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  • 【聖典48】最後の挨拶 —シャーロック・ホームズのエピローグ—〔時系列60〕

    ——1914年8月2日、第一次世界大戦開戦前夜。海峡を見下ろすある丘の上の屋敷で、2人のドイツ人が密談をしていた。一方の男、スパイのフォン・ボルクは、もう一方の男、駐英大使館のフォン・ヘルリング男爵に諜報活動の成果を語る。今や2人は英国の重要機密のいくつかを手にし、ベルリンに引き上げる算段を整えようとしていた。その最後の仕上げとして、フォン・ボルクは手下のアメリカ人アルタモントの到着を待っていた。これまでも...

  • 【ホームズ鑑賞録予告】次回最終回「最後の挨拶」

    事件の発生年順にシャーロック・ホームズの原作小説をご紹介してきた「ホームズ鑑賞録」。いよいよ次回、時系列上最後の作品「最後の挨拶 —シャーロック・ホームズのエピローグ—」を取り上げます。舞台は1914年、第一次世界大戦開戦前夜。ヨーロッパの歴史が大きく変わる転換点に、かつて大英帝国の全盛時代を支えたホームズはどう向き合ったのでしょうか。27日(火)20時更新予定です。お楽しみに。また、前回更新した「まだらの...

  • 【外典】まだらの紐(戯曲版)

    結婚を間近に控えたヴァイオレット・ストーナーという女性が、急死した。ヴァイオレットは義父のグライムズビー・ライロット博士、妹のイーニッド・ストーナーと共に暮らしていた。彼女が死んだ夜、イーニッドは、姉が今際の際に「バンド」「まだら」と叫ぶのを聞いた。ストーナー姉妹と以前から懇意にしていたワトソンは、イーニッドに請われ検死を行うが、死因は特定できなかった。検死審問の結果、未知の原因による死として処理...

  • 【ホームズ鑑賞録予告】寄り道します

    時系列順にシャーロック・ホームズの原作小説をご紹介してきたホームズ鑑賞録。シリーズ本編としては残すところ「最後の挨拶」だけとなりましたが、ここで最後の寄り道をしたいと思います。コナン・ドイル自身が執筆し、1910年に初上演された戯曲版の「まだらの紐」を取り上げます。「王冠のダイヤモンド」と同じく、シリーズ本編とは設定の矛盾するパラレルな作品ですが、ホームズ世界でも上演されたのかなという妄想を元に(笑)...

  • 【聖典57】ライオンのたてがみ〔時系列59〕

    探偵業を引退したホームズが、サセックスで隠遁生活を送るようになってから、数年。暴風雨が明けたある夏の朝、ホームズが海岸線の断崖を散歩していると、地元で懇意にしている学校経営者ハロルド・スタックハーストと出会った。スタックハーストは海岸に泳ぎに行くところで、同校の教師フィッツロイ・マクファーソンが先に行っているのだと言う。海岸に降りていく一本道に差し掛かったとき、マクファーソン青年がよろめきながら現...

  • 【聖典40】第二の汚点〔時系列7〕 ※時系列については記事中参照

    ヨーロッパのある国の君主から大英帝国に宛てられた手紙が、何者かによって盗まれた。手紙は大英帝国の植民地政策を極めて不穏当な表現で非難するもので、公表されれば英国国民の感情を刺激することは必至。英国とその国の戦争は避けられず、大戦に至る可能性もある。総理大臣ベリンジャー卿と、手紙を管理していたヨーロッパ問題担当大臣のトレロニー・ホープは、手紙の奪還をホームズに依頼する。しかし、ホームズの答えは「戦争...

  • 秘密結社「赤輪党」とは(「赤い輪」より)

    「赤い輪」の鑑賞録はこちら。ネタバレになってしまうので、具体的にどのような形で物語に関わるかは伏せますが、「赤い輪」には「赤輪党」なる架空の秘密結社が物語に影を落としています。この「赤輪党」とは一体如何なる組織なのでしょうか。(以下、「赤い輪」のネタバレをしないように気をつけて書いているつもりですが、何の情報も持たずに作品を読みたいという方はご注意ください)作中の説明によると、この「赤輪党」とは昔...

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