子宮筋腫で開腹手術。その後悪性発覚。サバイバルした現在、当時を振り返りながら感想を書いてます。
初めての入院体験だったので、何を持っていってどんな1日をおくるのかわからないことが、いっぱいでした。 必要な持ちものや便利な持ちものをネットでずいぶん検索しました。実際に体験してみたら、医療はものすごく進歩していて治療のための技術、道具、考え方など、思っていたものよりずっと高度で快適になっていました。入院・治療に悩んでいる人に読んでいただけると嬉しいです。
やあ、ひさしぶり 抗がん剤の副作用で、きつかったのが足の痛み。 足の痛み、と一言でいってもいろいろあるけど、抗がん剤の副作用であることが明白な場合、防御不可能故とりあえずマシになるようなことを講じるしか手がなかった。 そこで主治医が処方してくれたのが、 芍薬...
昔はよく、盲腸の手術をした後はおならが出たら一安心、というようなことを言われた。 今も同じで、つまりは癒着による腸閉塞になっていないかが重要らしい。 私の入院した病院は漢方専門の科もあって、主治医の先生が症状に合わせて漢方薬も処方してくれる。 病院の処方箋で買うと3割...
抗がん剤治療中、とにかく風邪をひかないよう気をつけてください、 という時に プラズマクラスターのマイナスイオン・ブームがおこった。 効いているのかいないのかは分かりませんが、 モバイルタイプを会社に持ち込み、自分だけさわさわ吹出し口から出てくる風を浴びていた。 ...
子供の時から時々はなったけど、習慣的な便秘症ではない。 けれど抗がん剤を入れた後は確実に1週間ほど排便が止まってしまった。 ある日、普通に(いや豪快に、汚くてすみません)排便できて体力的な副作用が一段落。 これも、抗がん剤の3回目あたりから回復力が弱ってきて、騙し騙し過...
入院すると、様々な書類の記入が必要になる。病気を治すためなのだけど、大金を支払うし、リスクも命も賭ける。 大部屋でしたがベッドサイドに旅館によくあるような金庫があって、貴重品は入れておけるようになっていました。 実印や通帳などは持ってきちゃだめですが、 やはり印鑑...
お腹の手術をするのに、必ず足に分厚い弾性ストッキングを履かされる。素っ裸だけど、足に靴下。 ストッキングは静脈にできる血栓を防止するためで、術後も取っていいよと言われるまで履きっぱなしだ。 たった数時間の手術中に簡単に血栓ができて身体に影響するなんて不思議だけど、エコノミ...
3回目の手術は、お腹の表は縦に25センチ、内側は大動脈リンパ節まで廓清する大手術だったので、さすがに数日間は寝込むはめになった。 それから退院まで、だんだん回復していくなかで なぜか背中が痛くて痛くて閉口した。 元々肩こり腰痛なしの脱力系なので、なぜこんなにも背中...
抗がん剤による脱毛の副作用は、あのごっそり髪の毛が抜ける精神的ダメージを連想するが、 実際は眉やまつげ、鼻毛などがなくなり表情が乏しくなること、そして埃が目に入ってくることに苦労した。 病気になる前に買った雑誌に、ていねいな眉毛の書き方の美容記事が載っていて(卵巣癌特...
私の両親はお肉が好きだ。 戦前の人たちなので、お肉=ご馳走 という感覚が染み付いちゃっているのかもしれない。 という訳で私もお肉が好きで、菜食主義になるにはもの凄く修業しないと無理っぽい。 別にいいよ、どうせ人間いつかは死ぬのだからお肉食べてもいいじゃない。と思っ...
病院によっては、口に入れる箸やスプーンは持参させるところも多い。 私の入院した病院は、箸はセットして出してくれていた。 スプーンは持参したのを使うようになっていましたが、 お箸を持てないような状況でスピーディに食べたくもなく、手術翌日のお粥もお箸でちびちび舐めるよう...
竿用の洗濯バサミはこんな使い方も・・ 入院中、病棟内のコインランドリーで洗濯することもあるから洗濯用品の持ち込みも必要ですが、 それ以外にも何かと便利な「洗濯バサミ」。 袋菓子や薬の紙袋の口を止めたり、 メモやカードを挟んで立てておいたり。 意外に活躍し...
私の主治医は火曜と金曜が手術日でメインの金曜はそのまま当直で病院に泊まり。外来の診察は、患者も大変だが、診る先生もノンストップで午後まで押しての長時間。 総合病院の産婦人科医は激務だなぁ、先生タフだなぁ、とつくづく思う。 新生児を診れる小児科が併設されていない病院だ...
抗がん剤の治療中はあえて写真で記録する気にはぜんぜんなれなくて、病気顔の写真はあまり残っていないのだが、普通に仕事をしていたので、イベント時のスナップなどはいくらか残っている。 今みると・・・ めちゃめちゃ不自然。 「髪型変えたんだー」「なかなかいいね」とかよく...
あのPLUSのフィットカットシリーズに チタンブルーが登場。 やっぱりはさみは必携。 母親にさえ、「あなた、入院するならはさみがいるわよ」と言われた。 「書類に捺印して切り取って提出してください」に始まって、お菓子の袋を開けたり、お見舞いのお花を切りそろえたり、...
今年の夏も暑かったけど、私が手術をした2010年の夏も暑かった。 切ったのが8月13日。連日ニュースで流れる猛暑の記録更新を聞きながら、涼しい病院で退院を待ったあの頃。 1回めと3回目の手術は2月。 なんとなく、2回目の夏の手術の方が回復が早かった気がして、先生にそう...
私が子供の頃は、方腹痛いと「すわ盲腸か?」を疑い、結局1週間入院して開腹手術を受ける人が多かった。 親知らずみたいに、不要な器官だから子供のうちに取ってしまえば安心、みたいな考えが一般的だった気がする。 同室になった方が、若い頃盲腸の手術を受けたとき、研修医も参加していて...
鏡は自分が他人からどう見えているかを確認するものなので、自分以外のことはお構いなしの入院中は本当に具合の悪いときは必要ないかもしれない。 鏡を見たくなるということは、少し回復して余裕も出てきたということだ。 私の入院した病棟は新生児もいたため、家族以外のお見舞いは禁止...
間もなく50歳の大台に乗る。人生の大台も3度目だ。 30歳になるときは少々焦った。40歳になるときは「もう迷わない(四十にして惑わず」と思った。 実際は女の40代はなかなか大変だった。 論語は男の人生の話なので生理的、社会的に状況が違う女には当てはまらないみたいだ...
いわゆる「洗面道具入れ」ですが、いつのまにか「スパバッグ」という名前で量産されて出回るようになっている。 が、私は化粧品のおまけでもらった旅行ポーチと、手頃な大きさのギフトバッグ(紙袋)で済ませてしまった。 元気になってきたら院内でもできるだけ散歩したほうがよいので...
女の人は、多かれ少なかれ生理の悩みと更年期の悩みがやってくる。 生理の始まりは生活環境が学校の同じ年で固まっているので、何となく一体感もあるし相談相手もいるのだが、更年期は会社や家庭で同世代自分だけの一匹狼になっていることが多く、この不安定な時期に対する周りの理解が十分で...
抗がん剤の脱毛中、私は毎日カツラをかぶって普通に出勤して普通に働いていた。実際かぶってしまうと自分では見えないので、メガネや帽子と同じ。 長時間かぶっていても苦痛がないことと、“バレない”ことが商品としての重要なポイントなので、その点はかなり進化していると思った。が・・ カ...
「代替治療」は継続的、習慣的なものが多く、個人によって向き不向きがあるので、実際のところは自己満足以外の何ものでもないのでは、と思う。 すべては結果論だ。・・でもそれって、あらゆる治験が結果論でしかないし、回復したとしても何が効いたのかなんて定かではない。 自分の身体な...
このブログを書きはじめた始めの頃、 「 病気を治すこと自体が選択の連続だ 」ったと書いた。 私は、あるとき意を決して子宮筋腫の開腹手術を行ったこと、その後あまり期間をおかずに卵巣がんが発覚したことは、決して関係なくはないと思っている。 非常に大きく栄養を溜め込んで...
私は普段から風邪をひかない。 抗がん剤治療中、いちばん主治医が気にしてくれたのが 「風邪をひかないこと」だった。 明らかに白血球の数が足りないので、不用意に感染してしまうとこじれてしまう可能性が高い。治すことよりは、まずは風邪をひかないことが第一だ。 で、私は...
抗がん剤の副作用の一覧表をみると、全身いろいろ書いてあるが、人によってどれがでてくるか、何が苦痛かは個人差があって当然。 私の場合いちばん特徴的だったのは、 一覧表にある副作用が一気にやってきたわけではなく、抗がん剤を打った直後から順番に、そしてそれは毎回大体同じパタ...
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