ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 第4回目設定 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月30日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾第4回目設定]ロシア漁業庁は、2022年に用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾の実施を試み、第1回目を2024年11月13日に設定するも応札申請がなく不成立、スタート・プライスを下げ、第2回目を2024年11月28日に設定したが同様に失敗に終わったことを受け、これをさらに引き下げ第3回目を年明け2025年1月23日に設定したものの、やはり、受付期限の1月20日までに応札申請がなく不成立となった。これを受け、同庁はスタート・プライスを更に引下げ、第4回目を2025年2月18日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同じ14日までとなっている。...ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾第4回目設定北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
北海道機船連 1月27日からオホーツク海自主休漁3月11日まで 道内沖底13隻 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1009)
北海道機船連1月27日からオホーツク海自主休漁3月11日まで道内沖底13隻日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1009)
ロシア極東 2025年 サケマス予想31万トン止まり 前回マス豊漁年の半分 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1008)
ロシア極東2025年サケマス予想31万トン止まり前回マス豊漁年の半分日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1008)
スケトウダラ国際市場価格 複数のインデクスが上昇を指し示す リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[スケトウダラ国際市場価格複数のインデクスが上昇を指し示す]北海道機船漁業協同組合連合会(担当原口聖二)は、スケトウダラの国際市場価格を把握するため、当該魚種の主要な製品と仕向け市場のモニターに取り組んでいる。近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-195万トン、米国が2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきた。これに加え、ロシアは一連の制裁措置への対応として国内市場への供給拡大にも取り組みを開始している。これらのこと...スケトウダラ国際市場価格複数のインデクスが上昇を指し示すリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 中国向け冷凍スケトウダラ輸出 数量前年比約88% 単価25%低下 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国向け冷凍スケトウダラ輸出数量前年比約88%単価25%低下]昨年2024年の中国の冷凍スケトウダラ(主に洋上H&G:ドレス)製品輸入数量は48万3,000トンで、前年比約88%となった。また年間平均単価は993ドル/トンで前年比約25%低下した。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&Gを生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出することを仕向けの主流としてきた経緯がある。新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該貿易が鈍化、2021年初めから韓国でのコンテナ積み替え経由等、仕向けの構造が大きな変化を示したが、ポストCV19となった、2023年以降、中国への直接輸出ルート...ロシア中国向け冷凍スケトウダラ輸出数量前年比約88%単価25%低下リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
韓国一般紙がロシア海域を含めた近年のスルメイカの不漁を伝える 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月28日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[韓国一般紙がロシア海域を含めた近年のスルメイカの不漁を伝える]韓国中央日報(WEB)は、近年のロシア海域を含めたスルメイカの不漁を伝えている。同紙によると、韓国水産協同組合中央会「イカの高騰続く」見通しとの報告書を発表した。漁獲量減少により、韓国では最近イカ(オジンオ)のことを「クムジンオ(金のようなイカ)」「オプジンオ(イカがない)」などと苦笑交じりに呼んでいるが、そんなイカの価格は今年も高騰するものとみられる。2025年1月27日、水産協同組合中央会水産経済研究院が発刊した報告書「2025水産経済展望」を見ると、今年冷凍イカ1キロの消費者価格は1万7850ウォン~2万733ウォン範囲で策定され、平均1万9878ウォンを記録するものとみられる。...韓国一般紙がロシア海域を含めた近年のスルメイカの不漁を伝える北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア ウズベク共同操業 極東でスケトウダラ2万トン / ロシア 2024年 南極オキアミ漁8万トン 日刊みなと新聞
ロシアウズベク共同操業極東でスケトウダラ2万トン/ロシア2024年南極オキアミ漁8万トン日刊みなと新聞
ロシア オホーツク海抱卵スケトウダラ漁 出だしは前年下回る 日刊水産経済新聞 (株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1007)
ロシアオホーツク海抱卵スケトウダラ漁出だしは前年下回る日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1007)
ロシア科学研究機関 2025年漁期太平洋サケマス漁獲予想量 31万1,000トンレヴェルと報告 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2025年01月26日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア科学研究機関2025年漁期太平洋サケマス漁獲予想量31万1,000トンレヴェルと報告]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは2025年1月24日、学術評議会開催、同年2025年漁期の太平洋サケマス操業の漁獲勧告について論議を行った。議長は、同研究所所長コロンチンが務め、極東地方各支部の代表者らが参加した。この中で遡河性魚種部門長マズニコワは、迎える同年漁期の太平洋サケマス漁獲予想量が31万1,000トンレヴェルにあることを報告した。同研究所が発表した。ロシア科学研究機関2025年漁期太平洋サケマス漁獲予想量31万1,000トンレヴェルと報告北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ノルウエー養殖サーモン業界 トランプ2.0 不合理な貿易障壁を懸念 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2025年01月24日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ノルウエー養殖サーモン業界トランプ2.0不合理な貿易障壁を懸念]ノルウエーに本部を置く水産業グローバル・ミディアは、同国養殖サーモン業界において、トランプの米国大統領就任による“不合理な貿易障壁”設定の可能性に懸念が広がっていると伝えている。長年、当該業界を見てきた者の中には、米国の輸入水産物への依存度とノルウエーとの強い関係が輸入関税の抑止力になると考えている者もいるが、新政権の行動を予測することは難しいと指摘する者も多い。業界団体“シーフード・ノルウエー”(SeafoodNorway)は、ノルウエーを対象とした高関税設定の可能性は低いとしながらも、予測不可能な行動が、同国業界関係者の多くに、今後の展開について不安を与...ノルウエー養殖サーモン業界トランプ2.0不合理な貿易障壁を懸念北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”展開状況(1月19日)
2025年01月24日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”展開状況(1月19日)]今年2024年8月から始まったロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”の枠組みによる2024年-2025年のプログラムに基づく投入調査船の現況を、ロシア漁業庁が1月19日発表した。“大調査航海”は、科学調査船“アトラント・ニロ”(АТЛАНТНИРО)と“アトランチダ”(АТЛАНТИДА)により、18ケ国の排他的経済水域と領海で行われることになっている。アトラント・ニロ”は報告日現在、モーリタニア海域から再びモロッコ海域に戻り調査を継続している。一方“アトランチダ”はモーリタニア海域で調査を継続して...ロシア科学研究機関による2024年-2025/2026年アフリカ海域“大調査航海”展開状況(1月19日)
ノルウエー 中国への活ズワイガニ初供給に成功 ロシア業界と競合が始まる リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月24日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー中国への活ズワイガニ初供給に成功ロシア業界と競合が始まる]ノルウエー業界は、今般、中国に初めて活ズワイガニの供給を成功させた。このセグメントにおいてロシアと競合が始まることを意味している。ノルウエーから空路、2025年1月23日までに初めてのロットが上海空港に到着した。先に、ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、北京で中国税関当局者と協議を行い、活ズワイガニ輸出のための中国市場開放を求めていた。この結果、中国は昨年2024年12月、ノルウエーからの活ズワイガニ輸入を正式に承認し、当該セグメントに大きなチャンスをもたらした。ノルウエー貿易産業水産省は今年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加...ノルウエー中国への活ズワイガニ初供給に成功ロシア業界と競合が始まるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア スケトウダラ漁業 2024年スリミ生産47%増 制裁を背景に比率増す 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1006)
ロシアスケトウダラ漁業2024年スリミ生産47%増制裁を背景に比率増す日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1006)
ロシア 北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾 第3回目も不成立 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月22日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾第3回目も不成立]ロシア漁業庁は、2022年に用意された後、開催が延期されていた北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾の実施を試み、第1回目を2024年11月13日に設定するも応札申請がなく不成立、スタート・プライスを下げ、第2回目を2024年11月28日に設定したが同様に失敗に終わったことを受け、これをさらに引き下げ第3回目を年明け2025年1月23日に設定したものの、やはり、受付期限の1月20日までに応札申請がなく不成立となった。上場されたのは向う15年間のタラバガニ漁獲割当5ロットとなっており、3ロットは全長50m以上のカニ漁船建造、2ロットは大規模物流複合施設建設のそ...ロシア北部海域(バレンツ海)カニ漁獲割当オークション第2弾第3回目も不成立北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア ロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施も不成立 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月22日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施も不成立]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、2024年11月28日、当該オークションの実施を試みたが、やはり応札者がなく失敗に終わったことを受け、2025年1月24日、スタート・プライスを10%引き下げ、再び、この実施を発表したものの、やはり受付期限の1月21日までに応札申請がなく不成立となった。引き続き投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施も不成立北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#110 洋上風力発電と漁業 海外の経験 トランプ2.0 欧州 洋上風力関連株が軒並み下落 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2025年01月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#110洋上風力発電と漁業海外の経験トランプ2.0欧州洋上風力関連株が軒並み下落]ロイター(StineJacobsen:コペンハーゲン)が、2025年1月21日の株式市場で、欧州の風力発電関連株が軒並み下落、米国大統領トランプが就任初日の1月20日、洋上風力発電事業向けに連邦政府管理の土地貸与を停止する大統領令に署名したためだと伝えた。米国ホワイト・ハウスは、外縁大陸棚(OuterContinentalShelf*米国の大陸棚のうち連邦政府の管轄する部分)全域における洋上風力発電事業に対するリース契約を一時停止、許可の見直しを行うと発表した。その理由として、①信頼できるエネルギーに対する国の増大する需要を満たすことのでき...#110洋上風力発電と漁業海外の経験トランプ2.0欧州洋上風力関連株が軒並み下落北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局 カニ類漁獲情報(1月19日) 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月22日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(1月19日)]今年20245漁期、ロシア漁業庁北東地域(カムチャツカ地方)管理局掌理海域でのカニ類の漁獲量は、同年1月19日までに1,910トンで前年2024年同期を93トン上回っている。各海域の生産量は次のとおりとなっている。西ベーリング海域アブラガニ697トンオピリオ8トン西カムチャツカ海域アブラガニ635トンイバラガニ10トンカムチャツカ・クリール海域バルダイ560トンロシア漁業庁カムチャツカ地方管理局カニ類漁獲情報(1月19日)北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
道機船連 昨年2024年製品供給実績 学校給食100万食割る 札幌市の献立統一化影響 週刊水産新聞(2025年1月20日))
道機船連昨年2024年製品供給実績学校給食100万食割る札幌市の献立統一化影響週刊水産新聞(2025年1月20日))
ロシア 2024年 年間漁獲量8%減488万トン スケトウダラ増もカラフトマス減 イワシ55万トン 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1005)
ロシア2024年年間漁獲量8%減488万トンスケトウダラ増もカラフトマス減イワシ55万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1005)
#109 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 トランプ2.0 漁業保護のため洋上風力を止める 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2025年01月21日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#109洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプ2.0漁業保護のため洋上風力を止める]米国ホワイト・ハウスは、2025年1月20日(現地時間)、外縁大陸棚(OuterContinentalShelf*米国の大陸棚のうち連邦政府の管轄する部分)全域における洋上風力発電に対するリース契約を一時停止、許可の見直しを行うと発表した。その理由として、①信頼できるエネルギーに対する国の増大する需要を満たすことのできるエネルギー経済を育成する必要性、②海洋生物の重要性、③海流や風のパターンへの影響、④米国人-特に最も経済的余裕のない人々へのエネルギーコストへの影響、そして米国が将来の世代のために健全な漁業を維持すること等を指摘している...#109洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプ2.0漁業保護のため洋上風力を止める北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
#108 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 丁抹オーステッド 洋上風力で更に減損2,643億円 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2025年01月21日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#108洋上風力発電と漁業海外の経験米国丁抹オーステッド洋上風力で更に減損2,643億円]①洋上風力発電が本当にCO2削減に貢献するのか、②洋上風力発電事業自体が再エネ賦課金だのみの不採算事業であり漁業分野を含め満足な補償等に対応がなされるのか、③政府が責任をもったMSP(海洋空間計画)を設定すべきではないのか、④政府がベースラインをしっかり作るような漁業影響調査を指導すべきではないのか。日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクト...#108洋上風力発電と漁業海外の経験米国丁抹オーステッド洋上風力で更に減損2,643億円北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア 表中層トロール漁船 世界記録9.3万トン 北海道の1割相当を1隻で漁獲 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1004)
ロシア表中層トロール漁船世界記録9.3万トン北海道の1割相当を1隻で漁獲日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1004)
寡占化が進むロシア極東漁業 370万トンの1/3を20隻で生産 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[寡占化が進むロシア極東漁業370万トンの1/3を20隻で生産]昨年2024年、ロシアの漁獲量は488万トンを超え、この内370万トンを極東海域が占めた。さらにスケトウダラ、ニシン、イワシ・サバ等を中心に、極東海域の漁獲の約1/3を次の上位20隻が占め、寡占化の進捗を指し示す結果となった。報告担当者(原口聖二)は、投資目的漁獲割当の導入とM&Aが背景にあることを指摘する。上位20隻の漁船タイプ、船名、年間漁獲量、船主等の情報は次のとおりとなっている。①MRKT“ピョトル・ペルヴィ”(МРКТ«Петр1»)93,540.6トンシグマ・マリン・.テクノロジー«СигмаМаринТехнолоджи»社②MRKT“エロフェイ”(МРКТ«Ер...寡占化が進むロシア極東漁業370万トンの1/3を20隻で生産リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
北海道隣接サハリン州 テルペニア湾コマイ操業概況(1月17日) 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[北海道隣接サハリン州テルペニア湾コマイ操業概況(1月17日)]今年2025年漁期、北海道隣接サハリンのテルペニア湾沿岸沖合における、伝統的コマイ操業の漁獲量は同年1月17日までに約920トンとなっている。当該操業にはドルージバ(Дружба)社、ルイバク(Рыбак)社、そしてポロナイスキー・ズヴェロソフホーズ(Поронайскийзверосовхоз)社の船団が着業している。昨年2024年、東サハリン沿岸・沖合のコマイのTAC設定は約5,800トンで、この内、当該操業に対し5,300トンの生産が勧告され、実績5,158トン、開発率が97%に達し終漁した。今年、2025年の日本EEZ“またがり資源”コマイのロシア海域のTAC設定と漁獲勧告は別...北海道隣接サハリン州テルペニア湾コマイ操業概況(1月17日)北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア経済相 ベトナムとの水産分野の協力拡大希望を表明 ポスト中国水産加工能力 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア経済相ベトナムとの水産分野の協力拡大希望を表明ポスト中国水産加工能力]ロシア経済発展大臣マキシム・レシェトニコフは、ベトナムとの水産分野の協力拡大について希望を表明、ロシア産漁獲物原料製品の再高次加工のセグメントにおいて、ポスト中国の役割の担い手としての立場に期待すると語った。ロシア首相ミハイル・ミシュスチン率いるロシア代表団がベトナムを公式訪問、2025年1月14日、両国首相会談、経済界代表らとの会合が行われ、貿易額を150億ドルに増加させること含む、2030年までのロシアとベトナムの包括的な協力計画が承認された。レシェトニコフは、ベトナムの水産加工業者との協力の拡大に期待していると述べ、ベトナムがフィレ等の加工生産能力が高く、昨...ロシア経済相ベトナムとの水産分野の協力拡大希望を表明ポスト中国水産加工能力リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年ロシア漁業者スケトウダラ操業 クリール海域で増加 オ海安定 ベ海不漁 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業者スケトウダラ操業クリール海域で増加オ海安定ベ海不漁]先に、昨年2024年漁期のロシア漁業者によるスケトウダラの漁獲量について、ロシアスケトウダラ漁業者協会は業界とりまとめが199万8,300トンに達し、前年2023年比で2%、3万8,000トン上回ったと発表した。同協会は、クリール海域の漁獲量の増加、オホーツク海域の安定、そしてベーリング海域の不漁を特に指摘している。ロシアのスケトウダラ漁獲量の約半分を占めるオホーツク海では、104万1,000トンが生産され、前年2023年比で8%増加した。クリール海域では25万8,000トンが生産され21%増となったが、ベーリング海域は不漁により48万6,200トンでTACの開発率が70%...2024年ロシア漁業者スケトウダラ操業クリール海域で増加オ海安定ベ海不漁リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア ウズベキスタンと締結 極東で合弁漁業へ 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1003)
ロシアウズベキスタンと締結極東で合弁漁業へ日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1003)
2024年ロシア漁業者 スケトウダラ漁獲量 業界とりまとめは199万8,300トン 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業者スケトウダラ漁獲量業界とりまとめは199万8,300トン]昨年2024年漁期のロシア漁業者によるスケトウダラの漁獲量について、ロシアスケトウダラ漁業者協会は業界とりまとめが199万8,300トンに達し、前年2023年比で2%、3万8,000トン上回ったと発表した。先にロシア漁業庁は、ロシア漁業監視通信センターの情報を引用し当該漁獲量を194万2,800トンと発表、これらに5万5,500トンのラグがあり、いずれ確定数量が確認されるものと考えられる。いずれにしても、この漁獲量は記録的なもので、米国の昨年2024年漁期の漁獲量135万トンを大きく上回っている。ロシア一般紙(WEB)が伝えた。2024年ロシア漁業者スケトウダラ漁獲量業界とりまとめは199万8,300トン北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
道機船連 24年給食向けフライ100万食割れ13%減 札幌市の献立統一化響く 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1002)
道機船連24年給食向けフライ100万食割れ13%減札幌市の献立統一化響く日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1002)
EUのスケトウダラ・フィレの輸入量と価格の推移等(2024年9月) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[EUのスケトウダラ・フィレの輸入量と価格の推移等(2024年9月)]近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該貿易が鈍化、2021年初めから韓国でのコンテナ積み替え経由等、仕向けの構造が大きな変化を示したが、ポストCV19となった2023年、中国...EUのスケトウダラ・フィレの輸入量と価格の推移等(2024年9月)リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年 ロシア漁業者漁獲量 488万2,800トン 前年比8%減 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業者漁獲量488万2,800トン前年比8%減]ロシア漁業監視通信センターによると昨年2024年漁期、ロシア漁業者による水棲生物資源漁獲量は、488万2,800トンで前年2023年を8%下回った。主要海域別では、極東で369万6,700トン生産されたが前年を7.7%下回り、この内、スケトウダラは194万2,800トンで3万6,600トン上回った。また、ニシンが45万400トンで5万4,300トン上回り、マダラが10万7,200トンで7,100トン、カレイが6万900トンで1万5,800トン、それぞれ下回った。さらに、自国EEZ内のイワシが55万3,900トンで1万6,000トン上回り、太平洋サケマスは23万5,500トンにとどまっ...2024年ロシア漁業者漁獲量488万2,800トン前年比8%減北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ウズベキスタン・コネクション 政府間協定ロシアEEZ“特別合弁操業”ベラルーシ同様ウズベックにも リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ウズベキスタン・コネクション政府間協定ロシアEEZ“特別合弁操業”ベラルーシ同様ウズベックにも]ウズベキスタン農業省は、ウズベキスタンとロシアの企業によるロシアEEZ内でのスケトウダラとニシンを対象とした特別な共同漁業に合意したと発表した。第1回両国漁業員会が開催され、ロシア側政府代表をロシア漁業庁副長官ヤコブレフが務めた。当該特別操業は今年2025年から開始され漁獲割当は次のとおりとなっている。極東海域:スケトウダラ2万トンニシン5,000トンこの委員会は2021年締結された両国政府間漁業協定に基づき設置されており、昨年2024年春、ロシアEEZ内における特別な合弁操業を検討することが加えられていた。同様スキームによる特別な合弁操業を盛...ウズベキスタン・コネクション政府間協定ロシアEEZ“特別合弁操業”ベラルーシ同様ウズベックにもリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ポスト英国EU離脱 漁業交渉の年が明けた英国とEU リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2025年01月10日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱漁業交渉の年が明けた英国とEU]英国とEUは、今年2025年、英国EU離脱後の関係協定の更新交渉をする必要があり、漁業分野が枠組み再構築の大きな試金石となっている。英国労働党はEUと初めて本格的に交渉する準備を進めており、移民規制の緩和、ジブラルタルの将来、経済アクセスの拡大などに関する決定がすべて議論される可能性が高い。英国のEU離脱による漁獲割当の譲渡は、2021年から開始されており、2026年半ばまで実行される。譲渡のプロセスは(括弧内は全体に対する比率)次のとおりとなっている。2021年:60%(15.0%)2022年:70%(17.5%)2023年:80%(20.0%)2024年:92...ポスト英国EU離脱漁業交渉の年が明けた英国とEUリポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ノルウエー 2025年タラバガニ漁船漁獲割当配分を設定する 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー2025年タラバガニ漁船漁獲割当配分を設定する]今年2025年漁期、ノルウエー規制海域のタラバガニのTACは、雄カニ1,510トン、雌カニ60トン、計1,570トンに設定されており、今般、同国漁業局は当該漁業への参加登録漁船への割当配分(係数)を発表した。TAC設定と配分係数は次のとおりとなる。“規制海域タラバガニTAC”雄カニ1,283トン+損傷個体227トン1,510トン(前年比55%増)雌カニ60トン(前年同)これらには、混獲対策70トンに加え、研究、遊漁、教育目的等、107トンが含まれる。“漁獲割当配分係数:当初設定”2025年1月10日現在登録1,013隻係数1.00893隻1,220kg/隻係数0.5057隻610kg/隻係...ノルウエー2025年タラバガニ漁船漁獲割当配分を設定する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
韓国冷凍スケトウダラ市場 2024年輸入量13万9,250トン 前年比微減 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月10日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[韓国冷凍スケトウダラ市場2024年輸入量13万9,250トン前年比微減]昨年2024年、韓国の冷凍スケトウダラの輸入量は13万9,250トンで、前年2023年の14万70トンから1%の微減となった。ロシア産が99%を占めている。韓国国内卸売価格のインデクスとなるW/R(ラウンド)20kg/CSの2024年の年間平均価格は4万4,500ウオンで、前年2023年の4万9,000ウオンを下回った。2016年から2024年までの動向は別グラフのとおりとなる。2020年後半から2022年にかけ、ロシア産スケトウダラの主要仕向け先の中国のパンデミック(CV19)に対応した物流規制により、代替として一部、韓国が受け皿となり輸入数量が伸びた。需給バランス...韓国冷凍スケトウダラ市場2024年輸入量13万9,250トン前年比微減リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア ロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施設定 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア当局は、ロット・パッケージの構成を変え、2024年11月28日、当該オークションの実施を試みたが、やはり応札者がなく失敗に終わった。これを受けロシア漁業庁は、2025年1月24日、スタート・プライスを10%引き下げ、再び、これを実施すると発表した。参加申請受付期限は2025年1月21日となっている。引き続き投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション再実施設定北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024年01月 http://kisenren.com
2025年01月10日ユ-ザ-各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。昨年末との合併号として、今年、初の配信をさせていただきます。おかげさまで、当漁業ニュース配信も開始から28年目となりました。本年も一層のお引き立て、何卒よろしくお願い申し上げます。敬具(国際漁業対策事業部;原口聖二)TopNewsロシア独占禁止庁韓国合弁スケトウダラ漁業にメスを入れる・ロシア漁業界財務内容悪化等への対応(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外36件)・漁船建造プロジェクト履行義務期限更に延長へ(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外17件)・ロシア漁業者漁獲量480万トン(12月24日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外25件)・ロシア科学研究機関2024年漁...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年01月http://kisenren.com
ロシア カニ漁業 世界のプレミアム・セグメントのリーダーとしての立場 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月10日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ漁業世界のプレミアム・セグメントのリーダーとしての立場]ロシアのカニ漁業は、この世界市場においてプレミアム・セグメントのリーダーの立場にある。その背景には、いくつかの偶然重なった要因が存在している。1つ目は、2017年から2022年まで世界のあらゆる種類のカニの供給量が減少した中、ロシアの資源量は安定している。その結果、ロシアの世界の漁獲量に占める高級カニの割合が増加、ほぼ50%まで占めるに至った。2つ目は、2000年代に創出された中国の活製品市場がある。中国のカニの輸入量は2000年に1万8,000トンだったが、2022年には、その5倍の9万トンに達した。ロシアのカニ漁業は、当該市場に向け、活製品ばかりでなく冷凍製品の供給に取...ロシアカニ漁業世界のプレミアム・セグメントのリーダーとしての立場リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2018年-2023年 世界のカニ輸入市場 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月10日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2018年-2023年世界のカニ輸入市場]2023年、世界のカニの輸入量は44万3,400トン、金額で54億9,190万ドルに達した。前年2022年比で、数量が7.4%増加、金額は10.0%減少した。2018年-2023年、増減を繰り返しているが、世界のカニの輸入量は年間平均において数量で1.3%増加している。冷凍カニは2023年も世界のカニ輸入の基盤を一貫して形成しているこれらの製品は、輸入数量の47.8%、金額では37.5%を占めた。また、活カニと冷蔵製品の割合は、数量で37.1%、金額では42.1%となった。①2018年-2022年の世界の国別カニ生産量と2022年のシェア、②2018年-2023年の世界の国別カニ輸入量と2023年...2018年-2023年世界のカニ輸入市場リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
北海道機船漁業協同組合連合会の学校給食製品供給実績(報告) 2024年 93万6,000食 札幌市“統一基準献立導入”の影響で100万食を割る
報道各位関係各位リリース北海道機船漁業協同組合連合会の学校給食製品供給実績(報告)2024年93万6,000食札幌市“統一基準献立導入”の影響で100万食を割る北海道機船漁業協同組合連合会は、今般、昨年2024年1月-12月の学校給食製品供給実績等を次のとおりとりまとめました。12024年総供給数93万6,000食(2022年137万8,000食/2023年107万4,000食)前年比87.1%札幌市では、給食費未払い問題等に端を発し、令和5年度から学校給食費が公会計制度に移行した。学校給食献立については、令和4年度まで栄養教諭・栄養士が行政区ごとに作成していたが、この移行に伴って、購入する食材費が給食費の保護者徴収の基礎となることから、全市で統一化した献立(統一基準献立)が導入されることになった。当該経...北海道機船漁業協同組合連合会の学校給食製品供給実績(報告)2024年93万6,000食札幌市“統一基準献立導入”の影響で100万食を割る
ロシア オホーツク海抱卵スケトウダラ操業開始 日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1001)
ロシアオホーツク海抱卵スケトウダラ操業開始日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1001)
ベラルーシ・コネクション 政府間協定ロシアEEZ“特別合弁操業”長期的契約へ リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ベラルーシ・コネクション政府間協定ロシアEEZ“特別合弁操業”長期的契約へ]ロシア漁業庁は、2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された、第22回両国漁業員会を先に完了しており、今般、2024年12月26日付政府命令第4034により交換覚書の承認を受けた。当該双方合意には、ロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内での特別な共同漁業が盛り込まれている。この特別操業の漁獲割当は次のとおりとなっている。オホーツク海スケトウダラ2万トン以上(報告担当者原口聖二:ロシアは漁業政策として基本的にオホーツク海での外国漁船によるスケトウダラ操業を認めていない)ベーリング海スケトウダラ3万トン以上ニシン1,000トン以上バレン...ベラルーシ・コネクション政府間協定ロシアEEZ“特別合弁操業”長期的契約へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年 ロシア漁業者スケトウダラ生産量198万5,000トン(速報ベース) 新漁期に臨む リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業者スケトウダラ生産量198万5,000トン(速報ベース)]昨年2024年、ロシア漁業者によるスケトウダラの生産量は、業界集計の速報ベースで198万5,000トンに達し、記録となった前年2023年を上回り当該漁業の世界のリーダーの立場を確固たるものとした。開始された今年2025年漁期の春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”は、昨年2024年漁期を更に4%-6%上回り、その生産量は86万トン-88万トンに達する可能性がある。今年2025年のオホーツク海主要3海域、カムチャツカ・クリール海域、西カムチャツカ海域、そして北部オホーツク海域のTACは、前年2024年比5.6%増の100万5,000トンに設定され...2024年ロシア漁業者スケトウダラ生産量198万5,000トン(速報ベース)新漁期に臨むリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 2024年1月-9月 拡大を示す国内カニ市場 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2024年01月07日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア2024年1月-9月拡大を示す国内カニ市場]ロシア調査会社によると昨年2024年1月-9月、国内市場での冷凍・冷蔵カニの売上は、前年2023年同期比で、数量ベースが52%、金額ベースで112%、また、カニの缶詰・保存可能製品も同様に71%と100%の増加を示した。ロシア業界は、カニの供給が国内市場に部分的に変更されたのは、大衆消費者の需要の増加によるものと分析しており、この点において、今年2025年、特にズワイガニ(オピリオ)のTACが前年2024年より約2,400トン増加することに関心を寄せている。ロシア漁業におけるカニの生産量は全体の1.7%に過ぎないが、水産物製品の輸出金額では最大50%を占め、同国は高級カニの生産において世界のリーダ...ロシア2024年1月-9月拡大を示す国内カニ市場北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年 ロシア 春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業“Aシ-ズン”が開始される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2025年01月01日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2025年ロシア春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業“Aシ-ズン”が開始される]今年2025年も1月1日からロシア漁業にとって最も重要で世界最大の漁業となる春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン”が開始されたとロシア漁業庁が同日発表した。今年2025年のオホーツク海主要3海域、カムチャツカ・クリール海域、西カムチャツカ海域、そして北部オホーツク海域のTACは、前年2024年比5.6%増の100万5,000トンに設定されている。当該“Aシーズン”操業は、4月10日まで110日にわたり展開され約100隻が着業、80万トンの生産が見込まれている。漁業シナリオは例年、カムチャツカ・クリール海域から開始され、西カムチャツカ海域に北上...2025年ロシア春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業“Aシ-ズン”が開始されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二