先日来、『モダニズム・ミステリの時代 探偵小説が新感覚だった頃』や『文人、ホームズを愛す。』を読んだりしたことなどを通じて、期せずして大正という時代を回顧する…
興味の赴くままに見聞きするあれやこれやを綴ります。
本を読みます。映画を見ます。芝居もミュージカルも見ます。クラシック音楽を聴きます。絵を見に行きます。旅にも行きます。そして、まじめな話もします。
先の週末、池袋の東京芸術劇場で読響の演奏会を聴いてきたのですね。演目はブラームスのピアノ協奏曲第1番とメンデルゾーンの交響曲第3番という二本立て。ロマン派でが…
お天気はあいにくですが気温的にはなんとかひと息付けるようなところで、東京都内では数少ない「町」である瑞穂町の郷土資料館「けやき館」へと行ってきたのですね。さり…
予め意図していたわけでもありませんのに、このところ読んだ本にはなんとなく相互に関わりのある話が展開しておるようで。関連ワードとしては、「キリシタン」、「ポルト…
例によって録画で見ているので放送とリアルタイム同期する話ではありませんけれど、NHK『笑わない数学』を興味深く見ているのでありますよ。「難解な数学の世界を大真…
八ヶ岳南麓高原と言われる、小淵沢から清里あたりにかけて、小さなプライベート美術館があちこちに点在しておりますね。そのどれもが訪ね甲斐のあるものとは言い切れない…
16世紀の半ば、琉球王国は独自の外交政策と中継貿易とによって一定の地保を固めておったのですなあ。時に周辺海域では倭寇(といってもはや日本の海賊とはいえないよう…
またまた「そんなことも知らなかったのか…」というお話。ま、たまには近所で外食でもと思うのはままあるところながら、東京暮らしで考えるように「どこのお店に行こうか…
昨日、今日と投稿ネタに頼ったりしているのは、やはりいろんな意味で疲れを感じているからでもありましょうかね。精神的な面ではあれこれ考えざるを得ないことがあったり…
「さて、今日も何を書きますか…」とアメブロを開いた折、ついうっかり「今日のラッキーカラーは?」てなものをクリックしてしまいました。日頃から「今日の占い」みたい…
ひととき読書三昧と先に申した中で読んでいたもう一冊。『あるじなしとて』というタイトルに、「どこかで聞き覚えのあるフレーズであるな」とは思ってもすぐに出典にたど…
何かしらに対して興味がある、あるいは興味が無い。これが一途に続く人もいればそうでない人もおりましょうなあ。ムラッ気が多い性質としては、いつのまにやらそれまでと…
こぢんまりとしたものであるにせよ、近所に美術館があるのは本当にありがたいことで。また新しい展覧会が始まっていましたので、JR中央線・国立駅前にある「たましん歴…
つねづね歴史を読み解くときには批判的な目線で見ることが必要とは感じておるところながら、これは過去を振り返る場合ばかりのことではありませんですね。現実に目を向け…
台風8号の影響が出始める前のことですが、ちなみにこの台風に付いた名前「メアリー」は「Mary」ではなくして「MEARI」と記すようですな。台風には個々に名前が…
先日は山梨の小淵沢で都合4泊5日の滞在でしたけれど、冷涼な中での読書三昧でありましたよ。それだけに日々の食事のための買い出しに出る以外、あまり出かけることもな…
日本を黄金の国ジパングとして紹介したマルコ・ポーロの『東方見聞録』は日本でいえば鎌倉時代のものですけれど、西洋の人々にとってまだ見ぬ東方へのさまざまな思いを掻…
どうもどうも、しばしの無沙汰をいたしました。山梨県北杜市の小淵沢でしばしの滞在を経て帰ってまいりますと、いやはや相変わらずの猛暑ですなあ。八ヶ岳南麓の、標高9…
訪ねてみようと考えておりました今城塚古墳は大阪・高槻市にあるわけですけれど、高槻といえば…(と、思い浮かぶところはひとそれぞれながら)やはり高山右近ですなあ。…
先に『倭国の古代学』を読んで、日本の古代は分からないところばかりであって、だからきっと面白いのでもあろうかと思ったところでして。いろいろと想像を巡らせる余地が…
さてと、函館・宝来町にやってきてみれば高田屋嘉兵衛の像に遭遇したわけですが、そもこれを見るために足を運んだわけでもないのでして。明治40年(1908年)以前は…
函館駅前から函館山の方へと進む市電は、十字街という電停(すぐ近くには坂本龍馬像があります)から先、左右に枝分かれして左方向は函館どっく行き、右方向は谷地頭行き…
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先日来、『モダニズム・ミステリの時代 探偵小説が新感覚だった頃』や『文人、ホームズを愛す。』を読んだりしたことなどを通じて、期せずして大正という時代を回顧する…
ということで、桜島の外周をほぼほぼ一周、フェリー・ターミナルまではもうひと息というところで、桜島国際火山砂防センターに立ち寄った次第でありますよ。 センター…
よもやこの映画を自ら見てみようという日がくるとは、夢にも思っておりませんでしたなあ。『座頭市』シリーズと並んで?勝新太郎の代表作に数えられる『兵隊やくざ』の第…
これまで見て来たところで、桜島の大正噴火は西の方へ向かった溶岩流が烏島を飲み込んだと同時に、南東方向でも大隅半島と地続きになってしまうほどの噴出があったことが…
鹿児島といえば桜島…ということで、フェリーでもって上陸を果たしたわけですが、最初に立ち寄った烏島展望所が比較的海に近い場所であったのに対して、次は山の中腹へ。…
先日、鹿児島の旅を振り返って指宿の歴史に触れる中、「16世紀半ばにポルトガルから来航して指宿・山川港に滞在した商人が日本滞在記を残して、これを読んだフランシス…
今回の鹿児島の旅は鹿屋から大隅半島を南下して突端の佐多岬、その後半島の先端部をフェリーなんきゅうで渡って薩摩半島の指宿に至り、これを北上するという形で、ほぼほ…
さてと、薩摩英国館のアフタヌーンティーでほっとひと息ついたところで、知覧の武家屋敷庭園を巡るべく町なかをそぞろ歩いて…。 車道と歩道の間には、かく錦鯉の泳ぐ…
先日、「その人を何と呼んだものであるか…」と人の名前の呼び方のことをあれこれしていたからでもありましょうか、たまたまTVのニュース番組のスポーツ・コーナーでB…
鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館で入場券を購入する際に、お隣にある「ミュージアム知覧」という施設との共通券が案内されたものですから、せっかくだから(どんな施…
ちょいとまた遅ればせの話ですけれど、先日に放送されたEテレ『日曜美術館』を(録画で)見ておりまして、取り上げられた日本画家・福田平八郎の作品に「ほお!」と思っ…
このほど鹿児島を旅して回る間、3月としては観測史上最も強い風の吹いた日があった…と申しておりましたですが、番所鼻を出発して枕崎駅に立ち寄り、この日の主たる訪問…
今や気の利いたホテルならば普通にあることかもしれませんですが、和風テイストの旅館ではまだまだ珍しいのかも。前日宿泊したいせえび荘では、部屋のテレビでU-NEX…
うっかり?『文人、ホームズを愛す。』なんつう本を読んでしまいますと、やっぱりまたうっかりとホームズ譚に手を出してしまいたくもなるわけでして。で、何をチョイスす…
鹿児島県南九州市の宿「いせえび荘」でしこたま飲み食いした翌日。前日の雨はすっかりあがって、眩しいくらいに朝日が差しておりましたよ。車で出立するまでのひととき、…
ということで雨天停滞となった南九州市の宿は番所鼻自然公園に隣接して、開聞岳と海を間近に望むこちらのお宿「いせえび荘」でありました。 その名のとおりに晩飯には…
雨に振り込められながら薩摩伝承館と時遊館COCCOはしむれを巡った指宿の市街地を抜けて、おとなり南九州市にある当夜の宿方面へ向かう途中、たまたま雨が小降りであ…
春になって年度が移り変わったこともありましょう、最寄りの美術館ではまた新しい展覧会が始まりましたので、ふらりと出かけてみた次第。すぐ近くには桜並木があるのです…
鹿児島県指宿市の「時遊館COCCOはしむれ」を訪ねてその考古博物館らしい展示を見て回ったですが、こうした常設展示とは別に企画展が行われていたのですな。雨降りで…
鹿児島県指宿市まで出向いて雨に祟られた一日。薩摩伝承館に続いて、何かしら屋内展示施設に立ち寄らんとして訪ねたのがこちら、「時遊館COCCOはしむれ」でありまし…
群馬県高崎市の北方、保渡田古墳群の解説と出土品の展示とがあるものと思しき「かみつけの里博物館」にやってまいりました。もちろん古墳そのものも見て周るわけですが、…
JR高崎駅の西口からペデストリアンデッキへ抜ける扉には音符やら楽器やらの飾りが施されておりまして、駅前から延びる大通りには「シンフォニーロード」という名前が付…
…ということで、群馬県に行ってまいりました。出かけるにあたって「古墳を見にいく」とは申しましたですが、それを主としつつも他に立ち寄ったところもありますので、そ…
そうそう、西武池袋線を清瀬駅で降りて清瀬市郷土博物館へ出向いた折、沿道は「けやき通り」という名付けがされておりまして、けやき並木が続いているからということでし…
三重テレビが制作した『斎王』を見て以降、毎年特別番組として作られるシリーズを楽しみにしておるのですね。あいにくと三重TV自体の放送を見ることはできませんので、…
4月あたまの年度替わりを経て引き続き、NHK-TV語学講座で4カ国語をぼんやりと聞き流しておりますが、短期記憶の定着が相当に怪しくなってきているお年頃なだけに…
川崎のホールで、サクソフォン四重奏を聴いてきたのでありますよ。芸大同窓の女性四人によるルミエ・サクソフォン・カルテットの演奏、こう言ってはなんですが、サクソフ…
東京・清瀬にリコーダーフェスティバルを聴きに行ったわけですけれど、清瀬市というところ、(誠に失礼ながら)東京の北辺にあってあたかも盲腸のようにぴろっと埼玉県に…
「こんな楽器があったのか?!」とずいぶん前に…、と書き出したところでブログ内検索をしますと2011年のこととは。もはや10年以上が経っておりますが、そのときに…
さてと、晴れて5日間のインフルエンザ外出自粛期間が開けました。少々スロースタートの動き出しということで、近所の美術館へ。JR中央線国立駅前にある「たましん歴史…
「あなたの愛されポイントを表彰しちゃいます♪」ということで引き当てた表彰状は「マイペースで賞」とやら…。かつて企業などの組織に属して仕事をしていた折に、…
またまたTVのお話とはなりますが、たまたまそう思っただけなのか、この2023年4月の番組改変期に昔懐かしい番組がいくつか見られるようになりましたですねえ。気付…
やっぱり、コロナ再びってことではなかったようですなあ。なにせ重篤度が全く違いますし、体ん中にウィルスが残ってるなあという感覚(個人的な印象です)がおよそ後を引…
なあんか体調がよろしくない...と思い始めたところで、あれよあれよと発熱し、全身に倦怠感が襲ってきたのですな。もしかして、コロナ再び?!とも。ですが、一度かか…
これまであちこちの古墳や博物館を訪ねて数々の「埴輪」を目にしてきましたですが、当初は要するに古墳の副葬品であるかと思ったりもしていたのですな。実際は副葬品、つ…
下北沢へ芝居を見に行ってきたのでありますよ。折々出かける本多劇場でもって加藤健一事務所の公演ですけれど、そも加藤健一が事務所を立ち上げたのは『審判』というひと…
常々、「資本主義」なるものはもはや制度疲労を起こしているのでは…てなことをつぶやいたりしておりますが、これはあまりに資本主義をざっくりと捉えてもいたようで。な…
さてと、山梨から帰ってきました…といっても、日々更新のブログをご覧願うにはもはや東京と山梨とどちらにいようが関わりないですなあ。リモートワークなるものが特別な…
一昨日段階では「満開までもうひと息」てなふうに見えたですが、ここ二日続けてとってもいい陽気だもので、もはや満開といってよろしかろうかと。それで思い出したのが、…
先日訪ねた鉄道博物館では、新幹線の各種先頭車両を象った遊具に跨って楽しそうにしている子供たちとはまた別に、なんとはなしに「鉄分」の濃さが感じられる大人たちの姿…