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  • 初秋の山

    気付けば夏が終わり、秋が始まった感あり。剱御前小舎を越えたら急速に剱岳からガスが取れた。しばらく、剱岳の姿すら見せてくれなかったが、ようやく全体像を見せてくれた。ナナカマドの赤い実も目立つようになった。夕刻に剣山荘から見えた雲海に浮かぶ鹿島槍ヶ岳。 20数年ぶりに再会したガイド仲間と少し飲んでから寝た。夜明けは、すっかり遅くなり前剱でようやくヘッドライトが不要になった。五龍岳と鹿島槍ヶ岳の間から日が昇る。それにしても寒い。今シーズン初めて霜柱を見た。誰もいないタテバイを登る。親子の夢を叶えるお手伝いができた嬉しい朝。予定を一日遅らせて掴んだ快晴の山頂。前剱まで降りて来たら、剱岳本峰との別れ。帰りに池へ寄り道したが、残念ながら風が吹き始め、水面は揺れた。久しぶりに見た剱岳は実にカッコいい。ここに登りたいと思う人を手助けしたい。自分にできることはそれしかないので…。

  • 晩夏の沢登り

    悪天候が続いて、お客様を楽しませるにはコンディション的に難しく剱岳ガイドは中止にした。 いろいろあって、疲れも溜まっていたので、子供達を誘ってマナスル山荘へ泊まりに出かけようと思い、予約サイトをチェックしたら、まさかの宿泊休養日(涙) 黙々と溜まっていた事務仕事を片付けて、webサイトもスマホで見やすいシンプルなものに変更。 せっかくできた休日だが、沢登りに適した日があったので、沢登りしたい?と言ってたお客様を急遽誘って、南砺の沢へ。赤い床が綺麗だーリスクが少ない癒し系の沢は楽しい。滝に打たれましょう!蛙を握るのはやめよう!滑で寝るのは良いでしょう。恵比寿様を囲んで。たくさん笑った良い一日でした! 皆様、急に呼んだのに参加してくれて、ありがとうございました! 美ヶ谷、いいね#57358;

  • 秋霖

    秋雨前線に悩まされる昨今。 8月23日朝、前線が南下する前に晴れ間があると考えていた。後立山の朝焼も微妙だ。 そして、小屋を出た瞬間に感じた湿気を含んだ温かい南風に悩まされることになった。 武蔵ノコルで雨が降り始めた。前剱大岩に着く頃には、岩は濡れてハイグレードな別山尾根に変化した。所々に20日大雨の傷跡も見える。富山湾からの風に乗った霧雨。こうなると剱岳にはしつこく雨が残る。前剱で悩み、山頂アタックを諦めて帰る登山者は賢明だ。 また、剱岳が迎えてくれる日に再訪して欲しい。 我々は、前剱ノ門を前に引き返した。雨の別山尾根を安全に登下降するには、ある程度のスキルが必要で、他の人が行くから自分も行けるとは限らない。一服剱から剣山荘へ降りる途中、雷鳥の親子がいた。お母さんは子育てに大忙し。子供もすっかり秋羽になった。オコジョもいた。雷鳥を狙うのか。 しばらく、秋の長雨のような天候が続きそうだが..

  • 豪雨

    この週末は早月尾根からのガイド予定だった。馬場島荘で雨具を着用して出発。日曜は登れそうな感じだったので、なんとか頑張って早月小屋まで入りたかった。しかし、雨脚は強くなるばかりで、空気の冷たさを感じたので1200mで敗退した。今回は、やまきふホッピーさんと本澤ガイドもゲスト参加だった。馬場島荘に宿泊。立山川は暴れ川に!警戒レベルは4。上市町には一部避難指示が出た。翌朝もスッキリしない天気で、剱岳も見えない。クズバ山へ行こうと思ったが、登山道も荒れているだろうし、中山へ。変なお坊さんがいた。馬場島荘で池田さんのお蕎麦をいただき終了。 なんともスッキリしない週末となった。

  • 晩夏

    この夏はいろいろあって、別山尾根に徹してガイドしている。剱岳を初めて登る方のお手伝いは、沢山の笑顔に出会えて、やり甲斐のある仕事だ。 悪天候の予報でも、チャンスはあるし、快晴時にはない感動的な景色も存在する。 それを逃さず登ることも登山の醍醐味だと思うし、そのためにガイドとしての自分がいるのだと思う。 8月は天候が安定せず、現場で雨が止んだタイミングを逃さず今まで登ってきた。今回も雨が降っていないタイミングを掴まえて、登れるはずだった。風は強くて、霧で視界も悪いが、岩はそれほど濡れていない。 しかし、タテバイ上部で単独女性が爆風で身動きが取れなくなっていたので、このままでは力尽きて堕ちる可能性もあると思い、ロープを直巻きにして降りるお手伝いをした。 我々はロープを結んでいるので、問題なく登って山頂を踏んで降りるはずだった。 しかし、怖がって身動きが取れない方がいたら無理。腰が引け、岩..

  • お盆を迎えた剱岳へ

    お盆を迎えた剱岳は、登山者が例年より少なく静寂だ。チングルマが豊富な剱岳界隈。 登山者が少ないのは、天候不順、コロナ感染拡大の影響か。山小屋、山荘で陽性者が出て、一時的に休業せねばならない実態は残念でならない。これ以上、広がらず終息に向かうことを願うばかりだ。 さらに、入山直前またしても知人の訃報を聞き、苛立ちと悔しさを抱えながら山に向かう。この池に来ると心穏やかな時間が流れる。皆様、剱人シャツを購入してくれた!山に来たら山を精一杯楽しもう。明るく元気なお客様と乾いた岩を黙々と登り、美しい景色を眺めながら山に没頭できる時間は楽しかった。影剱と虹。夏真っ盛りとは信じられない静かな山頂。三角点にも挨拶。こんなにゆっくり山頂にいたのは久しぶり。前剱まで降りて来たら、剱岳とはお別れ。さぁ、あと一踏ん張り!剣山荘に戻って乾杯。ゆっくり山小屋タイムを楽しんだ。朝食を終えてから帰路へ。後立山に別れを告げ..

  • 山の日を迎えて

    本日8/11は山の日。立山は朝から雨が降ったが、徐々に山が見えてきた。 「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」 自分にとって山とはどんな存在なのだろうか。自分が楽しむ場でもあるが、今は職場という部分が大きい。お客様に楽しんでいただくにはどうしたらいいのかを常に深く考える場である。 そして、自分が存在するのは山があるからであり、関わる山には感謝しかない。徐々にできることは限られてはきても、日々粛々と山への案内は続けて行きたい。 今回も剱岳を案内して来た。初日は風が強く寒く、今が夏と信じられないほどのコンディション。剱沢の山岳警備隊にある情報版。今回はバリエーションルートを登る予定だが、風の影響を受けそう。 この日の夕方に剣山荘から見える位置で自力下山できない登山者のピックアップ。強風の中、県警ヘリは左右に煽られながらも見事な仕事だった。後立山での事故者を積んだままのダブルピックアップ..

  • 懐かしの穂高へ

    剱岳へ頻繁に通うようになり、すっかり足が遠のいてしまった穂高へ。西穂から奥穂のルートは東京でガイド活動を行っていた頃、頻繁に訪れていたが、10数年ぶりになるだろうか。まずは西穂山荘へ。夕立が来る前に到着した。割と空いていて個室でゆったり過ごせた。 翌朝は雨が残り、予定出発時間を遅らせてスタート。霧雨の独標を越えて、濡れた岩場が嫌らしく感じる。ピラミッドピークを越えたら、ブロッケンが出た。チャンピオンピークというのができたらしいが、どれだかわからない。西穂山頂でようやく、青空が見えた。ここからロープを繋いで、ジャンダルム、奥穂を目指す。目指す峰は遥かに遠い。 間ノ岳あたりから、以前の記憶が蘇ってきた。逆層スラブを越えて、天狗へ。まだまだ先は長いのでゆっくり歩いているつもりが、いつの間にかガイドグループの先頭になってしまった。ようやく、ジャンダルムを望む場所に出た。飛騨尾根にロープが見えたので..

  • 天候不順狭間の剱岳

    なかなか天候が安定せず、山の天気予報も苦しんでいる様子。 そんな中で、チャンスを逃さず快晴に恵まれた剱岳。 風も程々にあって快適に登れた。下界は酷暑だが、山の上は涼しい。初日の雷鳥坂は、涼風が心地よく快調に登れた。剱御前小舎から剣山荘の間は花の宝庫。 人も少なくて、癒される空間。2日目の朝は寒いくらい。風も吹いて秋のようだ。我々の影が映る前剱ノ門。マンツーマンなので快調。いつも女性をガイドすることが多いのですが、男性のお客様も大歓迎です♪ここはブロッケンの名所ですが、快晴でしたので影のみ。先程、登った剱岳を眺める。また、別なルートから登ってくださいねー。剣山荘まで降りたら、お約束の握手!肌の色がまるで…別の国の人みたい。剣山荘の手作りカレーライスを食べて下山開始。 やはり、10時を過ぎると暑い。なので、早朝に動くメリットはとても大きい。帰路は剱沢にある池に寄ったが、風が強いのでシワシワ(..

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