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ネタバレ必至で読み解く主観的映画批評の日々。

趣味は映画鑑賞。専門的な知識があるわけではありませんので、素人が楽しめる範囲内での「映画批評」を行っています。TB・相互リンクなど随時募集中です。

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2010/01/31

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  • ユヴァル・ノア・ハラリ「21Lessons」

    ★ネタバレなし★ずっと読もうと思っていたが、ついに文庫本になったことを知って購入した。文庫本でもずっしりと重い分量があり、時間がかかってしまった。基本的には歴史学者としての立場から、人間社会がこれからどのように変わっていくかということを描いたものだ。「2030年」を読んだ後に、こちらを読み始めたので、こちらはずいぶんと悲観的な未来を描いている、という印象を受けた。すでに多くの人が指摘していることもあり、驚きは少ない。けれども、しっかりと認識しておくべきなのは、私たちは短絡的にしかものを見ることができない、という絶対的な前提だろう。どれだけ聡明な人でもこれだけ情報が溢れる時代にあって、どうしても視野狭窄になってしまう。危険なのはその点に気づかないということだ。職業はますます専門性が高まる一方で、「考えておくべき事...ユヴァル・ノア・ハラリ「21Lessons」

  • ハウス・オブ・グッチ

    評価点:74点/2021年/アメリカ/159分監督:リドリー・スコットすべてがハイセンスな、愛憎劇。イタリアで運送会社の事務で働いていたパトリツィア(レディー・ガガ)はパーティーで出会ったマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)と恋に落ちる。高級ファッションブランドとして大成していた父親のロドルフォ・グッチ(ジェレミー・アイアンズ)は猛反対するが、二人は結婚する。しばらくは絶縁状態だったが、グッチ再建をもくろむ叔父のアルド(アル・パチーノ)は、ロドルフォと復縁するようにマウリツィオに持ちかける。巨匠といえるリドリー・スコットが撮ったグッチ一家の愛憎劇だ。ファッションに明るい人なら、史実を知っているだろうから驚きはなかっただろう。何も知らないなら、純粋に物語として楽しめば良いだろう。アダム・ドライバーの演技がす...ハウス・オブ・グッチ

  • クライ・マッチョ

    評価点:72点/2021年/アメリカ/104分監督:クリント・イーストウッド“マッチョ”という名の権威。1980年代。かつてロデオの名騎手で、白楽天だったマイク(クリント・イーストウッド)も年老いてガンコ爺になってしまった。首を言い渡された彼は一人隠居生活をしていた。その雇い主だったハワード(ドワイト・ヨアカム)から、生き別れになっているメキシコの息子を連れ戻してほしいと頼まれる。借りのあったマイクは、トラックに乗り込み、メキシコへと車を走らせる。しかし、その息子が住むという家は大豪邸であり、母親であるリタによれば家に帰ってこず路上で生活しているという。路上の闘鶏場で、息子のラファエル(エドゥアルド・ミネット)を見つけるが……。イーストウッド監督40作品の記念の作品。パンフレットの後ろにあった作品リストをみると...クライ・マッチョ

  • 「だれが悪いのか」という議論から、「なにができるのか」という議論に。

    昨日、恐ろしいニュースが入った。大学入学共通テストの初日、高校生が受験生を襲った、というものだ。内容が内容だけに、大きなニュースになり、様々な議論を呼んでいる。逮捕された高校生の、学校が声明を出したそうだ。彼の背景に何があったのか、分からない以上これ以上第三者が問うことは難しい。一般論から、このような特殊な事件を紐解くのは適当ではない。家庭環境か、生い立ちか、学校の指導か、簡単に思いつく原因などいくらでもある。けれども、それが事件の解明に繋がることはないし、まして解決に結びつくことはない。しかし、こういう事件が起こると、たちまち原因を探したがる。いや、「犯人」と言ってもいい。とにかく容疑者がどうしてそんな事件を起こしたのか、という点を探し出し、「真相」を求める。それは端的に言って「だれが悪いのか」という議論だ。...「だれが悪いのか」という議論から、「なにができるのか」という議論に。

  • スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム

    評価点:90点/2021年/アメリカ/148分監督:ジョン・ワッツ〈私〉に届く物語。ミステリオによって正体を暴かれたピーター・パーカー(トム・ホランド)は、全世界(厳密に言えばNY)から注目される存在となってしまった。騒動を起こした張本人であると喧伝されたことで、恋人になったばかりのMJ(ゼンデイヤ)と、良き理解者だったネッドにも影響が出てしまった。進路も絶たれてしまったピーターは、魔術師ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に相談する。時を戻すことはできないが、記憶を消せるかもしれない、と術式展開を行ったが、失敗、マルチバースを開いてしまった。なんとか閉じたが、スパイダーマンを敵と見なす超人たちが、別次元から現れる。ストレンジに言われて、元の世界に連れ戻そうとするスパイダーマンだったが、おばのメイに言われ...スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

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