ツナグ
寒さが厳しくなってきました。北国や日本海側では大雪も降り、毎年のことながら関東に住む私は冬場にたくさん走ることができてありがたいと感じています。そんななか、私が応募しようとしている「小説すばる新人賞」の選考委員をされている方達の作品を読もう強化期間に入りました(ごく個人的に、です)。まず一作目がこちら。作者の辻村深月さんは「傲慢と善良」(朝日文庫)が映画化もされ、今よく売れてる作家のお一人です。私はまだ読んだことがありませんでした。たくさんある著作からこの本を選んだのは、私が一番読みたい作品だったから。「使者」と書いて「ツナグ」と読みます。ツナグとは、一体何者でしょうか?何と何をツナグのでしょうか?様々な主人公が登場しますが、同じ強い思いを持ってツナグの電話番号に辿り着きます。強い思いがなければツナグと接...ツナグ
2024/12/18 20:23