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折にふれて https://blog.goo.ne.jp/juraku-album

風景、季節の移ろい、ペット、花、小物など、ジャンルこだわらずの写真ブログです

本業はサラリーマン。 好きなものは写真と過ぎ去った日々の洋楽。いつまでたっても大人になりきれません。本拠地、金沢市は加賀百万石で育まれた独自の文化や伝統を大切にする地方都市。また一方では、新しいものを積極的にとり込もうとする気質も旺盛で、新旧がうまく調和する魅力的な街です。そんな金沢の街並みや季節の話題、気になるお店、人々の生活など、ガイドブックにはない金沢も紹介しています。

juraku-5th
フォロー
住所
金沢市
出身
加賀市
ブログ村参加

2011/04/09

  • 夏空 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空の低い位置に張り出した厚い雲。さらにその雲から天頂に向かって柱上の薄い雲が昇っているように見える。雲が織りなすダイナミックな光景に驚嘆しつつシャッターを切った次第だが...三国港(福井県坂井市)2024.06.1517:37Sonyα7R3FE2.816-35GM「どうしてこんな現象が起きるのだろう?」「何て名前の雲だろう?」興味津々にこの光景を眺めてもいたのだがひょっとして、こうして入道雲ができるのかも?と思ったりもした。そうだとすれば、夏を代表する空模様。季節折々に現れる空写真は面白い。そして奥深い。夏空By空俱楽部

  • June Bride

    6月に結婚する花嫁は幸せになれるギリシャ神話に登場する女神ジュノにまつわる言い伝えとのことだが好天に恵まれた高原の一隅に集まった人たちに囲まれて新婦は幸せ気分に包まれていた。そんな人々の表情を捉えることができたなら、とカメラを構えたのだが、ファインダーを通してでも人と目が合うのは苦手。それで、人気のない写真がほとんどとなってしまった次第だが。。。せめて、幸せの「間」を繋ぎ合わせることができたなら幸いだ。新婦。そして、新郎に幸あれ。J.D.Souther-You'reOnlyLonely(LiveatFarmAid1986)JuneBride

  • カーブミラーと空 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部、今月のお題は「カーブミラーと空」。越前海岸に沿って50キロもの道のりを走る国道305号線。ほとんどが崖地と海に挟まれた道はカーブミラーの宝庫だ。だが、カーブミラーを絡めた空を撮るとなるとその宝庫もあまり用を為さない。なぜなら、本来カーブミラーは見通しの悪い場所に設置されるもの。つまりはカーブミラーを撮影しようと目論んでも、その大半は安全な足場を確保できないのだ。ところが、ここだけは違う。そのカーブミラーの近くにはガードレールに囲まれた安全地帯があって、背景となる海と空が大きく見渡せるところに三脚を立てることもできる。つまりはこの「お題」のためにあるような場所なのだ。ここを見つけてもう5年ほどにもなるだろうか。以来、6...カーブミラーと空By空俱楽部

  • 「四番、キャッチャー ・・・」

    「公式戦に出るから応援に来て!」長女からせがまれて孫のHの野球観戦へと出かけた。Hが学童野球チームに入って3年。ダブダブのユニフォームにやたらと大きいヘルメットとグラブ。そんなHの印象しかなかったのだが、子供にとって3年間の成長は大きかった。「四番、キャッチャー。H君」とのコールの後、打席には見違えるばかりに凛々しい野球少年が立っていた。そして、キャッチャーと言えば守備の要。先輩の見様見真似もあるのだろうが、中々に堂々としたものだ。そして、そのプレーの一端をご披露。当たったら、軽く外野まで飛ぶぞ、とばかりのスイングで三振。長女に言わせると、いいところを見せようとして大振りになったのだとか。さらに、守備面では。ボールがバットに当たるたびにヘルメットとマスク後方に跳ね上げてボールの行方を追う。また、大きく逸れ...「四番、キャッチャー・・・」

  • それぞれの5月5日 その2 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまでおっと!思わず忘れるところだった。今回の空倶楽部も前回の「それそれの5月5日」別バージョンで参加。19時33分投稿。なんとかセーフ。それぞれの5月5日その2By空俱楽部

  • それぞれの5月5日 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部、5月のお題は「5月5日の空」。どこでどんな空を撮ろうか、前日まで特に考えていなかったが、3日間続いた晴天が5日の夕刻から崩れ始めると知ってそれなら海で大きな空を撮ろうと思い立った。というのも、天気の変わり目には雲が赤く染まりながら次々と変化するなど躍動感あふれる空が現れることが多いからだ。そんな空を広角レンズで撮ろうと、陽が傾く頃を目がけ三国港エッセル堤へ向かったのだが...。堤には高い金網が張り巡らされ、その中には重機も置かれている。昨年秋の高波で堤の一部が倒壊したのだが、その復旧工事が始まったのだ。砂浜から海に向かって大きな弧を描いて伸びるエッセル堤とその上に広がるドラマチックな空を当てにしていたのだがこれでは風...それぞれの5月5日By空俱楽部

  • 2024金沢・春 ④ 世界で最も美しい駅

    金沢駅。鉄とガラスの大屋根が『もてなしドーム』そして、その先の木造モニュメントが『鼓門』だ。この駅舎ができた当時、「なんだこれは?!」といった金沢市民感情だったがアメリカの旅行情報誌の企画で「世界で最も美しい駅・14選」の6位に選ばれたと報道されるや否やその反応は「やっぱり!」となり、今や市民の誰もがこの駅を自慢に思っている。そして、その鼓門を下から眺めて見たのだが...確かに複雑な構造、そして建築意匠性はともかく本年のところでは「なんだこれは?」なのである。ところで、今回も鼓門が撮影会の起点。「鼓門の下で待ってます!」とメンバーにLINEしたものの観光客でいっぱい。「駅を背にして右側の足の下」とか、中でも具体的な待ち合わせ場所を指定することをオススメする。2024金沢・春④世界で最も美しい駅

  • 2024金沢・春 ③ 番外編 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで金沢での写真ではないが、撮影会でのひとコマ。この日、混みあう金沢を早々に切り上げ、撮影メンバーと加賀に向かった。ふだん、私が四季折々に訪れる場所で、特に名の知れた撮影地があるわけでもないがそこはコンテスト入選の猛者たち、それぞれの工夫で個性的な写真を仕上げるだろうと思ったのだ。そして最後の撮影地。日本海といえば夕陽とばかりに加佐の岬へ案内したのだが...天気が良すぎた。そして日没の位置がシンボルとなる灯台から遠すぎた。本来なら灯台近くに落ちる夕陽を望遠で引き寄せて景色を圧縮し、灯台の背景として夕陽を大きく表現したいところだ。だが、この状況では両方の被写体を収めるには標準レンズを使うしかなく構図的にも色彩的にも平凡なシーンにしか...2024金沢・春③番外編By空俱楽部

  • 2024金沢・春 ②

    金沢の観光名所、東山の茶屋街を案内するときには金沢駅からの徒歩をお奨めする。バスの混雑を思うと歩いても20分。ついでに道中の古い街並みも楽しんでもらえればと思うからだ。ということで『2024金沢・春』の2回目。金沢駅から近江町市場を横目に尾張町の裏道に入る。泉鏡花記念館を過ぎたあたり、久保市さん(久保市乙剣宮)の境内を横切ると旅行雑誌などで紹介されることが多い「くらがり坂」の坂上に出る。そして、坂を下ったところがこの風景。「ひがし」、「にし」と並ぶ金沢の茶屋街のひとつ主計町だ。右の建物はかつて「検番」と呼ばれたところで芸妓の管理、風紀取り締まりのために置かれたということだが、今は芸妓の稽古場として使われている。観光案内などには、「運がいいと稽古の三味線や鼓の音が聞こえてくる」とあるがちょうどその時、その運...2024金沢・春②

  • 2024金沢・春 ① By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部のchacha〇さん、lunayaさん、そして二科会会員のD師匠による5年ぶりの金沢オフ会。前回と同じく満開の桜が出迎えてくれた。主計町(金沢市)2024.04.13Sonyα7S2FE24-70㎜/f2.8GM2満開の桜に申し訳ないが。。。折り重なってたわわに咲くソメイヨシノよりも枝の数や見事さは乏しくても、景色に溶け込む桜に惹かれる。その理由をいちいち考えながら撮っているわけではないが、この景色に限るなら、写真の出来はさておき、大正時代に遡る主計町の歴史やそこに往来した人々の営みを感じたのかもしれない。それを「心象風景と呼ぶのかな」と思いつつ、浅野川にかかる桜に目を向ける。主計町(金沢市)2024.04.13Son...2024金沢・春①By空俱楽部

  • 早春の光景 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで三国港(福井県坂井市)Sonyα7R3FE24-70㎜/f2.8GM2この冬は記録的な暖冬だったそうだ。平均気温や降った雪の量など気象条件に照らせばたしかにそうだったのだろう。けれども、肌で感じる季節はそれとは裏腹。いまだに春の訪れがぐずぐずとしているようで何度となくやってくる寒の戻りに飽き飽きしている。つまりはちっとも暖冬だったというイメージがないのだ。この冬は12月早々にまとまった雪が降った。それも雪かきをしければならないほどの降雪量だったことでのっけから暖冬という予想が裏切られた。さらにその感覚を決定づけたのは能登半島地震だった。発災以来、被災地の悪天候を見るにつけ一日も早い春を待ち望んだ。それが、むしろ例年よりも春が遅...早春の光景By空俱楽部

  • 休日の朝に

    自宅の玄関先に咲くクリスマスローズ。咲き始めたことに気づいてからすでに一月ほど経っているだろうか。その間、平日は横目に眺めながら足早に通り過ぎ休日であっても天気が悪かったり、思い悩むことを引きずってもいたのか今朝になってようやくじっくりと気に留めた次第だ。そして毎年のことながらこう思う。「早春に咲くのにどうしてクリスマスローズなのだろうか」と。そんなどうでもいいことにこころをとめる休日の朝。休日の朝は、それらしい気分にあわせて選曲したプレイリストを聴きながら過ごす。入っている曲は同じでもシャッフルして聴いていると新鮮な聞き心地が持続するものだ。さらには、これまで安易に聞き流していた曲に新しい魅力を見つけたりもする。そしてこの頃、そのプレイリストの中で「ちょっといいな」と思っている曲。JamesTaylor...休日の朝に

  • 三国港 光の春2 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで引きつづき「光の春」で空倶楽部に参加。三国港(福井県坂井市)Sonyα7R3FE24-70㎜/f2.8GM2おだやかな波が沖から光を運んできてその光を砂の上に置いていく。ところが光は波が引くとたちまち砂の中にしみこんで消えてしまう。そして、ただそれだけのことが何度も繰り返される。Sonyα7R3FE24-70㎜/f2.8GM2その光景を飽きもせずにうずくまってながめていたのだが、背中を丸めて波打ち際にカメラを向ける姿は渚にいた人たちからするとかなり風変りに見えたに違いない。今になって思えば、その所行、すこし気恥ずかしくもある。さて、記事を書きながら、ふと思い出した曲が『SoMuchInLove(邦題:渚の誓い)』だった。アカペ...三国港光の春2By空俱楽部

  • 三国港 光の春 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまでこの日の気温は4月並みの21℃。とは言え、海から吹き付ける風は冷たくましてや、陽が陰りはじめたころともなるとカメラを持つ手もかじかんでくる。それでも、冬の北陸では晴れているだけでもご褒美。ときどき、凍えた手をこすりながらも、1時間ほどは渚にとどまっただろうか。ようやく三国港の「光の春」に出会うことができた。三国港(福井県坂井市)2024.02.1816:35SONYα7RⅢFE2.8/24-70GMⅡさて、「光の春」とはロシアで2月のことをいう。極寒の地において陽の光が戻ってくる2月を春への希望を込めてそう呼ぶのだそうだ。当ブログでも過去に何度かそのことを書いていて2月になると「光の春」を探しに出かける。そして今回の撮影でそれ...三国港光の春By空倶楽部

  • オトナの遠足:冬の巻 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで立春に相応しい冬晴れの日。毎年恒例にしている「オトナの遠足」に出かけることにした。一見何の特長もない池に見える。けれどもここ鴨池は水鳥たちの楽園。わずか10ヘクタールほどの小さな池だが、水鳥たちの生態系を守るラムサール条約に指定された湿地帯。いわば水鳥たちの聖域、サンクチュアリなのだ。論より証拠。景色を引き寄せてみるとこの通り。この日はヒシクイがほとんどだったが、マガンやコハクチョウなど様々なガンカモ類が多い時には数千羽単位で羽を休める。バードウォッチングに興味があるわけではないが、冬になって水鳥たちがやってきたと聞くと無性に出かけたくなる。目的もなくただこの景色を眺めるだけで満足するのだ。ここでひとしきり鳥たちを眺めた後、も...オトナの遠足:冬の巻By空倶楽部

  • 能登半島地震の記憶4

    地震の傷跡が残る和倉港。※現在近づくことはできません和倉温泉は全国有数の温泉街として広く知られ、また、能登観光の起点でもあります。それが今回の地震で大打撃を受けました。和倉温泉は2007年の能登半島地震でも被災しています。その時もほとんどの旅館が施設を損傷したのですが、大部分は短期間で復旧し、元の活気を取り戻していました。そして今回、3年間のコロナ禍をしのぎ、客足が戻った後だっただけに関係する方々の悲痛は計り知れません。和倉温泉を襲った2007年の地震の震度は「6弱」、それに対して今回の地震は「6強」でした。弱と強。ほんの表現の違いのように思っていたのですが、その揺れは比べようもないほど激しかったと聞きました。マグニチュードで比べるなら2007年のM6.9に対し今回はM7.6。マグニチュードが「1」増える...能登半島地震の記憶4

  • 能登半島地震の記憶3

    35年間お世話になっている近所の理容店が営業を再開しました。店主のOさんは珠洲市のご出身。今回の地震で輪島市とともに最も被害の大きかったところです。日本海に面した小さな集落に実家があってご両親も漁業や農業の傍らで同じ集落に住む人たちが通う理容店を営んでおられたとのことです。Oさんは東京の理容店で修業した後、同僚だった奥さんと金沢で自宅兼用の理容店を開業されたのが35年前のこと。奥さんがお嬢さんを出産してまもなくの頃で、同じ時期、近所に引っ越してきた私が新装開店のお店に入ったのがOさんご夫婦とのご縁でした。しばらくはお互いによそよそしい間柄だったのですが、回数を重ねるうちに打ち解けてきて次第に親し気に話をするようになりました。Oさんが髪を切りながら趣味の釣りの話をすると、顔そりと洗髪担当の奥さんが飼い犬の話...能登半島地震の記憶3

  • 能登半島地震 備忘2

    地震発生から10日経ちました。現在判明している被害状況は死亡206名、行方不明52名、負傷者567名、避難生活者約26000名とのことです。建設会社に勤めておりますので、被災した建物の調査など少しでも復旧のお役に立つことができたならとこれまでに2回、被災地に入りました。1回目は3日。寸断された道路を能登の顧客の情報を頼りに迂回を繰り返し、5時間かけて七尾市に着きました。平時であれば1時間余りの行程ですが、道路の陥没や隆起による通行止めや放置車両や給油待ち車列による渋滞でそれほどの時間がかかったのです。倒壊した家屋、倒壊に至らないまでもとても住むことはできない家屋。外壁が剥がれ落ちたビルなど、これまで映像としてだけ眺めていた光景を目の当たりにしましたが、驚くとか悲しいとか、そんな言葉では形容できない重苦しい...能登半島地震備忘2

  • 能登地震

    ご周知のとおり1月1日の夕刻に能登半島沖を震源とする地震が発生しました。震源に最も近い輪島市においては震度7。石川県全域や近隣の福井県、富山県、新潟県においても震度5強以上の揺れを感じた他、遠く関西や中京、そして東北においても震度4を観測したとの報道よりこの地震のすさまじさにあらためて驚いている次第です。地震が発生した時、我が家には長男と長女の家族が初めて集まり食事を始めたところでした。家族それぞれが持つスマホのアラートがけたたましく鳴ってまもなく最初の余震、さらには数分後、これまで経験したことのない大きな揺れが始まり1分ほどは続いたでしょうか。その間テーブルにつかまりながら「これはただ事ではない」と思っておりました。幸いにして、家族はみな無事で家財にも大きな損傷は無く2階のリビングからながめる近所の様子...能登地震

  • 2023年 今年もありがとうございました。

    サンセットビーチ(福井県坂井市)2023.08.1318:37Sonyα7R3FE2.816-35GMいつもより更新の少なかった2023年。心残りもいろいろとあったけど、それはさておきせめて最後くらいは印象に残った夕焼け空で締めくくり。来年もよろしくお願いいたします。そして。Beth&Joe-I'dRatherGoBlind-LiveinAmsterdam夕焼けを眺めていると思い出す曲のひとつ。ベス・ハートとジョー・ボナマッサの名演で折にふれての音楽も締めくくり。2023年今年もありがとうございました。

  • 湖北菅浦 冬景色 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで今回の空倶楽部は蔵出し写真で参加。11月中頃からこのところまで週末の予定が立込んでいて撮影に出ていない。それで空倶楽部用の写真を過去のフォルダに探していたところ一昨年12月の菅浦の写真に目が留まった。「菅浦コラージュ」とフォルダ名が付けられていて保存されていた写真もコラージュの常用サイズ(600×400ピクセル)となっていたからブログ掲載するつもりで準備していたのだろうけど機会を失ってそのままになってしまったのだろう。いずれにしても2年経って日の目を見たという次第だ。さて、この週末は雪の予報。この記事を書きだす前までは家でのんびり過ごすつもりでいた。けれども雪だからこそ見ることができる景色もある。すこしだけ早起きをして琵琶湖...湖北菅浦冬景色By空倶楽部

  • 朝霧の風景 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで夜明け前の余呉湖。余呉湖(滋賀県長浜市)2023.11.266:03amSonyα7S2FE2.816-35GM前日の夜、夜明け前の余呉湖に向かうことを思い立った。翌朝の予報は快晴。外気が冷えて湖面に朝霧が立ち込めるはずだと思ったからだ。しばらくネイチャー写真に向き合っていなかったことも心を逸らせていた。午前3時に金沢を出て、余呉についたのが5時30分。案の定、暗闇の中でもわかるくらい朝霧が漂っている。しかも、空には満天の星。絶好の撮影日和だ。幸ににして釣り客の姿も疎らで画角に入り込むことも無さそう。しばらくは手持ちで辺りにカメラを向け、イメージを整えた後で、三脚をかかえて朝霧の濃いほうへと湖畔の道を進み、明るくなり始めた方角...朝霧の風景By空俱楽部

  • 金沢港夕景 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで焼けてはくれないだろうなあ。。。と思いつつ訪れた金沢港。金沢港2023.11.0316:26Sonyα7R3FE24-70㎜/f2.8GM2この日は空倶楽部の笑子さんと金沢を散策。笑子さんのお住まいは埼玉県で言わば「海なし県」、それで最後の撮影場所として金沢港をご案内したのだ。金沢港は昭和38年の豪雪で陸上輸送が遮断された教訓から海上輸送を目的として陸地を掘削して築港したものだ。そのため、深い入り江となっていて日本海に通じていながらも、方位的に海に沈む夕陽を捉えることはできない。それでも、多少なりとも赤く染まった海と空を笑子さんに見せてあげることができたなら、と誘った次第だ。この日の金沢は快晴。市内の観光地においては絶好の撮影...金沢港夕景By空俱楽部

  • 夕焼け強化月間

    11月も早半ば。更新頻度の低いブロガーにとっては季節の移り変わりの早いこと、早いこと。北陸は時雨模様の日が増えて、雪こそ降らないものの、あたり一帯はすでに冬の装いだ。こうなると晴れ間は貴重。とりわけ撮影機会の多い海辺ともなると北西の強い風とともに波は高くなり、波打ち際に近づくことさえ難しくなる。それでこの時期は決まって海の夕焼けを撮りだめする。11月を「夕焼け強化月間」と決めているのである。この日、持って出かけたカメラは2台。広角レンズをつけた一台は手持ちでアングルを変えながら名残の夕焼け空を大きく狙うことにした。三国港(福井県坂井市)2023.10.2217:05Sonyα7R3FE24-70㎜/f2.8GM2天気が良すぎたせいか、真っ赤に染まってはくれなかったがこれはこれでよし。そして、もう一台のカメ...夕焼け強化月間

  • 夕焼け日和 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部。11月のお題は「夕焼け空」。冬に向かうにつれて北陸の天気は荒れ模様の日が多くなる。11月のお題ということもあったが、穏やかな空を撮り溜めしておこうと向かった先が三国港だった。エッセル堤(福井県坂井市)2023.10.2217:10Sonyα7S2E150-500mm水平線近くに雲が張り出し、寄せる波は強く飛沫を上げるほどだったが夕暮れの風景としては穏やか。まずまずの夕焼け日和だったと思う。夕焼け日和By空倶楽部

  • 出航 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで福井県三国港。三国港(福井県坂井市)2023.10.2215:37Sonyα7R3FE24-70㎜/f2.8GM2三国港は北陸でも有数の漁港でありここを漁業拠点とする漁船も大型の部類に入るものが多いように思う。その規模、さらに複雑かつ重厚な漁具を満載する姿に写欲を感じ夕焼け空を待つ間、それらの船をスナップ的に撮ることにした。と、突然。大きなエンジン音がうなり始め、あたり一面に排気ガスの匂いが漂い始めた。どうやら出航の準備が始まったらしい。その時ふと、夕焼け空に向かって出向していく漁船が思い浮かび、この大きな船たちが荒れた海を波を蹴散らして走る姿を想像したのだが。。。三国港(福井県坂井市)2023.10.2215:37Sonyα...出航By空倶楽部

  • 結界に咲く彼岸花

    いつものことながら、1拍おいての花写真。石川県加賀市にある狐山古墳の周囲に群生する彼岸花。地元では名所ということになっていて、この時期に訪れる人も多い。狐山古墳は昭和の初めにその存在が確認され、調査発掘の結果、安置された石棺からは壮年男子の骨が、そして周辺からはたくさんの副葬品が出てきたとのことだ。築かれたのは5世紀後半でその規模や副葬品からこの地区に君臨した王だった可能性があるらしい。とはいえ全長にすると56m程度だから彼岸花が周囲に群生するといってもそう広範囲と言えるものでもない。けれども、古墳を取り囲むうっそうとして雑木の中で息づく姿は、それも王墓を取り囲むように...とあれば現世と黄泉の結界をつかさどっているようにも思え、その怪しげな様子に俄然写欲が増すのである。結界に咲く彼岸花

  • 鉄塔銀座から By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部。10月のお題は「鉄塔と空」。悩ましい難題のひとつだが、ふと、「あそこなら!」と思いついたところがあった。それがこの場所。福井県坂井市三国町の高台からの風景だ。Sonyα7S2FE24-70㎜/f2.8GM2ここでは過去にも何度か、このお題のクリアに取り組んだことがある。だが、それはあくまでもひとつひとつの鉄塔と空でしかなかった。ここには福井県有数の火力発電所があって、生まれたばかりの電気を各地へ送り出している。その送電を担う無数の鉄塔があることを思い出し、それらをまとめて高台から眺めて見たくなったのだ。そして、数々の鉄塔の源ともいえる、言わば一丁目一番地がここ。Sonyα7R3FE2.816-35GM三国港越しに眺め...鉄塔銀座からBy空倶楽部

  • 美術館という風景2 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまでSonyα7R3FE2.816-35GM空倶楽部用にと湾曲するガラスの壁に映る空を撮るつもりだったがその瞬間射し込んだ光が壁に沿ってリズミカルに反射した。その光景に目を奪われて、肝心の空がおざなりになってしまった。「それでも空は空」と気遅れ気味に掲載。そして、ついでながら。このままでは「お蔵入り」となりそうな写真をどさくさ紛れに。Sonyα7R3FE2.816-35GMSonyα7R3FE2.816-35GM新国立美術館ではエスカレータも調度も、そして人もでさえもすべてが絵になる。美術館という風景2By空倶楽部

  • 美術館という風景

    国立新美術館2023.09.1011:49Sonyα7R3FE2.816-35GM(16㎜,f/5.6,1/30sec,ISO160)三層にわたって吹き抜ける巨大な空間が波打つように湾曲したガラスの壁で覆われている。さらにその空間にはコンクリートでできた高さの異なる2本の円錐形の柱が地面に刺さるようにそびえ立ちフロアの一部を構成している。この建物の内部を言葉で表現するとこうなるがそんな言葉では言い表せないスケールと魅力を持つのがここ国立新美術館だ。美術館という風景

  • 映りこむ空 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで三国港(福井県坂井市)2023.06.1818:08Sonyα7R3FE2.816-35GM(f/5.6,1/250sec,ISO100)空倶楽部。今月のお題は「映り込みの空」。この夏の記録的な暑さでカメラを持ち出す日は激減。念のために、と6月に撮っておいた一枚で参加します。今日から二日間、所用で東京へ。みなさまのところへは帰ってからおジャマします。そんな秋めいた日を思い浮かべつつ、なつかしい曲を。NIAGARATRIANGLE白い港映りこむ空By空俱楽部

  • 風の乙女が帰ってきた

    コロナ騒動で2年の中断。ようやく再開された去年は踊り手たちは観客との距離をとり自らもマスク姿で。そして今年。風の乙女たちがいつもと変わらぬ姿でようやく帰ってきた。富山市八尾。おわら風の盆。9月1日から3日まで開催されるこの祭りに全国から見物客がどっと押し寄せた。人づてに聞いた話だと初日は7万人。さらに2日は10万人。コロナの終息とともにいつもの活気が帰ってきたようだ。さらに今年はNHKの中継も入るとかで地元八尾の盛り上がりも絶頂。1日、2日と今や全国にしれたおわらを楽しんできた次第だ。風の乙女が帰ってきた

  • 浜茶屋のある風景 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで旧盆の頃、土用波が高くなると北陸の浜茶屋は短い営業を終える。三国海岸(福井県坂井市)2023.08.1317:46Sonyα7R3FE2.816-35GM(16㎜,f/18,1/160sec,ISO100)この日の気温は夕方にして33℃。まとわりつく暑い空気は真夏そのものだが傾いた日差しのなかで人気のない浜茶屋を眺めるとその景色の中にしのび寄る秋の気配を感じてもいた。ところで。浜茶屋と表現したが、一般的には海の家。そう呼ぶのは北陸など日本海側の一部の地域らしい。学生時代に友人と出かけた神奈川の海水浴場でうっかり「浜茶屋」と口にして、「何それ?」と笑われたことを思い出した。けれども、子供の頃の記憶につながるこの夕景の主題は「浜茶...浜茶屋のある風景By空倶楽部

  • 土用波の風景 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで水平線近くに薄く引いた雲はあるものの快晴。また風もほとんどなく、猛暑を差し引けば気候的には穏やかと言える。ところが、そんな穏やかさとは裏腹に寄せる波といったら、「ザバーン」と大きな音を立てながら時折り砂を巻き上げて足元を濡らすほどに迫ってくる。晩夏の頃にやってくる大きな波、土用波だ。三国海岸(福井県坂井市)2023.08.1318:24Sonyα7S2FE24-70㎜/f2.8GM2(45㎜f/8,1/60sec,ISO100)今年の夏は記録的な暑さで7月の気温は観測史上、最も高かったとか。さらに暑さは留まるところを知らず8月に入ってからも北陸の気温は連日の35℃を越えている。今年の夏はいったいいつまで続くのだろう、と閉口して...土用波の風景By空俱楽部

  • Hotter than July

    これほど家にこもる盆休暇も珍しい。あまりの暑さに出かける気がしなかったのだ。とは言え、6日もある休みが記憶に残らないというのも寂しいのですこし暑さが和らいだ頃合いを見計らって、いつもの三国海岸に向かうことにした。けれども、日没間近ながら外気温は33℃。もはや暑さに対する感覚がマヒしてしまった、ということだろうか。三国海岸(福井県坂井市)2023.08.1318:33Sonyα7R3FE2.816-35GM(31㎜,f18,1/50sec,ISO100)7月は観測史上もっとも暑かったと聞いたが、8月に入ってなお、連日「熱中症アラート」が発令されておりまた、この後も近づく台風が持ってきた南の風による高温が続くというから7月よりもさらに暑い8月になるのかもしれない。さて、タイトルの『HotterthanJuly...HotterthanJuly

  • オトナの遠足 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部、8月お題の「青い空白い雲」は友人たちとのゴルフの一幕で。年に20回ほどラウンドするが、そのほとんどが仕事関係。親睦が目的とは言え、何がしかの緊張を感じたりもする。けれども、そんな中で掛け値なしに心から楽しめるのが友人たちとのゴルフ。仲間うちの合言葉は「ピクニックに行こう!」だ。その日の最高気温は35℃。万全な熱中症対策のもとオトナの遠足を頼んだ次第だ。オトナの遠足By空倶楽部

  • フェーン現象の怪

    連日猛暑の北陸。こう暑くてはカメラを持って出かける気にもならず「お蔵」から多少とも涼を感じる写真を引っ張り出してみた。橋立港(石川県加賀市)2016.07.31Sonyα99F2.8G/70-200㎜北陸というと夏はなんとなく涼しげに思われがちだが本当のところは暑い。各地で軒並み体温を超える暑さとなっていることに加えて石川県の小松市、そして当ブログでもおなじみの三国港(福井県坂井市)で39℃超える最高気温を記録している。その原因となっているのがフェーン現象。日本列島に南からの湿った風が吹き込み、その風が列島中央部の山岳地帯を駆け降りるとき高温となって北陸など日本海側の地域の気温が上昇するというものだ。しかし、そもそも風が山を越えることでどうして気温が上昇するのだろう?そのメカニズムを調べてみた。『チコちゃ...フェーン現象の怪

  • 一瞬の夏 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで2014年8月新潟県鯨波海岸を走るトワイライトエクスプレス。2014.08.3018:34Sonyα99Vario-Sonnar24-70㎜/f2.8(35mmf/2.8,1/250sec,ISO12800)来春、北陸新幹線が敦賀まで延伸される。それによって金沢から敦賀までの所要時間は30分短縮されて46分。また、敦賀を経由した大阪までの所要時間も同様に30分短縮され2時間となる。一方で鉄道輸送の高速化と引き換えに失われるものもある。「サンダーバード」や「しらさぎ」など在来特急が北陸の鉄路から消えるのだ。それと同じことが今から8年前にも起こっている。北陸新幹線の開業とともに廃止されたいくつかの特別急行のことで、その一つが大阪と...一瞬の夏By空倶楽部

  • 梅雨空の黄昏 By空俱楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで梅雨前線に置いてけぼりにされた雲と出番を伺う夏本番の青い空。この時期特有の空が黄昏てゆく。三国港(福井県坂井市)2023.07.1518:36Sonyα7S3FE24-70㎜/f2.8GM2(30㎜f/8,1/250sec,ISO100)ところで、黄昏の語源は「誰そ彼(だれそかれ)」現代語なら「誰だ。彼は?」で、人の識別がつかなくなることが転じて夕方をさす。もっともこの写真を撮ったのは日没30分前だから肉眼は釣り人の表情はしっかりと捉えているのだが明暗差に弱いカメラから「誰そ彼?」というつぶやきが聞こえてきたのだ(嘘です!)梅雨空の黄昏By空俱楽部

  • エッセル堤という風景 2

    エッセル堤の突端で歩いてきた道を振り返ってみた。渚からここまでは500m。遠く三国の街並みがまるで海に浮かんでいるようだ。前項でも触れたが。渚からながめるエッセル堤は海に張り出すアーチ状の構造物だが、間近にするとその整然とした印象とは裏腹にごつごつとした岩が積み上げられていることがわかる。堤が築かれた明治時代の頃はコンクリートの調達も困難だったはずだから、おそらくは人力で岩を積み上げたのだろう。その難工事ぶりが窺えるのである。美しさと無骨さ、そして人々の苦労が産業遺産として評価につながったのかもしれない。あらためて突端から風景を。エッセル堤としては突端だが、実はその先にも突堤が伸びている。昭和23年。直前の福井地震による被災を修復するとともに新たな突堤が増築されたのだ。その長さは400mを超えるというから...エッセル堤という風景2

  • エッセル堤という風景

    一週間居座った梅雨前線が北上し、ようやく晴れ間が現れた週末の午後。それでもまだ雲は多かったが、撮影に出かけることにした。劇的な空を撮るならかえって好都合と思ったのだ。目指したのは三国港。海と空が広く開けた夕陽の名所だ。金沢からだと車で二時間近くかかるのだが、そんな距離など苦にはならない。むしろ、今日はどんな夕空が現れるかと、ワクワクしながら車を走らせるのだ。石川県にも夕陽が美しい海岸はいくつもあるのだが隣県の海を訪れるのには理由がある。三国港から大きく張り出す突堤。エッセル堤に魅せられているからだ。いくら夕陽が美しくても海と空だけでは単調な風景でしかない。そこに圧倒的な存在感で風景を特別なものとしてくれるのがエッセル堤で海に伸びるアーチ状の突堤は他にはない海岸線の美しさを形作っているのだ。さて、いつもなら...エッセル堤という風景

  • 花の名前は知らないが

    三国港の夕刻。何気なく眺めた先に自生する花が気になった。ふだんなら誰も気にとめないような花だが暮れてゆく大きな景色を従えるような存在をその花に感じたからだ。三国港(福井県坂井市)2023.06.2418:58Sonyα7S2FE24-70㎜/f2.8GM2(49㎜f/.8,1/200sec,ISO100)「なんという花だろう」と思いつつ、ふと、花の仕事をしている長男から聞いた話を思い出してもいた。やたらと花の名前を知りたがる日本人観光客の話だ。パリのとある花屋の店先。色とりどりの花が歩道にまでこぼれ街の一角を美しく飾っていた。たまたま通りかかった日本人の男がその光景に目を奪われ「この花は何という名前だ。あの花は?」と矢継ぎ早に店の主人に尋ね始めた。その刹那、店の主人が男に浴びせた言葉が「美しいと思ったなら...花の名前は知らないが

  • 風の風景 光の風景 By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで空倶楽部、今月のお題は「曇り空」。それで、日没間近の水平線を厚く覆う雲を撮ろうと目論んだのだが...三国港(福井県坂井市)2023.06.2418:56Sonyα7S3FE24-70㎜/f2.8GM2(45㎜f/16,1/60sec,ISO250)一瞬、雲の切れ間から射す光が強烈で、「曇り空」どころではない。慌てて2枚のハーフフィルターを仕込んだもののそれも役には立たず、空は白トビ。この写真、お蔵入りの運命だったはずだが、しげしげと眺めて見ると光に照らされた草がそよいでいる。目を細めるほどの光の中に風を感じ、このまましまい込むのも忍びないと思ったのだ。風の風景光の風景By空倶楽部

  • 梅雨空の記憶

    ここ近年の梅雨というと豪雨による災害報道が相次ぐ。温暖化による地球規模の異変が大きくかかわっているのだろう。災害を引き起こさないまでも、梅雨というとじめじめとしたネガティブな印象が定説だ。しかし一方で、長雨の季節も四季の移り変わりのひとつ。「そこには情緒もあるはずだ」と、「お蔵」の中から探し出したのがこの写真。市振駅(新潟県糸魚川市)2016.07.0915:16Sonyα99Vario-Sonnar24-70㎜/f2.8(24mmf/8,1/800sec,ISO100)もう7年も前のことになるが、この空のことはよく覚えている。梅雨空をおして遠出の撮影に出かけた帰り道で天候の回復とともに雲の合間から青空がのぞき始めた。見る見るうちに雨雲を蹴散らすように広がり始める青空。その澄んだ空に目を奪われたのである。梅雨空の記憶

  • 風そよぐ夕ぐれは By空倶楽部

    「9」のつく日は空倶楽部の日。※詳しくは、発起人かず某さんchacha○さんまで塩屋港の夕映えが続く。塩屋港(石川県加賀市)2023.06.1819:06Sonyα7S2FE24-70㎜/f2.8GM2(47㎜f/5.6,1/250sec,ISO100)この場に立った時、一瞬、秋の気配を感じた。まだ梅雨に入ったばかり。本格的な夏を迎えていないにも関わらずだ。夕映えの川面を渡ってくる涼しい風が季節感を狂わせたのだろう、と思いつつふと、頭をよぎったのがこの和歌。風そよぐならの小川の夕ぐれはみそぎぞ夏のしるしなりける従二位家隆舞台は上賀茂神社。御手洗川を渡る風がならの木の葉を揺らし、あたりはすっかりと秋の気配に包まれている。けれども、みそぎの行事(夏越の祓:なごしのはらえ)が行われていることで「そうか、今はまだ...風そよぐ夕ぐれはBy空倶楽部

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