※このページは常にトップにくるように固定してあります※2022/1/4更新ご訪問ありがとうございます。当サイトは私、ホタテが気ままに書いたものばかりを載せている小説ブログとなります。近年は文学フリマを中心とした即売会に出店したり、BOOTHを利用しての通販を行ったりしています。また、私生活多忙につき、ブログの更新にあまり時間が割けなくなっており、簡単に投稿できるカクヨムや小説家になろうなどの投稿サイトをメインに...
基本ファンタジーオリジナル小説を書いてます。(作家志望) よければどうぞ!
ファンタジーが多いですが、たまに(?)学園ものとかあったりします。 でも結局ファンタジーに発展したりします。
あとがき皆さんいかがお過ごしでしょうか。ホタテです。ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。キャラの登場数が一気に増えて何だか申し訳なくなってきた回でした。私もだんだんわけがわからなくなってきたという。しかも敬語キャラが同時に登場。やっちまったな……と、すごい思いました。話のベースは一緒ですが、ちょこちょこ変えました。アビーという新しいキャラも作りました。この話だけのキャラになりますが……あと...
disguise20 その後のことについては、正直特に話すことはない。 と言えば、嘘になるのかな。 いつも通りの日々が戻ってきてしまった。 ルイもいなくなった。 アビーもいなくなった。 あたしはまた一人だ。 先輩はあの後すぐに高熱を出し、ミリアルの所で寝込んでしまった。 おかげであたしとは、ろくに口もきいていない。 イオンはイオンで、ずっと何かにイライラしている。 あたしに対してではなさそうだ。 おばあち...
disguise19 色々なことが起きすぎて、あたしの頭は追いついていなかった。 とにかく今は、脅威が去ってくれたことにホッとしている。 でも、そうでない人もいた。 ゴトッと、鈍い音がした。 呆然と突っ立っている先輩が、床に銃を落とした音だった。「先輩……」 なんと声を掛ければいいのか。 わからなかったけれど、誰かが寄り添ってあげなければ、消えてなくなってしまいそう。 そな気がした。 だが、あたしよりもユーリ...
disguise18 銃口はウィリアムではなく……メロディーおねーさんに向いていたのだ。 明らかに彼女の意志だとは思えない動きだった。「え!? 何で!?」と、本人もビックリである。 恐らく……「動くな! 怪盗ウィンディー! ブラック・リボンを撃つぞ!」 あの不思議な力を使う女の子の仕業だった。「姑息な……僕にそんなはったりが通じるとでも」「はったりなものか! お前が動けば大事な女の命はない!」「っ……」 さすがのウ...
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help4 「絶っっっ対に駄目」 ミリアルの所へ行き、目的を話すと間髪を容れずに断られた。 その表情はとても険しい。 いつものミリアルじゃないみたいだ。「僕の立場を利用して、オークションの会場へ潜り込みたい? 絶対にそんなことは許しません」「え一、何で? いいじゃん! ミリアル、いつも駄目って言わないのに!」「いくらソフィアちゃんのお願いでも駄目なものは駄目」 今日はいつになく頑なだ。 困ったなあ。「―...
trio4 ラン先輩がいなくなった後、リン先輩が大きなため息をついた。 呆れているようにも見えたが、どちらかと言えばこの場から姿を消してくれてホッとしている。といった感じだった。 ……俺には、気になることがあった。「あの……もしかして、何か知っているんですか?」 ギクッと、リン先輩とローズ先輩からそんな効果音が聞こえてきそうだった。 二人とも何も言わない。 ……何も言わないということは、やっぱり。「ラン先輩...
help3「彼のことは許せないけどね。でも、それ以上にホワイトのこと許せないわけ。せめてデュノアに、盗られた物を返してあげたいと思って、私は彼らに協力を求めたのよ」 ……デュノア家ってまだ存在しているんだ。 アリエルの話じゃあ相当非難を浴びたとのことだったので、没落していてもおかしくないと、あたしは思ったのだった。「ひっそりとまだ存続しているわ。一人の女に全てを狂わされた一家としてね。それよりも私の実家...
trio3 先輩に好きな人だって? そんな、まさか。 あれだけあらゆる女性に手を出しているというのに……?「誰々ー? 教えて! ラン先輩!」 ブロッサムは興味津々である。 俺も気になる…… どんな人なんだろう。「よくお聞き、後輩たち……あれは、櫻舞う春の日ことだ……」「え? もしかしてその話、長い?」「うるさい! 黙って聞け! ――僕はまだ、そうじ屋に入ったばかりだった」 まるで昔話でもしてくれるかのような口調...
help2「し……死んでいるって……」 先輩の顔が引きつっている。「幽霊って本当にいるんだ……」「……」 あたしがそうつぶやくと、先輩は黙ってしまった。「ふふ。驚いたでしょう? 私はこの世に未練がありまくりだから、あなたたちとこうやって話ができるのよ!」「要は、ウサギのぬいぐるみに死んだアリエルが取り憑いている状態なの。何かに憑かないと、生きている私たちとは話ができないんですって」 おねーさんが補足説明をして...
trio2 不定期に行われる、会議。 それに参加するために、俺とラン先輩はリプトン家のお屋敷を訪れていた。 ただし、参加するのは俺たちのような下っ端構成員。 八代目候補のキャロル様たちは参加しない。「思ったよりも早く着いちゃったね。お茶でも飲んで待ってようかー」 先輩の言う通り、開始時刻までそこそこある。 オールディス家からここまで長旅だったので、少し疲れた。 会議が始まるまで休憩しておくべきだろう……...
help1「私たちを手伝ってほしいの」 とある昼下がり。 あたしと先輩は、かの怪盗たちの住処にいた。 突然、ブラック・リボンことメロディーおねーさんに呼び出されたのだ。 メロディーおねーさんは、いつもあたしたちに優しくしてくれる。 ウィリアムみたいな性悪男とは違って、優しくしてくれる素敵な人だ。 それに、手作りお菓子だってよくくれる。 おねーさんはどうしてウィリアムなんかと一緒にいるんだろうね?「手伝...
trio1 えーっと…… どうやって始めればいいんだろう。 やっぱり自己紹介からかな……? こんにちは。 スノーって言います。 まだまだ新米のそうじ屋です。 そうじ屋というのは、裏社会では名の知れた暗殺組織だそうです。 表社会の規律を乱そうとしたり、裏社会でも逸脱な行為を働く人たちに正義の鉄槌を下します。 時には贔屓にしているお金持ちや偉い人から仕事を請け負ったりもしていて、ちょっとした老舗のようになって...
人魚と閉ざされた国新たな仲間、オペラを迎え、再び海へ向けて進むラムネたち。船の中で緑の海が一番近いと耳にし、早速進路を決めるが、緑の海へ行くには一つ問題があった。プロローグ/1/2/3Nicola氏、今年もこの日がやってきましたね……おめでとうございます。例年通り、また停滞更新になるでしょう。(ならんようにしろよ)最後までお付き合いいただければ幸いです。このページを作っている時点でもう心が折れそうです。▼...
カナリーはその日、重要なミッションを言い渡された。「いいか、カナリー。この手紙は超大事なものなんだ。わかるか、超がつくほど大事なんだぞ」「うん。超大事なんだね」 と、言っているわりには何だかそこまで真剣に感じることのできないカナリーだった。 しかし、父であり師であるクウェイルは、至って真面目だという顔で、何度も「超大事」を繰り返す。「そんな超大事な手紙をカナリーに託す」「わかってるよ。さっき教え...
昔、あの人は教えてくれた。この世界には、海以外にも住む場所があり、沢山の生き物が暮らしていると。昔、あの人は言った。この世界には、四つの色に輝く海があると――。人魚は海を知るために、旅立つ。◆人魚と魔法使いと四つの海◆プロローグ/1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14/15/16/17/18/エピローグ/あとがき人魚は嫌われ者の歌姫と、出会う。◆人魚と孤高の歌姫◆オープニング/1/2/3/4/5/6/7...
あとがき暑くなってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。人魚と孤高の歌姫。ようやく終わることができました。本っっっ当に……お待たせしました!!恐らく一番最初に書き出したのは2017年かと思われます。言い訳はいくらでもありますが、見苦しいのでやめておきます。ただひたすら謝らせてください。すみませんでした!!!大体どんな話にするかは、珍しく最初から決めていました。歌が劇的に下手で、破壊力のある女の子を仲間...
エピローグ 辺りどこを見渡しても緑。 そんな森の中を歩く影が一つ。「はぁ……どうしよう……」 その影……少年は、憂鬱な顔をしていた。「怒ってるかなぁ。絶対怒ってるよなぁ……」 一冊の本を抱きしめ、彼はトボトボと歩いていた。 すると、背後でガサガサッと物音がした。「――っ!?」 本を持ち直し、振り向く少年。 草をかき分け、顔を出したのは、一匹の犬だった。「え……えぇ……何でついてきちゃったんだよぉー……」 犬は嬉し...
19「何なんだよ。本当にお前ついてくんのかよ」「あら。嫌そうね?」 不満そうな顔をしているセムラの後ろを、オペラがついていく。 そのさらに後ろには、ラムネもいた。「アタシは大歓迎だヨ! 女子一人だったしさぁ!」 すっかりオペラの肩に乗り換えたクイニーは、嬉しそうに言った。 今回の騒動で、村と町の合併はなくなった……わけではなく。 合併はするものの、村の自然は保ちながら町と共存していくという話に落ち着...
18 ラムネはと言うと、海の上でキョロキョロとしていた。 まるで、自分の置かれた状況がわかっていないようだった。 シェルマーは、村人や町の人々に捕らえられ、連行されていった。「あれ……? 一体何がどうなっているんだ?」 浅瀬まで泳いできたラムネは、セムラやオペラたちに尋ねる。「どうなっていおるのはこっちのセリフよ! ――あんた、人魚だったの!?」「うん……? あ!」 セムラに散々言うなと言われていたこと...
17 海に突き落とされたオペラは、薄れゆく意識の中で、幼い頃の記憶を思い出していた。 物作りが得意だった父。 家具なんかをよく自作していた。 オペラも押さないながらに作るのを手伝ったりしていた。 そんな二人を優しい目で見つめるのは――「おい! しっかりしろ!」 聞き覚えのある声が耳に入ってきて、オペラは我に返ったように目を開けた。 セムラとクイニーが、彼女の顔をのぞき込んでいた。「私……」 まだ頭はく...
16「あの野郎……どういうつもりだ!」 人々は怒りを露わにする。 オペラは身動きが取れないようロープで縛られ、小さな舟の上に立たされていた。 猿ぐつわもされており、叫ぶこともできない。 舟を漕ぐのは、シェルマーだった。「シェルマー! あなたはもう終わりよ! その子を返しなさい!」 拡声器で、警告するプラリネ。 周囲の人々も「そうだー!」と、同調した。「うるさーい!!」 舟の上から、彼は叫んだ。「中止に...
あとがき皆さんいかがお過ごしでしょうか。ホタテです。ここまで読んでくださり誠にありがとうございます。キャラの登場数が一気に増えて何だか申し訳なくなってきた回でした。私もだんだんわけがわからなくなってきたという。しかも敬語キャラが同時に登場。やっちまったな……と、すごい思いました。話のベースは一緒ですが、ちょこちょこ変えました。アビーという新しいキャラも作りました。この話だけのキャラになりますが……あと...
disguise20 その後のことについては、正直特に話すことはない。 と言えば、嘘になるのかな。 いつも通りの日々が戻ってきてしまった。 ルイもいなくなった。 アビーもいなくなった。 あたしはまた一人だ。 先輩はあの後すぐに高熱を出し、ミリアルの所で寝込んでしまった。 おかげであたしとは、ろくに口もきいていない。 イオンはイオンで、ずっと何かにイライラしている。 あたしに対してではなさそうだ。 おばあち...
※このページは常にトップにくるように固定してあります※2022/1/4更新ご訪問ありがとうございます。当サイトは私、ホタテが気ままに書いたものばかりを載せている小説ブログとなります。近年は文学フリマを中心とした即売会に出店したり、BOOTHを利用しての通販を行ったりしています。また、私生活多忙につき、ブログの更新にあまり時間が割けなくなっており、簡単に投稿できるカクヨムや小説家になろうなどの投稿サイトをメインに...