ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
2023年漁期 北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業が開始される
2023年06月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業が開始される]今年2023年漁期、北海道に隣接するサハリン州では同年6月18日から太平洋サケマス操業が開始された。今漁期開始から同年6月27日までのサハリン・クリール地域(サハリン州)沿岸での太平洋サケマス漁獲量は6,640トンで、同期比において直近期数年2021年を10%、昨年2022年を38.5%、それぞれ上回っている。今漁期のサハリン州の太平洋サケマスの漁獲勧告量は、カラフトマス3万4,640、シロザケ4万1,650トン、ベニザケ、ギンザケ、サクラマスを合わせると計7万8,220トンとなっている。増殖事業を中核とするシロザケについて、サハリン州の漁獲勧告は...2023年漁期北海道隣接サハリン州太平洋サケマス操業が開始される
#39 洋上風力発電と漁業 海外の経験 アイルランド 業界団体 産卵場に懸念表明 開発事業者の対応に憤慨
2023年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#39洋上風力発電と漁業海外の経験アイルランド業界団体産卵場に懸念表明事業者対応に憤慨]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。アイルランド・ドニゴールに本部を置く、アイルランド漁業生産者機構“IFPO”は、計画されている洋上風力発電プロジェクトのタービン設置場所が伝統的な漁場と資源再生産のための敏感な産卵場に与える危険な影響に強い懸念を表明している。また、アイルランド政府と開発事業者が、漁業分野の担ってきたアイルランド全体と沿岸地域社会への役割と貢献を認識せず、その対応ぶり...#39洋上風力発電と漁業海外の経験アイルランド業界団体産卵場に懸念表明開発事業者の対応に憤慨
ロシア産の水産物輸出先多様化 ロシア漁業庁長官「脱中国依存」言及 日刊みなと新聞
ロシア産の水産物輸出先多様化ロシア漁業庁長官「脱中国依存」言及日刊みなと新聞
ロシア ベニザケ漁の出足好調 前奇数年比4割増加 日刊みなと新聞
ロシアベニザケ漁の出足好調前奇数年比4割増加日刊みなと新聞
米国 ロシア産水産物原料 第3国加工製品禁輸法案 上院一部議員が反対を表明
2023年06月24日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[米国ロシア産水産物原料第3国加工製品禁輸法案上院一部議員が反対を表明]米国アラスカ州選出上院議員リサ・マコウスキー(LisaMurkowski)とダン・サリヴァン(DanSullivan)が、同院に提出したロシア産原料第3国加工製品禁輸を目的とする“米ロ水産物相互主義法案”に対し、マサチューセッツ州選出上院議員エドワード・マーキー(EdwardMarkey)が反対を表明した。提出された法案は全てのロシア原産の水産物製品の輸入を禁止する法律とされている。2022年3月、大統領ジョー・バイデン(JoeBiden)は、ロシアのウクライナ侵攻に対応して課す新たな経済制裁の一部としてロシア産水産物の輸入を禁止する大統領令No.14068に署名した。...米国ロシア産水産物原料第3国加工製品禁輸法案上院一部議員が反対を表明
2023年1月-4月 ロシアのフィッシュミールの生産量と価格
2023年06月23日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年1月-4月ロシアのフィッシュミールの生産量と価格](生産量)今年2023年1-4月のロシア漁業のフィッシュミール生産量は、6万2,370トンで前年2022年同期を1.7%下回っている。昨年2022年、ロシア漁業のフィッシュミール生産量は、前年2021年を12%上回り、16万600トンに達した。漁業生産量において日本の400万トンに対し、ロシアは500万トンで近年リードしているものの、フィッシュミールの生産量は日本(20万トン弱)より大幅に遅れ、これは、設備投資が求められる残滓利用が進んでいないロシアの状況を表すものとなってきた。しかし、資源に対する漁業製品歩留まりの向上、出現した極東海域のイワシ資源の利用、残滓の不法投棄問題の解...2023年1月-4月ロシアのフィッシュミールの生産量と価格
アラスカ州選出議員 ロシア産水産物原料第3国加工製品の禁輸に取り組む 法案提出
2023年06月23日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[アラスカ州選出議員ロシア産水産物原料第3国加工製品の禁輸に取り組む法案提出]米国アラスカ州選出上院議員リサ・マコウスキー(LisaMurkowski)とダン・サリヴァン(DanSullivan)が、ロシア産原料第3国加工製品を禁輸することを目的とした“米ロ水産物相互主義法案”を上院へ、また、関連法案を同時に同州選出下院議員メアリー・ペルトラ(MaryPeltola)とルイジアナ州選出下院議員ギャレット・グレイブス(GarretGraves)が下院へ提出した。(報告担当者原口聖二:米国では関連法案または同一法案が上院と下院を同時に通過することがある。)これは、全てのロシア原産の水産物製品の輸入を禁止する法律となる。2022年3月、大統領ジョ...アラスカ州選出議員ロシア産水産物原料第3国加工製品の禁輸に取り組む法案提出
#38 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 ニュージャージー州 反対派が法的・政治的に勢力を結集
2023年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#38洋上風力発電と漁業海外の経験米国ニュージャージー州反対派が法的・政治的に勢力を結集]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国ニュージャージー州の洋上風力発電プロジェクトに反対し、停止を求める勢力は、法的、政治的な取り組みを強化している。先週(2023年6月11日からの週)、ニュージャージー州で最初に計画されている風力発電プロジェクトの承認をめぐって、3つの住民団体が訴訟を起こした。また、2023年6月15日、米国会計検査院(GAO)がニュージャージー州沖の洋上風力発...#38洋上風力発電と漁業海外の経験米国ニュージャージー州反対派が法的・政治的に勢力を結集
ポスト英国EU離脱 貿易手続きでEU離脱メリットが消える英国漁業
2023年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱貿易手続きでEU離脱メリットが消える英国漁業]英国水産業エコノミストは、同国漁業のEU離脱メリットが輸出手続きコストで消されていると指摘している。英国は現在自国の海域を管理し、独自の漁業政策を定めることができているが、英国の漁船が漁獲した水産物は主にEUに輸出されている。一方、英国民が食べる水産物は輸入品が大きく占めている。英国下院の調査によると、英国漁船の漁獲量の60%-80%が輸出されている。これには、ニシン、サバ、貝類など、大陸で人気のある水産物が含まれており、他方、タラ、ハドック、マグロ、サケマス、エビは、英国の全水産物消費量の約70%で、輸入品がかなりの部分を占めている。英国が共通漁業政策の対...ポスト英国EU離脱貿易手続きでEU離脱メリットが消える英国漁業
洋上風力発電 道機船連は協議会に漁業分野の科学的知見をもった専門家の参加を求める スケトウダラの産卵場への影響懸念 日刊水産経済新聞
洋上風力発電道機船連は協議会に漁業分野の科学的知見をもった専門家の参加を求めるスケトウダラの産卵場への影響懸念日刊水産経済新聞
ロシア極東 サケマス漁 出足順調 一昨年比 6割増 日刊水産経済新聞
ロシア極東サケマス漁出足順調一昨年比6割増日刊水産経済新聞
ロシア 対中国スケトウダラ輸出 回復鮮明 / 中国 公海イカ 禁漁期間設定 7月から 日刊水産経済新聞
ロシア対中国スケトウダラ輸出回復鮮明/中国公海イカ禁漁期間設定7月から日刊水産経済新聞
ロシア水産物製品輸出ダイナミズム 数量で10%増 金額は部分的にわずかに減少
2023年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物製品輸出ダイナミズム数量で10%増金額は部分的にわずかに減少]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、2023年6月15日、サンクトペテルブルグで開催された国際経済フォーラムの枠組みにおいてロシアのTVプログラム“ロシア24”のインタァヴューに応え、水産物製品輸出のダイナミズムを説明した。今年2023年、ロシアの水産物製品輸出は、昨年2022年より数量で10%増加し大きく成長しているが、金額は芳しくなく、部分的には減少が確認されている。一方、現在、中国を含め、需要が回復しつつある国々に製品が供給されている。中国への製品供給の物流は回復しており、徐々に輸出金額も上昇することが予想されている。構造も変わってきており、制裁措置により、米国がロシアか...ロシア水産物製品輸出ダイナミズム数量で10%増金額は部分的にわずかに減少
#37 洋上風力発電と漁業 海外の経験 オランダ 洋上風力で北海漁業縮小 陸上産業への影響大規模]
2023年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#37洋上風力発電と漁業海外の経験オランダ洋上風力で北海漁業縮小陸上産業への影響大規模]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。洋上風力発電所の建設、燃料価格の高騰、そして英国EU離脱などの課題の積み重ねによるオランダ北海漁業の縮小が、陸上産業に大きな影響を与えているとオランダ農業・自然・食品品質省に委託を受けた“ワーヘニンゲン経済研究所”(WageningenEconomicResearch)が報告した。同研究所は北海での漁業が与える陸上産業の雇用などの社会経済的規模は、北...#37洋上風力発電と漁業海外の経験オランダ洋上風力で北海漁業縮小陸上産業への影響大規模]
ポスト英国EU離脱 オランダ経済研究機関 北海漁業縮小 陸上産業への影響 水揚げの8.4倍と報告
2023年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱オランダ経済研究機関北海漁業縮小陸上産業への影響水揚げの8.4倍と報告]英国EU離脱、燃料価格の高騰、そして洋上風力発電所の建設などの課題の積み重ねによるオランダ北海漁業の縮小が、陸上産業に大きな影響を与えていることが分かった。オランダ農業・自然・食品品質省に委託を受けた“ワーヘニンゲン経済研究所”(WageningenEconomicResearch)は北海での漁業が与える陸上産業の雇用などの社会経済的規模は、北海での漁業そのものの規模よりもはるかに大きくなると報告した。2021年、オランダには北海での漁業に依存する陸上企業が236社あった。これらは、水産物市場、水産物加工業、水産物卸、物流、造船、舶...ポスト英国EU離脱オランダ経済研究機関北海漁業縮小陸上産業への影響水揚げの8.4倍と報告
ロシア沿海地方漁業者協会 副首相にトラック物流への支援を求める
2023年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア沿海地方漁業者協会副首相にトラック物流への支援を求める]ロシア沿海地方漁業者協会会長マルティノフは副首相兼極東連邦管区大統領全権代表トルトネフに対し、水産物製品の陸路、トラック物流に対する支援措置を要請した。マルティノフは、極東地方から国内中央部、西部への水産物の輸送において、鉄道に負荷がかかっており、極東企業にとって高品質な製品を低コストで物流させるため、具体的な支援策が緊急的に必要だとしている。このことから、トラック輸送に対する燃料補助金と、極東地方から国内の他の地域に水産物製品を輸送する自動車物流に対するシステム*“プラトン”(Платон)での支払の免除検討を求めた。*“プラトン”(Платон)プラトンは、2015年11月にロシア...ロシア沿海地方漁業者協会副首相にトラック物流への支援を求める
#36 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 会計検査院が漁業などへの影響の可能性を調査
2023年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#36洋上風力発電と漁業海外の経験米国会計検査院が漁業などへの影響の可能性を調査]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国下院議員クリストファー・スミス(共和党:ニュージャージー州第4選挙区)は、2023年6月15日、米国会計検査院(GAO)がニュージャージー州沖の洋上風力発電プロジェクトについて、漁業、環境、軍事などに影響を及ぼす可能性に関する調査を開始することになったと発表した。かつてニュージャージー州では、洋上風力発電への取り組みが超党派で支持されていたが、プロジェ...#36洋上風力発電と漁業海外の経験米国会計検査院が漁業などへの影響の可能性を調査
#35 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 メイン州 ロブスター漁業管理と矛盾
2023年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#35洋上風力発電と漁業海外の経験米国メイン州ロブスター漁業管理と矛盾]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国北東部メイン州知事と同州選出議員団は、提案されている洋上風力発電プロジェクトがロブスター漁場を使用することのないように求めている。同州知事ジャネット・ミルズ、上院議員のアンガス・キングとスーザン・コリンズ、そして下院議員のジャレッド・ゴールデンとチェリー・ピングリーは、米国内務省海洋エネルギー管理局(BOEM)に対し、洋上風力発電プロジェクトがロブスター漁業の使...#35洋上風力発電と漁業海外の経験米国メイン州ロブスター漁業管理と矛盾
ロシア漁業庁長官 カニ市場 中国向け冷凍製品の拡大と仕向け先の多様化を指摘
2023年06月15日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官カニ市場中国向け冷凍製品の拡大と仕向け先の多様化を指摘]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、サンクトペテルブルグのアドミラティ造船所で行われたカニ漁船の竣工式に参加し、カニ市場への対応の多様化の必要性を指摘した。“ルスキー・クラブ”(РусскийКраб:「ロシアのカニ」)社は、カニ漁獲割当オークションの投資プロジェクトとしてカニ漁船*“カピタン・アレクサンドロフ”(КапитанАлександров)を新造した。竣工式の後、インタァヴューに応えたシェスタコフは、カニ製品の仕向け先の多様化について言及した。シェスタコフは、現在、活カニ製品が最も経済的利益を上げているが、今後、特に、中国市場での冷凍製品の供給拡大に可能性があり、この...ロシア漁業庁長官カニ市場中国向け冷凍製品の拡大と仕向け先の多様化を指摘
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(2023年6月2日) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(6月2日)]韓国漁船による自国EEZでの2022年度漁期(管理期間2022年7月-2023年6月)の2022年7月1日から翌2023年6月2日までのスルメイカの漁獲量は、2万6,560トン、前年度同期の63%で、当該管理期間があと1ケ月間となった段階で、TAC設定8万5,590トンに対する開発率が31%にとどまっている。主要漁業沖合イカ釣りのTACは期中見直しされ、2,200トン上積みされているが、開発率は33%、1万トンにとどかず、前年度同期比66%の7,990トンにとどまっている。一昨年度(2020年度)漁期となる2021年1月1日から、近海網漁船にもイカのTAC管理が導入されてい...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(2023年6月2日)リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2023年4月 ロシアのフィッシュミール価格が急騰し続ける リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年4月ロシアのフィッシュミール価格が急騰し続ける]今年2023年1-2月のロシア漁業のフィッシュミールの平均価格は、トンあたり9万1,120ルーブルで前年2022年同期を10%下回っていたが、3月に急騰、10万6,010ルーブル、4月に11万1,210ルーブルに達したことが確認された。2012年から2013年の間、平均価格は、トンあたり3万ルーブル台だったが、2014年12月に5万ルーブルを記録すると、翌2015年1月には6万ルーブルを超え、以後、2019年までは平均7万ルーブル台で推移、2020年の平均価格は8万1,600ルーブル強、2021年には9万3,200ルーブル、そして、昨年2022年はウクライナ問題発生後の4月に、一気...2023年4月ロシアのフィッシュミール価格が急騰し続けるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2023年06月13日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[第6回ロシア国際漁業フォーラムの日程が設定される]今年2023年9月27日-同29日、サンクトペテルブルグで、第6回ロシア国際漁業フォーラムが開催される。昨年2022年は、9月22日、やはりサンクトペテルブルグにおいて、第5回同フォーラムの本会議が開催され、ロシア農業大臣パトルシェフ、ロシア漁業庁長官シェスタコフ、FAO、金融機関の代表者らによって、“スマート水産業:調査・漁獲・加工”をテーマに話し合いが行われ、報告者担当者、原口聖二もヴァーチャルでLIVE参加した。この本会議では、基調報告をロシア農業大臣パトルシェフが行い、モデレータをロシア漁業庁長官シェスタコフが務めた。登壇した農業大臣パトルシェフは、一連の制裁措置にもかかわらず今年2022...第6回ロシア国際漁業フォーラムの日程が設定される
ロシア漁業庁長官 ノルウエーと漁業協力を継続するも漁船修理問題について解決が必要となる
2023年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官ノルウエーと漁業協力を継続するも漁船修理問題について解決が必要となる]ノルウエー政府は、ロシアと国境を接する国として、またNATO加盟国として、採択された制裁措置の義務を完全に果たすが、水棲生物資源の保全管理と漁業分野の協力を否定すべきではなく、むしろこの分野の協力の存在により、一定の交流をもつことで北部の状況が安定していると指摘、両国のこの分野の政府間協定を維持する立場を維持している。現在もノルウエーは、ロシア漁船のトロムソ、キルケネス、ボーツフィヨルドの3港への寄港を認め、漁獲物の陸揚げ、乗組員の交代、燃料補給、緊急修理等を許可しているが、国内野党勢力がロシア船に対するノルウエー港の完全封鎖措置の実施を強行に主張しており、20...ロシア漁業庁長官ノルウエーと漁業協力を継続するも漁船修理問題について解決が必要となる
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2023年06月 http://kisenren.com
2023年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁が発表した暫定的データによると、昨年2022年の漁業、養殖、加工に従事する企業の売上高が総額8,660億ルーブルで前年比7%増加したものの、税引き前利益は1,580億ルーブルで30%以上減少しました。同庁は、この減益の理由について、船舶修理、舶用機器等の調達のためのコストの増加、西側諸国の制裁を背景に、業界で最も利益を上げていた企業、輸出志向型の典型だったカニ漁業の対象市場への製品供給の縮小を指摘しています。昨年2022年、伝統的にボイル冷凍カニを米国とEUに供給してきたロシアの漁業者は、北米市場への製品の輸出制限に直面しており、これがまだ再開する目途が立...ロシア漁業ニュースヘッドライン2023年06月http://kisenren.com
カムチャツカ国境警備局違反指摘 スケトウダラ超過漁獲サハリン州企業2,080万ルーブルの罰金
2023年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カムチャツカ国境警備局違反指摘スケトウダラ超過漁獲サハリン州企業2,080万ルーブルの罰金]ロシアFSB東部北極地域(カムチャツカ)国境警備局は、スケトウダラを操業許可より535トン超過漁獲した漁船の船主“北クリール中型漁船団基地”(Северо-Курильскаябазасейнерногофлота)に2,080万ルーブルの罰金が科せられたと発表した。昨年2022年3月、同社所属SRTMタイプ“オストロフ・モネロン”(СРТМ“ОстровМонерон”)は、北部オホーツク海において、操業許可210トンに対し、745トンのスケトウダラを超過して違法に漁獲した。“北クリール中型漁船団基地”はロシア連邦行政犯罪法第8条17項-2に基づき行政罰...カムチャツカ国境警備局違反指摘スケトウダラ超過漁獲サハリン州企業2,080万ルーブルの罰金
カムチャツカ国境警備局違反指摘 許可期間期限切れ操業 スケトウダラ96トン カムチャツカ企業
2023年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カムチャツカ国境警備局違反指摘許可期間期限切れ操業スケトウダラ96トンカムチャツカ企業]ロシアFSB東部北極地域(カムチャツカ)国境警備局は、操業許可期間切れにもかかわらず、違法にスケトウダラを漁獲した漁船の船主“レーニン漁業コルホーズ”(РыболовецкийколхозимениВ.И.Ленина)に、水棲生物資源の損害賠償1,822万4,151ルーブルが請求されることになったと発表した。この判決はカムチャツカ地方仲裁裁判所によって下された。昨年2022年9月、同コルホーズ所属漁船“ワシリー・カプリューク”(ВасилийКаплюк)は操業期間がきれている許可証で違法に96トンのスケトウダラを漁獲した。カムチャツカ国境警備局違反指摘許可期間期限切れ操業スケトウダラ96トンカムチャツカ企業
ノルウエー政府 ロシアとの漁業協力を継続 繊細な対応が求められる
2023年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー政府ロシアとの漁業協力を継続繊細な対応が求められる]ノルウエー政府は、ロシアと国境を接する国として、またNATO加盟国として、採択された制裁措置の義務を完全に果たすが、水棲生物資源の保全管理と漁業分野の協力を否定すべきではないとし、むしろこの分野の協力の存在により、一定の交流をもつことで北部の状況が安定しているとの立場を維持している。ノルウエーの資源管理などを専門に扱うフリチョフ・ナンセン研究所(FridtjofNansenInstitute)も、EUの制裁にやみくもに従うのではなく、慎重にロシアとの漁業協力を取り扱う必要があると指摘している。また、ノルウエーがロシアの漁船まで入港を禁止した時、ロシアとの漁業協力にどのような影響を与える...ノルウエー政府ロシアとの漁業協力を継続繊細な対応が求められる
“復活の日” ロシア漁業 2023年末にも既存漁船で南極オキアミ操業開始の可能性
2023年06月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[“復活の日”ロシア漁業2023年末にも既存漁船で南極オキアミ操業開始の可能性]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2023年末にもロシア漁業の1社が既存漁船(中古専業漁船買収)で南極オキアミ操業を開始する可能性があると発表した。ロシア漁業はCCAMLR(南極海洋生物資源の保存に関する委員会)海域に2隻の投入を計画しており、1隻は着工済となっているが、舶用機器の調達問題等から建造プロジェクトが遅れ気味で、2025年からの操業開始の見込みとなっていた。ロシア政府は、2021年6月30日付No.1767により、2030年までの同国漁業発展戦略に基づく、南極漁業に関する計画を承認し、南極オキアミ漁業への復活を目標に掲げ、世界の大洋でのプレゼンスの...“復活の日”ロシア漁業2023年末にも既存漁船で南極オキアミ操業開始の可能性
ロシアスケトウダラ漁業者協会はカムチャツカ国境警備局と協力しIUU漁業防止と違法漁具回収に取り組む
2023年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ漁業者協会はカムチャツカ国境警備局と協力しIUU漁業防止と違法漁具回収に取り組む]ロシアスケトウダラ漁業者協会(会長ブグラク)は、ロシアFSB東部北極地域(カムチャツカ)国境警備局と協力し、IUU漁業防止と資源管理を目的として不審船情報を当局へ提供、違法漁具の引き上げ回収を行うと表明した。同協会と当局は、ペトロパブロフスク・カムチャツキーにおいて作業会合を開催し、IUU漁業防止、不審船確認に関する通報、違法漁具回収、取締活動に関する協力に合意して議事録を残した。ロシア政府は2022年10月28日付命令No.3199において、IUU漁業防止のための行動計画を承認している。ロシアスケトウダラ漁業者協会はカムチャツカ国境警備局と協力しIUU漁業防止と違法漁具回収に取り組む
ロシア漁業庁長官 投資目的漁獲割当第2弾の設定による漁業改革をミディアで語る
BREAKING2023年06月08日北海道機船漁業協同組合連合会内原口聖二[ロシア漁業庁長官投資目的漁獲割当第2弾の設定による漁業改革をミディアで語る]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、ロシアのミディアのプログラムに出演し、投資目的漁獲割当第2弾の設定による漁業改革について語った。“投資クオータ”とカニ漁獲割当オークションの第2弾の資源利用者に義務付けされる投資プロジェクトにより、大規模水産加工場8施設の建設が計画されていて、これにより追加的30万トン-40万トンの処理能力が得られるほか、約30隻の漁船が新造されることで、極東海域の漁船団が80%まで更新、近代化される。また、水産物製品をより新鮮な状態で消費者へ供給するための“コールド・チェーン”を確保するために、投資目的漁獲割当のシステムを活用して冷凍・...ロシア漁業庁長官投資目的漁獲割当第2弾の設定による漁業改革をミディアで語る
洋上風力発電と漁業 海外の経験と日本政府の新たな方針 水産振興ONLINE 2023年06月
水産振興ONLINE 一般財団法人東京水産振興会様から転載水産振興コラム2023年6月進む温暖化と水産業https://lib.suisan-shinkou.or.jp/_review/column/ondanka/vol03.html第3回洋上風力発電と漁業海外の経験と日本政府の新たな方針原口聖二北海道機船漁業協同組合連合会常務理事私は、北海道機船漁業協同組合連合会という道内の沖合底びき網漁船と呼ばれる160㌧クラスの漁船33隻で行われている漁業の総括的組織で勤務していますが、漁業に関わるものとして洋上風力発電の動向には一定の関心を持ってきたつもりです。この中にあって、近年の洋上風力発電への開発事業者の取り組みの進捗は、私の予想をこえており、地方自治体の前傾姿勢がこれを加速させているようです。当該沿岸沖...洋上風力発電と漁業海外の経験と日本政府の新たな方針水産振興ONLINE2023年06月
進む温暖化と水産業 洋上風力発電にかかる日本政府の方針 共存にはほど遠い沖底漁業 日刊水産経済新聞
2023年06月06日日刊水産経済新聞進む温暖化と水産業洋上風力発電にかかる日本政府の方針共存にはほど遠い沖底漁業日刊水産経済新聞
#34 洋上風力発電と漁業 海外の経験 アイルランド漁業者 一連の約束を反故と開発事業者を批判
2023年06月03日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#34洋上風力発電と漁業海外の経験アイルランド漁業者一連の約束を反故と開発事業者を批判]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。アイルランドの沿岸漁業者で構成される“全国沿岸漁業者協会”(NationalInshoreFishermen'sAssociation:NIFA)と“全国沿岸漁業者機構”(NationalInshoreFishermen’sOrganization:NIFO)は、英国のグレートブリテン島とアイルランド島との間にあるアイリッシュ海沿岸沖合の洋上風力発電...#34洋上風力発電と漁業海外の経験アイルランド漁業者一連の約束を反故と開発事業者を批判
ロシア漁業庁 非友好国を含め2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年06月03日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁非友好国を含め2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘]ロシア漁業庁長官シェスタコフは2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘し、相互の入漁ばかりでなく、またがり資源の管理からもこれが重要であることに言及した。外交政策の状況は、漁業分野における国際協力にも強い影響を与えている。シェスタコフは、“魚に境界はない”という定立が、相互関係と互恵協定を維持するための合理的な根拠として機能したと語り、漁業と水棲生物資源の保護の分野におけるロシアの協定を履行するために多くの取り組みが行われてきたことを評価、2国間政府間協定の枠組みの中で、ロシアの伝統的な相手国と協力を維持して、さらにこれを発展させると加えた。更に、あらゆる制裁にもかかわらず、...ロシア漁業庁非友好国を含め2国間漁業協力協定の維持の有益性を指摘リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#33 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 ロードアイランド州漁業者 タラの産卵場を指摘し反対を表明
2023年06月03日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#33洋上風力発電と漁業海外の経験米国ロードアイランド州漁業者タラの産卵場を指摘し反対を表明]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国北東部ロードアイランド州の漁業者らは洋上風力発電開発プロジェクトに反対を表明している。“サウスコースト・ウインド”(SouthCoastWind:旧名MayflowerWind)社は、マーサズ・ヴィニヤード島南30マイルに位置する2,400メガワットの洋上風力発電プロジェクトを提案しているが、ロードアイランド州の漁業者は、当該沿岸沖合がタラ...#33洋上風力発電と漁業海外の経験米国ロードアイランド州漁業者タラの産卵場を指摘し反対を表明
フェロー諸島 ロシア船入港制限も漁船のみ適用除外 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年06月02日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[フェロー諸島ロシア船入港制限も漁船のみ適用除外]今般、フェロー諸島(デンマーク領)は、ウクライナ情勢からロシア船の入港を制限すると発表したが、漁船については、これを適用除外とする方針を明らかにした。ロシアと漁業分野の協力を維持しているノルウエーも同様の措置をとっている。フェロー諸島はロシアと、昨年2022年11月、今年2023年の相互の海域における漁獲割当、操業条件等に関する漁業協定に基づく合意を更新している。漁業交渉は、デンマークとEU、そして一部の国内野党勢力の反対を受けながらの開催となった経緯がある。フェロー諸島漁業大臣アルニ・スカーレ(ÁrniSkaale)は、ウクライナ情勢ばかりでなく、いかなる紛争からもフェロー諸島は完全に距離...フェロー諸島ロシア船入港制限も漁船のみ適用除外リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
サハリン科学研究機関 北海道沿岸沖合往来シロザケ資源の遺伝研究を本格的に開始
2023年06月01日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[サハリン科学研究機関北海道沿岸沖合往来シロザケ資源の遺伝研究を本格的に開始]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、北海道に隣接して資源が往来し、サハリンとクリール諸島に来遊するシロザケの遺伝に関する研究を本格的に開始する。今年2023年、この研究の第1段階として親子関係、集団遺伝、連鎖等の判別に有用なマイクロサテライトマーカーを用いた解析に取り組むことになる。また、もう一つの重要な作業は、PCR法を使用してフルンクローシス(せっそう病)を引き起こすエロモナス・サルモニシダの病因物質を特定するための試験となっている。同研究所支部が発表した。サハリン科学研究機関北海道沿岸沖合往来シロザケ資源の遺伝研究を本格的に開始
イヴェント“ロシア小売週間”ロシアスケトウダラ漁業者協会 国内市場プロモーション活動強化開始
2023年05月31日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[イヴェント“ロシア小売週間”ロシアスケトウダラ漁業者協会国内市場プロモーション活動強化開始]ロシアスケトウダラ漁業者協会は、国内市場向けの製品消費拡大プロモーション活動の強化を開始すると発表した。スケトウダラ漁業者協会会長ブグラクは、スケトウダラが天然魚であることを前面に打ち出し、この3年間で国内市場への製品の供給量を倍増させる目標を明らかにした。イヴェント“ロシア小売週間”の枠組みの中で行われた“ロシア食品の買物バスケットにおける魚介類の位置づけ:問題と解決策”というセッションで、ブグラクはスケトウダラ製品の消費拡大に関する講演を行った。昨年2022年の国内市場へのスケトウダラの製品供給量は18万3,000トンに達したが、わずか5年前に...イヴェント“ロシア小売週間”ロシアスケトウダラ漁業者協会国内市場プロモーション活動強化開始
カムチャツカ地方“投資クオータ”アクセスの漁業・水産加工企業 債権者ズベルバンク破産申し立て
2023年06月01日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カムチャツカ地方“投資クオータ”アクセスの漁業・水産加工企業債権者ズベルバンク破産申し立て]カムチャツカ地方仲裁裁判所は、ロシアの“投資クオータ”にアクセスしたカムチャツカ地方の漁業・水産加工業大手“ソクラ”(Сокра)社に対する、債権者としてのロシア貯蓄銀行“ズベルバンク”(Сбербанк)による破産申し立てを受理した。同行が2021年に“ソクラ”社に38億ルーブルの融資を行ったと伝えられており、10億ルーブルを超える債権がリストされている。“ソクラ”社には9隻の漁船が所属、今年2023年、スケトウダラ6,000トン、カレイ類3,900トン、そしてマダラ1,000トンの漁獲割当配分を受けていた。陸上加工場では、年間1万5,000トンのサケマ...カムチャツカ地方“投資クオータ”アクセスの漁業・水産加工企業債権者ズベルバンク破産申し立て
ロシア漁業最大手 大型トロール追加投入 試験操業終え本格稼働へ 日刊水産経済新聞
ロシア漁業最大手大型トロール追加投入試験操業終え本格稼働へ日刊水産経済新聞
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二