人新世の「資本論」を読み終わりました。 私は、共産主義というと自由の奪われる社会かと思っていましたが、マルクスが考えていた社会は、純粋な自由の存在する社会だということを知りました。
人新世の「資本論」を読み終わりました。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 斎藤 幸平 本 通販 Amazon 著者の斎藤幸平氏の考えは、とても納得のいくところの多いものでした。 「マルクスは『必然の国』と『自由の国』を分けている。『必然の国』とは、要するに、生きていくのに必然とされるさまざまな生産・消費活動の領域である。それに対して、『自由の国』とは、生存のために絶対的に必然ではなくとも、人間らしい活動を行うために求められる領域である。例えば、芸術、文化、友情や愛情、そしてスポーツなどである。 マルクスは、この『自由の国』を拡大することを求めていた。いわば、..
2022/01/23 15:29