では甚兵衛渡船と千歳渡船に乗りました。その続きです。●千本松渡船千歳渡船の「鶴町乗り場」を8:47に出発。次に目指すは「千本松渡船」の「南恩加島乗り場」。グーグルマップによれば自転車で約12分。8:47の12分後は8:59。頑張って自転車を飛ばせば9:00発の便に乗れるかもしれない、と期待を抱きながら、港湾部の真っ平らな道をひたすら飛ばして・・・グーグルマップの計算より1分早い8:58に「南恩加島乗り場」へ到着。画像では見難いのですが、岸壁へ下るスロープには乗船待ちのお客さんが並んでいました。私もこの列に加わります。ちなみにこの青い建物が「南恩加島乗...シェアサイクルで巡る大阪市営の渡船後編

  • シェアサイクルで巡る大阪市営の渡船 前編

    今回の記事に温泉は登場しません。あしからず。東京の街並みからほとんど消えてしまった一方で、大阪にまだ残っている乗り物といえば、公共交通機関としての渡船ではないでしょうか。かつては東京にも隅田川の「佃の渡し」など複数の渡船がありましたが、現在では江戸川の「矢切の渡し」のみ。これに対して大阪市では数こそ減らしているものの、まだ8ヶ所で市営の渡船事業が続けられており、誰でも無料で利用することができます。澪標(みおつくし)を市章にしている「水の都」大阪には、船が浮かぶ水辺の光景が良く似合います。船が大好きな私は以前から大阪市営の渡船を利用してみたかったのですが、どの渡船場も鉄道の駅から離れており、また路線バスですと行動時間が制約されてしまうため、長い間二の足を踏んでいました。しかしながら近年はシェアサイクルが普及...シェアサイクルで巡る大阪市営の渡船前編

  • 堺市 御陵天然温泉亀の湯

    (2023年2月訪問)日本最大の古墳である仁徳天皇陵の近くに掛け流しの温泉施設があると聞き、実際に行ってみることにしました。その施設があるエリアは鉄道の駅が多いため、現地までの道程にはいろいろなルートが考えられるのですが、どうやら「黒土口」というバス停の目の前にあるらしいので、JR阪和線と南海高野線がクロスする三国ヶ丘駅から路線バスに乗車することにしました。と言っても三国ヶ丘駅から「黒土口」バス停までわずか数分。駅から歩いても全く問題ないような距離でした。施設の看板には「源泉かけ流し」と書かれており、期待に胸が膨らみます。今回訪ねる「御陵天然温泉亀の湯」は幹線道路(大阪中央環状線)沿いに立地しており、ここには以前パチンコ屋があったそうですが、いつの頃からか現在のような温泉施設(いわゆるスーパー銭湯)に生ま...堺市御陵天然温泉亀の湯

  • 西宮市 浜田温泉

    (2023年2月訪問)前々回記事から続く関西シリーズの続編になります。まずは阪神電車を乗り継いで久寿川駅で下車。久寿川駅から徒歩6分程で、今回の目的地である「浜田温泉」に到着です。なお甲子園からも徒歩圏内にあるそうですので(甲子園駅から徒歩15分)、野球の観戦帰りに立ち寄るもの良いかもしれませんね。こちらは下町風情漂う街並みに溶け込んでいる昭和35年開業の銭湯なのですが、施設名に「温泉」とあるように、2001年に温泉掘削に成功して温泉を提供するようになり、2004年に現在のスタイルへ改装して現在に至っています。上画像には写っていませんが、銭湯のシンボルである煙突には「天然温泉」の文字がしっかりと表記されています。この温泉でマニア的に嬉しくなるのが、玄関の向かい設置された源泉が落ちるモニュメント。地下900...西宮市浜田温泉

  • 春日温泉 旅舎十二館

    (2023年5月訪問)2023年5月下旬に私のパートナーの親戚が集う機会があり、その親類の地元である信州佐久へ出かけた日のこと。親類の多くは佐久地方にある春日温泉「旅舎十二館」で一晩泊ったのですが、翌日に仕事があった私は東京へ戻る必要がありました。でもせっかくだからひとっ風呂浴びて帰りたいと思い、佐久を出る前に「旅舎十二館」でお風呂へ入り、ついでにお宿のお食事もいただいてから東京へ戻ることにしました。八ヶ岳連峰の北麓に位置する春日温泉の中心部から更に狭い山道を上がった先にあるこちらのお宿。駐車場から玄関へ向かう途中のアプローチには、藤棚で藤が見事に花を咲かせており、強い芳香を放っていました。さてお邪魔しましょう。お食事までまだ時間があるとのこと。そこで、さっそくお風呂へ入ることに。お風呂は玄関の奥へ伸びる...春日温泉旅舎十二館

  • 堺市 トキワ温泉 2023年6月頃閉業

    (2023年2月訪問)前回記事に続いて閉業してしまった温泉施設の記事となってしまい申し訳ございません。前回記事の「弥生の里温泉」は訪問前から閉業することはわかっていましたが、今回ご紹介する堺市の銭湯「トキワ温泉」はこの度ブログで記事にするまで閉業の事実を知らず、記事を書くにあたって事実関係を確認すべくネットを調べたら2023年6月下旬に閉業していたことを知ってビックリした次第です。近年は温泉施設が相次いで閉鎖していますので、行きたい温泉があれば「また今度でいいや」ではなく、可及的速やかに訪問日程を立てるべきでしょう。後悔先に立たず。この言葉ほど温泉巡りにピッタリな教訓はありません。さて、2023年2月に堺市を訪問した私は、阪堺電車に乗って神明町電停で下車。電停から数ブロック歩いてゆくと・・・目的地である「...堺市トキワ温泉2023年6月頃閉業

  • 弥生の里温泉 2023年2月閉館

    (2023年2月訪問)いつも1年以上前の訪問記を記事にしている情報鮮度感ゼロな拙ブログですが、今回はそれどころか既に閉館してしまった施設を取り上げます。入れない温泉を紹介することになり申し訳ございません。過去帳入りした温泉のアーカイブとしてご覧下さいますと幸いです。今回取り上げる「弥生の里温泉」は大阪南部の和泉市にあり、阪和線信太山駅から徒歩1~2分という便利な立地で営業していたのですが、残念ながら私が訪ねた2023年2月の末に閉館してしまいました。上述のように、電車でアクセスするならば阪和線を利用するのが最も便利なのですが、生来のへそ曲がりである私は敢えて阪和線に乗らず、南海高野線から分岐する泉北高速鉄道に乗車し、終点の和泉中央駅で下車して、和泉市のコミュニティーバスに乗り換え、「信太山駅前」バス停で下...弥生の里温泉2023年2月閉館

  • ホテル阪神大阪 客室の天然温泉

    (2023年2月訪問)まだまだ冷たい冬の北風がスギ花粉を伴って街を吹き抜け、私の鼻をムズムズさせることで、いよいよ春が近づいてきたことを感じさせた2023年2月の某日、大阪の福島駅前に屹立する「ホテル阪神大阪」で一晩を過ごしました。このホテルは「全客室のバスルームで自家源泉の温泉に入れるホテル」として温泉ファンには夙に有名ですから、いまさら拙ブログで取り上げることも無いような気がしますが、関西方面の記事がまだまだ弱いので、少しでも嵩増しを図るべく、その際の記録を今回記事に致します。お付き合いください。当たり前ですが、まずはフロントでチェックイン。アメニティ類はフロント前に用意されていますので、各自で必要なものを必要な分だけ手に取ってから客室へ向かうことになります。こちらが私の泊まった客室。独りで泊まるには...ホテル阪神大阪客室の天然温泉

  • 熱海温泉 玉の湯ホテル

    (2023年1月訪問)国道135号線は熱海の海岸沿いで小田原方面と伊東方面の車線が分かれてそれぞれ一方通行になりますが、伊東方面行の車線が熱海親水公園の南端でクランク状に曲がって上り車線と合流しようとする角に、今回取り上げる「玉の湯ホテル」が位置しています。本来こちらのお宿では予約無しの日帰り入浴を受け入れていないようですが、昨年実施された某イベントの参加者は事前予約を条件に日帰り利用が可能となっていましたので、その機会に入浴利用させていただくことにしました。入館しようと玄関まで進んだら、玄関前に興味深い設備を発見。赤い御影石には「源泉」と刻まれており、側面に水栓が取り付けられています。そして説明プレートには、地下436メートルから源泉が汲み上げられており玉のような温泉が出たことから玉の湯ホテルと名付けら...熱海温泉玉の湯ホテル

  • 世界一遅い2ヶ月遅れの台湾総統選レポート 2024年 後編

    前回記事の続編です●選挙当日投票前夜、私は新北市板橋の高層ビルにあるホテルで宿泊。明けて翌朝の選挙当日。ホテルの部屋から眺める新北市の眺望は、投票日和と申し上げましょうか、雲一つない素晴らしい天気でした。ホテルでチェックアウトを済ませ、歩いて板橋駅へ向かいます。ちょうどホテルと駅の間に新北市役所があり、たまたま市役所から最も近い投票所の前を通り過ぎたのですが、朝から既に有権者の方が並んでいらっしゃいました。こちらの投票所はビル1階の吹きさらし状ホールに設置されているため、中の様子が丸わかりでした。なお、台湾の投票は朝8時から夕方4時まで。日本と比べると、投票できる時間がかなり短いですね。この日は台湾中部へ行きたかったので、板橋駅から台鉄の自強号に乗車しました。このブログをご覧の方で、もし今後台湾で選挙があ...世界一遅い2ヶ月遅れの台湾総統選レポート2024年後編

  • 世界一遅い2ヶ月遅れの台湾総統選レポート 2024年 中編

    前回記事の続編です。●18時以降の応援集会決戦前日だというのに、どの陣営も盛り上がりに欠けており、お祭り騒ぎを期待していた私はすっかり拍子抜け。ちょっぴりガッカリしながらネットを見ていたところ、夕方18時から各党が最後の応援集会を開くとの情報を得ましたので、早速行ってみることにしました。これまでの選挙ですと、最終夜の応援集会で数十万という支援者が一堂に会してフェスのような盛り上がりを見せていましたが、果たして今回はそのような盛り上がりが起きるのでしょうか。(1)民衆党応援集会(台湾総統府前・凱達格蘭大道)台湾総統府の東側に伸びる凱達格蘭大道では、総統選の前夜になると必ず応援集会が開催されます。総統府前という土地柄なのか、前回は与党民進党がこの場所で開催しましたので、今回も民進党の支持者が集まっているのかと...世界一遅い2ヶ月遅れの台湾総統選レポート2024年中編

  • 世界一遅い2ヶ月遅れの台湾総統選レポート 2024年 前編

    みなさまご存知の通り、2024年1月13日の土曜日に、世界が注目する中、台湾で総統選が実施されました。そして総統には民進党の頼清徳氏が選出され、1996年に有権者が直接総統を選ぶ現在の制度になってから初めて、同じ政党が3期連続して政権を担うことになりました。一方、同日実施された立法院選挙(日本の国会に相当。一院制)では野党の国民党が第一党となったため、総統(政権)と立法院でネジレが発生してしまいました。とはいえ、国民党は52議席で民進党は51議席ですからその差はたった1議席。両党とも単独過半数を確保できていません。このため8議席を獲得した新興勢力である第三党の民衆党が今後国政運営のキャスティングボードを握るのではないかと言われています。台湾の選挙で有名なのが、その盛り上がり方。まるでお祭りかフェスかといっ...世界一遅い2ヶ月遅れの台湾総統選レポート2024年前編

  • 東埔温泉 勝華大飯店

    前回記事の北投温泉からかなり離れてしまいますが、今回取り上げるのは台湾・南投県の南部に位置する東埔温泉です。台湾屈指の観光地である日月潭と阿里山の中間にあり、また台湾最高峰である玉山(標高3,952m)の麓に位置しているこの温泉地は、日本統治時代に「トンボ温泉」と称されており、長い歴史を有する山間のいで湯ですが、観光の周遊ルートに組み込まれるような立地ではなく、また公共交通機関の便が悪くて車が無いと周辺の有名観光地へアクセスしにいためく、今ではかなり鄙びて寂しい温泉街となってしまっています。温泉街から東の山へ伸びる急な坂道をひたすら登ってゆくと東埔温泉の源泉があり、そこに設けられた露天風呂では湧出したばかりの新鮮なお湯に入ることができます。この露天風呂については拙ブログでも以前に取り上げたことがあり(当時...東埔温泉勝華大飯店

  • 北投青礦名泉(旧北投温泉公共浴室) 2024年1月再訪

    (2024年1月訪問)このブログでもほぼ定期的に記事にしているように、毎年私は台湾へ出かけておりますが、最近は台北を観光する機会が減っており、行き帰りの飛行機に乗るために台北を経由する程度です。しかしながら、先日行われた台湾総統選ではやはり大都市の台北市や新北市で選挙運動が盛り上がっていましたので、総統選を見学することが主目的だった今年(2024年)1月の台湾訪問時では台北近郊の新北市板橋で1泊しました。そして、せっかく台北にいるのだから温泉に入らないのはもったいないと考え、MRTに乗って久しぶりに台北の温泉に入ってまいりました。台北は地下鉄に乗れば温泉に入れるのでとっても便利ですね。今回訪ねた台北の温泉は全てこれまで拙ブログで取り上げている施設ですので、改めて拙ブログで取り上げることは避けますが、その中...北投青礦名泉(旧北投温泉公共浴室)2024年1月再訪

  • 台中市 清新温泉飯店(日帰り入浴)

    (2024年1月)台中市の近郊には麒麟峰温泉など数は少ないものの温泉が点在しています。今回は高鐵(台湾新幹線)台中駅から比較的近い位置にある「清新温泉」を取り上げます。高鐵台中駅から比較的近いと申し上げたものの、約6kmほど隔たりがあるため車で10分強はかかり、しかも結構急な坂道を登り詰めた丘の上の立地しているので、迂闊に駅から歩こうとするとえらい目に遭います。レンタカーなど使えない場合はタクシーを利用しましょう。ちなみに私はレンタカーで現地へ向かったのですが、ナビとして使ったGoogleマップは、なぜか表側の道ではなく、ホテル裏手の山に広がる墓地の中を貫く細い一本道を案内したため、本当にこの道で良いのだろうかと不安を抱きながら運転するはめになりました。場所柄、車でのアクセスを前提にしているものと思われ、...台中市清新温泉飯店(日帰り入浴)

  • 廬山温泉 仁愛郷農会農特産品展售中心

    (2024年1月訪問)前回記事で取り上げた廬山温泉の源泉付近から温泉街へ戻る途中、歩道に面して建つ施設の塀から湯気を立てながらお湯が捨てられている光景を目にしました(上画像)。あれれ?と思って塀の隙間から内側を覗いてみますと、露天風呂のようなものがあるではありませんか。ダメ元でこの塀を擁する「仁愛郷農会農特産品展售中心」と書かれた建物を訪ねてみることに。位置としては源泉へ向かう歩道の入口付近、警光山荘の斜前に当たります。はたして旅館ではない施設でも温泉に入れるのでしょうか。農会農特産品展售中心、つまり地元農協の特産品販売センターといったところでしょうか。でも観光客の姿がすっかり消えてしまった現在の廬山温泉で商売などできるはずもなく、保存の利く飲料や乾燥した物などが僅かに売られている程度で商売っ気はほとんど...廬山温泉仁愛郷農会農特産品展售中心

  • 台湾 廬山温泉の現状(2024年1月)

    (2024年1月訪問)拙ブログでは珍しく鮮度の良い情報を記事に致します。私は2024年1月に数日だけ台湾へ出かけてまいりました。その主たる目的は4年に一度行われる総統選の様子を見学することでしたが、せっかく台湾へ来たのですから温泉もいくつか巡ってきました。今回の記事ではその中でも日本統治時代から温泉地として台湾の方々に長年親しまれてきた南投県・廬山温泉の現状についてお伝えいたします。現状をお話しする前に、ここ数年の廬山温泉を巡る状況について簡単にご説明します。拙ブログでも過去記事でお伝えしておりますが、日本統治時代に富士温泉と呼ばれた廬山温泉は、急峻な地形が災いして土砂災害に遭いやすく、ここ20年近い間でも大雨に伴う土砂災害に何度か見舞われています。2008年や2012年6月の豪雨では土石流が温泉街を集中...台湾廬山温泉の現状(2024年1月)

  • 房総半島 入浴できない鉱泉めぐり

    (2023年9月訪問)今回の記事は久しぶりに小ネタを取り上げます。房総半島にはマニア受けするような、入浴できないけれども興味深い鉱泉がたくさん湧出していますが、今回はその中でも比較的見つけやすく訪問も容易な2ヶ所をご紹介します。●大多喜町某所のガス井戸夷隅郡の大多喜町と言えば、千葉県内に地産地消の天然ガスを供給している都市ガス会社「大多喜ガス」の名称として、千葉県内では有名かと思われます。いすみ鉄道の大多喜駅前には「天然ガス記念館」もあり、また当地は房総エリアにおける天然ガス掘削発祥の地でもありますので、大多喜は天然ガスの街と言っても過言ではないでしょう。房総エリアの地下には膨大な天然ガスが埋蔵されていますが、ガスだけで湧出することはなく、水溶性ガスとして鉱泉と一緒にメタンガスが地下から上がってきます。温...房総半島入浴できない鉱泉めぐり

  • 人見温泉 神門コミュニティーセンター

    (2023年9月訪問)前回記事の「小糸川温泉」から小糸川を下って、東京湾岸に面する河口付近へとやってまいりました。この河口付近はかつて漁村だった面影を残す庶民的なエリアと海岸沿いの工業地帯が隣り合っている興味深い景色が広がっているのですが、この両エリアの境界を成すゾーンに位置している君津市の公営施設「神門コミュニティーセンター」には天然温泉の浴場があり、基本的には地元の方々に向けた準ジモ泉みたいな施設となっているのですが、市外の者でも入浴利用可能ですので、どんな温泉に入れるのか、行ってみることにしました。昭和の後期に建てられた河川敷ゴルフコースのクラブハウスみたいな建物壁面には、独特の字体で"GODOC.C"と記されており、ゴルフ場銀座の房総という土地柄、「神門カントリークラブ」と読みたくなりますが、おそ...人見温泉神門コミュニティーセンター

  • 君津市 小糸川温泉

    (2023年9月訪問)前回記事の外房から、今度は同じく房総半島の内房へと回ってまいりました。内房にも興味深い鉱泉がたくさんあるんですね。君津市の長閑な農村部にある「小糸川温泉」は、土日月といった曜日に限定して営業している温泉旅館で、房総の鉱泉施設では珍しくかけ流しのお湯に入れます。コロナ禍以降は宿泊営業を中止しているようですが、日帰り入浴は現在も積極的に受け入れています。通りに立つ幟を目印にして路地に入ると、その奥には渋い佇まい平屋建てがお出迎え。玄関に入り、帳場で直接湯銭を支払って浴室へ向かいます。なお帳場の前には100円リターン式ロッカーがありますので、貴重品はこちらへ預けましょう。昭和の趣きを濃く漂わせる館内の廊下を進んで浴室へ。暖簾を潜った先の脱衣室は至ってシンプルな造りで、室内には棚と扇風機があ...君津市小糸川温泉

  • 矢指ヶ浦温泉館

    (2023年2月訪問)前回記事に続いて外房の魅力的な鉱泉を巡ってまいります。今回取り上げるのは県内では歴史ある鉱泉宿「矢指ヶ浦温泉館」です。1952(昭和27)年に千葉県温泉指定の第一号を受けた鉱泉で、その渋い佇まいは温泉ファンから支持を集めており、日帰り入浴も可能なので、私も訪問してみることにしてみました。九十九里浜に沿って伸びる県道30号線を東に向かって走ると、施設の看板が目に入ってきます。施設自体はこの看板の下から左の路地に入ればすぐなのですが、車の場合はここを右に曲がって・・・廃車体が放置されているこの場所(お寿司屋さんの向かい)に車を停めます。3〜4台は駐車できるでしょうか。なお駐車場の目と鼻の先は九十九里浜ですので、お風呂上がりにこの雄大な景色を眺めるもの良いかと思います。さて、車を停めて県道...矢指ヶ浦温泉館

  • 飯岡福祉センター 飯岡温泉

    (2023年1月訪問)地熱資源や温泉資源に恵まれている日本でも、千葉県は例外的に地熱にあまり恵まれず、それゆえ25℃以上で湧出する温泉法上の温泉も多くなく、浴用に供される鉱泉のほとんどは冷鉱泉として湧出しているのですが、冷鉱泉だからと侮るなかれ、千葉県の冷鉱泉は個性的なものが多く、その個性も強烈なものばかり。そこで今回から千葉県の鉱泉をいくつか取り上げてまいります。まずは外房の「飯岡温泉」から。かつて当地は海上郡飯岡町でしたが市町村合併によって現在は旭市の一部になっています。その旧飯岡町の役場があった付近には、上画像のようなシンメトリな造りの建物があり、右側は旭市の保健センター、そして左側が・・・今回の目的施設である「飯岡福祉センター」です。この建物の1階に鉱泉を沸かした入浴施設があり、基本的には地元市民...飯岡福祉センター飯岡温泉

  • 熱海駅前温泉(田原浴場) 濃い濁り湯だった某日

    (2023年1月訪問)近年は観光客が戻りつつある熱海。需要が高ければ相場も上がるため、最近熱海で温泉に入ろうとすると料金が比較的高めに設定されており、その金額を目にしてたじろぐこともしばしばです。また慎重に施設を選ばないと高いばかりか、お湯もいまいちだったりしますから、熱海での入浴は施設数の割りに意外と難しかったりします。そんな中で、昔から鉄道利用者にとっての有難い見方が「熱海駅前温泉(田原浴場)」です。拙ブログでは今まで「既に取り上げているはず」と私が勘違いして紹介から漏れてしまっている施設がいくつもありますが、この「熱海駅前温泉」もそんな紹介漏れ施設のひとつ。とっくにブログでご紹介していたかと思っていましたが、調べてみたら今まで一度も触れたことが無かったため、ようやく今回取り上げさせていただきます。私...熱海駅前温泉(田原浴場)濃い濁り湯だった某日

  • 網代温泉 竹林庵みずの(日帰り入浴)

    (2023年1月訪問)明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。新年1回目の記事は伊豆の網代温泉「竹林庵みずの」で日帰り入浴した際の記録を書き綴ってまいります。車で熱海方面から伊東方面へ海沿いを南下して、網代の市街地をちょっと過ぎた先を丁字路を山側へ右折し、道なりに進んで急な坂を上がっていきます。その坂の途中には「竹林庵みずの」で使われている温泉の源泉井があり、今からここで湧いたお湯に浸かるんだ、という意識を持ちながら更に急坂を上がってゆくと、やがて道はどん詰まりになり、その先が今回の目的地です。お宿はいかにも伊豆らしい急傾斜地の上に立地しており、下から見上げた感じでは敷地が狭そうに思えるのですが、実際には奥に広く、駐車場もまずまずの市ペースが確保されています。なんと駐車場の向こう側に...網代温泉竹林庵みずの(日帰り入浴)

  • 磐梯熱海温泉 湯kori

    (2022年10月訪問)磐越西線の磐梯熱海駅へやってまいりました。郡山の奥座敷である磐梯熱海温泉の玄関口として、かつては特急「あいづ」も停まったそこそこの主要駅でしたが・・・いまでは1時間に1本の普通列車、そして1日3往復の快速列車が止まる程度で、かなり地味なローカル線の閑散駅になってしまいました。磐梯熱海温泉の人気には陰りがあり、また地元の方は自家用車で移動するため、この駅の利用者数は年々減少しています。駅前も観光地らしくなくひっそりとしており、私が訪問した時も観光客の姿は見られませんでした。でもそんな状況を打破してくれそうな施設が駅前に2019年に開業しました。上画像の左側に写っている・・・「湯kori」です。画像の建物をご覧になるとお気づきになるかと思いますが、新築開業ではなく、かつて「小松屋」とい...磐梯熱海温泉湯kori

  • 赤湯温泉 好山荘 リニューアル後に再訪(2022年10月)

    (2022年10月訪問)福島の吾妻連峰と安達太良山の両山麓を縫うように走りながら土湯峠を越える福島県道70号線。私が訪問した時には山々が錦秋の彩りで大変美しく、所々で車を停めては、見事な紅葉を楽しませていただきました。さて今回目指すのは土湯峠温泉郷の「赤湯温泉好山荘」です。こちらの温泉は以前拙ブログで取り上げておりますが(当時の記事はこちら)、2021年に発生した地震によって一度は休業に追い込まれてしまいました。その後1年近く閉鎖が続き、もう復活は難しいかと思われていましたが、地元の方々によってクラウドファンディングによる再興が図られ、目標額に達したことで見事にリニューアルが進行し、晴れて営業再開と相成りました。私もクラウドファンディングに参加した一人として、どのように生まれ変わったのか自分の目で確かめる...赤湯温泉好山荘リニューアル後に再訪(2022年10月)

  • 横向温泉 滝川屋旅館

    (2022年10月訪問)福島県の安達太良山周辺は、言わずもがな温泉の宝庫です。その北麓に位置する横向温泉「滝川屋旅館」は、以前は宿泊しないとお風呂に入浴できなかったのですが、最近になって事前予約制で日帰り入浴を受け付けてくださるようになったので、秋の色合いが深まってきた2022年10月某日に日帰り入浴で利用させていただくことにしました。風情ある木造の旅館。宿泊客は1日一組しか取らないとのこと。そんなお宿のお風呂に入れるのですからありがたいですね。玄関の引き戸を開けて声を掛けますと、ご主人がご丁寧に案内してくださいました。ご主人に導かれながら館内の廊下を奥へ奥へ、階段を下へ下へと進んでゆくと、その突き当たりが浴場棟になっていました。温泉巡りの経験則から申し上げますと、下って向かう施設のお風呂は良い傾向にあり...横向温泉滝川屋旅館

  • 川渡温泉 高東旅館 2022年10月再訪問(後編 2つのお風呂)

    前回記事の続編です。さてお風呂へまいりましょう。お風呂は新館・別館いずれの宿泊客も同じ浴室を利用します。●男女別浴室前回記事で取り上げた宿泊客用のラウンジの前に男湯の暖簾がさがっており、女湯はその右手の廊下を進んだ先にあります。以前もこのお風呂の様子を拙ブログで取り上げたことがありますが(以前の記事はこちら)、基本的には前回記事当時と変わっていません。お湯が湯船に落とされる音だけが木霊するシンプルで静かな浴室に入ると、湯気と共に川渡温泉ならではの硫黄臭がプンと香り、硫黄泉好きな私の気持ちが条件反射的に高揚しました。なお室内のカランは1つだけです。U字形の湯船は2~3人サイズ。暗い鶯色を帯びた濁り湯が湛えられています。お湯の色合いや濁り度合いはその時々によって違うような印象を受けました。湯口から静かにお湯が...川渡温泉高東旅館2022年10月再訪問(後編2つのお風呂)

  • 川渡温泉 高東旅館 2022年10月再訪問(前編 お部屋など)

    (2022年10月訪問)温泉番付で東の幕内に必ず入る宮城県の鳴子温泉郷。ひとくちに鳴子と言っても場所によって泉質がかなり異なるのですが、私は温泉郷の東端に位置する川渡温泉のお湯が大好きで、機会があれば川渡の湯に浸かりたくなります。鶯色を呈した川渡のお湯は硫黄臭が強く、湯の花も多いので、温泉に入っている感が強いんですよね。今回はそんな川渡にあるお宿のひとつ、高東旅館で一晩お世話になった時のことを記事にします。なお、こちらのお宿は以前にも拙ブログで記事にしたことがあり(当時の記事はこちら)、お湯の良さが忘れられず、今回宿泊利用で思う存分湯浴みを堪能しようと思ったわけです。宿泊は別館と新館のいずれかを利用でき、新館の方が若干高い料金設定なのですが、それでも素泊まりで1泊5,000円未満ですから(私の利用時)、何...川渡温泉高東旅館2022年10月再訪問(前編お部屋など)

  • 青根温泉 名号湯

    (2022年10月訪問)今回記事からしばらくの間はみちのくの温泉を連続して取り上げてまいります。東北は私の第二のホームグラウンドと言うべきエリアですので、ブログ記事を書いている時でも訪問時を思い出して気分が高揚してしまいます。宮城県青根温泉は、蔵王連峰の麓にある温泉地で、拙ブログでもこれまで何度が取り上げています。今回取り上げる「名号湯」は、かつて「大湯」とともに当地の共同浴場として親しまれてきましたが、2006年の「じゃっぽの湯」開業に伴って「大湯」とともに一旦閉鎖されてしまいました。その後、「大湯」は旅館「湯元不忘閣」の宿泊者専用内湯として復活。一方「名号湯」は長年閉鎖されたままでしたが、数年前に貸切風呂としてようやく復活に至っています。私は蔵王山麓に紅葉が広がり始めた2022年10月に利用させていた...青根温泉名号湯

  • 松崎温泉 炉ばた館

    (2022年10月訪問)前回記事に引き続き西伊豆の松崎を巡ります。今回訪ねるのは松崎市街の南部、道部交差点(丁字路)の角に位置する「旅宿炉ばた館」です。一見すると何の変哲もないごく普通の民家のようであり・・・玄関もやはり民家と勘違いしてしまいそうな佇まい。でもれっきとした温泉宿なのです。しかも訪問した時期には立ち寄り入浴ができるという情報を得ていたので、余計に驚きます。私も実際に訪ねるまでは「本当に立ち寄り入浴できるのかしら」と不安でいっぱいだったのですが、引き戸を開けて中に入り、奥にある帳場で声を掛けたところ、快く受け入れてくださいました(現在の立ち寄り入浴営業実施状況については直接施設へお問い合わせください)。お風呂は帳場の目の前にあります。ドアを開け、細長くて質素な脱衣室を抜けて浴室へ。建物の外観か...松崎温泉炉ばた館

  • 松崎温泉 伊豆まつざき荘

    (2022年10月訪問)風光明媚な西伊豆にはたくさんの温泉が湧いており、なかでも松崎エリアはなまこ壁の街並みと美しい自然が相まって観光地として人気がありますが、今回はそんな松崎市街の入り江に面して建つ国民宿舎「伊豆まつざき荘」で日帰り入浴した際のことをレポート致します。港町である松崎の市街地は駿河湾に面して入り江のような地形を有しており、「伊豆まつざき荘」はその入り江の北側に立地しています。6階建のホテルで、日帰り入浴の利用も可能。1階の立派なフロントで入浴したい旨を申し出ると「町内の方ではないですよね」と聞かれたのですが、後で調べたところによると、松崎町民の入浴料金はなんと半額。ご当地にお住まいの方がちょっぴり羨ましくなりました。私は町外ですので通常料金を支払いますと、引き換えに小さなタオルを下さいまし...松崎温泉伊豆まつざき荘

  • 野沢温泉 新田の湯

    (2022年6月訪問)野沢温泉の共同浴場では「熊の手洗い湯」が近年全面改築され、伝統的な趣きを残しながらもすっかり綺麗な姿へ生まれ変わりましたが、同様に最近建て直された共同浴場がもうひとつあります。今回取り上げる「新田の湯」は2018年に全面改築され、入口の破風や高い湯気抜きなど以前の姿の特徴を残しつつ、以前のような白壁ではなく材木の素材感を全面的に活かした総木造の湯屋建築として、完全リニューアルされました。男女別の浴室へ入ってみましょう。内部構造としては、野沢温泉の他の共同浴場と同じく、脱衣ゾーンと入浴ゾーンが一体化している伝統的な造りを踏襲しており、壁や天井などに全面採用されている木材の美しさと温かみが優しく湯浴み客を包んでくれることでしょう。浴槽は横に長い長方形で、3~4人サイズといったところでしょ...野沢温泉新田の湯

  • 野沢温泉 横落の湯

    (2022年6月訪問)野沢温泉の共同浴場といえば大湯に代表されるような立派な木造湯屋建築が印象的ですが、肩ひじを張らず周辺の建物と同化しながらひっそりと佇む共同浴場もあります。今回取り上げる「横落の湯」もそんな浴場のひとつ。バスターミナル付近の十字路付近に位置しており、浴場がある建物を表通りから見るとインバウンド向けのお店が目立っているため、どこに浴場があるのかわかりませんが・・・十字路から坂の下の方へまわってみると、出入口には浴場名が揮毫された扁額がかかっており、ここに至ってようやく共同浴場であることがわかります。男女別の浴室には、他の共同浴場より若干大きなサイズの浴槽が一つずつ据えられています。黒い御影石の縁により、お風呂が引き締まって見えますね。お風呂そのものの造りは至って質素で、これは他の共同浴場...野沢温泉横落の湯

  • 野沢温泉 上寺湯

    (2022年6月訪問)引き続き野沢温泉の共同浴場を巡ります。今回取り上げるのは、野沢温泉のバスターミナルから「熊の手洗い湯」へ下ってゆく途中にある共同浴場「上寺湯」です。こちらの浴場の内部構造は、野沢温泉の共同浴場では一般的な、更衣スペースと入浴ゾーンが一体になっているタイプなのですが、ドアを開けたら浴室まで丸見え、という事態を防ぐため、出入口から奥の方まで仕切り塀が設置されています。浴槽は3人サイズといったところでしょうか。ほぼ無色透明ながらぼんやり霞んだような感じのお湯が張られており、湯中では白い湯の花が浮遊しています。ちょっと熱めの湯加減ですが、肩まで湯船に浸かると心身がシャキッと冴えるので、大変気持ち良いです。湯口から出てくるお湯を掬って口に含んでみますと、砂消しゴムを思わせるゴムのような硫黄感が...野沢温泉上寺湯

  • 野沢温泉 滝の湯

    (2022年6月訪問)前回記事では野沢温泉の旅館「げんたろう屋」で一晩お世話になったことをご紹介しましたが、お宿のお風呂に掲示されていた温泉分析表には、源泉名として滝の湯の名前が記載されていました。そこで、今回は同じ滝の湯源泉を使用している共同浴場「滝の湯」を取り上げます。野沢温泉のシンボル的な存在である「麻釜」から更に急な上り坂を登った先にあり、観光客が訪れるような場所ではないため、野沢温泉の共同浴場の中では比較的目立たない存在かもしれません。とはいえ総木造の伝統的な湯屋はさすが野沢温泉というべき佇まいであり、コンパクトながら実に立派です。この「滝の湯」は野沢温泉の共同浴場では一般的な、更衣スペースと入浴ゾーンが一体型になっているレイアウトであり、男女別の出入口から中へ入ると、そこはもう浴室です。おっ、...野沢温泉滝の湯

  • 野沢温泉 げんたろう屋(後半 お風呂)

    前回記事の続編です。お風呂は1階へ下ります。1階エレベータホールには上画像のような小上がりが設けられていますので、湯上がりのちょっとした休憩に使えそうですね。こちらのお風呂は宿泊客のみ入浴可能。つまり立ち寄り入浴は不可です。男女の暖簾替えは無いらしく、私の宿泊時は男女が固定されていました。浴室はご覧の内湯のみ。室内には白いタイルが多用されている一方、換気性と目隠しを両立させていると思しき格子の窓が印象的です。なおもう一つの浴室(女湯)は総檜造りなんだとか。洗い場にはシャワー付き混合水栓が4つ。浴槽にはちょっと熱い無色透明のお湯が張られており、しっかり掛け流されています。お湯は綺麗に澄んでおり、湯中で浮遊する湯の花は少なかった一方、黒い繊維のような湯の華の沈殿が目立っていたように記憶しています。お宿の案内を...野沢温泉げんたろう屋(後半お風呂)

  • 野沢温泉 げんたろう屋(前半 お部屋など)

    (2022年6月)2022年6月に野沢温泉を訪ねた際の記録を連続して記事にしておりますが、その時に一晩お世話になったお宿は、前回取り上げた「松葉の湯」の斜前に位置する「げんたろう屋」さんです。こちらのお宿は、外壁に描かれた大きなアートが印象的。壁一面に描かれ、しかも鮮やかな色遣いなので、通りを往来する人は間違いなく立ち止まって見上げてしまうでしょう。小規模なお宿ですが鉄筋PC造の4階建で、館内にはエレベーターも設置されていますので、館内の上下移動がとても楽。なおフロントは2階です。今回私が案内されたお部屋はこちら。6畳の和室で、エアコンやテレビなどひと通りの設備は揃っており、心地よく一晩を過ごすことができました。今回私は地獄釜のように暑かった東京の猛暑から逃れるために野沢温泉へやってきたのですが、その目的...野沢温泉げんたろう屋(前半お部屋など)

  • 野沢温泉 松葉の湯

    (2022年6月訪問)前回記事に引き続いて野沢温泉の共同浴場を巡ってまいります。今回訪ねるのは「松葉の湯」。小規模な旅館が軒を連ねる温泉街の中にあり、スキー場へ上がる坂道の途中に位置しています。この浴舎は2階層になっており、道路に面した1階部分は・・・地元の方が洗濯など日々の生活で使用する洗濯場。当然入浴は出来ません。野沢温泉ではこの「松葉の湯」のほか、「熊の手洗い湯」にも洗濯場があります。洗濯場内部の様子。その名の通りに温泉のお湯を使って洗濯するほか、野沢菜を洗う時にも洗濯場のお湯を使うそうです。さすが歴史ある温泉地らしく、温泉と生活が密接に結びついているのですね。階段を上がった2階がいわゆるお風呂。男女別に分かれた出入口のドアを開けて脱衣室へ上がります。野沢温泉に計13ヶ所ある共同浴場の多くは、脱衣場...野沢温泉松葉の湯

  • 野沢温泉 真湯 2022年6月再訪

    (2022年6月訪問)当たり前かもしれませんが、自分が気に入っている温泉は何度入っても気持ち良く、いつでも何度でも感動出来ちゃいます。私は野沢温泉に数ある源泉の中でも「真湯」が特に好きで、当地を訪ねる度に必ず立ち寄って入っています。道祖神の隣に立つ石柱に「天下乃名湯」と刻まれている通り、その言葉に異論は全くありません。拙ブログで記事にするのは2回目ですが、私個人としてはいままでこの「真湯」に何度入ったことか。いつも変わらないお風呂の様子。他の共同浴場と地元の方にも愛されており、とても綺麗に維持されています。客としてもありがたく大切に使わなければなりませんね。野沢温泉を訪れる観光客とこのお風呂で何度も会うのですが、皆さん異口同音にお湯が熱いと仰います。でもこの熱さが私には心地よいのです。熱さのみならず実際の...野沢温泉真湯2022年6月再訪

  • 野沢温泉 麻釜の湯

    (2022年6月)今回から連続で、温泉ファンにはお馴染みの野沢温泉に点在する共同浴場を取り上げます。既にご存知の方も多いかと思いますので、いつもより文量を少なめに致します。まずは「麻釜(おがま)の湯」から。その名の通り麻釜からお湯を引いている浴場ですね。それでは早速おじゃまします。更衣ゾーンと入浴ゾーンの間に仕切りが無い一体型の構造。男女別の浴室に湯船がひとつずつ設けられ、それぞれに麻釜から引かれた熱い温泉が注がれています。入浴の際、あまりに熱すぎたら水を入れることになりますが、下手に加水すると普段からこちらに入っている地元の方に失礼ですので、多少熱い程度でしたら我慢して入っちゃいましょう。お湯は無色透明で、溶きタマゴのような白い湯の花が浮遊しています。湯口のお湯を口に含んでみますと、軟式テニスボールのよ...野沢温泉麻釜の湯

  • 百合居温泉

    (2022年6月訪問)鄙びた温泉浴場が好きなファンから評価が高い信州の百合居温泉を取り上げます。プレハブ造の簡素な湯小屋はなんとご当地(栄村)の村営の施設なんだとか。こんな渋い施設を公営にしちゃう栄村、すばらしいですね。上画像では入口の右横に地元のご老人がここまで乗ってきたと思しきセニアカーが写っていますが・・・目の前には長閑な田園風景が広がっており、ご老人が乗ったセニアカーがのんびり移動する光景がぴったり似合います。建物の脇には貯湯タンクが設置されていますね。さて、周囲の長閑な環境に心がほっこりしたところで、中へお邪魔します。出入口を入って左側にはロッカーがありますので、貴重品はこちらへ預けましょう。こちらは無人施設です。受付の方はいらっしゃいませんので、入浴料は出入口付近に置かれている小型の券売機で購...百合居温泉

  • 温泉関連書籍 おすすめの2冊

    久しぶりに温泉に関連する書籍を取り上げます。温泉に関する情報をネットから入手することが主流になって久しいものですが、とはいえ今でも書籍は重要な情報源です。玉石混淆のネット情報と違い、情報が整理されている、わかりやすくまとめられて編集されている、そして編集者など複数の人の目がフィルターになっている、など多くのメリットがあり、そして何より著者の思いが文面から伝わってくるので、その思いにつられて記事で紹介されている場所へ行ってみたくなるのが大きな魅力です。今回は直近1年の間に刊行された温泉関連書籍の中から、私が特にレコメンドしたい2冊を取り上げます。●温泉百名山著:飯出敏夫2022年10月集英社インターナショナル刊行から1年が経とうとするタイミングで紹介するのはちょっと遅いように思いますが、でも秋の登山シーズン...温泉関連書籍おすすめの2冊

  • 舘山寺温泉 旅館ふじや(後編 お風呂)

    前回記事の続編です。さてお腹を満たした後はお風呂に入りましょう。お宿には2つの浴室があり、右の浴室には紺の、左の浴室には紅の暖簾が掛けられているのですが、特に男女で分けているわけではなく、女将さん曰く空いていればどちらを使っても構わないとのことでしたので、両方入ってみることにしました。まずは右側のお風呂から。お宿のお風呂とはいえ、家庭のそれと同じかやや大きい程度で、かなりコンパクトなつくりです。でもこのコンパクトさが実は重要なのかもしれない、と後で気づくのでした。どういう意味なのかは後述します。なお(話が前後しますが)更衣室にはエアコンが設置されているので、夏の湯上がりのクールダウンも、冬のヒートショック対策も問題ないかと思います。洗い場にはシャワー2つあるので、夫婦や家族での利用も大丈夫。湯船は1人なら...舘山寺温泉旅館ふじや(後編お風呂)

  • 舘山寺温泉 旅館ふじや(前編 お部屋・お食事)

    (2022年9月訪問)日本には温泉地が星の数ほどありますが、比較的有名にもかかわらず温泉ファンからの評判が芳しくない温泉地もいくつか存在します。静岡県西部の舘山寺温泉はその典型と言えるでしょう(関係者の皆様、名指しして申し訳ございません)。ファシリティもサービスも良いのに温泉ファンが納得しない理由は、正直申し上げればお湯の質に難があるからです。舘山寺温泉は風光明媚な浜名湖畔に比較的規模の大きな旅館や日帰り入浴施設が約20軒も営業しており、それぞれが大きな浴室と広い浴槽を擁しているのですが、にもかかわらず2つしかない源泉のお湯をこの約20軒で分け合っており、源泉の湧出量はわずか毎分66.6リットル。ということは1軒当たりの配湯量が相当少なくなり、その一方でそれぞれが広い浴槽を有しているのですから、かけ流しな...舘山寺温泉旅館ふじや(前編お部屋・お食事)

  • 倉真赤石温泉

    (2022年9月訪問)鄙び系の温泉が好きなファンから評価が高い静岡県掛川市の倉真赤石温泉。最近は利用に際して事前の予約が必要になり、また営業日も土日祝のみになったため(2023年6月から水曜日も追加)、以前よりも利用のハードルが高くなったのですが、そもそも現地へ向かうまでのアクセスがちょっと大変です。集落から山の方へ伸びる道を進み、途中から上画像に写っている林道のようなアプローチ路を入ってゆくのですが・・・この道が細くて怖いのです。車1台しか通れないコンクリ舗装の狭隘路で、路側の片方は崖になっており、ガードレールなどは無いため、谷側へ脱輪したら転落してしまいそう。行き違うスペースも無いため対向車が来てもお手上げでしょう。この悪路は距離こそ短いもののスリリングな道程なので、冷や冷やしながらハンドルを握り、現...倉真赤石温泉

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