絶滅したと言われているニホンオオカミとは何か?生き残りの可能性は?
絶滅したといわれて100年が経過したニホンオオカミですが、その正体は果たしてオオカミなのか?犬なのか?生き残りの可能性はあるのか?
ニホンオオカミの研究でまず基本になるといわれているのはライデンの模式標本ですが、ライデンにはもう1つの標本があったようです。これは模式標本よりがっしりしていて、随分オオカミっぽいですね。もう1つの画像はシーボルトが手にいれたおおかめとやまいぬの図。右の伏せているのがやまいぬで足に出来物があり、立てなかったそうですが、これが模式標本だったらしく、剥製の足の同じ位置にできものがあった後が確認されたそうです。左の立っているほうがおおかめ、これがもう一つの剥製の動物?詳しいことは判りませんが、ライデンの標本といえば例のやつしか出てこないところをみるともうないのかもしれませんね。2つあったら、やまいぬとおおかめが別の動物だという手がかりの一端が掴めたかもしれないのに・・・。(画像はスズカハイキングさんからお借りしました)もうないの?
明治時代の教科書にあるニホンオオカミの紹介です。肉食獣類。狼。おほかみ。(1)種類1狼(2)部分頭長シ○口長ク且大ニシテ耳下ニ至ル耳ハ小ナリ○体犬ニ似テ大ナリ○脚蹼(みずかき)アリテ能ク水ヲ渉ル○毛灰色ニシテ白色雑ル○歯甚ダ鋭利ナリ(3)常習性猛悍兇暴ニシテ餓ユルトキは人ニ迫ル深山ニ棲息シ他獣ヲ害シ(以下略)とあります。おほかみとありますが、オオカミでしょう。(2)の部分ですが、頭部は長い、口は長く大きく耳の下まで裂けているとあります。(恐ろしさを強調しているともとれますが)耳は小さい。体は犬に似ているが大きいとありますが、ここである犬はおそらく中型日本犬それより大きいということは、現在の秋田犬くらいあったのかもしれません。もしくはプロポーション的に犬より胴が長いので、同じくらいの体高であっても、大きいとしたの...教科書から考察。
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