評価点:90点/2025年/日本/175分監督:李相日(「悪人」など)それは、生きるということ。近年まれに見る秀作。1964年、長崎の暴力団の新年会に呼ばれた歌舞伎役者・花井半次郎(渡辺謙)は、その余興に立った女形の少年の才覚に気づいた。その少年は組長の息子喜久雄だった。しかし、その日に抗争に巻き込まれた組長は命を落としてしまう。一年後復讐を果たそうとしたが、失敗、歌舞伎役者だった半次郎に引き取られる。任侠の彫り物を背中に背負った喜久雄は、歌舞伎の道を歩み始める。主演吉沢亮曰く、この役は人生を賭けた作品である、とのことだ。何ヶ月か前のトレーラーを見て、これは見てみたいと思っていた。時間的にかなりタイトだったが、なんとかみにいくことができた。三時間近い作品で、原作は読んでいない。「青天を衝け」の吉沢亮、「べ...国宝