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ラジスラフ・フクス『火葬人』(松籟社)
あらすじ 1930年代のチェコ。火葬場で働くコップフルキングルは家族に囲まれてながら生活していた。業務にも真面目に打ち込んでいたが、友人の誘いでズデーテン・ドイツ党に入党する。この党のマニフェストはナチスの政策に賛成し、併合に希望すると謳っていた。やがてコッ
2024/11/30 22:32
三木清『読書と人生』(講談社)
概要 戦前の哲学者、三木清は西田幾多郎やハイデガーにし、『パスカルに於ける人間の研究』などの著作を残したが、戦時中の言論統制で逮捕され、獄中死する。西田幾多郎との出会いや人柄、古典の重要性、哲学において何が重要か、教養についてなどを語る。この読書論は現代
2024/11/27 19:59
富安風生、阿波野青畝『富安風生 阿波野青畝集』(朝日新聞社)
概要 富安風生、阿波野青畝ともに虚子に師事し、街の風景を季節とともに客観写生の技法を活かして詠んだ。富安風生は「工女帰る浴衣に赤い帯しめて」「ハンケチ振つて別れも愉し少女らは」などの句を残している。 その一方で、富安風生は人生観どころか作者の存在すら多く
2024/11/23 20:27
ミルチャ・カルタレスク『ぼくらが女性を愛する理由』(松籟社)
概要 ルーマニアの現代作家、ミルチャ・カルタレスクのエッセイ集。サリンジャーなどの文学を、実存を、人生の意味を、短い断章とともに綴っている。しかしいずれの章にも女性を中心となっており、例えば「黒い少女」では高校時代の愛読書、サリンジャーとともに、その頃、
2024/11/18 22:39
森三樹三郎『神なき時代』(講談社)
概要 日本人と中国人は無神論だと言われているが、多神論が背景になっている。ここで無神論の中には二種類あるので、注意しなければいけない。神は存在しないとの主張を無神論、神が存在するか否かは関係ないとの主張をぐうたら無神論だと定義した上で、日中の「神」、さら
2024/11/15 21:37
川端茅舎、松本たかし『川端茅舎 松本たかし集』(朝日新聞社)
概要 川端茅舎と松本たかしは同時期、高浜虚子へ師事した。厚い親交を結び、互いに高め合ったのである。このため、「師友老いぬ童顔老いざる茅舎の忌」「童顔の永久にあはれや茅舎の忌」などのように松本たかしの俳句では茅舎を偲んでいる。二人の共通点はそれだけではない
2024/11/09 19:17
トランプ大統領の再選をめぐって──あるいは一つの幸福論
まず、不幸な人生より幸福な人生のほうが良い。これは誰もが認めることであるう。 それなら幸福とは何か。幸福の一般論 無意識のうちでもネガティブな感情に支配されていたら幸福だと言えない。ネガティブな感情とは例えば{苛立ち、恐れ、悲しみ、怒り、後悔}などで
2024/11/07 18:50
石田波郷『石田波郷集』(朝日新聞社)
概要 石田波郷は、「生活のあらはれ」で言い表される通り、日常に密着して俳句を詠んだ。弟の出征や結婚、子供の誕生はもちろん、「朝刊を大きくひらき葡萄食ふ」「ティータイム茶をのみに行く雷の下」などの些細な行動も俳句としたのである。また何回も入院し、その時の心
2024/11/01 22:27
2024年11月 (1件〜100件)
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