斎藤幸平東京大学大学院総合文化研究科准教授の書かれた「マルクス解体 プロメテウスの夢とその先」を読みました。 マルクス解体 プロメテウスの夢とその先 斎藤 幸平, 斎藤 幸平, 竹田 真登, 持田 大志, 高橋 侑生 本 通販 Amazon 共産主義革命について、私がずっと疑問に思ってきたのは、なぜ革命が資本主義社会であるイギリスで起きないで、農業国であるロシアで起きたのか、ということでした。 本書では、「マルクスは、『物質代謝の亀裂』、すなわち、自然環境からの搾取を考えた。階級闘争による唯物史観を捨て、資本主義社会から物質を搾取される周辺国が資本主義を経ず..