あの日2

ご主人（両方共友人なので○○くんと呼びます）から連絡があったのは仕事が終わる時間の直前。主人に連絡を取り一緒に自宅へ向かいました。道中何を話したのかまた沈黙だったのか覚えていましたが、まだ涙は一回も流していませんでした。駐車場に止めた

彼女の生い立ち

彼女も彼女のご主人も少し複雑な生い立ちでした。彼女もご主人も小さい時に両親が離婚し、祖父母に育てられました。彼女の方は中学生の頃母親と新しい父親に引き取られましたが馴染めずに家出を繰り返し早々に自立して家を出ました。ご主人の方は母親の顔が

あの日

昼休みにでもまた連絡してあげてー。朝、主人と話して仕事へ行きました。10時頃でしょうか…彼女の携帯から着信がありましたが仕事中だったため取ることが出来ずまたかけ直すから。とメールしました。いつもならすぐあるはずの返信が無かったのですがさほど気

あの日の前日

私と主人に連絡がありました。たわいもない会話…そして今日来る？車買い換えるからカーナビいるならあげようと思うんだけど。主人にも同じような内容だったそうです。私たちはその日仕事終えるのも遅く、次の日も朝早から仕事だったため今日は行

彼女との出会い

考え方はよく似ていましたが趣味や興味があるものは共通点が無かった私たちなのに何故か気が合いいつの間にか一緒に過ごす時間が自然と長くなりました。結婚した後も互いの主人を引き込みよく遊び、泊まり、旅行もしました。困った時には助け合えるそんな友達でした…

影響

年間3万人もの方が自死されるといいます。そして1人が自死すると少なくとも6人には影響があるそうです。たぶん実際はもっと大きい数字の人数何らかの形で自死と関わりがあるのだと思います。私の周りで自死という形で亡くなったのは2人目になります。

はじめまして

2012年3月15日大切な友人を自死で亡くしました。私は遺族ではありません。でも残された友人がどんな気持ちで過ごしているか知って欲しい…そして少しでもそんな想いを汲み取って今辛くて人生を投げようとしている1人に届いて欲しい。彼女を忘れな