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さくらとゆうれい さくらをみる 12の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る前章終話 桜を観る(2) 立てかけてあった箒を持って立ち去ろうとしたおじさんに、ぽんと女の人の声がかかった。「平…
2023/04/29 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 12の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る前章終話 桜を観る(1) 両手にでかいショッパーをぶら下げてえっちらおっちら歩いている私たち。目立っちゃって恥ず…
さくらとゆうれい さくらをみる 11の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第11話 花見弁当の仕込み(2) おみそれしました……。いやあ、すごいわ。ユウちゃんが料理得意ですって言ってたの…
2023/04/28 00:01
さくらとゆうれい さくらをみる 11の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第11話 花見弁当の仕込み(1) 明けて翌日。朝からぴーかんだ。気温がぐんぐん上がってるから、間違いなく今日一気…
2023/04/28 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 10の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第10話 妹をフォローする(2) めーちゃんとのやり取りに、ユウちゃんがこそっと口を挟んだ。「あのー」「ん? な…
2023/04/27 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 10の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第10話 妹をフォローする(1) 時間も押してたから、近くのスタバに入ってユウちゃんに好きな飲み物とスイーツを選…
さくらとゆうれい さくらをみる 9の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第9話 服の買い出し(2) 「え……と。このあたりかな」 袴田駅の改札を出てすぐのコンビニの前。都内の大きな駅じ…
2023/04/26 00:01
さくらとゆうれい さくらをみる 9の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第9話 服の買い出し(1) あのあとすぐホームセンターに走り、大小のランドリーラックを買って担いで帰った。洗剤や…
2023/04/26 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 8の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第8話 薄情な銭(2) ずっと黙っていた岡田さんが、静かに店長の言葉を引き継いだ。「いきなりやりくり算段を上手に…
2023/04/25 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 8の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第8話 薄情な銭(1) まだぴかぴかのシンクをチェックしたあと、ぼろ家に似合わない豪勢なバストイレユニットを興味…
さくらとゆうれい さくらをみる 7の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第7話 内覧と怪談(2) スーパーの駐車場を突っ切って中通りに入るところに、一軒のお屋敷がある。古いけど、しっか…
2023/04/24 00:01
さくらとゆうれい さくらをみる 7の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第7話 内覧と怪談(1) 店長がたぶんオールだって言ってたけど、丈二さんの沈没と同時に客間が静かになった。客間か…
2023/04/24 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 6の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第6話 男泣き(2) 母には「絶対に自分から離れない夫」がどうしても必要だった。私を庇護するためではなく、実父代…
2023/04/23 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 6の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第6話 男泣き(1) ちょっと微妙なやり取りだったけど、紗枝さんに私の事情をオープンにしたので気分的にはすっきり…
さくらとゆうれい さくらをみる 5の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第5話 秘密にするつもりはない(2) 急に顔をしかめた私を見て、紗枝さんが慌てた。「どうなさいました?」「いえ、…
2023/04/22 00:01
さくらとゆうれい さくらをみる 5の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第5話 秘密にするつもりはない(1)「萌絵、松橋さんが呼んでるの。ちょっと、いい?」 ドアの外で紗枝さんの声がし…
さくらとゆうれい さくらをみる 4の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第4話 繭(2) 世間一般に言えば、結構女の子路線の部屋なのかなあと思ったんだけど。そうか。めーちゃんの好みとは…
2023/04/21 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 4の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第4話 繭(1) サポーターがいっぱいいると言っても、ずっと半幽閉状態にされていた家に戻るのは強烈なストレスだっ…
さくらとゆうれい さくらをみる 3の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第3話 自己犠牲(2)「ルイは、自分を守るための幽閉やったとおかんをかばった。めーちゃんも、丈二に大嫌いだとか許…
2023/04/20 00:01
さくらとゆうれい さくらをみる 3の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第3話 自己犠牲(1) 少し早かったけどレンタルショップに戻って、店長とわいわい雑談している間に荷出しの時間近く…
2023/04/20 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 2の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第2話 過去への散歩(2) それでも。母、植田さん、前沢先生という極めて限られた人で固められていた鶏小屋の壁は、…
2023/04/19 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 2の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第2話 過去への散歩(1) 「うーん、まだ二時間もあるのかー」 ハンバーガーショップから出ると、途端に手詰まりに…
さくらとゆうれい さくらをみる 1の2
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第1話 お嬢様、それはいかがなものかと(2)「あいつらも、極端から極端やな」 くわえたタバコに火を点けるのも忘れ…
2023/04/18 00:00
さくらとゆうれい さくらをみる 1の1
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3-前章 桜を観る第1話 お嬢様、それはいかがなものかと(1) なんちゃって女子寮こと第二梅花寮(実はただのおんぼろシェアハウス)…
さくらとゆうれい よこく
桜と幽霊 -レンタル屋の天使3- 予告 さて。そろそろ長編を書きたいと思いつつ、なかなかモチベーションが上がらなくてずっと悩んでいたんですが。もういいや、いっ…
2023/04/17 00:01
せんよんひゃくわによせて
おかげさまで、えとわの話数が1400話に到達しました。 最近は作話のエネルギーを中・長編に多く割いている関係で、話数の増加速度がとても遅くなっています。まあ…
2023/04/16 00:00
おきゃくさま、へいてんのおじかんでございます
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇ 蛍の光が流れているのに、ずうずうしく居残りを決め込むやつがいる。さっさと退店してくれないと、あとの業務…
しょーとしょーとのもくじ その28(1351〜1400)
《えとわ(絵と話)》 (ショートショートシリーズ)その28(1351〜1400)1351.塩と抹茶1352.フラクタル1353.島々の掟1354.猫足プリント…
2023/04/15 07:37
ちょうもうしゅ
《ショートショート 1400》『長毛種』「ウィル。お客さんはこっちに着いたのか?」「到着したよ」「もう個室に入れたんだな」「ああ。入室してもらってる」 ベイツ…
2023/04/15 00:00
さくらがいる
「おっちゃん、聞いたか?」「なにをや」「俺らの中にサクラがおるらしいで」「何言うてんの。俺ら桜やん。おるのが当たり前やろ」◇ ◇ ◇ だだあっと桜が駆け抜けて…
2023/04/14 00:00
びは、はかないもの
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇ 美というのは儚いものである。 どれほど永遠の美を望んだところで、叶えられることはない。 過ぎゆく時と共…
どくしょのーと 221 ちいさなまんどりんくらぶのおはなし
読書ノートの221回めは、神戸遥真さんの『休日に奏でるプレクトラム』(2018年発表。文庫版はメディアワークス文庫)です。 神戸さんは初読みの作家さん。『ス…
2023/04/13 00:00
あかくさくのは
「赤く咲くのは……なんだっけ?」「歌詞の話?」「いや、赤く咲くって言ったら、何が代表になるんだろうなあと思って」「薔薇あたりじゃないの?」「薔薇かあ……ひねり…
2023/04/12 00:00
じゃんけんはしんかする
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「じゃんけんでグーしか出せないのは致命的だ。困ったなあ」「安心しろ。俺たちのじゃんけんは進化する!」「ほ…
めいろ
《ショートショート 1399》『迷路』「やっぱ、スタバで待ち合わせは無謀だったか」 若い女性ばかりが溢れかえるスタバの隅っこで、俺はものすごく肩身の狭い思いを…
2023/04/11 00:00
さいて、かれる
「花が咲けば、実を結んで枯れる。別に不思議でもなんともないけど」「じゃあ、聞くけどさ。リンゴとかミカンとかが、年月かけて花が咲いて実がなって、そのあとすぐ枯れ…
2023/04/10 00:00
うまれいずるなやみ
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)「君、地味だね」「うん。新生児だから、もっと目立ちたいんだけどな」「大きくなっても地味だもんね」「そう。これと言っ…
どくしょのーと 220
読書ノートの220回め。近況と読書状況をちびっと。 ちょいと本業の方が忙しくなって、読書も執筆の方も滞り気味です。読む本がどんどん軽量級になっていくなあ。と…
2023/04/09 00:01
もちば
「なあ」「なんだ」「俺たちだってしっかり咲いてんのによ。桜ばっか注目されるってのは面白くねえな」(ツバキ)「そらあしゃあねえさ。あっちの方がずっと図体がでけえ…
2023/04/08 00:00
どりょくがみのらない
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「わたしたちはAKB48。団員一同、ものすごく努力してる」「なのに、どうしてその努力が実らないのだろう」…
みずのまく
《ショートショート 1398》『水の膜』 水と水でないところの境目は薄い膜で隔てられている。そう感じることがある。 水と水でないものの境だから、膜はそのどちら…
2023/04/07 00:00
いや、まんかいなんだけどさ
やれ梅だ、桃だ、桜だと浮かれている連中を横目に、俺だって満開なんだけどなとつぶやいてみる。いや、つぶやいたところで誰も気づいてくれないんだけどさ。でも、つぶ…
2023/04/06 00:00
みせるかかくすか
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「わたしは見せるわ。当然でしょ! こーんなに美しいんですもの」(テングチョウ)「俺は隠すぜ。見つかったら…
どくしょのーと 219 あそびごころたっぷりのおーえるしょうせつ
読書ノートの219回めは、加納朋子さんの『月曜日の水玉模様』(1998年発表。文庫版は集英社文庫)です。 加納さんについては、これまで何度も取り上げてきたの…
2023/04/05 00:00
たいようをてわたしする
花はバトンを渡さない。 それぞれ咲くべき時に好き勝手に咲く。 だが、太陽の輝きと温もりはなぜか咲き継がれる。 ほのほのと。(ロウバイ)早春の淡い光は薄目を開…
2023/04/04 00:00
おろち
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「確かにおろちなのだな」「間違いございません」「折伏するか」「能うるならば」 それが地を這っている間なら…
まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい かんのう2
シーズン7 第四話 感応(2) 聴取を終えたところで、ソノーがまだ口にしていない真意を確かめる。「のう、ソノー」「はい」「お主は、モルナが本心から提案を受け入…
2023/04/03 00:00
まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい かんのう1
シーズン7 第四話 感応(1)「ゾディさま。ソノーさんはどうなさったんでしょうか?」 ミレーネがひどく心配している。いつもなら、春はソノーが絶好調になる季節じ…
2023/04/02 00:00
しがつばか
「一つ言っておく。真実がなにかなど、誰も知りはしない。それゆえ、全ては真実ではない。嘘だ」「ふうん。じゃあ、あんたも嘘だということか」「もちろんだ」「嘘を自慢…
2023/04/01 00:01
すわってないでたちなさい
さあもう四月になるんだよ座ってないで立ちなさいな(スイバ)名ばかりの春から名ばかりがしっかり取れる(ノゲシ)冬の険しい棘が端からゆるゆる溶けてゆく(キツネアザ…
2023/03/31 00:00
えんかんとらせん
《ショートショート 1397》『円環と螺旋』「一日の始まりと終わりをちょいとつなぐ。それは輪っかになる」「ええ」「輪っかを縦に積んでいくと、管になる」「そうで…
2023/03/30 00:00
へたくそこすぷれいやー
「なんかさー。あたし、コスプレーヤーの才能ないかもしれない」「てか、あんた。素質あると思ってたわけ?」(切り株)「アナ雪のエルサがれりごー歌ってるとこ」「どう…
2023/03/29 00:00
どくしょのーと 218 なんだかなあなかぞくのものがたり
読書ノートの218回めは、大崎梢さんの『よっつ屋根の下』(2016年発表。文庫版は光文社文庫)です。 大崎さんの作品については、これまで何度か取り上げてきた…
2023/03/28 00:02
きゅうたいのいんしょう
「花盛りの季節だというのに、こんな寂しいモチーフを取り上げるんですか?」「余計なお世話だ。数日で散り果ててしまうような、刹那に生きている連中には興味がない」「…
2023/03/27 00:00
むれおよぐひれ
《ショートショート 1396》『群れ泳ぐひれ』「こんな……こんな光景が実際にあるんですねえ」「びっくりだろ?」「ええ」 薄く濁った水面近く。そこにひれだけが群…
2023/03/26 00:00
さいしょのいちりん
花暦が例年以上に加速しているので、早めに取り上げておきます。 山のように花を咲かせる植物でも、必ず最初の一輪というのがあるわけで。咲き初めの一輪には、満開の…
2023/03/25 00:03
てんせいしてもすらいむだったけん
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)スライムだったからスライム以外のものになりたかったな(キクラゲ)転生してもスライム度が上がっただけだった(崩壊した…
どくしょのーと 217 へんそくふりーすくーるのはなし
読書ノートの217回めは、桜井美奈さんの『居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校』(2018年発表。文庫版はハルキ文庫)です。電子本での読書です。 桜井さんについて…
2023/03/24 00:00
あってない
「なあ。どう考えてん、俺ら全然合ってへんよなあ」「合ってない、合ってない」ハナノキいうてん、花ぁ地味すぎやし。(ハナノキ)ツゲいうてん、何にも告げてへんし。(…
2023/03/23 00:00
かいたいしんしょ
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)いや俺を解体してもおもろないで ということで、いろいろな面を見ていただきました。 一枚目が傘の表面。二枚目が裏面。…
びにーるのくらげ
《ショートショート 1395》『ビニールのくらげ』 定年退職してから、夜がすっかり暇になってしまった。在職時は日中仕事で帰宅後にしか自分の時間がなかったから、…
2023/03/22 00:00
そらをふさぐ
もちろん空は広い方がいいでも 広いだけで何もない空は寂しいだからぼくは空に自分を置いたんだぼくが空いっぱいになるまで(シラカシ)それで空が狭くなっちゃうなんて…
2023/03/21 00:01
さいしゅうせーる
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「さすがに冬ものはもう売り切らなあかんちゃうの?」「せやなあ。最終セール、いこか」(ヒヨドリジョウゴの実…
2023/03/21 00:00
どくしょのーと 216 にぐんせんしゅのせんぎょうしゅふらいふ
読書ノートの216回めは、柴田よしきさんの『あおぞら町 春子さんの冒険と推理』(2016年発表。文庫版はコスミック文庫)です。電子本での読書です。 柴田さん…
2023/03/20 00:00
あんまりかわらない
(枯れ荻) なんかごちゃごちゃしてるなあと思ったから、背景と前景を整理してみたんだけど。(枯れ薄) 枯れてんのは同じなんだよなあ。そんなに変わらない。 あまり…
2023/03/19 00:00
じみなつもりはないんだけど
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「春の七草の一柱なんだからさ。もうちょっと尊敬してくれてもいいと思うんだけどさ。同族の連中に押されっぱな…
けっこん
《ショートショート 1394》『血痕』「こちらです」「ほう」 不動産屋のあんちゃんが、古い建物には似合わないぴっかぴかのキーを鍵穴に突っ込んでがちゃりと回し、…
2023/03/18 00:00
どれもぼくだ
美しいことも、醜いこともある。 整然としていることも、乱れていることもある。 明るいことも、暗いこともある。 おとなしいことも、騒がしいこともある。 踏ん張…
2023/03/17 00:04
あまいろのかみのおとめ
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「亜麻色ってのはどんな色なんだ?」「やや灰色がかった黄褐色だそうだ」「そういう髪の乙女ってのは美しいのか…
2023/03/17 00:03
どくしょのーと 215 きゅうどうがーるたんじょう
読書ノートの215回めは、碧野圭さんの『凛として弓を引く』(2021年発表。文庫版は講談社文庫)です。電子本での読書です。 碧野さんは、書店ガールシリーズで…
2023/03/16 00:06
いきすぎただいえっとはよくない
ううむ。寒い寒いとインドア満喫している間に、すっかり肥えてしまいました。 こらあいかん! ちっとはダイエットに励まないと。 でも、しんどいダイエットはえてし…
2023/03/15 00:00
やってらんないわ
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「どうしたんだ。不機嫌そのものじゃないか」「そりゃそうよ。せっかくモデルになってあげたのにさ」(ハシボソ…
うしなわれたわくぐみ
《ショートショート 1393》『失われた枠組み』「やっぱりか……」 とんでもなく時間がかかったものの、ほぼ想定通りの探査結果になった。「どうしたものかな」 ず…
2023/03/14 00:00
おなじさ
なぜ、態度を変えるの?僕は何も変わってないよ変わったのは君だ僕はずっと同じさ背景の明暗が違うだけ雲の有無が違うだけそれだけさ僕は何も変わっちゃいない 意識せず…
2023/03/13 00:01
てんびょうが
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「点で面を表す作画法があるよな」「点描だろ?」「そう。だけど、同じ色ばかりで点を打っていっても、おもしろ…
2023/03/13 00:00
どくしょのーと 214 いいやつはなぜかそんをする
読書ノートの214回めは、小野寺史宣さんの『太郎とさくら』(2017年発表。文庫版はポプラ文庫)です。 小野寺さんは、変則型の人情話作家さんということになる…
2023/03/12 00:00
たてよこななめ
世の中、何もかも同じ向きに真っ直ぐ進むなら楽でいいなあと思うんだが。現実にはそんなことなどありえない。縦横斜めがごちゃごちゃと混じり合い、それでいてひどくも…
2023/03/11 00:00
のろし
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)(スギ)「なあ」「なんだ」「ひまだな」「ああ。ひまだ」「だれか、よぶか」「どうやって?」「のろし」「あげられるのか…
にてひなるもの
《ショートショート 1392》『似て非なるもの』「言わんこっちゃないっていう有様だな」 俺の放言を聞いて、編集の井沢さんが苦笑に苦笑を重ねた。「まあ……そうな…
2023/03/10 00:00
つのぐむ
「つのぐむ……って、雰囲気あっていい言葉だよね」「てか、あんた意味知ってるの?」「鬼が角出すみたいにして、ぷんぷん怒ることでしょ?」「葦が匙投げてるわ。阿呆に…
2023/03/09 00:00
あつまればちからになるか
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)多くの人々が集まれば大きな力が生み出せるただしどんな力になるのかはわからない(ツノマタタケ)「一人一つ炎を持ち寄れ…
どくしょのーと 213 にちじょうけいだつりょくしょうせつ
読書ノートの213回めは、住野よるさんの『麦本三歩の好きなもの 第一集』(2019年発表。文庫版は幻冬社文庫)です。電子本での読書。コミカライズもされている…
2023/03/08 00:00
いしのうえにさんねんもいられるか!
人生、辛抱が大事なんだよと諭す格言で『石の上にも三年』てのがあります。ですが生き物の世界では、石の上に在ると三年どころか数日で一巻の終わりなんてことはざら。…
2023/03/07 00:02
たちおうじょう
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇「枯れてすぐ倒れ伏すわけじゃないさ。自分から負けを認めるはずなんかない。僕らのは立ち往生だよ。進退極まっ…
2023/03/07 00:01
すみでよごす
《ショートショート 1391》『墨で汚す』 娘の成人式が無事に終わり、養育者としての親の役目もそろそろ終わりに近いんだなあなどと思い返しながら、茶碗片手にぼん…
2023/03/06 00:00
すこしながい
さて。ペースを落としてゆっくり書き連ねてきたえとわの掌編ですが、あと十話で1400話の区切りを迎えます。 ですので、その十話はちょっとだけ趣向を変えてお届け…
2023/03/05 00:01
たれさがる
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)春の槌音が聞こえてきたと誰もが言うその期待と喜びの声を聞きながら私はただ垂れ下がる(セイタカアワダチソウの枯れ茎)…
2023/03/05 00:00
そらをはく
「そらをはく。平仮名でたったの五文字さ。だが、そこからいろいろなものが出てくるんだよ」「ほう」 兆した春が行きつ戻りつを繰り返しているのはわかる。だが、見上げ…
2023/03/04 00:04
でろんでろん
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)「この前はすごく冷え込んだなあ」「はんぱなかったぜ。しっかり凍っちまった」「凍っても復活できる俺らは偉い!」「いや…
まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい あみめ2
シーズン7 第三話 網目(2) 翌日の昼過ぎ、セイルが屋敷を再訪した。されど、前日とは様子がまるっきり異なっていた。 異変に真っ先に気づいたのは、元来臆病なリ…
2023/03/03 00:00
まじゅつしぞでぃあすりぶれうすのこととい あみめ1
シーズン7 第三話 網目(1)「らーらららー、ららららー!」 ソノーの浮かれた歌声が聞こえてくると、春も近くなってきたなとしみじみ感じ入る。とはいえ、ソノーに…
2023/03/02 00:02
はるをあるく
背を丸め とぼとぼ歩くほど 寒くはなくなった背を伸ばし きびきび歩けるほど 暖かくはないマーチングバンドの 賑やかさは まだ遠くでも 少しずつ 近づいてくる一…
2023/03/01 00:02
あおぞらのほしをみあげて
ダウンジャケットのポケットにかじかんだ両手を突っ込み、ひたすら足元だけを見ながら歩く日々。寒い寒いといくらぶつくさ文句を言ったところで、体も懐もちっとも暖か…
2023/02/28 00:01
しまがきえる
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)(ヤハズエンドウ、他)島が消えるもとより残るものではないだがやはり考えてしまう消えた島はどこにいったのだろうと(ワ…
2023/02/28 00:00
かさかさ
「なんや、えっらいかさかさやなあ」「しゃあないやん。あんたもじきにそうなるで」(照葉樹林の落ち葉) 暗いところにずっといるから心がかさつくんだと言い放つやつが…
2023/02/27 00:00
どっちがきけん?
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)◇ ◇ ◇ まずは前情報なしで見ていただきましょう。 危険人物はどちらでしょうか。 最初のやつがつんつんにとんがっ…
ほねびじん
「最後に残るのは結局骨なんだ。それなら骨美人てのがあってもいいだろ?」「まあ、いいけどね」◇ ◇ ◇ 緑なす間は葉で隠されていた枝も、冬にむき出しになると全く…
2023/02/26 00:00
ぎんのかみ
季節画像消化のための臨時増刊です。(^^)僕の髪は銀色じゃないでも銀色になることがある(ノビル)銀色にされるのは寒いから嫌いだでも銀色になってしまったら我慢…
どくしょのーと 212 めいもんこうこうのらいとみすてりー
読書ノートの212回めは、乾くるみさんの『北乃杜高校探偵部』(2013年発表。文庫版は講談社文庫)です。雑誌掲載の連載物で初出は2009年ですから、乾さんの…
2023/02/25 00:00
ちりしく
『散り敷く』「どうせ終わりになってしまうのならば、水の上がいい。その方がきれいでしょ」 僕は、彼女の手をもう放していた。 だらりと下げられた手。そのか細い指…
2023/02/24 00:04
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