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  • けんか山6

    ところが、北のほうにある 恐山だけが「おらは 降参しねえど。お前よりももっと もっと 高くなってみせらあ」・・・恐山は、ウーンと 大きく息を 吸い込み、フウーっと はき出しながら、頭をグイッと上げると、ズズズーンと背がのびたど。 ・・・また息を吸い込んで、

  • けんか山5

    「なんだと、このちびすけめら。なら、こうしてやる」といって、八甲田山がユサッと体をゆすると、ゴワーッと 大きな波があたりの山へかぶさって いったど。「うわぁ、ブクブクブク。息がつまりそうだすけ」「まいった、まいった」あたりの山たちは、みんな 降参したど。

  • けんか山4

    「一番のりは、この おれ様だ。だから、お前たち は、みんな おらの 家来だど」 ・・・・ところが、「おらは、お前の家来で ねえすけ」ってちびっこの山が、さけんだど。「そんだすけ、おらたちは お前の家来でねえすけ」 ほかの山たちも わやわやわや

  • けんか山3

    ガギッ、ガギッ、ガギガギ ガギガギ、ゴボーッ。一番はじめに 顔を出したのは、八甲田山だ。「おらが、一番のりだどー」しばらくすると、あっちに ポカッ。 こっちに ポカッ。 ポカッ ポカッ ポカッ。いろんな山が 顔を出したど。 

  • けんか山2

    むかし むかし、ずぅーとむがしの話っこだ。天の神様が 下を見ていたら、「なんぼ さびしいけしきだな。 どこを見ても 青い海ばかりだ。 ひとつ 山でも作って、にぎやかにしてやるべが」と、いいながら、そこらの石ころを手ですくうと、ザザザーと 海へ ぶちまけた

  • けんか山1

    それでは、津軽のむがしっこ、『けんか山』の紙芝居はじまり、はじまりー。 

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