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「青空文庫」の作家、高野敦志の世界 https://takanoatsushi.seesaa.net

舟橋聖一顕彰青年文学賞を受賞した高野敦志が、書きためた作品を無料で公開していきます。

ブログの方はほぼ毎日、更新しています。文学の他、コンピューターやジャズ、旅行関係の情報も出しています。podcastでePubおよび、pdf形式の電子本も配布しています。iTunes Storeで探してみてください。 http://itunes.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

高野敦志
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2012/05/18

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  • 気づいている人は冷静でいられるだろう

    岸田首相の親族が、首相公邸で組閣や首相会見の真似事をしたり、絨毯の敷かれた階段で寝そべったりしたことが公となり、翔太郎首相秘書官が辞職するに至った。 https://twitter.com/ppsh41_1945/status/1663120853100535808?s=20 明治神宮外苑、葛西臨海公園をはじめ、日本中の樹木の伐採を進める一方で、森林環境税を新設し、一人千円ずつ課税することが決まったという。防衛費の増額も、増税として跳ね返ってくるだろう…

  • 童話『茶トラのシマちゃん』(mp3)

    茶トラのシマちゃんが、兄の白い猫とともに、結婚しない兄妹と認知症のおばあさんのうちに住み着いた。ユーモラスなエピソードをお楽しみ下さい。 自作の童話「茶トラのシマちゃん」を、今回は作者自身の朗読でお届けします。ファイルは21megabyteあります。以下のリンクからダウンロードしてください。 Shima.mp3 iTunesから…

  • 大津波の記憶(1)

    龍泉洞を出た後は、元来た道をバスで戻った。岩泉小本駅に到着した。ちょっと時間があったので、一階の津波防災センターに入ってみた。ジオラマが展示されているらしい。小本の町を再現しているのだろうと思ったが、東日本大震災で破壊された、記憶の中の町並みだったのである。 二〇一一年三月九日、僕は都内の停車中の電車で、すさまじい揺れを感じた。これほど激しく長い揺れは、それまで体験したことがなかった。ラジオ…

  • 『早稲田大学の思い出』(pdf)

    まだ自由な校風が残っていた昭和の末に、早稲田大学第一文学部で出会った先生方や、学園祭で呼んだ文化人についてまとめました。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。 Waseda.pdf …

  • 小説「たましい」(ePub)

    小学四年の夏休み、泳げなかった貴志は、父からプールで猛特訓を受ける。水が怖くなくなり、泳げるようになって帰宅した貴志を待ち構えていたものは……。 以下のリンクからダウンロードしてください。 Tamashii.epub iTunesからダウンロードする場合は、ミュージック→iTunes→iTunes Music→podcasts→当該のフォルダの下に、ファイルが入…

  • 物質も精神もエネルギー

    物質はエネルギーである。エネルギーは光である。光は光子で構成されている。量子論では光は粒子であるとともに波動でもある。粒子としてとらえられたときの光の粒子が光子なのであり、光子はそれ自体を照らす空(から)の空間である。 知性は、絶対者の次元、つまり、空の空間から発し、光の光子の中で作用する。これらの光の光子は自己組織化して、相互作用するエネルギー的な有機体を成し、意識の第一次元となるものを形…

  • 『高野邦夫句集』(ePub)

    日本詩人クラブ、俳人協会会員だった高野邦夫が、一九八七年(昭和六二)に、芸風書院から刊行した『高野邦夫句集』を原本にし、俳句に詳しくない読者向けに、ふりがなと多数の注を加えました。多摩丘陵の自然、日常生活の幸せ、工場地帯の風景、闘病生活、文学への思いを綴った句集です。 以下のリンクから、ダウンロードできます。 kushuu.epub …

  • イスラム教徒が神道と仏教を冒涜

    神戸市垂水区の瑞丘八幡神社で賽銭箱を足蹴りにし、竹筒を引きちぎったガンビア人の無職の男は、同区の池姫地蔵尊でも地蔵尊三体を引き倒し、ろうそく立てやお供え用のコップもぐちゃぐちゃにした器物損壊の容疑で逮捕された。男は不当逮捕だとして抗議している。 https://twitter.com/Lu1vunH6iqICRY3/status/1661010806878924800?s=20 取調に対し、「神様はアッラーしかいない」ので、逮捕には当たらないとしている。今…

  • 芥川龍之介論(pdf)

    芥川龍之介の「河童」「蜘蛛の糸」「藪の中」の三篇を中心に論じたものです。芥川の作品がお好きな方は、ぜひ目を通して下さい。 今回はパソコンですぐに開けるpdf版をアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。 akutagawaron.pdf iTunesからダウンロード…

  • 龍泉洞の名の由来(7)

    その後はもと来た道を戻るのだが、途中で左方の道を進んで、長命の泉や玉響の滝の横を過ぎ、百間廊下を通って出入り口に戻る。すでに午後五時近くなっていたが、鍾乳洞はここだけではなかった。目の前を清水川が流れているのだが、対岸にも鍾乳洞はあった。大昔は一続きだったものが、川の流れで二分されてしまったのだという。 その部分は龍泉新洞窟科学館で公開されている。追加の料金は要らない。入口からトンネルをくぐ…

  • 逆接の表現(pdf)

    外国人が日本語を学習するとき、戸惑うことの一つは類似した表現である。英語圏の学生が和英辞典を引いて、英語で違いを理解しようとしても限界がある。やはり、典型的な例文を覚え、違いがどこにあるのか教師に質問するしかない。 以前、「は」と「が」の違いについて、「と」「ば」「たら」「なら」の区別について書いた。今回は逆接の表現を取り上げることにする。日本人のように完璧に違いを使いこなすのは難しいので、…

  • G7広島サミットと機動隊による集団暴行

    G7広島サミットは、被爆地広島でロシアによる核使用を牽制する一方で、核武装を正当化するものだった。そればかりか、ウクライナのゼレンスキー大統領に対し、自衛隊車両100台を供与することを、岸田首相は発表したのである。これはウクライナと戦争状態にあるロシアに対し、宣戦布告するに等しい暴挙であり、ロシアが北海道に軍事侵攻することを、正当化させかねない危険をはらんでいる。 https://twitter.com/nikkan_gend…

    地域タグ:広島市

  • トンネルと文学(ePub)

    伊豆の天城山隧道(旧天城トンネル)は、川端康成の「伊豆の踊子」、梶井基次郎の「冬の蠅」、松本清張の「天城越え」の舞台として知られています。三十代半ばの頃に旅した記憶をつづった文学エッセイです。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Tunnel.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下…

  • この世界の存在はすべて振動している

    多くの人間は物質的存在のみを、現実と考えているが、目に見える物は存在する物のごく一部である。自分は自我だけに限られるわけではない。本来は光のような存在で、外の世界とつながっている。 すべての存在は特定の周波数で振動している。ある周波数の音を、砂をまいた紙の下から当てると、その音に固有の模様が生成される。ソルフェジオ周波数に癒しの効果があるのは、人間も音によって振動するからである。 恐怖や罪…

  • ビーバップ Bebopとその周辺(pdf)

    ビーバップBebopとは、1940年代に起こったジャズのスタイルで、神業とも思える速さで原曲をアレンジし、即興演奏するジャズの一派です。チャーリー・パーカーをはじめとするミュージシャンのアルバムについて、恣意的な好みで選んだエッセイ集です。これを読んで好きなアルバムを、ぜひ見つけて下さい。今回パソコンですぐに開けるpdf形式でアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャ…

  • 作文教育について

    外国人の学生に作文教育を行う場合、ただテーマを与えるだけでは書くための動機付けがなされない。事前にテーマを予告した上で、その作文に必要な文型や語彙などを、書かせる直前に提示した方がいい。作文を書く際のヒントになるような質問を用意し、学生に自由に話させてもいい。 上級の学生に小論文を書かせる場合には、必要な資料を読ませた上で、文の要約をさせたり、そのテーマについてディベートをさせる。ディベート…

  • ネルヴァル Nervalの「緑の怪物」(pdf)

    19世紀フランスの狂気の詩人、ジェラール・ド・ネルヴァルの短編「緑の怪物」を新訳でお送りします。夢と現実の間をさまよいながら、シュルレアリスムの先駆的作品を生み出し、20世紀になってから再評価されたネルヴァルですが、今回紹介するのは、ネルヴァルの狂気の側面がうかがえる怪談です。 作中には多数の固有名詞が出てきますが、余り気にせずに読み進めて下さい。注釈は最低限にとどめました。今回はパソコンですぐ…

  • 琉球弧を旅して(ePub)

    沖縄本島、久高島、宮古諸島、石垣島、竹富島、西表島と巡った若き日の記録です。中国と日本の文化が融合し、本土とは異なる歴史を歩み、亜熱帯の自然が広がる沖縄は、日本であって本土にはない光景が広がっています。青春が終わりかけた頃に訪れた沖縄への思いがこもっています。 以下のリンクからダウンロードしてください。 Ryukyu.epub iTun…

  • 龍泉洞の名の由来(6)

    ここで足腰に自信がない者は引き返すように言われる。それは単なる警告ではない。その先は、梯子のような急階段を上り下りするからだ。息が弾むだけではない。地下水がしたたり、木の階段は非常に滑りやすい。左右の手すりにつかまり、一歩一歩確かめながら進む必要がある。 列を作っていた場合、どうしても足下の確認が疎かになりがちだ。年配者や子供が足を滑らせれば、谷底のような急階段を転落し、生死に関わるようなけ…

  • 伯母さんのうち(pdf)

    大正の末に酒屋の長女として生まれ、特攻隊員と恋愛の末に結ばれ、新型コロナウイルスのパンデミックの中で亡くなった母の姉に対する鎮魂歌です。 今回はパソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。 au…

  • 詩「セミの兄弟」

    我が家の蜜柑の木に、セミの抜け殻を見つけました。一つの葉に二匹止まったまま、羽化していたのです。眺めていると、一篇の詩が生まれました。そのさまを描いた絵を、末尾に添えました。 パソコンですぐに開けるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリンクからダウンロードしてください。

  • Live Extremeについて

    これは電子楽器やDAC(デジタル・アナログ変換器)などを販売するコルグが開発したインターネット動画配信システムで、最高音質を誇る物である。 新型コロナウイルスのパンデミックは、ウイルスの弱毒化とともに終息しつつあるが、いまだにマスクをして人混みを避けている人も多い。好きなアーティストのライブと、録音したCDとの大きな違いは音質である。人間の耳で聞きとれる微かな音や空気感が、CDでは削られてしま…

  • 写真とエッセイ「立山黒部アルペンルートの旅」(pdf)

    本州にもこんな美しい風景があったのか! 立山、室堂高原、黒部峡谷鉄道の旅を、写真とエッセイで紹介します。現地で撮影した峡谷や高山の画像を、多数収録しました。 ただし、pdfに加工する過程で、画像がかなり圧縮されています。高解像度の写真をご覧になりたい場合は、ePub版をiPadのiBooks(https://itunes.apple.com/jp/app/ibooks/id364709193?mt=8)などでご覧ください。 pdf版をダウンロードするには、以下の…

  • 歯槽膿漏と口内炎

    歯槽膿漏と口内炎は、ともに口の中の病気であるが、原因は全く異なる。歯槽膿漏は歯をしっかり磨いていなかったり、磨いていても歯間ブラシなどを使わなかったせいで、歯肉に炎症が起きている状態である。虫歯になる前兆であるし、虫歯にならなくても、悪化すると歯が抜けてしまう。歯を清潔に保つべきだが、フッ素入りの歯磨きは発癌性があるので、お勧めできない。化学物質の入らない歯磨きで磨いた後、重曹で口をすすぐとよ…

  • 『早稲田大学の思い出』(ePub)

    まだ自由な校風が残っていた昭和の末に、早稲田大学第一文学部で出会った先生方や、学園祭で呼んだ文化人についてまとめました。 以下のリンクからダウンロードして下さい。 Waseda.epub ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.…

  • 龍泉洞の名の由来(5)

    洞穴ビーナスは、鍾乳石が作り出した美神の姿を、額縁で囲ったもので、現代アーティストの作品を思わせる、抽象性の高い彫像のようだ。その先にあるのが音無しの滝で、水が流れ落ちた跡が岩の表面に残っている。 向かい側にあるのが地蔵岩である。赤い帽子と涎掛けが着けてあるので、いかにも石造りの地蔵菩薩像といった感じである。地蔵尊は地獄に落ちた衆生を救ってくれる仏で、大地の豊穣さや母胎を象徴するところから、…

  • 小説「海に帰る日」(ePub)

    日本が元気だった昭和の後期、遠いふるさとへの思いに駆られた母は、家を出たまま戻らない。認知症を発症した老母を見守る息子の記憶は、軍靴が高鳴る混乱期に生きる、まだ若かった母の面影を追っていく。 自作の小説をePub形式の電子書籍で提供します。ほのぼのした世界を描きましたので、ぜひご覧になってください。 以下のリンクからダウ小説「海に帰る日」(ePub)ンロードして下さい。

  • 夢や願望を実現させるヘミシンク

    さまざまな種類のヘミシンクを体験してきたが、一般の人が関心を持つのは、自分の夢や願望を実現させるプログラムだろう。夢や願望にも種類があるので、それにふさわしい物を選択する必要がある。 もっと健康になりたいとか、明るい人間になりたいとか、自分の努力次第で、比較的簡単に実現させられる願望に関しては、《Hemi-Syncによる具現化》を勧めたい。超心理学を研究したジョー・ギャレンバーガー博士から、願望を実…

  • 『バタイユ Bataille 試論』(ePub)

    20世紀フランス文学の重要な作家・思想家のジョルジュ・バタイユ Georges Batailleを、文学と哲学の両面から紹介した「バタイユ試論」を、電子本のePubで配信します。バタイユは「私は哲学者ではない聖者だ。でなければ狂人だろう」と書き、サルトルから「新しい神秘家」として批判されながらも、フランス思想文学の作家として多くの著作を残しました。 本書はバタイユの短編『マダム・エドワルダ』の紹介に始まり、ニーチ…

  • 小説「五分の魂」(pdf)

    小学校の分校が併設された喘息病棟に、甘やかされた子供たちが、病気に打ち勝つために入所させられていた。人々の善意で運営されていた施設では、子供たちの心は屈折していた。絵本を描くのが好きな少年豊は、思いも掛けないいやがらせを受けて……。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。以下のリ…

  • 龍泉洞の名の由来(4)

    バスには四十五分乗った。龍泉洞に着いたのは三時半だった。日はすでに西に傾いていた。川を渡った丘の斜面が、龍泉洞の入口だった。入場料は千百円である。 まず驚かされたのは、龍泉洞の長さである。延々と洞窟はまっすぐ続いている。ほとんど直線なのである。伝説によれば、岩泉の人たちは不可思議な鳴動に悩まされ、山が噴火するのではないかと恐れていた。山伏や巫女にお告げを求めたりしたが、凄まじい音とともに、龍…

  • 第三版『アイヌモシリへの旅』(pdf)

    北海道各地にあったユースホステルに泊まりながら、大自然に触れた心の旅をつづりました。成人して間もない大学生が、初老に至るまでの全8回の旅の記録をまとめました。 第三版では、広尾線や士幌線、砂原支線など、鉄道をめぐる旅や、冬の北海道の美しさ、消えつつある風景など、過去と現在に思いを馳せる全10章を増補しました。 今回はパソコンですぐに見られるpdfをアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フ…

  • 憲法発布前夜

    「閣下、これで日本も近代国家の仲間入りですか」 「当初はインドのように植民地化するつもりだったが、命知らずの侍のせいで、英国人が何人死ぬか分からなかった。そこで、形だけは独立させておくことにした。アジアの盟主だとかおだててやれば、いくらでも戦争を起こしてくれるだろう」 「陸海軍の統帥権が日本政府になくて、天皇の大権となったのは?」 「日本人は天皇を神の如く崇拝している。天皇の命令なら喜んで戦地へ…

  • 写真とエッセイ「君のまだ見ぬOGASAWARA(小笠原)」(pdf)

    「僕の人生観を変えかねないような世界を、垣間見せてくれたのは海そのものである」 小笠原諸島の自然と接した体験を、詩的な文体で印象的につづったエッセイ「君のまだ見ぬOGASAWARA」に、当時撮影した多数の写真を収録しました。以前、ダウンロードされた方も、小笠原の風土、固有の植物、イルカが泳ぐ底なしの海を、写真で体験してください。 固定レイアウトで文字検索もできるpdf形式は、パソコンですぐに開くことがで…

  • 龍泉洞の名の由来(3)

    三陸鉄道は海岸線を走っていると思ったが、北リアス線は林の中を進んでいく。旧型の国鉄時代のディーゼルカーらしく、音と震動がかなりする。居眠りしているうちに、田老駅を過ぎてしまった。その先はトンネルばかりである。 岩泉小本駅で下車した。この駅はかつて小本駅だったのだが、岩泉線が廃止されて、岩泉を冠する駅名がなくなったので、岩泉小本と改名したそうだ。三階がホームで二階が診療所、一階が町役場と展示場…

  • 詩と人生「蝶と猫」(pdf)

    日本詩人クラブ、俳人協会の会員だった父、高野邦夫が、生前に行った詩と人生に関する講演を文字起こししたものです。軍国少年として予科練に志願し、終戦を境に価値観の崩壊を体験したこと、教員生活や闘病生活を通して、詩とは何か、いかにすれば詩が生み出されるかについて語っています。講演のほかに、若い頃の写真や略年譜、自身の青春について述べた肉声も収録されています。 今回はパソコンですぐに開けるpdfを公開…

  • 高野敦志童話集(pdf)

    僕が幼児から成人するまでの思い出を元にした、「黄色いニワトリ 赤いニワトリ」「子どもの作り方」「インコのピーちゃん」の三篇を、パソコンですぐに開けるpdfでアップロードします。Adobe Acrobat Readerの「フルスクリーンモード」だと、バーチャルな書籍がモニターに再現されます。ごく短い作品ですので、気軽に読めると思います。ぜひ、ご覧になってください。ちなみに、表紙の写真は幼い頃の自分です。 なお、携帯…

  • 龍泉洞の名の由来(2)

    盛岡に十時四十九分に到着したが、すぐに山田線に乗り換えた。二両編成のディーゼルカーである。盛岡を出たばかりはかなり止まったが、すぐに山間部にさしかかった。それからは小さい駅はすべて通過していった。一時間二十分も止まらない。ひたすら雪の積もった林の中を走っていく。 建設計画が立ったとき、あんな山の中にどうして鉄道を敷くのか。猿でも乗せるのかと反対運動が起きたという。ずっと林の中を走っている。林…

  • SF的思考(pdf)

    SFが魅力的であるのは、現実世界の枠組みにとらわれず、人間の想像力の限界に挑んで、存在するかもしれない世界を探究させてくれる点です。ここでは狭義のSFに限らず、想像力で極限の世界を描いた作家にも触れました。エドガー・アラン・ポーやホルヘ・ルイス・ボルヘス、埴谷雄高に触れたのはそのためです。小説に限らず、SFの世界を描いた映画やドキュメンタリー番組も紹介しました。 今回はパソコンですぐに見ら…

  • MQA-CDのサンプルレート

    MQA社は経営破綻し、今後どうなるか分からないが、ユニバーサル・ミュージックからは、新たなMQA-CDが発売されるようである。経営危機になったといっても、MQAの規格がただちに消滅してしまうわけではない。e-ONKYOがMQAファイルの販売をやめても、Tidalがハイレゾ配信をMQAからflacに切り替えても、配信されてきたMQAファイルは保存されるということだ。だとすると、MQAをデコードする機器は、当面は生産され続けるということ…

  • 植民地状態を永続させる「憲法改正」

    私は日本が植民地状態を脱し、真の独立を遂げることを願う者である。日本は幕末にイギリス女王の支配下に入り、連合国に敗戦してサンフランシスコ平和条約で形式的に独立を回復したのちも、実質的にはアメリカ軍政下に置かれたまま現在に至る。真の独立を回復しないうちに憲法改正を行うことは、現在の植民地状態を永続させることにつながる。 したがって、日本が真の独立を遂げるまでは、国民は一切の憲法改正を拒否すべき…

  • 龍泉洞の名の由来(1)

    朝七時過ぎに起きた。急いで一階の食堂で、朝食のバイキングを食べた。ハタハタや里芋の汁は、秋田料理らしかったが、あとはビジネスホテルで見るごく普通の朝食。杏仁豆腐やシャーベットもあったが。部屋に戻って片付けをして、チェックアウトした。前回の旅では、千秋公園に入り、久保田城の城跡を見て回ったが、今回は宿泊しただけだった。 秋田駅から九時十二分の秋田新幹線に乗った。大曲までは奥羽本線の線路なのだが…

  • 童話と写真『茶トラのシマちゃん』(ePub)

    これは前作『ぼくはネコなのだ』の姉妹篇です。語り手は茶トラの弟ネコですが、子供でも分かるように、やさしい表現を用いるとともに、その後のストーリーも展開させました。 今回は我が家で撮りためたネコの写真を、本文の中に組み込みました。写真の可愛らしさと物語を比べてみるのも面白いと思います。 レイアウトの崩れない固定レイアウトのePubなので、文字も画像化してあります。かすれて見えなくならないように…

  • 森敦の『意味の変容』

    早稲田大学にかつて文学研究会というサークルがあった。秋の学園祭にさまざまな文化人をお呼びしたのだが、数回来ていただいたのが評論家の柄谷行人氏だった。柄谷氏の話でよく覚えているのは、儒学者の伊藤仁斎についてだった。当時の儒学は朱子学の影響を受けていたが、仁斎は原典である『論語』を、本来の意味で解釈すべきだとした。漢文を訓読や書き下しではなく、中国語として読もうとしていた。学者としての真骨頂である…

  • 伯母さんのうち(mp3)

    大正の末に酒屋の長女として生まれ、特攻隊員と恋愛の末に結ばれ、新型コロナウイルスのパンデミックの中で亡くなった母の姉に対する鎮魂歌です。 自作のエッセイ「伯母さんのうち」を、今回は筆者自身の朗読でお届けします。ファイルは14.2megabyteあります。以下のリンクからダウンロードしてください。 Oba.mp3 iTunesから…

  • 第三版「男はつらいよ」おぼえがき(ePub)

    山田洋次の映画『男はつらいよ』の最新作「お帰り 寅さん」をはじめ、「少年寅次郎」とそのスペシャル版、「贋作 男はつらいよ」など、最近の情報を増補しました。 山田洋次の『男はつらいよ』は、葛飾柴又を舞台にテキ屋稼業で全国を旅した車寅次郎を描き、国民的な人気を博したシリーズです。寅次郎が訪れた土地や、ヒロインについて感じたこと、思い浮かんだことをまとめてみました。制作された全作品を年代順に並べ、…

  • 五能線は観覧列車(6)

    秋田駅に到着したのは、十九時一分だった。青森ではラーメン屋に入れなかった。美味しい味噌ラーメンが、今夜泊まるホテルの近くで食べられるというので、行ってみることにした。味噌の味が濃厚で、確かにおいしい。背脂を入れたことで、ちょっとこってりし過ぎていたと、友人は言っていたが。 ダイワロイネットホテルにチェックインした。部屋は八階の一番奥の部屋だった。早速、インターネットに接続して、ツイッターを見…

  • 「は」と「が」の使い分け(第3版)

    日本人が何気なく使っている「は」と「が」は、外国人の日本語学習者には、なかなか習得することが難しい。同様の区別がある韓国語の話者なら、すぐに理解してもらえるが、中国人や欧米人には、煩雑すぎてなかなか理解してもらえない。読んだり聞いたりする分には問題なくても、いざ表現する段になると、上級レベルの学生でも間違えてしまうことが多い。 古代の日本語では主題の「は」は、用いられていたが、主格の「が」の…

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