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【作詩】長短・短長
あーした、こーした あれよー、これよー あーした、こーした あれよー、これよー あーこれ、ちょー格 短はー、こうよー あーこれ、ちょー格 短はー、こうよー こんなにするとね 長短と短長は とっても、わっかり、やーすい
2025/03/30 18:46
ヘルダーリン『エムペドクレス』田村二郎 訳
あなたは生を求めに求めた そして神聖な火が 大地の奥処(おくか)から湧き起り 赫灼と照り輝いた。 おののきふるえる渇望のままに あなたは身を投じた エトナの焔の中に。 このように 女王の傲りは 酒杯の中に真珠を溶かした その傲りはさも
2025/03/29 19:41
【作詩】生きる抜殻
いつかの暑い夏に啼き誇った 一匹の見も知らぬ蝉よ 今も網戸に抜殻を遺すお前よ 白く柔らかい体を伸ばし 雄々しく空へと羽ばたき 短い命を燃やしたお前よ その抜殻はまだなおも 時雨に打たれたまま黙し 琥珀色の殻陀(からだ)は朝日
2025/03/29 15:57
【作詩】奈落の花園
ひと繋がりに並ぶ街路灯に 白い火が灯った夜の街で 赤信号に行く手を阻まれ 振り仰ぐと、満開の桜花 ぼんやりと、くっきりと 霊気に照らされた妖精たちが 浮かび上がり迫ってくる 奈落からの使者のように 恐懼と不安、勇猛と安心
2025/03/28 21:42
ジャン・コクトー『怖るべき子供たち』について
さて、本書が無意識の世界を描き、かつシュールアリスム批判の作品という解釈はすでに述べたが、ここでそれを証明する部分を作中から引用しておこうと思う。 「『部屋の精霊』が開幕を知らすのであった。くり返して言うが、この劇場の主役たちは誰一人として見物人の役目
2025/03/26 14:38
ヘルダーリン『若い詩人たちに』田村二郎 訳
愛する兄弟(はらから)よ! 思うに我らの芸術(わざ)は 若人にひとしく 長らく泡立ち沸き返り やがて美の静けさへと熱するのだ ひたすら心虔(つつま)しくあれ ギリシャびとのように! 神々を愛し 死すべき人の身にこまやかな思いを寄せよ!
2025/03/19 14:46
【作詩】道
華やかで啓(ひら)けたまっすぐの路(みち) 舗装され平らに広がる路 春霞(かすみ)で先が見えなくとも 風と香りに誘われて歩く 草おい茂る曲がりくねった径(みち) 小石だらけのでこぼこした土の径 秋霧(きり)で先が見えなくとも 露
2025/03/19 01:06
【作詩】六枚の花びら
「カップ麺でも食べるかな」 水垢のついた蛇口を捻って ケトルに水を注ぎ火にかける 換気扇の紐を引き汽笛を待つ ピューウーキューと蒸気が昇る とくとくと、お湯を注いで待つ 「やることないなー」と暇になり 何を思ったか、電気を消した
2025/03/16 22:17
【作詩】祈りの中で
ここは、眩しく美しい世界? 手足には元気がみなぎって 無心にぶんぶん振り回しちゃう でも眠いので、寝ちゃいましょう なにやら、お口が勝手に動くよ これは何? 合言葉? それとも宇宙語? ずりはいしたり、はいはいしたり つかまっ
2025/03/16 09:22
【作詩】モグラの暴動
地底からまっかな岩漿(マグマ)に導かれ 湧きあがってくる気配がある モグラがいっぴき、モグラがにひき ぴょこぴょこと、顔のぞかせる あらこんにちはモグラさん でもあんまり好き勝手しないでね モグラがさんびき、モグラがじゅっぴき
2025/03/15 08:38
【作詩】翔ぶ日に――Old goggles tell anymore…
「翔ぶ日に――」 ある漫画のタイトル 軍装品の骨董品屋からか 手にいれた古い防塵眼鏡(ゴーグル) ゴムバンドは歴史を語る 罅(ひび)われ、固く縮んでいる 戦いの証、こびりついた黒い染み 血痕を思わせる悲しみ 持ち主の男が聞い
2025/03/14 20:46
【作詩】細雪
ああ、ああ、降ってくる、降ってくる いまだ言葉にならない混沌が降ってくる 豪雨のように、いや雪のよに 白い結晶が溶けて身体(からだ)に染み込み 消えゆきながら結ばれる 見たこともない偏(へん)と旁(つくり)があわさって 律動(リズ
2025/03/13 02:57
萩原朔太郎の詩について
解説を少し読み進めた。そして多くの人が朔太郎の詩について、身勝手な印象をもつ理由がわかった。朔太郎の詩はある時期以降、非常に哲学的だといえるからだ。解説に書かれている哲学者らの名前を見て、「え、この顔ぶれの哲学者らの思想を全部ちゃんと理解してる人なんて
2025/03/11 01:17
【作詩】期待の星
わたしは懇々と云つた 「それはこういうことなの!」 あなたは渋々と云つた 「それはそういうことなの?」 なんでこの人、云つてること 理解できないのかしらと? わたしは怪ぶみ項垂れる わかるだろうと察したけど? ちゃんと話した
2025/03/09 13:50
【作詩】マルメロの木
朽ちかけた東屋(あずまや)に一人の老婆 庭ではマルメロの木が見守る 穀雨(こくう)に濡れ薄桃色の花咲けば 老婆は恍惚としては眺めやる 立冬の風に吹かれ果実おちても 老婆は泰然としジャムも作らず 東屋の賃料はますます滞れども 老婆
2025/03/09 03:35
【作詩】トリスタンとイゾルデ
運命の輪が苦くも廻(めぐ)る 親潮に翻弄(あそ)ばれるように 運命の輪が甘くも薫る 緑風(りょくふう)に煽られるように 死を願つても死ねぬは 悲劇の騎士トリスタンか 死すべき者を生かすは 慈愛の天使イゾルデか 天秤は波風に激
2025/03/09 02:03
私的詩論#1『詩とはなにか?』
【詩とはなにか?】 まず、物事を論じる場合、必ず大前提を措定する必要がある。 したがって、詩を論じるにあたっては、「詩とは何か」を考える必要がある。ところが、これがとても難しい問題なのである。大前提は必ず正しくなくてはならない、というのは論理学の基本で
2025/03/08 00:41
『古今和歌集』「仮名序」について
「仮名序」 倭歌(やまとうた)は、人の心を種(たね)として、よろづの言の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁きものなれば、心に、思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。花に鳴く鶯、水に住むかわづの声をきけば、生きとし生け
2025/03/07 03:58
【作詩】瞑想
じつと座りて目を閉じる あるいは閉じずただ見つめ 息の流れを感じつつ 吸うては吐いて吸うては吐いて 鼻を抜けゆく風の音 その音ひとつただ聴いて 胸も腹もて動けども それもまたただ流れゆく ひたすら呼吸ただそれを みつめる
2025/03/06 20:24
【作詩】ローエングリン
我が名はエルザ、貞淑なるエルザ! その名声は芸術の国(ブラバント)と謳われし 緑豊かなベルギーとともにあり 今は父王、崩御の悲しみに沈みし 木漏れ日の森で愛弟(おとと)を喪(うしな)いし その悲劇につけいりし後見人 テルラムント伯
2025/03/06 02:08
【作詩】身体と精神
歩いてね、また歩いてね、歩いてね 手を振りて、また手を振りて、手を振りて 右足が、つぎ左足、右足が、つぎ左足 てくたくと、てくたくと、歩きまして 赤信号で止まつたら、考える――自動車のタイヤと舗装路が擦れる摩擦音を聞きながら僕らは時間と
2025/03/05 22:03
【作詩】理想郷へ
汝の思う清燈な理想郷(アルカディア)を描け 現実の歴史に遥かな夢を見よ ヒッタイトの朧げな伝説を手に 古代ギリシャの神話を歌いあげ 現実の鉄槌に打ちのめされるな 天使の舞う、一葉の天景を描け 風の聖騎士、光の聖王女の姿
2025/03/04 17:39
【作詩】タンホイザー
官能と肉欲(ヴィーナスブルグ)の女王に 愛されし者、タンホイザーよ 肉欲と快楽に溺れし者よ 苦痛を退け、陶酔の淵に沈み 貞淑なる聖処女を見いだせ! エリザベートのもとへ帰れ! そしてその見いだせし心を歌え いざや、歌合戦の幕を開
2025/03/04 14:24
【詩作】タテヨミ――オワコン
にくしみを人にぶつける ん? それは良くないね! げんばくみたいな人間がいる? んーん? 恐い、恐いね! がおーって唸ってるライオン お前さんのが可愛いカモン! わんこ、もといイッヌなら こいぬが一番可愛いんだな! んこネタ
2025/03/03 17:40
【作詩】さまよえる心の船
帆柱を高く掲げて船よ征け 波を切ってどこまでも征け 警笛のような風音を恐れずに 海図も羅針盤なきを恐れずに 中継の寄港地などなくとも 雲間の星灯(ほしあかり)が頼りなくとも 岩礁と挫傷を避けて舵を廻せ 沖天から太陽の灼熱に焼かれ
2025/03/03 05:47
【作詩・風刺詩】花うらない
綺羅びやかな陽光を撫で 陶酔という名の雨浴びて 大地に分厚い絨毯を積み そこに根を張る、花、花、花 とっても綺麗に咲きました どんな品種もございます とっても美麗な花びらで うらないをしましょう 好き、好き、好き! 大好
2025/03/01 04:04
2025年3月 (1件〜100件)
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