普通の観光ガイドとは一風違う視点から、もうひとつのインドを紹介していきます。
インド滞在・放浪歴のべ48ヶ月の間に訪ねた土地、出会った人々や遺跡、寺院などを、時にインド武術も交えて、写真やビデオと共にご案内します。
今日紹介するのは聖地オームカレシュワル(Omkareshwar)、マディヤ・プラデシュ州のヴィンディヤ山中にあるヒンドゥ聖地だ。 ナルマダ河の中洲島である『マンダタ島』の全体が聖地。上流にはダムが見える。 その中心は12ジョティリンガの内のひとつであるオムカレシュワル寺院で、この寺院の名前がそのまま地名にもなっている。 右手の白い砲弾型屋根がオームカレシュワル寺院 ジョティリンガとは光のリンガを意味し、世界の始原に最初にシヴァが現れたとき、それが眩い炎の柱だった事に由来する。 天地を貫く炎のリンガ・シヴァに礼拝するブラフマーとヴィシュヌ 世界の始原のある時ヴィシュヌとブラフマーが、どちらが真の…
ナルマダ河の聖地マヘッシュワール / アヒリャーバーイ王妃の記憶
今回紹介するのは、マヘッシュワール(Maheshwar)。オンカレシュワルの下流にあるナルマダ河に面したヒンドゥ聖地だ。 ガートから見るナルマダ河の夜明け マヘシュワールは、古くはマハバーラタの時代から知られた地政学的要衝で、現在残るガートやパレス、そして寺院群は、18世紀にこの地を支配した、ホルカー家のアヒリャーバーイ王妃が残したものだ。 アヒリャーバーイ王妃のパレスと、隣接するヒンドゥ寺院 ホルカー家は、近郊のインドールを拠点としたマルワー地方の藩王家で、その独特なホルカー・スタイルの彫刻でも有名だ。 寺院内陣からナルマダ河を望む 。イスラム建築の影響を受けた非常にスタイリッシュな様式美 …
ヒンドゥ聖地としてのイメージの強いウジャインだが、私にとってウジェインとは、ズバリ、マヒンドラの乗り合いオートに他ならない。 見よ、このレトロなマッドマックス的風格を! 一般にテンプーと呼ばれるこの公共の乗り合いミニバスは、大きく前に伸びた前輪駆動のフロントノーズから、あたかもイージーライダーのように車輪が突き出し、内部構造もまるで耕耘機のようにシンプルだ。 そのノーズカバーを開けただけで、シンプルなエンジン構造の全てがあらわになる 図体の割には華奢かつシンプルな操作系 独特なピストン式レバーを前後し、ギアチェンジをするドライバーのその手さばきがまた渋すぎる。 前輪の脇にマフラーが見える。車窓…
「ブログリーダー」を活用して、Sangam_B16さんをフォローしませんか?