万葉集東歌に歌われていた越生町大谷の大谷ヶ原萬葉公園
埼玉県越生町の鹿下越生神社や学頭沼から東の方にも、やはり大きなため池があります。といっても間に一山あるので南から大きく迂回した先です。堤体は車は通れなさそうですが、その手前には数台は駐車できそうなスペースがあり、いくつかの案内板や石碑があります。ため池は大亀沼といい、ここは「大谷ヶ原萬葉公園」となっているようです。左から2番目の越生町教育委員会等による公園の説明板によると、万葉集の東歌の一つに歌われているのがこの地だということです。万葉集といえば、奈良時代の終わり頃にできたという日本で最も古い歌集です。その中でも東歌は、当時は西日本中心の日本史にあって珍しく東国のことが対象となっています。右から2番目の石碑は歌碑となっており、その歌が「入間道の 大谷が原のいわいづら 引かばぬるぬる 吾にな絶えそね」と刻まれています。「大谷が原」が、ここ越生町大谷の大亀沼周辺であるとさ...
2024/05/26 08:44