新型コロナウイルスのワクチンは、さまざまな有害物質を含んでおり、免疫を暴走させたり、免疫不全にしたり、血栓を作って心筋炎、脳出血、若年性認知症を引き起こす。いきなり末期癌になる人も増えている。治験中にもかかわらず、特別承認された物なので、ワクチンには、濃度の濃い物、薄い物、偽薬としての生理食塩水の三種類がある。 危険性が高いのは三回以上接種した人である。生理食塩水以外の物を、二回以上接種して…
舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。
ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。 http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
岸田首相の親族が、首相公邸で組閣や首相会見の真似事をしたり、絨毯の敷かれた階段で寝そべったりしたことが公となり、翔太郎首相秘書官が辞職するに至った。 https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1663120853100535808?s=20 明治神宮外苑、葛西臨海公園をはじめ、日本中の樹木の伐採を進める一方で、森林環境税を新設し、一人千円ずつ課税することが決まったという。防衛費の増額も、増税として跳ね返ってくるだろう…
茶トラのシマちゃんが、兄の白い猫とともに、結婚しない兄妹と認知症のおばあさんのうちに住み着いた。ユーモラスなエピソードをお楽しみ下さい。 自作の童話「茶トラのシマちゃん」を、今回は作者自身の朗読でお届けします。ファイルは21megabyteあります。以下のリンクからダウンロードしてください。 Shima.mp3 iTunesから…
龍泉洞を出た後は、元来た道をバスで戻った。岩泉小本駅に到着した。ちょっと時間があったので、一階の津波防災センターに入ってみた。ジオラマが展示されているらしい。小本の町を再現しているのだろうと思ったが、東日本大震災で破壊された、記憶の中の町並みだったのである。 二〇一一年三月九日、僕は都内の停車中の電車で、すさまじい揺れを感じた。これほど激しく長い揺れは、それまで体験したことがなかった。ラジオ…
まだ自由な校風が残っていた昭和の末に、早稲田大学第一文学部で出会った先生方や、学園祭で呼んだ文化人についてまとめました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。 Waseda.pdf …
小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 以下のリンクからダウンロードしてください。 Tamashii.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入…
物質はエネルギーである。エネルギーは光である。光は光子で構成されている。量子論では光は粒子であるとともに波動でもある。粒子としてとらえられたときの光の粒子が光子なのであり、光子はそれ自体を照らす空(から)の空間である。 知性は、絶対者の次元、つまり、空の空間から発し、光の光子の中で作用する。これらの光の光子は自己組織化して、相互作用するエネルギー的な有機体を成し、意識の第一次元となるものを形…
日本詩人クラブ、俳人協会会員だった高野邦夫が、一九八七年(昭和六二)に、芸風書院から刊行した『高野邦夫句集』を原本にし、俳句に詳しくない読者向けに、ふりがなと多数の注を加えました。多摩丘陵の自然、日常生活の幸せ、工場地帯の風景、闘病生活、文学への思いを綴った句集です。 以下のリンクから、ダウンロードできます。 kushuu.epub …
神戸市垂水区の瑞丘八幡神社で賽銭箱を足蹴りにし、竹筒を引きちぎったガンビア人の無職の男は、同区の池姫地蔵尊でも地蔵尊三体を引き倒し、ろうそく立てやお供え用のコップもぐちゃぐちゃにした器物損壊の容疑で逮捕された。男は不当逮捕だとして抗議している。 https://twitter.com/Lu1vunH6iqICRY3/status/1661010806878924800?s=20 取調に対し、「神様はアッラーしかいない」ので、逮捕には当たらないとしている。今…
芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 今回はパソコンですぐに開けるpdf版をアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。 akutagawaron.pdf iTunesからダウンロード…
その後はもと来た道を戻るのだが、途中で左方の道を進んで、長命の泉や玉響の滝の横を過ぎ、百間廊下を通って出入り口に戻る。すでに午後五時近くなっていたが、鍾乳洞はここだけではなかった。目の前を清水川が流れているのだが、対岸にも鍾乳洞はあった。大昔は一続きだったものが、川の流れで二分されてしまったのだという。 その部分は龍泉新洞窟科学館で公開されている。追加の料金は要らない。入口からトンネルをくぐ…
外国人が日本語を学習するとき、戸惑うことの一つは類似した表現である。英語圏の学生が和英辞典を引いて、英語で違いを理解しようとしても限界がある。やはり、典型的な例文を覚え、違いがどこにあるのか教師に質問するしかない。 以前、「は」と「が」の違いについて、「と」「ば」「たら」「なら」の区別について書いた。今回は逆接の表現を取り上げることにする。日本人のように完璧に違いを使いこなすのは難しいので、…
G7広島サミットは、被爆地広島でロシアによる核使用を牽制する一方で、核武装を正当化するものだった。そればかりか、ウクライナのゼレンスキー大統領に対し、自衛隊車両100台を供与することを、岸田首相は発表したのである。これはウクライナと戦争状態にあるロシアに対し、宣戦布告するに等しい暴挙であり、ロシアが北海道に軍事侵攻することを、正当化させかねない危険をはらんでいる。 https://twitter.com/nikkan_gend…
地域タグ:広島市
伊豆の天城山隧道(旧天城トンネル)は、川端康成の「伊豆の踊子」、梶井基次郎の「冬の蠅」、松本清張の「天城越え」の舞台として知られています。三十代半ばの頃に旅した記憶をつづった文学エッセイです。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Tunnel.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下…
多くの人間は物質的存在のみを、現実と考えているが、目に見える物は存在する物のごく一部である。自分は自我だけに限られるわけではない。本来は光のような存在で、外の世界とつながっている。 すべての存在は特定の周波数で振動している。ある周波数の音を、砂をまいた紙の下から当てると、その音に固有の模様が生成される。ソルフェジオ周波数に癒しの効果があるのは、人間も音によって振動するからである。 恐怖や罪…
ビーバップBebopとは、1940年代に起こったジャズのスタイルで、神業とも思える速さで原曲をアレンジし、即興演奏するジャズの一派です。チャーリー・パーカーをはじめとするミュージシャンのアルバムについて、恣意的な好みで選んだエッセイ集です。これを読んで好きなアルバムを、ぜひ見つけて下さい。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャ…
外国人の学生に作文教育を行う場合、ただテーマを与えるだけでは書くための動機付けがなされない。事前にテーマを予告した上で、その作文に必要な文型や語彙などを、書かせる直前に提示した方がいい。作文を書く際のヒントになるような質問を用意し、学生に自由に話させてもいい。 上級の学生に小論文を書かせる場合には、必要な資料を読ませた上で、文の要約をさせたり、そのテーマについてディベートをさせる。ディベート…
19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。今回はパソコンですぐ…
沖縄本島、久高島、宮古諸島、石垣島、竹富島、西表島と巡った若き日の記録です。中国と日本の文化が融合し、本土とは異なる歴史を歩み、亜熱帯の自然が広がる沖縄は、日本であって本土にはない光景が広がっています。青春が終わりかけた頃に訪れた沖縄への思いがこもっています。 以下のリンクからダウンロードしてください。 Ryukyu.epub iTun…
ここで足腰に自信がない者は引き返すように言われる。それは単なる警告ではない。その先は、梯子のような急階段を上り下りするからだ。息が弾むだけではない。地下水がしたたり、木の階段は非常に滑りやすい。左右の手すりにつかまり、一歩一歩確かめながら進む必要がある。 列を作っていた場合、どうしても足下の確認が疎かになりがちだ。年配者や子供が足を滑らせれば、谷底のような急階段を転落し、生死に関わるようなけ…
大正の末に酒屋の長女として生まれ、特攻隊員と恋愛の末に結ばれ、新型コロナウイルスのパンデミックの中で亡くなった母の姉に対する鎮魂歌です。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。 au…
我が家の蜜柑の木に、セミの抜け殻を見つけました。一つの葉に二匹止まったまま、羽化していたのです。眺めていると、一篇の詩が生まれました。そのさまを描いた絵を、末尾に添えました。 パソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
これは電子楽器やDAC(デジタル・アナログ変換器)などを販売するコルグが開発したインターネット動画配信システムで、最高音質を誇る物である。 新型コロナウイルスのパンデミックは、ウイルスの弱毒化とともに終息しつつあるが、いまだにマスクをして人混みを避けている人も多い。好きなアーティストのライブと、録音したCDとの大きな違いは音質である。人間の耳で聞きとれる微かな音や空気感が、CDでは削られてしま…
本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の画像を、多数収録しました。 ただし、pdfに加工する過程で、画像がかなり圧縮されています。高解像度の写真をご覧になりたい場合は、ePub版をiPadのiBooks(https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8)などでご覧ください。 pdf版をダウンロードするには、以下の…
歯槽膿漏と口内炎は、ともに口の中の病気であるが、原因は全く異なる。歯槽膿漏は歯をしっかり磨いていなかったり、磨いていても歯間ブラシなどを使わなかったせいで、歯肉に炎症が起きている状態である。虫歯になる前兆であるし、虫歯にならなくても、悪化すると歯が抜けてしまう。歯を清潔に保つべきだが、フッ素入りの歯磨きは発癌性があるので、お勧めできない。化学物質の入らない歯磨きで磨いた後、重曹で口をすすぐとよ…
まだ自由な校風が残っていた昭和の末に、早稲田大学第一文学部で出会った先生方や、学園祭で呼んだ文化人についてまとめました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Waseda.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.…
洞穴ビーナスは、鍾乳石が作り出した美神の姿を、額縁で囲ったもので、現代アーティストの作品を思わせる、抽象性の高い彫像のようだ。その先にあるのが音無しの滝で、水が流れ落ちた跡が岩の表面に残っている。 向かい側にあるのが地蔵岩である。赤い帽子と涎掛けが着けてあるので、いかにも石造りの地蔵菩薩像といった感じである。地蔵尊は地獄に落ちた衆生を救ってくれる仏で、大地の豊穣さや母胎を象徴するところから、…
日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をePub形式の電子書籍で提供します。ほのぼのした世界を描きましたので、ぜひご覧になってください。 以下のリンクからダウ小説「海に帰る日」(ePub)ンロードして下さい。
さまざまな種類のヘミシンクを体験してきたが、一般の人が関心を持つのは、自分の夢や願望を実現させるプログラムだろう。夢や願望にも種類があるので、それにふさわしい物を選択する必要がある。 もっと健康になりたいとか、明るい人間になりたいとか、自分の努力次第で、比較的簡単に実現させられる願望に関しては、《Hemi-Syncによる具現化》を勧めたい。超心理学を研究したジョー・ギャレンバーガー博士から、願望を実…
20世紀フランス文学の重要な作家・思想家のジョルジュ・バタイユ Georges Batailleを、文学と哲学の両面から紹介した「バタイユ試論」を、電子本のePubで配信します。バタイユは「私は哲学者ではない聖者だ。でなければ狂人だろう」と書き、サルトルから「新しい神秘家」として批判されながらも、フランス思想文学の作家として多くの著作を残しました。 本書はバタイユの短編『マダム・エドワルダ』の紹介に始まり、ニーチ…
小学校の分校が併設された喘息病棟に、甘やかされた子供たちが、病気に打ち勝つために入所させられていた。人々の善意で運営されていた施設では、子供たちの心は屈折していた。絵本を描くのが好きな少年豊は、思いも掛けないいやがらせを受けて……。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリ…
バスには四十五分乗った。龍泉洞に着いたのは三時半だった。日はすでに西に傾いていた。川を渡った丘の斜面が、龍泉洞の入口だった。入場料は千百円である。 まず驚かされたのは、龍泉洞の長さである。延々と洞窟はまっすぐ続いている。ほとんど直線なのである。伝説によれば、岩泉の人たちは不可思議な鳴動に悩まされ、山が噴火するのではないかと恐れていた。山伏や巫女にお告げを求めたりしたが、凄まじい音とともに、龍…
北海道各地にあったユースホステルに泊まりながら、大自然に触れた心の旅をつづりました。成人して間もない大学生が、初老に至るまでの全8回の旅の記録をまとめました。 第三版では、広尾線や士幌線、砂原支線など、鉄道をめぐる旅や、冬の北海道の美しさ、消えつつある風景など、過去と現在に思いを馳せる全10章を増補しました。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フ…
「閣下、これで日本も近代国家の仲間入りですか」 「当初はインドのように植民地化するつもりだったが、命知らずの侍のせいで、英国人が何人死ぬか分からなかった。そこで、形だけは独立させておくことにした。アジアの盟主だとかおだててやれば、いくらでも戦争を起こしてくれるだろう」 「陸海軍の統帥権が日本政府になくて、天皇の大権となったのは?」 「日本人は天皇を神の如く崇拝している。天皇の命令なら喜んで戦地へ…
写真とエッセイ「君のまだ見ぬOGASAWARA(小笠原)」(pdf)
「僕の人生観を変えかねないような世界を、垣間見せてくれたのは海そのものである」 小笠原諸島の自然と接した体験を、詩的な文体で印象的につづったエッセイ「君のまだ見ぬOGASAWARA」に、当時撮影した多数の写真を収録しました。以前、ダウンロードされた方も、小笠原の風土、固有の植物、イルカが泳ぐ底なしの海を、写真で体験してください。 固定レイアウトで文字検索もできるpdf形式は、パソコンですぐに開くことがで…
三陸鉄道は海岸線を走っていると思ったが、北リアス線は林の中を進んでいく。旧型の国鉄時代のディーゼルカーらしく、音と震動がかなりする。居眠りしているうちに、田老駅を過ぎてしまった。その先はトンネルばかりである。 岩泉小本駅で下車した。この駅はかつて小本駅だったのだが、岩泉線が廃止されて、岩泉を冠する駅名がなくなったので、岩泉小本と改名したそうだ。三階がホームで二階が診療所、一階が町役場と展示場…
日本詩人クラブ、俳人協会の会員だった父、高野邦夫が、生前に行った詩と人生に関する講演を文字起こししたものです。軍国少年として予科練に志願し、終戦を境に価値観の崩壊を体験したこと、教員生活や闘病生活を通して、詩とは何か、いかにすれば詩が生み出されるかについて語っています。講演のほかに、若い頃の写真や略年譜、自身の青春について述べた肉声も収録されています。 今回はパソコンですぐに開けるpdfを公開…
僕が幼児から成人するまでの思い出を元にした、「黄色いニワトリ 赤いニワトリ」「子どもの作り方」「インコのピーちゃん」の三篇を、パソコンですぐに開けるpdfでアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。ごく短い作品ですので、気軽に読めると思います。ぜひ、ご覧になってください。ちなみに、表紙の写真は幼い頃の自分です。 なお、携帯…
盛岡に十時四十九分に到着したが、すぐに山田線に乗り換えた。二両編成のディーゼルカーである。盛岡を出たばかりはかなり止まったが、すぐに山間部にさしかかった。それからは小さい駅はすべて通過していった。一時間二十分も止まらない。ひたすら雪の積もった林の中を走っていく。 建設計画が立ったとき、あんな山の中にどうして鉄道を敷くのか。猿でも乗せるのかと反対運動が起きたという。ずっと林の中を走っている。林…
SFが魅力的であるのは、現実世界の枠組みにとらわれず、人間の想像力の限界に挑んで、存在するかもしれない世界を探究させてくれる点です。ここでは狭義のSFに限らず、想像力で極限の世界を描いた作家にも触れました。エドガー・アラン・ポーやホルヘ・ルイス・ボルヘス、埴谷雄高に触れたのはそのためです。小説に限らず、SFの世界を描いた映画やドキュメンタリー番組も紹介しました。 今回はパソコンですぐに見ら…
MQA社は経営破綻し、今後どうなるか分からないが、ユニバーサル・ミュージックからは、新たなMQA-CDが発売されるようである。経営危機になったといっても、MQAの規格がただちに消滅してしまうわけではない。e-ONKYOがMQAファイルの販売をやめても、Tidalがハイレゾ配信をMQAからflacに切り替えても、配信されてきたMQAファイルは保存されるということだ。だとすると、MQAをデコードする機器は、当面は生産され続けるということ…
私は日本が植民地状態を脱し、真の独立を遂げることを願う者である。日本は幕末にイギリス女王の支配下に入り、連合国に敗戦してサンフランシスコ平和条約で形式的に独立を回復したのちも、実質的にはアメリカ軍政下に置かれたまま現在に至る。真の独立を回復しないうちに憲法改正を行うことは、現在の植民地状態を永続させることにつながる。 したがって、日本が真の独立を遂げるまでは、国民は一切の憲法改正を拒否すべき…
朝七時過ぎに起きた。急いで一階の食堂で、朝食のバイキングを食べた。ハタハタや里芋の汁は、秋田料理らしかったが、あとはビジネスホテルで見るごく普通の朝食。杏仁豆腐やシャーベットもあったが。部屋に戻って片付けをして、チェックアウトした。前回の旅では、千秋公園に入り、久保田城の城跡を見て回ったが、今回は宿泊しただけだった。 秋田駅から九時十二分の秋田新幹線に乗った。大曲までは奥羽本線の線路なのだが…
これは前作『ぼくはネコなのだ』の姉妹篇です。語り手は茶トラの弟ネコですが、子供でも分かるように、やさしい表現を用いるとともに、その後のストーリーも展開させました。 今回は我が家で撮りためたネコの写真を、本文の中に組み込みました。写真の可愛らしさと物語を比べてみるのも面白いと思います。 レイアウトの崩れない固定レイアウトのePubなので、文字も画像化してあります。かすれて見えなくならないように…
早稲田大学にかつて文学研究会というサークルがあった。秋の学園祭にさまざまな文化人をお呼びしたのだが、数回来ていただいたのが評論家の柄谷行人氏だった。柄谷氏の話でよく覚えているのは、儒学者の伊藤仁斎についてだった。当時の儒学は朱子学の影響を受けていたが、仁斎は原典である『論語』を、本来の意味で解釈すべきだとした。漢文を訓読や書き下しではなく、中国語として読もうとしていた。学者としての真骨頂である…
大正の末に酒屋の長女として生まれ、特攻隊員と恋愛の末に結ばれ、新型コロナウイルスのパンデミックの中で亡くなった母の姉に対する鎮魂歌です。 自作のエッセイ「伯母さんのうち」を、今回は筆者自身の朗読でお届けします。ファイルは14.2megabyteあります。以下のリンクからダウンロードしてください。 Oba.mp3 iTunesから…
山田洋次の映画『男はつらいよ』の最新作「お帰り 寅さん」をはじめ、「少年寅次郎」とそのスペシャル版、「贋作 男はつらいよ」など、最近の情報を増補しました。 山田洋次の『男はつらいよ』は、葛飾柴又を舞台にテキ屋稼業で全国を旅した車寅次郎を描き、国民的な人気を博したシリーズです。寅次郎が訪れた土地や、ヒロインについて感じたこと、思い浮かんだことをまとめてみました。制作された全作品を年代順に並べ、…
秋田駅に到着したのは、十九時一分だった。青森ではラーメン屋に入れなかった。美味しい味噌ラーメンが、今夜泊まるホテルの近くで食べられるというので、行ってみることにした。味噌の味が濃厚で、確かにおいしい。背脂を入れたことで、ちょっとこってりし過ぎていたと、友人は言っていたが。 ダイワロイネットホテルにチェックインした。部屋は八階の一番奥の部屋だった。早速、インターネットに接続して、ツイッターを見…
日本人が何気なく使っている「は」と「が」は、外国人の日本語学習者には、なかなか習得することが難しい。同様の区別がある韓国語の話者なら、すぐに理解してもらえるが、中国人や欧米人には、煩雑すぎてなかなか理解してもらえない。読んだり聞いたりする分には問題なくても、いざ表現する段になると、上級レベルの学生でも間違えてしまうことが多い。 古代の日本語では主題の「は」は、用いられていたが、主格の「が」の…
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新型コロナウイルスのワクチンは、さまざまな有害物質を含んでおり、免疫を暴走させたり、免疫不全にしたり、血栓を作って心筋炎、脳出血、若年性認知症を引き起こす。いきなり末期癌になる人も増えている。治験中にもかかわらず、特別承認された物なので、ワクチンには、濃度の濃い物、薄い物、偽薬としての生理食塩水の三種類がある。 危険性が高いのは三回以上接種した人である。生理食塩水以外の物を、二回以上接種して…
森鴎外の『舞姫』を、初めて読んだのはまだ十代の頃で、老境に入りつつある今、四十年ぶりに読み返した。青年の時に覚えた感動がよみがえり、懐かしさを覚えた。主人公豊太郎の心の揺れや、恋人エリスの活き活きとした描写は、古文で書かれながらも、西洋文学から学んだリアリズムの成果が感じられる。 豊太郎は舞姫エリスと恋に陥り、そのために官職を解かれる。新聞社の通信員となって、エリスとその母との同居を始める。…
人工地震は善意と悪意のものに大別できます。前者は爆薬などで人工的に小規模の地震を起こし、発生した波動から地下の構造を調査するものです。後者は軍事的な意図で発生させるものです。こちらは核実験によって結果的に起こるものと、意図的に大地震を起こして、人々に危害を与える地震兵器に分けられます。 人工地震には、初期微動のP波がなく、いきなり主要動であるS波がやってくるという特徴があり、地震の波形からだ…
駿河湾で調査船ちきゅう号が何らかの活動を行っているようです。すでに4日半以上掘削を行っているという情報も流れています。 https://x.com/redbird2018/status/1782134646328930476 一方、調査船えんしゅうも、相模湾で活動中です。何のための活動かは不明ですが。 https://x.com/redbird2018/status/1782156711861924271 元ヤマハ発動機研究員で静岡大学講師だった山本寛氏によれば、「地下深くに水を流すだけで巨…
十二時半になったので、車内で「あぶり豚の蕎麦みそ弁当」を食べることにした。野沢菜飯、信州産豚バラ肉、蕎麦米素揚げ、獅子唐素揚げ、ぜんまい煮、厚焼き玉子、すんき漬が入っていた。蕎麦米の素揚げが香ばしかった。味噌はやや甘めだった。 信濃大町には静御前の伝説が伝わっている。源義経を慕って、行方を追っていた御前は、奥州を大塩と間違って教えられ、信濃大町にやって来てしまった。そこが奥州でないと知って、…
松本駅に到着した。篠ノ井線は塩尻まで通じているが、松本からはスイッチバックして大糸線に入る。おじいさんが「大糸線にようこそ」というパンフレットを配っていった。発車してしばらくすると、車内で民話を話したり、民謡を歌ってくれたりした。 安曇野に伝わる常念坊というのは、次のような伝説である。小さい徳利に二升もの酒を入れてもらった坊さんが、山の中に消えてしまったことから、八面大王の重臣常念坊に違いな…
パナソニックの4K有機ELテレビが届いて、大喜びしていたのだが、その夜、BSと4Kが受信できなくなった。衛星放送のケーブルの接合部を締め直したときに、一部を破損してしまったらしい。 ヤマダ電機に電話して、担当の人に来てもらった。破損した部分を取り除いたら、すぐに映るようになった。接合部は繊細にできているので、素人が下手に触るものではないようだ。パナソニックの保証が3年、さらにヤマダ電機の保証…
NHKのBS4Kの放送を見たくて、4Kテレビを買うことになった。ソニーは映像、音ともに素晴らしいのだが、同じソニーでも液晶と有機ELでは鮮明さが明らかに異なる。液晶は明るく白っぽいのに対し、有機ELでは明暗のコントラストがはっきりしている。気に入ったものの、ソニーだと30万近くになってしまう。また、ソニーの4Kテレビは、モニターと同じ幅の台が必要で、さらに数万の出費となる。 そこで、パナソニックの55…
MQAはMaster Quality Authenticatedマスターテープと同等の音質を持つと認められたファイル形式で、サイズをコンパクトに圧縮できる技術です。MQA-CDのリッピングの方法とパソコンでの再生のほか、MQAが立たされている現状について説明しました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「メニュー」から「新しいAcrobat Readerを無効にする」をクリックして、Acrobat Readerを再…
善光寺大門のバス停から、長野駅行きのバスに乗った。運賃は一九〇円。三十分以上余裕があったので、お昼の弁当を買った。信州山ごはん「あぶり豚の蕎麦みそ弁当」を。 十時四分発「リゾートビューふるさと」に乗った。椅子に長野のマスコット「アルクマ」の縫いぐるみが置かれていた。 長野を出て三十分ほどで姨捨の日本三大車窓が見えてきた。電車はまず坂道を直進し、スイッチバックして姨捨駅に入った。その後、ふた…
欧米では異文化や異教徒との対立が高まっている。日本人の感覚では、「郷に入ったら郷に従え」で、その国の文化を尊重し、習慣を守ろうとする。ところが、外国人の一部は、日本に来ても文化を尊重するどころか、日本人に不快感を与えても、全く気に留めようとしない。 日本人は我慢する。我慢するということは、外国では弱者だととらえられる。弱い者は徹底的に叩けばいいということになってしまう。日本人はただ、無用な対…
物理学者の立場から、時間とは何かを考察した本である。素粒子の方程式を見る限り、過去と未来を区別することはできない。にもかかわらず、過去と未来が感じられるのはなぜか。それは過去の方がエントロピー(乱雑さ)が低く、エントロピーが増大することで、時の流れが感じられるようになるというのである。これは宇宙の始まりとされるビッグバン以降のことを念頭に置いているのだろう。因果関係もエントロピーの低い状態から…
善光寺の本堂の本尊は、百済の聖明王が欽明天皇に献じた阿弥陀三尊像で、秘仏となっている。本堂の右方には地蔵菩薩の金像が立っている。その左側に、お戒壇めぐりの穴が見える。 死後の世界には太陽も月もない。真っ暗な隧道の中を、手探りで右回りに進んでいく。ところどころ、本堂の柱が立っている。人一人が進めるほどの穴を、壁を伝いながら、曲がり角の先に進んでいくと、丸い金具のような物に手が触れた。これが極楽…
4月8日はお釈迦様が生まれた日、花祭りですが、アメリカ合衆国では皆既日食が見られます。肉眼で見ると失明の恐れがありますから、安全に見る方法を事前に調べておく必要があります。 ネット上では、さまざまな情報が流れています。アメリカの実質的な大統領はトランプ氏ですが、バイデンの失脚かトランプ氏の復活が、公的に報道されるのかもしれません。というのも、EBS(緊急報道システム)の開始が予告され、アメリカ…
一太郎PadはiOS版とAndroid版があり、ワープロソフトの一太郎と連携したアプリである。旅先で感じたことなどを、以前はアプリの「メモ」に記していたのだが、これをパソコンに送る際にメールを使っていた。ただ、これだと他人に見られる恐れがある。 一太郎を使用しているなら、一太郎と一太郎Padの間で、Wi-Fiを利用してデータのやりとりができる。テキストとしてやりとりするので、送信した文章を他のソフトで編集するこ…
朝六時半に起床し、七時過ぎにはホテルをチェックアウトした。外はまだ涼しかった。これなら善光寺まで歩いていけそうだ。遠くには仁王門が見える。ゆるい坂道を上っていく。 「武田神社と同じだよ」と友人が言った。たしかに、平地からだらだら坂を上っていく感じは似ている。善光寺の門が彼方に見えるのだが、歩いても歩いてもまだ先にある。 バスは善光寺大門までしか行かない。手前にあるのが仁王門である。こちらは大…
小説作法の本は随分読んできたが、これは『大英博物館が倒れる』『交換教授』などで知られた作家、デイヴィッド・ロッジが、大学で小説の形式について講義したのち、新聞の文芸欄に連載されたものを、補筆して完成した著作である。 小説家の生の声は貴重だし、小説作法の本に書かれた経験などは、小説を書こうとしている人間には大いに示唆的だが、小説に関する種々の問題を、体系的に取り上げた書物は少ない。これは小説家…
広告を見て、高価だが買ってしまった。上巻・中巻・下巻から成り、A3変形判でかなり大きい。持ち運びには適さないので、自宅のテーブルで開いて見ている。 Google Earthがあるのに、どうして地図なんか買ったんだと友人に言われた。確かにそうかもしれない。これはお金に余裕があるが、パソコンを使いこなせない女性や老人向きの大型本かもしれない。 上巻は高校生が持っている地図帳を大型化したもので、それほど珍し…
小野清秀には『加持祈祷秘密大全』という本がある。真言秘密の巻、神仙霊蔵の巻、神法秘訣の巻から成る。秘密仏教、神仙道、神道の祈祷法に関する百科事典であり、一般に知られていない秘法の概要を知るには、不可欠というべき書物である。 今回紹介する『不動尊霊験祈祷法』は、加持祈祷の中で、特に不動明王について詳述している。本来は真言密教、天台密教、修験道の行者向けに書かれたもので、儀礼に関して事細かに説明…
突然、Amazon Echo StudioがWi-Fiにつながらなくなった。Bluetoothの接続も不安定になった。そこで、コンセントを抜いて再起動させても、Wi-Fiにはつながらず、セットアップを始めようとする。ルーターを再起動しても症状は変わらない。AmazonのAlexaアプリの指示に従ったのだが、インターネットに接続できないと言われて、それ以上進まない。 そこでAmazonのサポートに電話で連絡した。まず、Alexaのアプリを最新版にする…
情報鎖国で海外がどうなっているのか、日本のマスコミはほとんど報道しない。年金支給年齢を遅らすことで、フランス国民が激怒して、車を燃やしたり店を破壊したりの暴動が発生し、警官がデモ隊を無差別に警棒で殴っている。ブラジルやイスラエルでも、街中にデモ隊があふれて革命前夜のようになっている。 https://twitter.com/ikeTrump555/status/1639014795285524480?s=20 中国で銀行からお金が下ろせなくなって、取り…
古来、九州は西海道と呼ばれていました。火山が作り出した壮大な自然と、早い時期から流入した外国の文化・文明、それによる繁栄と歴史の悲劇、九州が日本の他の地方と異なるのは、外に開かれた国境の土地だったということです。 僕が三十代から五十代にかけて九州各地を旅して、忘れられなかった記憶を一つの紀行としてまとめてみました。旅をして何を感じたか、それが人生に意味を与えてくれるのです。 以下のリンクか…
深浦駅の手前に来ると、景勝地とされる磯浜、森山海岸が近づいてきた。そこは五能線沿線でも、美しさが随一だという。日本画の画材にされており、傾いた日差しを浴びて悲哀を帯びている。目に見える光景も、それを目にする命も、今この瞬間を過ぎれば、定かでなくなってしまうことを告げている。 ただ、写真に撮るのはなかなか難しい。五能線はのんびり走るので、目で楽しんだり、カメラを構えたりするにはいいのだが、とに…
伊豆で過ごした梶井基次郎の生と死への思い、宇野千代や三好達治との交友関係を、美しい伊豆の自然を背景に描いた小説「厚い掌」を、パソコンですぐに開けるpdf形式で配信します。以下のリンクをクリックすると、すぐにpdfが開きますので、パソコンに保存してご覧下さい。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。
西洋人が理想化したチベットと、現実がいかにかけ離れているかは、当時のチベットの現実を記した本書を見れば明らかである。中国共産党によるチベット侵攻と文化大革命により、チベット仏教の寺院の多くが破壊され、ダライラマ十四世をはじめとする高僧の多くがインドに亡命し、チベット人の信仰が弾圧されたのは事実だが、悲惨な状況にあった人民が解放されたという側面は否定できないだろう。 セライ・アムチーと呼ばれた…
自由な空気が流れていた昭和の末、修学旅行で高校生が味わった生々しい感覚、若者が貧困化する以前のユースホステルでの光景を、四国の自然や風物とともに描きました。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
河口慧海は黄檗宗の禅僧だったが、漢訳の仏典に疑問を抱き、サンスクリット語の原典、および逐語訳であるチベット語の経典を得るために、インドからネパール経由で、鎖国政策をとっていたチベットに密入国した。 チベットへは、間道を抜けて潜入を試みたが、川に流されそうになったり、吹雪の山中で行き悩んだり、盗賊に荷物を奪われたり、女性に強引に迫られたりと、冒険小説に勝るほどの苦難を乗り越え、マナサワル湖経由…
認知症を患った老母と、結婚しない兄と妹、家に住み着いた猫の兄弟。童話「茶トラのシマちゃん」のモデルとなった一家の介護の日々を、ユーモラスなエッセイで表現してみました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
日本海が見えてきた。午後三時頃、日はまだ高く海の青が鮮やかなのだが、西に傾いてきたせいか、心待ち赤みを帯びて、海面を照らす光にも憂愁を感じてしまう。千畳敷の駅が近づくとアナウンスが入った。列車は十五分ほど停車するので、海岸に写真を撮りに行けるらしい。発車三分前に汽笛を鳴らすそうだ。 ここは1793年2月(寛政4年12月)の西津軽地震で海底が隆起した所である。満潮になると潮が満ちて来るらしい。砂をかぶ…
幼い頃から空を飛びたいという夢を持っていた。飛行機や気球を操縦するのは無理でも、パラグライダーなら挑戦できると思った。河津桜が咲く頃、僕はついに大空を飛んだのだが……。 自作の短編「大空を飛びたい」を、今回は作者自身の朗読でお届けします。ファイルは7.8megabyteあります。以下のリンクからダウンロードしてください。
新青森駅に到着した。これは新幹線開通を見越して、奥羽本線に新たに作られた駅である。構内にはリンゴの鈴や達磨、ねぶたの山車が飾られていた。奥羽本線に乗り換え、一駅で青森駅である。秋田行きリゾートしらかみは、十三時五十一分なので、駅前でラーメンでも食べようと思ったのだが、混んでいて間に合いそうにない。 列車に乗り込むと、コンビニで買った台湾まぜそばを食べた、天気は快晴なのだが、地面は雪で覆われて…
佐渡を旅した青年が、夜の海に浮かぶ漁火を眺めながら夢想する物語です。舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞し、「青空文庫」にも収録されています。表紙と「青空文庫」に書いたあとがきも加えました。今回はepub版(縦書き)をアップロードします。ePubは携帯端末で見るのに適しています。ダウンロードされる方は、以下のリンクをクリックなさって下さい。 isar…
JR東日本が「鉄道開業 150 年記念ファイナル JR東日本パス」という切符を発売した。これはフリーエリア内のJRと一部の私鉄が三日間乗り放題で、普通車の指定席も四回利用できて22150円というものだった。 そこで、友人と相談して十数年ぶりに東北を旅行することにした。三月初旬の快晴の日、東京駅の新幹線ホームから、九時三十六分発のはやぶさ新函館北斗行きに乗った。おしゃべりしていると、車窓から昨年夏に登った…
カルタとはポルトガル語のcartaに由来し、本来はトランプを含めた広義のカードを言います。キリスト教が伝来した頃、西欧人が遊ぶゲームを見て、国産のトランプ「天正かるた」が作られました。その後、百人一首や花札など、日本独自の物が考案されました。 子供の頃に遊ぶ「いろはかるた」は、「犬棒かるた」の名で親しまれていますが、遊びとともにことわざを覚えさせる意図があります。平成の世もいよいよ終わりが近づい…
午後六時を回ったので、そろそろ出ようということになった午後八時。を過ぎると、列車の本数が極端に少なくなるからだ。 すでに真っ暗になっていた。着替えて外に出たのだが、ほったらかし温泉から離れると、山道には街灯がほとんどないため、足もとさえよく見えない。そこで、友人がスマホで足もとを照らしてくれた。 フルーツ公園の手前の坂を通って、下っていったのだが、公園の方が街灯があって歩きやすそうなので、…
著作権が切れた書籍を電子テキストとして公開している青空文庫は、当初はテキストやhtml以外に、ボイジャー社のエキスバンドブックでも書籍を公開していた。この形式は新潮社の電子書籍でも採用され、パソコンで読むには最適なスタイルだった。WindowsXPまでは対応していたが、その後のOSでは開けなくなった。 現在、青空文庫はテキストとXHTMLで書籍が公開されている。ただ、テキストの場合は解凍しなければならず、縦書き…
高野邦夫が1962年(昭和37)2月に、五月書房から出版した処女詩集『寒菊』を電子書籍化したものです。恋愛から失恋、工員の生活、妹への思い、やがて訪れるはずの死について描いています。 1928年(昭和3)に生まれた高野邦夫は、太平洋戦争末期に予科練に入隊し、復員後は自動車工場の工員を経て、日本大学に入学、卒業後は中学、高校の教員として働きながら詩作を続けました。日本詩人クラブ、俳人協会の会員でした。19…
あっちの湯は、洗い場の横に内湯があり、屋外の露天風呂は、斜面に二列に浴槽が広がっている。その点、こっちの湯と同じような構造だが、あっちの湯の方がはるかに広い。泉質に関しては、今日は強アルカリ性の滑らかさが確かめられたから、加水されているかどうかが問題なのだろう。こっちの湯でもあっちの湯でも、休日は加水されていて温泉成分が薄く、平日なら本物の温泉を楽しめるということだ。 友人の説明によれば、強…
映像化が難しいと言われてきた星新一の世界ですが、『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』『星新一ショートショート劇場』などNHKで放送されたドラマやアニメを中心に、各作品の概要と感想をまとめました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。
ハイレゾをコンパクトにたたみ込むMQAの開発元が、経営破綻に陥ったと報じられた。MQAを再生するには、デコード用のDACが必要であり、それが普及を妨げたためと見られる。 MQAと言えば、海外の音楽配信TIDALがMQAストリーミングを行っているが、TIDAL側はハイレゾを、MQAからflacに切り替えて配信することを検討しているらしい。 一方、e-ONKYOはQobuz(コバズ)に統合されると見られ、準備段階としてWAV、MQA、MQA Stud…