歩く楽しみ
十月が終わる。季節感が狂わされてしまったがカレンダーは残り2枚になる。テレビのコマーシャルには暖房器とスノータイヤが登場して冬が近くなっていることを知らされる。樹々の黄葉も次第に目につくようになった。ここへ来て歩く楽しみが見つかった。歩き方を意識して変えている。高齢になると歩く時前方を意識して足も前足、腕も前に振る癖がついている。ユーチューブで教わったのだが後ろ足を意識する。腕は後ろへ振るように意識する。このことを実践するだけで歩幅が広くなり姿勢がよくなる。歩くのが楽で長く歩いても疲れない。自然と歩きたくなりモチベーションが上がる。西脇順三郎の詩の一節を諳んじてみる。「寂しさ」武蔵野を歩いてゐたあの頃秋が来る度に黄色い古さびた溜息のくぬぎの葉をふむその音を明日のちぎりと昔のことを憶ふ二三枚の楢の葉とくぬぎ...歩く楽しみ
2024/10/31 10:01