40年も前、僕自身は1年間熊本に住んでいて、始終見上げた「熊本城」と阿蘇に広がる草千里の眺望と雄大な自然に心洗われ、心地よい人とのふれあいとともにその期間が短くとも、今ある自分の中に形作られた精神的な核心のようなものがここで作られたことを感じている。その愛すべき熊本や阿蘇に連なる風景が、巨大地震に引き裂かれおびただしい被害の状況をテレビを通して目の当たりにするとき、言葉を呑み込んでしまう。それはまさに21年前神戸で見た惨状を思い起こさせた。この国の風土は、入り組んだ渓谷や連なる山々と変化を極める風景と四季の移ろいを愛でて、自然というものに畏敬の念を抱きながら暮らしをつむぐ風情で形成されている。しかし、こうした自然の圧倒的な脅威を目の当たりにするときにあらためて思い知らされる。連なる山々のでこぼことした地形や変化...地震国2016.04.16
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