題を「困った時はダンマパダ」から「困った時はダンマパダ、スッタニパータで悟りを開く」に変更しました。
ダンマパダ423詩の解説を何回か終えた段階で、少し趣を変えて、異なるお経の勉強を始めようという思いに至りました。どのお経を選択するかいろいろ迷いましたが、毎日少しずつ勉強するのに都合がよく、仏教を勉強する人たちに人気のあるお経として、スッタニパータを選びました。
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 77偈
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 77偈 77 内心には想念(おもい)をすっかり払いのけて退けた修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「内心には想念(おもい)をすっかり払いのけて退けた修行僧」について、説明します。 スッタニ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 76偈
76 五つの覆いを捨てて、汚れなく、疑いを断ち、煩悩の矢を離れて、修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント スッタニパータ17は次の偈です。それを引用します。 https://76263383.at.webry.info/201304/article_17.html 五つの蓋いを捨て、悩みなく、疑惑を…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 75偈
75 諸の欲望の対象をすべて捨てて、欲望に関する絆(きずな)をすべて断ち切って、修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 欲望については、「スッタニパータ第4章1欲望」の6つの偈を学んでください。はじめの766偈と767偈を引用しておきます。 https://…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 74偈
74 疾(はや)く勢よく奔(はし)り流れる妄執の水流を涸渇させて、妄執をすっかり断ち切ってしまった修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント スッタニパータ3は次のような偈です。 https://76263383.at.webry.info/201304/article_3.html 「奔(ハシ)り流…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 68偈〜73偈
68 大きな激流が極めて弱い葦の堤を壊(こわ)すように、情欲をすっかり断ち切ってしまった修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 69 大きな激流が極めて弱い葦の堤を壊(こわ)すように、憎しみをすっかり断ち切ってしまった修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 70 大きな激流が極めて弱い葦の堤を壊(こわ)すよう…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 62偈〜67偈
62 蛇の毒が(身体に)ひろがるのを薬でとめるように、情欲が起こったのをとめる修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が古い皮を脱皮して捨て去るようなものである。 63 蛇の毒が(身体に)ひろがるのを薬でとめるように、憎しみが起こったのをとめる修行僧は、こなたの岸を捨て去る。蛇が古い皮を脱皮して捨て去るようなものである。 64 蛇の毒が(身体に)ひろがるのを薬でとめるように、迷妄が起こったのをと…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 57偈〜61偈
57 池に生(は)える蓮華をば、水にもぐって折り取るように、すっかり憎しみを断ってしまった人は、こなたの岸を捨て去る。蛇が古い皮を脱皮して捨て去るようなものである。 58 池に生(は)える蓮華をば、水にもぐって折り取るように、すっかり迷妄を断ってしまった人は、こなたの岸を捨て去る。蛇が古い皮を脱皮して捨て去るようなものである。 59 池に生(は)える蓮華をば、水にもぐって折り取るように、すっ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 56偈
56 池に生(は)える蓮華をば、水にもぐって折り取るように、すっかり情欲を断ってしまった人は、こなたの岸を捨て去る。蛇が古い皮を脱皮して捨て去るようなものである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 今回の56偈は、スッタニパータ2とよく似ています。 https://76263383.at.webry.info/201304/article_2.html 「池に生える蓮華を…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 55偈
55 そしることもなく、疑うこともなく、この世はすべて虚妄であると知って、修行僧はこなたの岸を捨て去る。___蛇が旧い皮を脱皮して捨て去るようなものである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 訳者の注釈によると、「そしることもなく、疑うこともなく、」について、「解読不能。チベット訳・・・に従って訳した。」とあります。 と…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 54偈
54 村の棘(とげ)に打ち勝ち、罵りにも殺害にも拘禁にも打ち克ち、山岳のように確立していて不動であり、苦楽に悩まされないならば、かれは<修行僧>である。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「村の棘(とげ)」について、48偈で訳者は、「諸感官を刺激するもの」と注釈してありましたが、 そのように解釈すると、心の対象のように理解…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 49偈〜53偈
49 泥沼をわたりおわって、村の棘(とげ)を粉砕し、憎しみを滅ぼすに至った人、___かれこそ<修行僧>と呼ばれるのである。 50 泥沼をわたりおわって、村の棘(とげ)を粉砕し、迷妄を滅ぼすに至った人、___かれこそ<修行僧>と呼ばれるのである。 51 泥沼をわたりおわって、村の棘(とげ)を粉砕し、慢心を滅ぼすに至った人、___かれこそ<修行僧>と呼ばれるのである。 52 泥沼をわたりおわっ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 48偈
48 泥沼をわたりおわって、村の棘(とげ)(=諸感官を刺激するもの)を粉砕し、情欲を滅ぼすに至った人、___かれこそ<修行僧>と呼ばれるのである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「泥沼をわたりおわって、村の棘(とげ)(=諸感官を刺激するもの)を粉砕し、」について、解説します。 「泥沼」と「村の棘(とげ)」とは、心の名称…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 44偈〜47偈
44 生存に対する妄執を滅ぼし、実体についての固執を絶ち切った修行僧にとっては、生まれをくり返す輪廻が滅びている。この人は悪魔の絆(きずな)から解き放たれている。 45 生存に対する妄執を滅ぼし、実体についての固執を絶ち切った修行僧にとっては、生まれをくり返す輪廻が滅びている。今や迷いの生存を再び繰り返すことがない。 46 生存に対する妄執を断ち切り、実体についての固執を絶ち切った修行僧にと…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 42偈、43偈
42 心が煩悩に汚れていないで、実体についての固執を絶ち切った修行僧にとっては、生まれをくり返す輪廻が滅びている。この人は悪魔の絆(きずな)から解き放たれている。 43 心が煩悩に汚れていないで、実体についての固執を絶ち切った修行僧にとっては、生まれをくり返す輪廻が滅びている。今や迷いの生存を再び繰り返すことがない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 40偈、41偈
40 心が永久に静まっている。実体についての固執を絶ち切った修行僧にとっては、生まれをくり返す輪廻が滅びている。この人は悪魔の絆(きずな)から解き放たれている。 41 心が永久に静まっている。実体についての固執を絶ち切った修行僧にとっては、生まれをくり返す輪廻が滅びている。今や迷いの生存を再び繰り返すことがない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 39偈
39 永久にときほごされて安らぎに帰した修行僧にとっては、いかなる生存も打ち克たれ、未来において静まっている。それが苦しみの終末とよばれる。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「ときほごされて」は漢字で書けば、「解ほごされて」になります。 苦しみの原因が解らずに、苦しんでいる状態から、苦しみの原因が解り、安らぎの状態にな…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 38偈
38 すべての生存は無常であり、苦しみであり、変滅するものである。明らかな知慧をもって見る人には、すべてのものは滅び、何ものをも喜んで受けることがない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 無常とは、変滅するものであるということです。 「すべての生存は無常であり、苦しみであり」とは、無常に抵抗し、受け入れないことが苦しみで…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 37偈
37 執著の条件に依って苦しみが起こる。苦しみは執著の条件から生ずるものである。執著の条件がすべて滅びたならば、苦しみが起こることがない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 迷いの生存であるから、苦しみが起きるのことが説かれていました。この偈は、「執著の条件に依って苦しみが起こる。苦しみは執著の条件から生ずるものである。」…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 36偈
36 迷いの生存が迷いの生存から離れて脱することをつねに説く人々がいるが、迷いの生存から未だ出離していないそれらすべての人々に対して、われはつねにに語るのである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント この36偈は、迷いの生存から未だ出離していないそれらすべての人々に対して、ブッダはつねに説法すると述べています。 その内容は…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 35偈
35 人が喜ぶところのものは、迷いの生存である。かれは苦しみを忌み恐れる。迷いの生存を捨てるために、清らかな修行をするならば、その人はわが近くにいる。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 人が喜ぶところのものは、欲望を満たすものです。人は欲望が満たされると喜びます。しかし、ここで重大な問題があります。それは、欲望は満たされて…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 34偈
34 この世は(変化して)異なったものとなる。この世の人々は迷いの生存に執著し、迷いの生存を楽しみ、つねに迷いの生存を喜び、迷いの生存からすっかり解脱することがない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 33偈で、「この世は熱のような苦しみが生じている。」ことが説かれていました。これが(変化して)、苦しみのない世に変わ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 33偈
33 この世は熱のような苦しみが生じている。個体を構成する(五つの)要素(=五蘊)はアートマンではない、と考える。ひとは「われはこれこれのものである」と考えるそのとおりのものとなる。それと異なったものになることは、あり得ない。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「この世は熱のような苦しみが生じている。」・・・この事実は、コ…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 31偈、32偈
31、32 戒律や誓いだけによっても、また博学によっても、また瞑想を体現しても、また人々から離れてひとり臥すことによっても、修行僧は安心・油断してはならない。___煩悩の汚れがなくならないうちは。むしろ凡夫の味わい得ないものである「さとり」の楽しみに触れよ。 (ダンマパダ271、272 わたくしは、出離の楽しみを得た。それは凡夫の味わい得ないものである。それは、戒律や誓いだけによっても、また…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 30偈
30 この世で自分にとって苦しみの滅びてなくなることを明らかに知り、善い知慧のある人を、<つねに戒しめをたもち汚れの無い人>と呼ぶ。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「この世で自分にとって苦しみの滅びてなくなることを明らかに知り」とは、「苦とは何か」を知ることです。 最近、SRKWブッダによって書かれた「ブッダの世界観」の…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 29偈
29 さとりのよすがとなる七つのことがらをよく実修し、善いことをなす性(たち)で、つねに心の安定統一している人を<修行僧>と呼ぶ。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「さとりのよすがとなる七つのことがら」について、ダンマパダ89ではつぎのように述べられています。 「覚りのよすがに心を正しくおさめ、執着なく貪りを捨てるのを…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 28偈
28 身体にも、ことばにも、心にも、悪が無くて、善いことをなす性(たち)で、恥を知る最上の人を<修行僧>と呼ぶ。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 自分は元気だから、コロナウイルスに感染しても大丈夫だと思う人は、恥を知らない人です。 元気でウイルスに感染しても症状がでなくても、他の弱い人に感染させることもあります。ですか…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 27偈
27 満足し、感官に気をくばり、戒律をつつしみ行ない、食事について節度を知り、人々を離れたところで臥し坐し、心について専念する、___この人は<修行僧>とよばれる。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 「満足し」・・・修行者は満足が目標です。覚りの境地はすべてが満足だからです。自分が満足してない事柄を明確にして、それがな…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 26偈
26 それ故に賢者は禅定と知慧とにつとめはげめ。これは、そのように明らかな知慧ある修行僧のはじめのつとめである。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 昨日は、23偈を掲載しましたので、一昨日に掲載した25偈を復習します。 「25 明らかな知慧の無い人には、禅定が無い。禅定を修行しない人には、明らかな知慧が無い。禅定と知慧と…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 23偈
23 心が勇み、こころ楽しく、愛憎に打ち克って、喜びにみちた修行僧は、苦しみを滅ぼすに至るであろう。 (中村元訳「ブッダの真理のことば・感興のことば」岩波文庫より引用しました。) *法津如来のコメント 23偈を飛ばしてしまったことに気がつきましたので、今日掲載します。 この偈のテーマは、愛憎です。愛することと憎むことです。どなたもそのような感情を持ったことがあるでしょう。自分がそのよう…
#感興のことば(#ウダーナヴァルガ) 第32章 修行僧 25偈
25 明らかな知慧の無い人には、禅定が無い。禅定を修行しない人には、明らかな知慧が無い。禅定と知慧とがそなわっている人こそ、すでにニルヴァーナの近くにいる。 (ダンマパダ372 明らかな知慧の無い人には精神の安定統一が無い。精神の安定統一していない人には明らかな知慧が無い。精神の安定統一と明らかな知慧とがそなわっている人こそ、すでにニルヴァーナの近くにいる。) (中村元訳「ブッダの真理の…
「ブログリーダー」を活用して、ワンギーサさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。