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  • 夏惜しむ剱岳

    秋が徐々に深まる剱岳。 今シーズン最後のガイドを終えた。秋分の日三連休は剱岳北方稜線の予定だったが、悪天候のため中止。 そして、最後の別山尾根ガイドも入山日は晴予報を覆されて雨となる。雷鳥と虹がたくさん見れた日であった。剣山荘が近くなったら小屋横に虹が掛かっていた。シーズンラストの宿泊なので記念撮影。 オーナーとの宴も楽しかった。翌朝はゆっくり出発。 朝を迎える後立山が美しく、日の出が右に随分寄ったことに閉山が近いことを感じる。岩場は濡れていたが気になるほどではなく、久しぶりの晴天でルートは混み合っていた。初めての剱岳登頂、おめでとうございます。下山もスムーズにこなして、剣山荘が見えると安堵する。 今シーズンは天候と噛み合わないことが多く、ガイドキャンセルも多くて、過去にないほど登頂数は少なかった。 しかし、全てのお客様と印象的な想い出を共有できて、終わってみれば良いシーズンだった。夜は..

  • 壮観裏剱

    9月も中旬を過ぎると剱立山ではいつ降雪があってもおかしくない状況に変わる。 私の記憶では9月1日朝に剱岳南壁A2クライミング中に雪がチラチラ降ったこともある。 残雪が8月上旬まで残る年もあり、そう考えたら剱立山の夏は非常に短いものだ。昨年9月10日の仙人池と朝日に当たる裏剱 秋になると適期を迎える「裏剱」 この裏剱のルートは剱岳山頂を通らないので、安易に考える方も多いが、剱岳周辺に精通している人ほど、このルートの危険さを熟知している。 別山尾根や早月尾根とは比較にならないほど、目に見えない危険に神経を研ぎ澄ます必要がある。 今秋は阿曽原温泉へ抜けることができないので、帰路は剱沢を登り返すか、黒部ダムへ抜けることになる。半月ぶりに室堂へ戻って来た。 今回のお客様は数年前に剱岳別山尾根をガイドしてから、毎年一回ガイドオーダーしていただく親子で再会が嬉しい。 室堂を離れたら登山者はほぼおらず..

  • 栂海新道敗退

    剱岳早月尾根から下山して、翌朝3時起きで栂海新道へ。コロナ禍でご無沙汰していた朝日小屋に泊まるのも楽しみだった。 秋雨前線と台風13号の絡み方次第で微妙な天候判断になりそうだが、当日にならねばわからない状況であるので、まずはスタートすることにした。北又小屋までタクシーに乗って、7時過ぎにスタート。イブリ山までは前日までの早月尾根より暑くて、全身汗まみれ。 それでも我々は脚が揃っていて、先行パーティをドンドン追い抜き、前には誰もいなくなった。猫じゃらしみたいなのが沢山。 ここから先は天国ロード。稚児車の綿毛も長い。昼前に朝日小屋に到着。心遣いが嬉しい。(ウェルカムジュース付)この日は連休初日で受付が大忙しだった姉御だが、隙間時間に記念撮影してくれた。お揃いの朝日小屋Tシャツでバックシャン。 ツレ○○○ではない。朝日岳もバッチリ!夕食は朝日小屋特製ラーメンがメイン。 嬉しすぎて替玉3個おか..

  • 秋暑の剱岳

    秋も深くなるはずが、いつまでも暑さが続く。9月中旬にも関わらず、真夏のような熱量が厳しい。憧がれる心に試練があり、試練を超えて其の道を歩き続けん。 この碑はいつでも基本に立ち帰らせてくれる。標高740mから2999mへの早月尾根は剱岳の王道。 晴天の富山から見慣れた剱の中心に存在する早月尾根を登ることは意義深い。別山尾根は街からは見えないが、この尾根は見える。いつか剱を登れなくなったとしても、西面にあるルートの数々を懐かしむことができるだろう。剱岳は逞しさと豊かさを育む。山の厳しさも思い出させてくれる。 剱岳を案内する者として心に刻みたい。

  • 黒部源流を巡る沢旅

    初秋の恒例となった黒部川源流域の沢旅。今回は薬師沢左俣から五郎沢、黒部川奥ノ廊下を巡る四日間。 入山日は平日なのに折立駐車場が満車で臨時駐車場へ。 涼しい秋風の中、登って行ったらアラレちゃん復活。知ってる限り6代目だろうか?定番になりそうだ。薬師岳の懐は女性的で柔らかく美しい。この日は太郎平小屋泊なので、ベンチでまったりと過ごす。今回参加の4名は姉妹のように家族的でノンストレスな方々が集合。 どんなイベントでも楽しめて素晴らしい四日間を過ごせること間違いなし。翌朝は、太郎の朝弁当を持って、薬師沢左俣へ入渓。水量は少なめだが、充分に楽しめる。下界は暑くて仕方ないが、ここは寒いくらいだ。弱点を探しながら、ほとんどの滝を直登できるので楽しい沢だが、赤木沢よりはヌメリが強い。10時前には沢を抜けて、ハイジの世界へ。ルートを選べば、藪漕ぎなく稜線へ出られる。ここから黒部五郎岳へは遠く、重くなったザ..

  • 初秋の剱岳

    台風10号は秋雨前線に吸収されて、消滅後も北陸に強い雨を降らせる天気予報だったが、自分の判断で剱岳へ向かう。久しぶりにアルペンルートに乗って室堂へ。半月ぶりに訪れた。 着いた時は雨だったが、歩き始めたら雨は止んだ。標高2450mは、すっかり秋になっていた。雷鳥沢キャンプ場は通過時点でテントゼロだった。 天気予報の影響力は恐ろしい。紅い実がなるナナカマド。爽やかな秋風が心地よい雷鳥坂を快適に登る。 剱御前小舎に着いた時には剱岳は見えなかったが…。すぐにKINGは顔を見せてくれた。 今回は孫のような年齢の美女達をガイドする。 一人は登山経験なく、一度私の岩場講習を受講しただけ。(筑波山には登ったことがあるらしい)その講習時に、この娘達は問題なく剱岳別山尾根を登れると確信した。 怪しいYouTubeを見たり、怪しいガイド講習を受講した癖のある登山者より、未経験者の方が教えたことを素直に吸収して..

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