もう一度悟りの階梯についてー自我を捉えることの意義ー
◇もう一度悟りの階梯についてー自我を捉えることの意義ー◇悟りの階梯には小悟、大悟、解脱と三つの階層がありますが、どの階層に至るときも、私に意識を向け、自我を捉えることが重要な要になっているのだということが、なぜかここ1、2年くらいでより明確になってきました。今日は、その周辺のことをまとめてみようと思います。まず、小悟について。小悟に至る際には、まずはその下準備として良い悪い等の二元的な囚われの手放しが済み、思考や感情が減っている必要があります。この囚われの手放しは、明け渡しや禅の頓悟のような体験によって一気に生じることがあります(私自身は、明け渡し体験に伴って手放しが生じました)。しかし、多くの場合、これだけでは小悟には至り切れないのだろうと考えています。小悟に至るには、日常的な私という自我のもう一つ深層...もう一度悟りの階梯についてー自我を捉えることの意義ー
2023/03/12 17:35