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経済なんでも研究会 https://economy33.blog.fc2.com/

経済問題の分析、解説。特に政府の政策に対する批判。いくつかの大学で教科書代わりに利用されています。

最近の例では、1000円高速料金やエコポイントへの批判。景気回復の芽をいち早く探し出しています。またアメリカのGMやクライスラーが破産法の申請しか可能性がないことも、数か月前から予想しています。 原則として祝日以外は、記事を更新。株価の上昇、下落も毎日予想しています。これまで3年間の騰落予想では、勝率が約7割。証券マンの読者も少なくありません。

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2009/05/24

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  • 8月は 円高の季節

    ◇ 145円を超えて上昇すると副作用が = 円相場が乱高下し始めた。対ドル相場でみると、7月上旬には162円に近付いたが、25日には151円台に急騰。その後は153円前後で推移している。最大の原因は、日米の中央銀行がともに30-31日に政策決定会合を開くこと。その結果、ニューヨークでは9月の利下げがますます確実性を増す。一方、東京では日銀による利上げが開始されるかもしれない。日米間の金利差は確実に縮小するため、円が...

  • 今週のポイント

    ◇ 日銀は31日に決断できるのか? = ダウ平均は先週302ドルの値上がり。高値警戒でIT銘柄に売りが出たため、一時は4万ドルを割り込んだ。しかし金曜日に発表されたPCE(個人消費支出)物価が鈍化したことで、終り値は4万ドルを回復している。17日に付けた最高値まであと609ドル。好調な企業業績と豊富な待機資金を抱えて、今週は高値更新に再チャレンジすることになりそうだ。日経平均は先週2396円の大幅な値下がり。先々週から8...

  • 天井を打った 日本株

    ◇ 最大の要因は円高の進行 = 日経平均は先週17日から今週26日まで、8営業日連続の下落となった。8日間の続落は2年9か月ぶり。この間の下げ幅は4008円に達し、今週の終り値は3万7667円となった。特に25日は1285円と、ことし最大の下げ幅を記録した。こうした値動きからみて、日経平均が今月11日の最高値4万2224円を天井として、下降局面に入ったことは明らかだ。ダウ平均の足取りはまだ強い。今週は売りが先行して、4万ドル台を...

  • 外国人客へ”二重価格”は ダメ! (下)

    ◇ “おもてなし”の精神に反する宿泊税や飲食税 = 政府は外国人観光客の誘致について「30年に6000万人、15兆円」の目標を設定している。この目標も達成できそうだと、関係者は大喜びだ。岸田首相も観光庁の発表に待ったをかけて、自分で1-6月期の成績を発表するほどの熱の入れよう。19日に開いた関係閣僚会議では「オーバー・ツーリズムの抑制に取り組む方針」も決めた。だが大問題は、外国人観光客に対する“差別”が広がりそうな...

  • 外国人客へ”二重価格”は ダメ! (上)

    ◇ 半導体を超える輸出産業になった観光業 = 観光庁と観光局の発表によると、ことし1-6月期に日本を訪れた外国人観光客は1777万7200人にのぼった。上半期としては、過去最高の記録。滞在中に支出した金額も3兆9000億円で、過去最大となっている。この調子だと、ことしは3500万人・8兆円に達するというのが専門家の予測。このように日本の観光業はいま順風満帆だが、その陰でオーバー・ツーリズムなどの問題も急速に拡大している...

  • 経済学では計れない トランプ政策

    ◇ インフレ対策は石油・ガスの増産だけ = アメリカでは、トランプ前大統領の返り咲き説が有力となった。一発の銃弾がトランプ陣営の結束を固める一方で、民主党はバイデン大統領が撤退するなど準備の遅れが鮮明になったからである。株式市場などは、すでにトランプ経済政策を買い始めた。その政策はどこから見てもインフレ加速型。株価は上がるに違いないと期待を寄せる。トランプ氏は大統領候補の受諾演説で「壊滅的なインフレ...

  • 今週のポイント

    ◇ トランプ・バイデン両氏からの2連打 = ダウ平均は先週287ドルの値上がり。3週間の連騰で、終り値は4万0288ドル。火曜日には743ドルと大きく上げ、水曜日も上昇して4万1198ドルで最高値を更新した。FRBによる9月の利下げが確実視される一方、6月の小売り売上高が堅調だったため“軟着陸”の公算も高まった。IT関連株には確定売りが出たが、内需関連株や金融株など幅広い分野に買い物が入っている。日経平均は先週1127円の大幅な...

  • ‟強権”で 景気回復へ : 中国

    ◇ 政府が不動産を買い取って安売り? = 中国統計局が15日発表した4-6月期のGDP速報によると、前年比の実質成長率は4.7%に低下。1-3月期より0.6ポイントも悪化した。不動産不況が改善せず、雇用が伸び悩み、個人消費が鈍化している。一方、名目成長率は4.0%で、名目値と実質値の逆転は5四半期に及んだ。これはデフレ傾向が、定着しつつある兆候だとみられている。同時に発表された主要指標をみると、政府の増産指示を受け...

  • 「介入する理由」を 初めて説明

    ◇ 日銀はなぜ傍観しているのか? = 「輸入物価の上昇で、普通に生きている人たちの生活が脅かされるとしたら問題だ」--為替介入の指揮官である神田財務官は12日、記者団にこう語った。相変わらず為替介入を実施したかどうかには答えなかったが、為替介入の目的について初めて言及した。これまでは「投機筋の参入で相場が乱高下することは好ましくない」と説明してきた介入の理由を、ようやく‟輸入物価の上昇”に変更したことに...

  • 今週のポイント

    ◇ 企業業績と円相場が握る東京市場 = ダウ平均は先週625ドルの値上がり。終り値は4万0001ドルで、再び4万ドル台を取り戻した。火曜日にはSP500が、水曜日にはナスダックが史上最高値を更新している。パウエルFRB議長が議会で「もはや景気は過熱していない」と証言。9月の利下げが確実になったという見方が浸透。さらに6月の消費者物価が上昇幅を縮小したことで、株価が押し上げられた。日経平均は先週278円の値上がり。終...

  • 利上げは 今月末? : 日本銀行

    ◇ 逃すとチャンスなくなる = 日銀が10日に発表した6月の企業物価は、前年比2.9%の上昇だった。5月の2.6%上昇より、上昇率が拡大した。企業物価というのは、企業間で取引されるモノの価格動向。内訳をみると、電気・ガス・水道が0.1%の上昇。石炭・石油製品が4.5%の上昇だった。電気・ガスは政府の補助金が半減されたため、5月の7.2%下落から大きく上昇した。一方、企業向けサービス価格も5月は前年比2.5%の上昇。人件費の...

  • 「金利のある時代」を生きる チエ (下)

    ◇ 複利計算の怖さを知ること = いま日本は「金利のない世界」から「金利のある世界」への移行を始めたところ。なんだが未知の世界に入って行くようだが、もともと「金利のある世界」の方が正常な状態。無理やり金利をゼロにした日銀の政策の方が、異常だったと言えるだろう。しかし、そのゼロ金利時代が10年も続いたため、戸惑う人も多いに違いない。中央銀行は一般に、インフレを抑え込むために政策金利を引き上げる。しかし大...

  • 「金利のある時代」を生きる チエ (上)

    ◇ “金利”を知らない30歳未満の若い人 = 利上げの季節が10年ぶりにやってきた。まず普通預金の金利。大手銀行は年0.001%だった金利を0.02%に引き上げ、地方銀行も追随した。これまでは100万円を預けておいても年に10円の利子しか付かなかったが、これからは200円の利子が付く。また定期預金の金利も引き上げられた。このほか国債や社債の金利など、いろいろな分野での金利引き上げがいま進行中だ。おカネを借りるときの金...

  • パウエルFRB議長の 懊悩

    ◇ 利下げの条件が整わない焦り = パウエルFRB議長は今週、議会で金融政策について証言する。注目のマトは、言わずと知れた利下げの時期。だがパウエル議長は、これまで通り「インフレの鈍化が十分でなく、利下げしてもいいという確信が持てない」と説明するしかないだろう。議員や市場関係者はがっかりするかもしれないが、いちばん残念に思っているのは、パウエルさんご自身。パウエル氏は「出来るものなら、7月にも利下げした...

  • 今週のポイント

    ◇ 壮観! 日米で史上最高値ラッシュ = ダウ平均は先週257ドルの値上がり。終り値は3万9376ドルで、5月に付けた最高値まであと600ドルあまりに接近した。一方、ナスダックとSP500指数は、そろって火曜日に史上最高値を更新している。雇用や非製造業の景況判断が弱含みとなったほかは、あまり大きな上げ材料は見当たらない。にもかかわらず株価が上昇したのは、半導体関連が相変わらず相場を支えたこと。それに広い分野で、出...

  • トランプ再選なら インフレ加速?

    ◇ 移民の流入規制で人件費が急増する恐れ = テレビ討論会でバイデン大統領が‟自滅”し、トランプ前大統領の再選がやや現実味を増した。ではトランプ再選で、何が起きるか。トランプ氏はこれまでに「ウクライナ戦争の即時停戦」「脱炭素に対する補助金の撤廃」「中国製品の輸入関税を60%超引き上げる」などなど、いくつもの‟公約”を打ち出してきた。だが実際にすぐ強行しそうなのは、不法移民の流入規制。今回はこの規制で、アメ...

  • 異常な円安 4つの原因 (下)

    ◇ 政府と日銀が円安を導いた = 日本経済はこの30年間、きわめて低い成長を続けた。名目GDPは間もなくインドにも抜かれて、世界第5位に転落する。その大きな原因は、政府と日銀の政策が成長に向いていなかったからだと言えるだろう。その結果、自動車のあとの輸出産業が育たず、輸出が伸び悩む。その一方で輸入は国際価格の高騰と円安によって膨れ上がった。輸入が輸出を上回れば、それだけ円売り・ドル買いが増える。これが実需...

  • 異常な円安 4つの原因 (上)

    ◇ 円安の悪影響に触れない政府・日銀 = 円の対ドル相場が161円台にまで下落した。対ユーロ相場も172円台、オーストラリア・ドルに対しても記録的な安さとなっている。鈴木財務相は「適切に対応して参りたい」と、いわゆる口先介入に懸命だ。しかし実際の介入は効果が乏しいとみられ、発動には踏み切れない。このように37年ぶりの安値に落ち込んだ円相場は、いまや最大の経済問題だ。ところが不思議なことに、政府も日銀も円安が...

  • 企業の見通しは慎重 : 日銀短観

    ◇ 異常な円安と人手不足で減益予想 = 日銀は1日、6月の企業短期経済観測調査を発表した。それによると、大企業・製造業の業況判断指数はプラス13で、3月調査より2ポイントの改善。大企業・非製造業はプラス33で、1ポイントの悪化だった。製造業では、自動車がダイハツの不正認証による減産で1ポイントの悪化。非製造業では、小売り業が12ポイント悪化してプラス14となっている。非製造業の悪化は、コロナで不況になった20年6月...

  • 今週のポイント

    ◇ 日本株は買われ過ぎ? = ダウ平均は先週31ドルの小幅な値下がり。終り値は3万9119ドルで、いぜん4万ドルを狙える位置に付けている。これで6月中は1.12%の上昇、年初来では3.79%の上昇だった。インフレ圧力が予想外に強く、FRBの利下げが遠のくなかで、じりじりと値を上げている。大きな要因としては、やはり半導体関連の上昇が見逃せない。利下げ期待と半導体の活況が、相場を支えている。日経平均は先週987円の値上がり...

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