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  • 薬師と雲

    7月最後の週末は薬師岳から立山への縦走。夏の涼風を浴びながら、気持ち良く稜線漫歩を楽しめると思っていたが、梅雨前線や台風3号からの影響で雨具を使用せねばならないようだ。 昔は「立山」といえば、北は毛勝山から南は薬師岳までを指していたらしい。 薬師岳は古くからの信仰の山で有峰の人々が薬師如来の山として山頂に祠を建てたのだ。昨年春まだ雪がある時期に来たのだが、その時は更地で祠はなかったので、早く新しい祠を拝みたいと思っていた。 古い祠と更地の状態、そして新しい祠の三種を見ることができて幸運だ。これは古い祠の材料から取ったキーホルダー。私もひとつ所持している。 今回の3日間は最終日が五色ヶ原山荘の予約が取れず、スゴ乗越小屋から立山まで長い稜線歩きとなるので、7/28は晴れて欲しかった。しかし、その日は風雨に悩まされる一日になるだろうと予想して、稜線にいる時間を短くすることに予定変更した。折..

  • 真砂沢ツアー2024

    今年も夏恒例の某企業社員研修の時期がやってきた。今回は久しぶりに雷鳥荘で前泊。剱御前小舎を越え、剱沢を降りて真砂沢ロッジを往復するツアー。登山未経験の方がほとんどで、初めて雪の上を歩くことにとても緊張されていた。目的は、岩と雪の殿堂を味わうこと、雷鳥を見ること、国内屈指の長大な雪渓を歩き切ること…など。トータル標高差は1600mを超え、登山未経験者には大冒険だ。まずは立山三山を眺めながら生ビールで乾杯! 雷鳥荘で温泉三昧の一夜を過ごし、翌朝は6時半に出発。まずは石段を降ってから、雷鳥坂を登る。さっそく、ペアの雷鳥が現れた。奥にメスもいた。 雷鳥坂はガスと風で視界不良。剱岳の風景も見えず。しかし、暑さが和らいで登りやすかっただろう。剱沢野営管理所で大休止。寒いので温かいお茶が有難い。そして、いよいよ剱沢雪渓へ。剱沢雪渓の状況は一昔前の秋の様だった。 平蔵谷出合を過ぎて、源次郎尾根ルンゼルート..

  • 梅雨末期の剱岳

    もう七月も終わるというのに、今年はいつになったら梅雨が明けるのだろう。晴予報の日でも尋常じゃない豪雨があったり、カラッと晴れる夏はいつになったら来るのだろうか。ガイド中止が続いて、今年初の剣山荘入り。看板も綺麗になっていた。生ビールは1000円のまま、価格据え置き。シャワー浴びてからは格別だ。 夕方から豪快な豪雨。最近、毎日同じようなパターンで熱帯地域のようだ。 翌朝はゆっくり明るくなってから出発。カラッとはしないが、暑くなくて良い。タテバイは貸切でゆっくり登れた。春以来2ヶ月ぶりの剱沢山頂。喧騒もなく、これはこれで良い。花言葉は「遠くから見守る」今シーズンもよろしく。剣山荘に連泊して、剱岳登頂を祝う。この日も午後から雨。そして、下山日も朝から土砂降りで、沢状態の剱沢を登り、雷鳥坂を降る。 こういう三日間の中で登れるチャンスはしっかり掴めたと思う。剱岳別山尾根は一般登山道だが、準備ができて..

  • 濡れすぎた海の日

    海の日絡みの三連休初日は富山の登山用品店「マンゾクスポーツ」主催の沢登り体験会。キャラバンの沢グッズブランド「渓流」をレンタルしての体験。水量も平時より多めで参加者にはたっぷりと濡れてもらった。キャラバンの営業担当さんはガイド資格も所持しており、ナイスサポート。 この体験をキッカケに沢登りというアクティビティを続けてくれる方がいたら、この上なく嬉しいことであり、是非マンゾクスポーツで渓流ブランドを購入して沢を楽しんでいただきたい! そして、連休二日目は剱岳早月尾根へ。剱岳を象徴する碑の前で気合注入。 午前中は雨に当たらず、早月小屋に入れるかと期待していたが甘かった。松尾平に上がる直前から試練が始まる。 登山道は沢状態で、前日の沢登りよりもよく濡れた。全身ずぶ濡れで小屋に到着。 こんな日は山小屋の存在が有り難い。前日に物資ヘリが飛んだので、楽しい一夜を過ごすことができて良かった! 翌朝は雨雲..

  • 雨ニモマケズ

    7月に入り、天気予報に悩まされて、ほとんど仕事ができない。 7/2から剱岳ガイドのスタートだったが中止。海を眺めながら、物思いに耽る。良い場所に住んでるな。そして、7/6はやまきふ共済会のイベント講師。初日はそれは見事な豪雨。 写真なんて撮る余裕なく、スマホを出して操作することもできない悪天候。こんな時はApple Watchと連動したヤマレコの存在は心強い。視界不良時でもしっかり位置確認できる。 皆様の頑張りでなんとかニノ池ヒュッテに辿り着いた。早速着替えて、ようやく生き返った。 美人女将が作ってくれる夕食の時間です。やまきふ名物の宴会はほどほどに。翌朝は雨が上がった。少々風はあったが、文句なしの登山日和。 山頂からは見渡す限りの大展望。富士山、甲斐駒ヶ岳、聖岳、八ヶ岳、薬師岳…そして剱岳。逆転満塁サヨナラホームランのような展開だった。今回のイベントスタッフと遊びにいらしてたヤマレコファ..

  • 初夏の那須

    那須は富山から遠い。 高速道路が遠回りしているので、秋田や山形へ行くより時間が掛かる。しかし、那須西面にある美渓「井戸沢」を遡行し、三斗小屋温泉に泊まる山旅は遠くとも絶対価値あるお勧めプラン。 遠いのはガイドだけで、東京から来るお客様方は新幹線であっという間に来れるから良い。 若干水量は多めではあった。井戸沢のハイライト15m末広滝は左岸リッジへ。 私が一段登ったら、下で誰か大騒ぎしている。 水量で聞こえないが、お客様が沢シューズ右足ソールのフェルトを持って笑っている…。 それで沢シューズ崩壊と理解した(涙) この先、相当な苦難が想定されるが、ルート採りを工夫してなんとか稜線まで脱出するしかない。 末広滝を突破して、次の容姿端麗な大きな滝へ。ここは右壁を直登できるのだが、水量多くヌメりもあるので、沢シューズのフェルトがない方は直登は厳しいと判断して中段から右の薮へ滝2個分を一気に..

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